阿南町修学資金利子補給金交付制度(新)のお知らせ

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阿南町修学資金利子補給金交付制度(新)のお知らせ***
2015 年 4 月
平成 26 年度をもって町の奨学金の貸与が終了しました
本年3月議会において奨学金貸与の終了が承認され、奨学金の貸与は平成 26 年度をもっ
て廃止となりました。※
※ 平成 26 年度までの高校生の奨学生については、引き続き毎月奨学金を支給します。
【理 由】
平成20年度施行の奨学金貸与制度は、
平成 26 年度までの7か年で2億4千万円余を貸与し、
延べ 141 名の生徒・学生の利用がありました。
しかし、毎年貸与額が返済額を上回るとともに、町費を 3 千万円から 4 千万円支出するという
大変厳しい運営状況となりました。
今後、滞納により2億2千万円余の奨学金の回収不能を危惧することから、これ以上制度を維持
していくことが困難と判断したためです。
阿南町修学資金利子補給金交付制度のあらまし
奨学金制度に代わり、
「修学資金利子補給金交付条例」が議会で承認され、平成 27
年度から実施します。
新しい制度は、教育ローンや奨学金の利子相当分を町が補給することにより、引き
続き経済的支援を行い、修学の奨励を目的とするものです。
対象となる修学資金は、指定金融機関(飯田信用金庫、みなみ信州農業協同組合)
の教育ローン並びに独立行政法人日本学生支援機構の第二種奨学金となります。
平成 28 年4月に高等学校等へ入学する生徒等の皆さんからは、修学資金利子補給
金交付制度の利用をお願いします。
■
新制度のポイント
1
金融機関の教育ローンと日本学生支援機構の第二種奨学金の 2 つを対象とします。
2
教育ローンは保護者が、奨学金は学生本人が借入れをします。
3
1・2により、入学金などの入学時に要する経費は保護者が、また、学費などの修学
に要する経費は学生本人が借入れをすることになります。
■
利子補給金交付制度の概要
区 分
高等学校
大学・短大・専修学校等
借入機関
教育ローン
奨学金
教育ローン
利子補給の
指定金融機関から教 育
日本学生支援機構から第
指 定金融機 関から教 育
交付の対象 ローンの貸付を受けた保 二種奨学金の貸付を受けた 資金の貸付を受けた保護
者となる者 護者で、町内に引き続き1 学生で、かつ、町税等の滞納 者で、町内に引き続き1年
年以上居住する者、かつ、 がない世帯に属する者とし 以上居住する者、かつ、町
町税等の滞納がない世帯 ます。
税等の滞納がない世帯に
に属する者とします。
属する者とします。
利子補給金
30 万円に正規の修学年
36 万円に正規の修学年 100 万円の範囲内としま
の基準額
数を乗じて得た額の範囲 数を乗じて得た額の範囲内 す。
(交付対象 内とする。
とします。
借入額)
○ 高等学校 3 年間の基 ○ 4 年生大学の基準額(上限)
準額 90 万円
(36万円×4 年)+100 万円=244 万円の範囲内
利子補給金 (1) 利子補給金の額
の額等
利子補給金の額は、利子補給金の基準額に係る利子の範囲内とします。
(2) 利子補給期間
指定金融機関又は日本学生支援機構が定める償還期間が終了するまでとします。
利率
利子の計算の元となる利率は、指定金融機関又は日本学生支援機構の定める利率が
3.00%を超える場合は、3.00%を限度とします。
■
新旧対照
区 分
対象者
奨学金貸与制度【旧】
高校生等
大学生等
計
学生本人
学生本人
使 途
借入機関
借入額
借入総額
(上限)
償還期間
■
入学時経費
町
3 万円
(毎月)
町
200 万円
(一括)
108 万円
200 万円
308 万円
貸与を受けた期間の2倍に相当する期間内
修学資金利子補給金交付制度【新】
高校生等
大学生等
計
保護者
保護者
学生本人
入学時・修学
入学時経費
修学経費
経費
金融機関
金融機関
支援機構
90 万円
100 万円
3 万円
(一括)
(一括)
(毎月)
100 万円
144 万円
90 万円
334 万円
244 万円
借入機関の定めるところによります。
高校生のための国・県修学支援制度の利用
国・県の高校生のための修学支援制度が充実しています。
教育ローンより有利で、低所得者のための支援に重点を置いた内容となっております
ので、次の制度を優先して利用をお願いします。
制度名
高等学校等就学支援
国
金制度
高等学校等奨学金
県
高等学校等遠距離通
県
学費
高等学校定時制通信
県
制課程修学奨励金
授業料実質無償化策
年収 910 万円程度未満
無償貸与
無償貸与
(略)
内 容
国 公 立 : 月 額 9,900 円 以 内 ( 年 額
118,800 円以内)、私立もあります。
公立:月額 18,000 円、私立 30,000 円
通学費の10分の7を乗じて得た額、限度
額:月額 26,000 円
(略)
高校生等奨学給付金
給付方式 例:国公立年額 129,700 円
国 低所得世帯支援策
制度
を給付
国の教育ローン
国 教育一般貸付(大学生も対象)
子ども1人あたり 350 万円まで
(注)各制度ともに、対象者等の一定の要件があります。
阿南町教育委員会
℡0260-22-2270