奥野製薬工業株式会社 属人化するAccessを撤廃し、UnitBaseを全社

ユニットベース
導入事例
奥野製薬工業株式会社
属人化するAccessを撤廃し、UnitBaseを全社展開
利用イメージを共有する説明会が成功のカギ
表面処理薬品、無機材料、食品といった製品の製造・販売を手がける奥野製薬工業。同社では多くの
部署でAccessを使った個別のシステムが存在し、属人化による引き継ぎの難しさ、メンテナンスが
大きな課題となっていた。UnitBaseを導入した現在では、そのフレキシブルさと操作性の良さから
多くの部署で利用が急速に拡大。全社的な業務改善ツールとして活用が進んでいる。
USERPROFILE
奥野製薬工業株式会社
所 在 地
大阪市中央区道修町4丁目7番10号
設
1944年10月
立
従 業 員
436名
事業内容
明治38年に創業した奥野商店を母体とし、工業用薬品の開発・製造を手掛け
る老舗企業。現在はめっき加工などの表面処理薬品、ガラスカラーなどの無機
薬品、ベーキングパウダーなどの食品、この三つを柱に事業を展開している。
ホームページ
http://www.okuno.co.jp
導入の背景
採用の理由
導入の成果
個別に作り込まれた
Accessの引き継ぎが問題に
使い勝手を高く評価
まずは製品管理DBとして導入
社内での認知度向上とともに
利用が多くの部署に拡大
奥野製薬工業では、各部署に数人
Webブラウザーベースで共有し
当初の目的とされたシステムの稼
はAccessを使える担当がおり、個
て使えることや、複数の業務にフ
働と並行して、複数の用途での検
別にシステム構築していたが、担
レキシブルに適用できる使い勝
討が進んだ。情シス内で使用して
当者が変わると引き継ぎが難し
手を高く評価。また、様々な機能
いたAccessのシステムは、すべ
く、情シスへの対応依頼が増加。
の使い方の解説や質疑応答、同社
てUnitBaseに置き換えを完了。
そこで従来のAccess管理から移
の業務に適した利用方法の提案な
各部署からのシステム化の相談に
行できる新たなシステムを検討し
ど、ジャストシステムの営業によ
ついても、UnitBaseで用意した
はじめたが、どれもみな「帯に短
る詳しい説明会の実施も決定打
「たたき台」を使ったディスカッ
しタスキに長し」であった。そんな
に。まずは製品管理や原材料の情
ションを実施し次々と解決。社内
折、UnitBaseを知り、早速デモを
報を管理するシステムとして採用
での認知度が向上するにつれ、利
依頼した。
を決定した。
用が急速に拡大している。
ユニットベース
導入事例
奥野製薬工業株式会社
Accessで行っていた業務の移行状況
■ UnitBase導入前の課題
ブラックボックス化しメンテができない
構築した人が
異動・退職
A
情報システム部門に
対応依頼
部門
品質保証部
資材課
営業部
研究部門
法務部
工務部
総務部
(システム部門)
用途
製品管理
製品管理と紐づく原材料データベース
見込み客情報の共有・証明書発行フローの効率化
新規開発チェックフローの効率化
契約書管理
工場プラント修理の案件管理・作業日報管理
端末管理・IT機器購入管理・ライセンス管理・携帯電話管理
「法務部では契約書管理を従来のExcel管理からUnitBaseに移行する
予定です。契約の経緯、履歴を検索したいときなど、Excelでは複雑な検索
に対応できず困っているという話でしたが、UnitBaseのフィルター機能であ
Accessの引き継ぎ・メンテナンスが大きな課題に
れば解決できると思い提案したところ、
すぐに話が進みました。」
そう語るのは
奥 野 製 薬 工 業には、これまで各 部 署において個 別に作り込まれた
総務部IT課の吉野勇氏。
Accessのシステムが多く存在していた。Accessは開発の自由度が高く便
「営業部ではもともと見込顧客の情報を共有したいという要望がありまし
利ではあるものの、
ブラックボックス化してしまい引き継ぎが難しいとい
たが、UnitBaseの説明をしたところ反響は大きく、商談で必要となる証明書
う問題を抱えている。同社で情報システムを担当する総務部総務課 課長
などを社外からメールで依頼する仕組みも作れるのでは、
という話も出ていま
の寺東博文氏は
「Accessは個々人が使いやすいように作り込めてしまうの
す。UnitBaseに対する関心の高さ、
期待を感じます。」
(吉野氏)
で、開発した担当者が異動・退職でいなくなってしまうとメンテナンスが大変
です。
システム担当への相談も増えていました。」
と振り返る。
このように多くの部署で活用が広がっている秘訣はどこにあるのか。
「導入前は何度かジャストシステムさんにも来てもらい、
自分たちのやり
だからといって、業務ごとの専用パッケージを導入したのでは、取引先ごと
たいことができるかどうか、色んな質問をぶつけてその場で解決でき
の異なるフォーマットや、
ビジネスの変化にすばやく対応してシステムを追従
るようにしていました。今では情報システムが主催で、各部署に同じような説
させることができなくなる。同社の課題を解決できる情報共有ツールがない
明会を実施しています。」
(吉野氏)
か探しているとき、UnitBaseの存在を知った。
「Accessのようにフレキシブルで、
かつメンテナンス性・操作性が高い。
「具体的なイメージを持ちながら話を進めるために、業務で実際に使って
いるデータで『たたき台』
となるデータベースを作り、それをもとにし
Webブラウザーだけあれば利用できる点も含めて、
これは使えそうだと感じま
たディスカッションを行うようにもしていますね。」
(寺東氏)
。気軽に、
すば
した。」
(寺東氏)
やくデータベースを作れるUnitBaseの機能が、
このような進め方を可能にし
検討当初はUnitBaseの発売直後だったため、
Accessのシステムを完全
ているようだ。
に置き換えられないのでは、
という懸念もあったが、
バージョンアップが次々と
今後についても
「構築、変更が簡単なので、各部署にどんどん使ってもら
行われた現在では
「アクセス権限の細かいコントロールや、メールで通
うようにしています。UnitBaseを活用したシステムが今後も増えていくので
知する機能など、Accessでは実現が難しい機能も簡単に設定できる
はないでしょうか。」
と寺東氏が語ってくれたように、全社規模の業務改善
のも非常に便利です」
(同氏)
と、
その評価は逆転している。
ツールとして、
UnitBaseがますます活躍していくだろう。
USER'S VOICE
業務に即した説明会が、利用の拡大につながる
情報共有のやりやすさが大きな魅力
従来のAccess管理からよくなった点は数えきれません
が、特にWebブラウザーで使え、同時にアクセスして情報
共有ができるようになったことは本当にすばらしいです。
UnitBaseの導入後、同社ではAccessで作られていたシステムの置き換
えが急速に進むことになる。
まずは手始めに、品質保証部と資材課で利用し
ていた、製品の原材料情報を管理するシステムをUnitBaseで構築。組成や
奥野製薬工業株式会社
総務部 総務課 課長 寺東
メーカーなど、必要な情報を検索するための重要なシステムだが、
すぐに置き
換えることができたという。
もちろん、
システム担当内でも率先してAccessを全廃した。
「端末管理、IT機器購入管理、
ライセンス管理、携帯電話管理など、
すべ
てUnitBaseだけで運用しています。」
と語るのは総務部総務課の有枝和
輝氏。
「直感的に使えるので、初めて使った時から戸惑うことはありませんで
博文氏
動作が軽快で快適なツール
UnitBaseは処理スピードが速く、見たいデータの抽出も
一瞬でやってくれます。バックアップなどの管理面も非
常にラクですし、快適に使えるツールですね。
奥野製薬工業株式会社
総務部 IT課 吉野 勇氏
した。」
(有枝氏)
その他にも、運用に向けて構築が進んでいるシステムが目白押しだ。
初めてでもやりたいことができる
「例えば研究部では、新たな薬品開発時の効率化に利用しようとしてい
携帯電話の管理システムを作ったときにUnitBaseを初
ます。薬品の開発には試作に入る前の段階で多くのチェックが不可欠と
めて触りましたが、戸惑うことなくやりたいことがすぐ
にできました。
なりますが、関係者が多く紙ベースの回覧では時間が掛かってしまいます。
奥野製薬工業株式会社
総務部 総務課 有枝 和輝 氏
UnitBaseなら登録された情報をメールで一斉通知することもでき、大幅なス
ピードアップができると見込んでいます。」
(寺東氏)
※記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
開発・販売
東京本社 163-6017 新宿区西新宿6-8-1住友不動産新宿オークタワー
製品についての詳しい情報や最新情報は
http:// www.justsystems.com/jp/products/unitbase/
ご購入のご相談を下記にて承っております。
●法人専用インフォメーションセンター TEL:03-5324-7655
2015年6月現在 UB-CASE-OC-FL01