『SRX』ワンマン測量システムで 高低差の激しい現場の丁張計測 ・ 設置を

『SRX』ワンマン測量システムで
高低差の激しい現場の丁張計測 ・ 設置を
mm 単位の高精度かつ効率的に管理
近藤・船山特定建設工事共同企業体 様
激しい高低差の現場で、高精度かつ
効率的な施工管理はできないものか
SRX×リモートキャッチャーの
ワンマン測量システムを検討
ワンマン測量システムで大幅な
省力化・効率化を実感
現場は、栃木県さくら市内の氏家地区と喜
青柳所長は、以前から独自で土木施工に三次
それでは、導入後どのような効果を実感され
連 川 地 区 を 結 ぶ 総 延 長 約 2.4km の 新 設 道 路
元管理を取り入れられており、当現場において
ているか、改めて永井主任にお伺いした。「朝、
『さくらロード』、その中で、本工区は標高差
も設計データの三次元化
現場の頂上部に『SRX』を設置するだけで、 器
50m の丘陵地であり、 山を切り開く難工事と
を進めて施工管理に活用
械点との行き来が無くなり、 1 日かかった作業
なっている。 現場の高低差は、 最高で 30m を
されている。すぐに思い浮
が半日もかからない、 省力化 ・ 効率化を大幅に
超える所もあり、そんな場所の測量作業では、
かんだのが、以前(株)埼
推進することができました。 30 〜 40%以上
作業員の労力は計り知れない。 玉測機社の門脇営業部長
の削減効果を実感しています。 また、 丁張の設
本工区を施工する近藤 ・ 船山 JV の青柳所長
に薦められていた『SRX』
は、作業者の苦労を思い、
のワンマン測量システム
何か良い手だてはないも
であったという。
置がある場合、 高低差の激しい場所では 3 人必
(株)埼玉測機社
門脇営業部長
要でしたが、 それが 2 人に。 計測作業だけなら
まさにワンマン測量そのものです」。
のかと考えていた。「高低
採用にあたっては、約 1 ヶ月かけて実証実験
取材の最後には、 青柳所長からこんな言葉を
差の問題だけでなく、 道路
を行うなど、入念に検討をされたようだ。実証
頂いた 「三次元座標管理にワンマン測量システ
の線形を見ても、 カーブ、
実験から現在までお使いになっている近藤 ・ 船
ムが加わることで、これほどの効果があるのか
バーチカルカーブから成
山 JV の永井主任技術者から、当時の様子をお
と、驚くとともに満足しています。今後、この
伺いした。「初めてのシステムですから、 直ぐ
現場で採用した方法を、積極的に PR していき
にそのまま現場に持ち込まず、まずトランシット
たいですね」。
り、 丁張の設置には高い精
度が、 管理にも素速い対応
近藤・船山 JV
青柳所長
が要求されます。」
とオートレベルを使う従
また丁張は設置作業だけでなく、 すでに設置
来方式と平行して精度、 不
されている丁張の精度管理も重要。「大型重機
具合や使い勝手の検証を
による振動や操作ミスによる接触、 雨や風にな
行いました。結果は、 モヤ
どの自然の影響など、 丁張が動いてしまうこと
や霧の中でも精度良く、 ス
がある。 切土の現場では、 丁張が施工の基準で
トレスのない計測作業が
すから、 設計通りに設置されているか、 ミリ単
できました」。
位の精度確認 ・ 管理を怠ることができません」。
ユーザー情報:
近藤・船山特定建設工事共同企業体 様
株式会社近藤組 様
URL: http://www.kondo.co.jp
近藤・船山 JV
永井主任技術者
船山建設工業株式会社 様
URL: http://www.fcon.co.jp
取材協力:
株式会社埼玉測機社 様
URL: http://www2.sokkisha.net
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