平成27年3月25日 青梅市立 泉 中学校 学校だより

平成27年3月25日
青梅市立 泉 中学校
学校だよりNO.25
電話
0428-31-2297
卒業式式辞
柔らかな春の日差しに多くの木々の芽も少しずつふくらみはじめ、自然
界の息吹を感じるころとなりました。本日は、青梅市教育委員会学校、教
育相談所長、スクールソーシャルワーカー、遠藤良宏様をはじめ多くのご
来賓の方々にご臨席を賜り、第31回卒業式が挙行できること、このうえ
ない喜びであります。厚くお礼申し上げます。また、保護者の皆様、お子
様のご卒業まことにおめでとうございます。
149名の卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。先ほど、一
人ひとりに卒業証書を手渡しました。この卒業証書を手渡していくとなん
だかとても寂しくなってきました。でも、立派に成長したみなさんを前に
とてもうれしく思います。
入試直前の面接練習で「そんな志望動機ではだめです。君が○○高校に
どうしても行きたいという気持ちが伝わらない。」とついつい、私も熱が入
ってしまいました。また、F 組の宿泊学習の最後に 3 年生一人一人が、言
葉をかみしめ自分の思いを後輩に伝えていたとき、涙が出そうになりまし
た。3 年生の皆さんは、今、多くの思い出をかみしめていると思います。
さて、この詩、皆さんも知っていると思います。「勇気を翼に込めて希
望の風に乗り、この広い大空に夢を託して、今別れの時、飛び立とう未来
信じて、弾む若い力信じて、この広い、この広い、大空に」そうです。
「旅立ちの日に」の歌詞です。
想像してください。親鳥の見守る中、若鳥は、不安で一杯、勇気を込めて自らの力を信じて翼を広
げ巣立っていきます。自らの翼で羽ばたく若鳥、広い、広い大空に向かって羽ばたく君たちの将来
を良く表現しています。とっても素敵ですよね。この曲は、埼玉県秩
父市立影森中学校の教員によって 1991 年に作られました。このすば
らしい作詞は、その当時の影森中学校の校長先生であった小嶋登校長
先生が作りました。残念ながら小嶋先生は 2011 年に亡くなってしま
いましたが、今ではこの曲が多くの卒業式で歌われ息づいています。
当時の熱い思いが伝わってきます。
本校を卒業する皆さん、おそらく期待と不安で一杯だと思います。
本校の 3 年生の先生方はもちろん、すべての教職員は、勇気を君たち
の翼に込めて、君たちの弾む若い力を信じて、これから待っている、
広い、広い果てしない未来に羽ばたけと強く願います。
保護者の皆様、3 年間本校の教育活動に温かいご支援、ご協力いただきまことにありがとうござ
いました。これで、9 年間の義務教育の修了を迎えられた本日の卒業式は、小学校の卒業式とはま
た違った意味で、感慨深いものがあるのではないでしょうか。子供たちは、小学校から中学校へと
バトンタッチはしていますが、この地域の中で育んできました。
これまで、自立するため、成長著しい多感な時期をむかえ、保護者の皆様には、言葉に表せない
ご苦労があったことでしょう。それを乗り越え今日に至っています。今日のお慶びもひとしおかと
存じます。これからも、お子様の成長のため、支えていっていただければと思います。
私ども教職員は、卒業する子供たちの笑顔をみたくて、頑張ってまいりました。あれもしてあげ
たかった、これもしてあげたかあった、と今となっては、後悔するばかりですが、今日の子供たち
の立派な姿に免じてお許しください。どうぞ、今後とも相変わりない本校へのご支援よろしくお願
いいたします。
本校は、青梅では新しい学校ですが、本校を卒業し親子二代で巣立っていく歴史を感じる学校と
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なりました。これからも、地域に根差した学校として、努力してまいります。どうぞよろしくお願
いいたします。最後になりましたが、ここにご臨席賜りました皆様方のご多幸をお祈りし、校長式
辞とします。
3 学期修了式 式辞
先日のすばらしい卒業式、ありがとうございました。卒業生の力強さを感じた卒業式でした。そ
の中で、1.2 年生の先輩を送り出す気持ち、やさしさを感じました。卒業式は、卒業する 3 年生だ
けではできません。来賓、保護者の皆様に出席していただき、そして、何よりも大切なことは、皆
さんがいてくれたからできたのです。主役は卒業生でしたが、皆さんが名わき役でした。本当にあ
りがとうございました。
さて、今日で 1 年間の一区切りになります。皆さんにとって、この 1 年間はどうでしたか。各ク
ラスで修了証に学校印の押された通知表が担任の先生から手渡されます。私は、そのひとつひとつ
に目を通し、印を押しました。その中には、教科学習の評価や評定だけでなく、特別活動の記録、
出欠の記録等、さらに、先生からの所見など様々な情報が含まれています。これは君たちの 1 年間
の学校での様々な記録です。F 組の生徒はさらに細かく、各教科担任の先生からの所見が入ってい
ます。しっかりと目を通してください。そして、来年度、良いスタートが切れるようにしてくださ
い。その通知表の中で、私が特に気になった総合所見がありました。そこに
は、こう書いてありました。
「1 年間を通して前向きに学習に取り組むことが
できました。休み時間や給食前の時間なども一生懸命、参考書を読んだり単
語帳をめくったりしていましたね。時間を惜しんで学習に取り組む姿勢は他
の生徒の模範となるものでした。来年度はいよいよ最上級生です。学習のみ
ならず生活でも下級生をひっぱっていくことのできるような 3 年生を目指し
てください。」
どうですか。担任の先生はよく見ていますよね。時間はすべて公平にあります。時間の使い方は、
皆さん次第です。私も時間の使い方がうまくありません。時間がたって、振り
返ってみると、時間を無駄にしてしまったと後悔することが良くあります。ち
ょっとした時間を有効に使うことは、とってもいい事です。時間を止めること
はできません。そして止められない時間を有効に使うためには、集中力が鍵で
す。皆さんは、楽しいことをしている時、時間が短く感じたことはありません
か。それとは逆に、つまらないことをしていると思ったとき、時間が長く感じ
ませんか。これは、集中力の違いです。時間が惜しいと思ったときおそらく、
とても集中し、時間が短く感じるはずです。何も、長く勉強しろとは言いませ
ん。少しの時間でも集中して勉強することが大切なのです。そして、その回数を増やしていけば、
その時間は膨大になり、君たちの学力につながるのです。
ぜひ、新年度は、時間をうまく使い、集中して勉強してみてください。その為には、時間を区切
り、小さな目標を立てて取り組むことが重要です。自分が集中できる時間を知ってください、その
集中できる時間が少しでも長くなるよう努力してください。時間をうまく使うことができるように
頑張ってください。よろしくお願いいたします。
明日から、春季休業に入りますが、健康と安全に注意して過ごし、新年度の良いスタートのた
めに準備をしてください。
保護者・地域の皆様
1 年間、本校の教育活動にご理解、ご協力を頂ありがとうございます。学校だけでは、未来ある
地域の宝である子供を育てることはできません。保護者・地域・学校が一体となってこそ育てるこ
とができると自負しています。今後とも変わりないご支援どうぞよろしくお願いいたします。1 年
間ありがとうございました。
青梅市立泉中学校
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校長
髙橋
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