平成27年度 「登別市への地域経済振興 発展に関する

 昨年十二月に登別市へ提出し
た平成二十七年度地域経済の振
興発展に関する要望の回答があ
りましたので、ご紹介します。
平成27年度
「登別市への地域経済振興
発展に関する要望」の回答
【重点要望】
Ⅰ公共事業の総量確保と計画的
な執行
(回 答)
⑴公共事業の早期発注と地元活
用の促進
【回答:総務部】
公共工事はもとより、物品等
の発注については、従前より地
元優先に努めております。今後
も引き続き、市内業者の受注機
会の拡大を図るため、地元活用
の促進に努めます。
【回答:都市整備部】
工事の早期発注は、市内経済
の活性化に寄与するものと考え
ており、従前より実施していま
す。
発注額、発注件数については、
過去の実績を踏まえ現場条件等
を考慮したうえで、可能な限り
対応したいと考えています。
また、できる限りの地元業者
への発注、地元産品及び地元資
材の使用に努めて参ります。
【回答:教育部】
小中学校の施設工事について
は、学校生活に支障を及ぼさな
いよう、夏休み期間中に出来る
だけ工事を行っております。発
注時期は、六~七月頃に集中し
ておりますが、極力早い時期に
発注することとしたいと考えて
おります。
また、地元活用の促進につき
ましては、従前より元請け業者
等へ可能な限り下請け業者につ
いては、市内地元業者への発注
依頼を行うよう対応していると
ころですが、今後も同様の周知
を行っていきたいと考えており
ます。
⑵工事
予定情報の正確性向上と
工事積算事務の精度向上
【回答:総務部】
工事発注予定につきましては、
「公共工事の入札及び契約の適
正化の促進に関する法律」に基
づき毎年、四月に年間分、十月
に下半期分を工事発注見通しと
して公表しています。
今後につきましても、引き続
き公共工事の適正化を図るよう
努めます。
【回答:都市整備部】
「公 共 工 事
工 事 予 定 情 報 は、
の入札及び契約の適正化の促進
に関する法律」に基づき情報の
公表などにより、公共工事に対
する信頼の確保とこれを請け負
う建設業の健全な発展を図るこ
とを目的として、毎年、概算工
事費や入札予定年月等を公表し
ています。
概算工事費は、類似した過去
の工事実績等を参考にして算出
しています。
入札予定金額は、現地測量調
査、実施設計等を基に適正な工
事費の積算を行っており、現場
状況や発注規模の見直し等によ
り概算工事費と差が生じること
もあります。
工事予定情報は、公表時点で
の概算工事費であることをご理
解願います。
【回答:教育部】
工事予定情報は概算工事費や
入札予定年月日等を公表してお
ります。概算工事費については、
事前の現地調査等を綿密に行い
限りなく実施設計に近い積算を
心がけ実施していきたいと考え
ています。
⑶公共
施設の整備に向けた民間
資金活用の研究・検討
【回答:総務部】
公共施設整備に向けた民間資
金活用については、建築を検討
する段階で施設の規模や性質に
より、民間資金の活用手法につ
いて検討すべきと考えますので、
市としましても一定の方向性を
定め対応しております。
今後の公共施設の整備にあた
っては、PFI制度の導入につ
いて念頭に置きながら検討する
こととなりますが、PFI制度
の導入にあたっては、整備に係
る費用が一定額を超えること、
また総事業費における施設の維
持管理のウェイトが大きいもの
でなければ財政効果を得ること
ができないことに加え、関係団
体などに確認したところ、事業
の受託にあたっては建築工事の
みではなく、建築後の運用につ
いても考慮しなければならない
ため、受注側においても十分な
検討を要するものと聞いており
ます。
そうしたことから、公共施設
整備に係る発注については、市
内経済に資するため指名競争入
札などによる発注方式を基本と
考えますので、広く参加企業を
公募することとなる、PFI制
度の導入にあたっては慎重に検
討してまいりたいと考えます。
⑷若年
建設従事者確保に向けた
環境整備
【回答:観光経済部】
これまで市では、行政・経済
団体・学校関係者で構成されて
いる「パートナーシップ推進会
議」において、高校二年生を対
象としたインターンシップ事業
の実施や、登別市・室蘭市・伊
達市の三市で実施している「高
校生就職促進会」における高校
二・三年生を対象としたキャリ
ア教育の実施、登別職業訓練協
会による事業内職業訓練に対す
る支援、若年者等キャリアカウ
ンセリング事業の実施、北海道
やハローワークが開催する各種
就職面接会や企業説明会等への
協力など、継続的に若年者雇用
の支援を実施しております。
建設業界においては、特に人
手不足感が広まっている現状に
あるものと認識しており、労働
力の確保や雇用のミスマッチの
解消を図るためには、建設業界
に対する理解が深まる取り組み
が必要であると考えております。
そのため、市では、日本工学
院の学生に対する公共工事に係
る現地視察の受け入れに協力す
るとともに、高校生のインター
ンシップへの参加促進を図るな
どの取組みを実施していくこと
としております。
そのため、建設業部会に所属
する会員事業所の皆様を中心に
高校生等のインターンシップを
積極的に受け入れていただき、
建設業をPRしてくださいます
ようお願いします。
今後とも商工会議所や建設協
会などの関係団体の連携・協力
をいただきながら、若年者建設
従事者の確保に向けた環境整備
を進めていきたいと考えており
ます。
Ⅱ地域経済対策の推進
⑴域内消費の喚起を目指したタ
イムリーな経済対策の推進
【回答:観光経済部】
これまでも市は商工会議所が
実施するプレミアム商品券やプ
レミアム建設券の発行事業に対
し、そのプレミアム分を補助す
ることにより、市内の消費喚起
などの経済対策を実施してまい
りました。
現在、国では平成二十六年度
補正予算において、地方の消費
喚起に向けた施策の検討が進め
られております。財政状況の厳
しい当市においては、これら国
や北海道の施策を活用しながら、
その時々の必要に応じて、経済
対策を実施してまいります。
⑵小規模事業者(商業・飲食業)
店舗リフォーム助成制度の創
設
【回答:観光経済部】
現在、集客力の向上や買い物
環境の向上を目的にして、平成
二十七年度に商店街活性化事業
補助金の中の一つとして、店舗
リフォーム補助金の創設に向け
た検討を進めているところであ
ります。
⑶個人
向け住宅リフォーム助成
制度の創設
【回答:観光経済部】
当市では、市内の建設業者を
利用してリフォームを行なう工
事を対象にした「住宅改良促進
特別融資制度」を設けており、
現在のところ、個人向け住宅リ
フォーム助成制度の創設につい
ては考えておりません。
【回答:都市整備部】
住宅リフォームについては、
「北海道住宅リフォーム事業者
登録制度」の紹介や国等のリフ
ォームに関するパンフレットの
配布、建物に関する相談業務な
どを行っており、今後もこれを
継続することにより、住宅リフ
ォームの普及・啓発を行ってい
きたいと考えていることから、
助成制度の創設は考えておりま
せん。
なお、住宅リフォームに要す
る資金については、登別市住宅
改良融資制度を活用していただ
きたいと考えております。
Ⅲ中小企業相談事業補助金の継
続
【回答:観光経済部】
市内中小企業の振興・育成、
経営の安定化等を図るため、登
別商工会議所内の中小企業相談
所が果たす役割は大変重要であ
ると受け止めています。
本事業は、中小企業相談所の
経営指導員及び補助員が、市内
中小企業者に対してきめ細やか
な相談事業等を行うことによっ
て、経営の安定と発展を図り、
地域経済の発展に繋げていくも
のであることから、市としては
厳しい財政状況を踏まえながら
も平成二十七年度以降も支援が
継続できるよう努めてまいりま
す。
登別商工会議所におかれまし
ては、本事業がより一層充実し
たものとなるよう中小企業相談
所内において、事業に対する会
員や事業者等からの評価・要望
などを取り入れるなどして、事
業等の改善や見直しなどに努め
られるようお願いします。
※市は、多方面から市内中小企
業者の状況を把握したいと考え
ておりますので、平成二十七年
度以降も引き続き相談内容の細
目と件数について、毎月の報告
をお願いします。 Ⅳ北海道新幹線新函館開業に向
けた観光振興施策の推進及び
連携の強化
【回答:総務部・観光経済部】
北海道新幹線開業による経済
波及効果を、当市でも最大限享
受できるよう函館市との連携及
び「北海道新幹線×nitta
n地域戦略会議」
、
「北海道登別
洞爺広域観光圏協議会」など関
係機関と連携を図りながら、戦
略的に取り組みを進めていきま
す。
また、平成二十七年度は開業
年度であり、道内外での広報宣
伝活動や遊歩道をはじめとした
観光施設の受入環境の整備にも
積極的に取り組んでいきます。
新幹線開業後は、往路、復路
の一方を新幹線、一方は飛行機
を利用して北海道を訪れる旅行
形態が増える見込みです。仮に
新千歳空港と(仮称)新函館駅
間を移動する場合には、必然的
に当市を通過することになりま
す。単なる「通過」にとどめる
か、
「滞 在」に 結 び つ け る か で、
当市が受ける経済波及効果は大
きく変わってきますので、新し
い動向、人の流れを的確に捉え、
戦略的な誘客活動に努めていき
ます。
Ⅴ登別市中小企業地域経済振興
基本条例の着実な推進と次期
総合計画の連動
⑴登別市中小企業地域経済振興
基本条例に基づく総合的ビジ
ョンづくりと次期総合計画の
連動
⑵登別市中小企業地域経済振興
基本条例に基づく地域経済団
体への加入の推進
【回答:観光経済部】
「登 別 市 中 小 企 業 地 域 経 済 振
興基本条例」の目的を達成する
ための協議の場として、平成二
十六年五月二十六日、市・中小
企業者等・市民による「登別市
中 小 企 業 地 域 経 済 振 興 協 議 会」
を条例に基づき設置しました。
同協議会では、現在、市長に
中小企業の振興策等を提言する
ため、各産業における課題と解
決策等について、専門家等の助
言等をいただきながら協議・研
究を進めているところでござい
ます。
「登 別 市 中 小 企 業 地 域 経 済 振
興協議会」からの提言を受けた
後、市としては、中小事業者等
の意見が反映された提言を可能
な限り尊重し、総合的ビジョン
の策定及び中小企業の振興に必
要な施策を講じていきたいと考
えております。
また、市では平成二十八年度
を初年度とする十年間の市政運
営の指針となる登別市総合計画
第三期基本計画の策定に向けた
取組を進めており、総合的ビジ
ョンを策定するにあたっては、
市の最上位計画である基本計画
と連動を図る必要性を認識して
いることから、条例の理念に基
づき、地域経済及び中小企業の
振興の推進に努める旨を第三期
基本計画に盛り込むことにより、
基本計画と連動した条例の着実
な推進を図ってまいりたいと考
えております。
Ⅵ官民連携による新たな地域お
こしへの取り組み支援
⑴温泉熱を有効活用した外貨獲
得型の新たな産業の創出研究
への支援
【回答:観光経済部】
現在、登別の温泉熱を活用し
た新たな産品づくりを目指して
結成されたコンソーシアム、「登
別新産業創造育成研究会」によ
るアスパラガスの試験栽培が中
登別にて実施されており、市に
おきましても試験栽培の状況に
注視するとともに、期待を寄せ
ております。
今後コンソーシアムにおいて、
温泉熱を活用したアスパラガス
の栽培方法が確立され、新たな
産品として事業化が可能と判断
された場合は、市におきまして
も関係機関と連携して可能な限
りの支援を実施する予定です。
また、市内事業者による温泉
熱を含む再生可能エネルギーを
活用した取組については、国や
北海道が主体となる補助金等の
情報提供や補助金の申請に関す
る書類作成等の支援を行います。
⑵道央自動車道下り富浦パーキ
ングエリアと連動した災害時
にも対応可能な「ハイウェイ
オアシス」構想への支援
【回答:観光経済部】
商工会議所が検討を進めてい
る「ハイウェイオアシス」構想
について、当市が有する情報等
について、可能な限り情報提供
等をすることにより、その策定
を支援してまいります。
⑶「道の駅」開設に向けた各種
調査活動・研究活動に関する
支援
【回答:観光経済部】
「道 の 駅」は、ド ラ イ バ ー が
安心して自由に立ち寄れ利用で
きる休憩施設としての機能や情
報発信の場としての機能をもち、
地域連携が促進されるなどの効
果も期待されることから、その
建設については、活力ある地域
づくりを願う市民から大きな期
待を受けています。
建設が実現すれば、登別ブラ
ンド推奨品や特産品、海産物な
どを、多くの市民や観光客に提
供できる場としての有効活用が
期待できます。
「道 の 駅」の 建 設 に
一 方 で、
当たっては、十分な容量の駐車
場を設置し管理しなければなら
ないなど、建設費用やその維持
費などに多額の費用が見込まれ
ることや、土産店や国道沿いの
食堂等との競合が懸念されるな
ど様々な課題も挙げられます。
これらの課題を解決していく
ためには、事業者や市民自らも
道の駅を経営し活力ある地域づ
くりを目指していく気運の熟成
が求められ、民間企業や市民が
出資し、事業者が経営に参画す
るなど、民間主導での経営も視
野に入れながら、それぞれの役
割分担について協議していく必
要があります。
また、平成二十八年度から市
の第三期基本計画に基づく事業
が開始されるにあたり、ここで
「道の駅」の要不要について市
民の考えや事業者の考えをまと
める必要があると考えており、
特に地域の商工業者の考えにつ
いては地域総合経済団体である
商工会議所が中心となってまと
めていただいたうえで、皆の理
解のもと「道の駅」の在り方や
その可能性について協議をして
いきたいと考えています。
【個別要望】
1商業活性化取組みへの支援
⑴市民ゼミナール開催への支援
【回答:観光経済部】
登別商工会議所が実施する
「市民ゼミナール」への支援に
つきましては、事業内容等を市
広報誌に掲載するなど、市民の
方に対する幅広い周知を行うこ
とにより支援してまいります。
⑵街バル事業への支援
【回答:観光経済部】
街バル事業につきましては、
今年度、貴会議所が実施主体と
なり市内では初めての開催とな
りました。
当該事業を開催した結果、会
場となりました中央地区及び登
別地区の参加店におきましては、
街バルの参加者で賑わいを見せ
ており、今後の市内飲食業の活
性化の切り口となることが期待
される内容であり、新たな登別
の定番イベントとなることが期
待されるものと考えております。
次回以降、街バル事業が開催
される際には、企画会議へのオ
ブザーバー参加や事業内容の市
広報紙への掲載による周知等の
支援をしてまいります。
うとともに、平成二十七年度に
おける同協議会への補助金にお
いて、登別版ご当地グルメの普
及促進を目的としたさっぽろオ
ータムフェストへの出店に要す
る経費等を計上し、食をテーマ
にした地域活性化事業を推進す
ることとしております。
なお、市では平成二十六年度
より「登別産一次産品普及促進
事業」として、エゾアワビ及び
エゾシカ肉の地産地消の推進と
ブランド化に向けた機運の醸成
に取り組んでおります。平成二
十七年度においては、改めてエ
ゾシカ肉の普及促進に取り組む
こととしております。
4観光振興対策について
⑴国立登別病院跡地の対策と活
用
【回答:総務部・観光経済部】
国立病院跡地の対策と活用に
ついては、これまで登別温泉地
域の団体をはじめ、貴会議所か
らも要望を受けております。
検討の結果、市では、登別温
泉街に駐車場として使用できる
広い土地を確保することは、登
別温泉を訪れる観光客の利便性
の向上に繋がるものと考え、現
在、国立病院跡地の寄附地の譲
与及び寄附地以外の土地を購入
する方向で検討しております。
取得後の用途につきましては、
簡易的な駐車場としての利用を
主に考えておりますが、他の利
用方法についても関係団体と協
議・検討していきたいと考えて
おります。
⑸増大するタイ人観光客向けイ
ンフォメーションの充実
【回答:観光経済部】
タイ人観光客の宿泊客延数は
近年大きく増加している状況に
あり、当市では平成二十四年度
に観光パンフレット「湯の国登
別」のタイ語版を作成しており
ます。
また、当市が支援を行ってい
る登別観光協会では、
タイ語
(一
部英語対応)のホームページ作
成に取り組んでいるほか、北海
道登別洞爺広域観光圏協議会で
は、現地での誘客プロモーショ
ンを実施し、旅行会社や一般市
民を対象に当地域の情報発信を
行っております。
設について
【回答:都市整備部】
平成二十五年五月に改正され
た「建築物の耐震改修の促進に
関 す る 法 律」に よ り、ホ テ ル・
旅館等の大規模建築物について
は、耐震診断の実施等が義務付
けられ、昨年度から法定期限内
までに確実に耐震診断を実施で
きるよう、本年度より耐震診断
費用の一部を助成することとし
ました。
大型宿泊施設を有し、全国有
数の観光地である当市が、これ
からも観光客等が安心して宿泊
できる安全な観光地であり続け
るためには、これらの大規模建
築物の耐震化を促進することが
必要不可欠でありますが、耐震
改修等の費用は、民間事業者の
経営の大きな負担となります。
耐震診断を実施した建築物の耐
震化を一層推進するためにも補
強設計費用及び耐震改修費用に
対する支援制度について検討し
てまいります。
⑵JR登別駅並びに周辺地域の
整備促進
【回答:観光経済部】
ア 駅構内架線橋階段における
傾斜スロープの設置
JR登別駅構内架線橋階段へ
の傾斜スロープについては、J
R北海道と協議・検討してまい
りたいと考えます。
イ スマートフォン等向け無線
通信環境の整備
JR登別駅への無線通信環境
の整備については、現在JR北
海道にて設置について検討して
いる旨情報を受けております。
※当所
ホームページに掲載して
おります。
3マルケイ資金制度における利
子補給制度の創設及び中小企
業向け各種融資制度における
審査基準の弾力化
⑴マルケイ資金制度における利
子補給制度の創設
⑵中小企業者向け各種融資制度
における審査基準の弾力化へ
の働きかけ
【回答:観光経済部】
現在、地域経済の健全な発展
や中小企業の基盤の強化促進を
図るための協議の場として、「登
別市中小企業地域経済振興協議
会」の活動を進めており、この
協議会の議論の中で中小企業者
等のご意見を聞き、中小企業向
け融資制度や補助制度のあり方
等について検討していまいりま
す。
⑶登別市商店街活性化事業補助
金における要件緩和
【回答:観光経済部】
商店街活性化事業補助金につ
きましては、現在、空き店舗へ
の出店を支援する空き店舗活用
事業補助金と、商店会活動の活
性化と商店街の賑わい創出を図
ることが目的の商店街活性化支
援事業補助金があります。
空き店舗活用事業補助金につ
きましては、現在、対象業種を
飲食業、小売業、サービス業の
三業種に限定しておりますが、
平成二十七年度からは、対象業
種を見直し、幅広い業種におい
て活用可能となるよう改正する
ことにより、空き店舗を活用し
た新たな事業の実施を促進して
まいります。
また、商店街活性化支援事業
補助金につきましては、平成二
十七年度におきましては、新た
に補助対象者に商店街の様相を
呈する事業協同組合を加え、近
隣の商店会等と連携した賑わい
創出に向けた事業の実施を図っ
てまいります。
なお、現在、登別商工会議所
において事務局的な機能を担っ
て い た だ い て い る 市 内 商 店 会・
飲食店組合連絡会議につきまし
ては、他の商店会等の活動内容
について情報共有を図る良い機
会と考えておりますので、今後
につきましても継続的な会議の
開催をお願いします。
⑶観光施設の耐震工事に対する
補助制度、利子補給制度の創
⑷ハラル認証取得に向けたセミ
ナーの開催
【回答:観光経済部】
当市では平成二十五年度に宿
泊施設等でのムスリム旅行者の
礼拝に係る受入環境の向上を図
ることを目的に、観光事業者向
けのセミナーの開催やムスリム
有識者による相談窓口の設置を
はじめとした観光庁主催の「ム
スリム旅行者向けの受入環境整
備事業」を実施したところであ
ります。
当事業では、ムスリム対応は
段階的な対応が可能であり、比
較的簡単にできるものもあると
報告されておりますが、観光関
係 者 の 中 に は、
「ハ ラ ル 認 証 が
絶 対 に 必 要」や、
「キ ッ チ ン、
食器を分ける必要がある」など、
ムスリム対応を難しく考えてい
るホテル関係者もおり、正しい
情報が観光事業者へ行き渡って
いない状況にあります。
当市では今後、観光関係者に
ムスリム旅行者の受入に対する
正しい知識を取得してもらうた
めのセミナーの開催などを検討
しており、一つでも多くの施設
が整備を図れるよう支援してい
きたいと考えております。
2食をテーマにした地域活性化
事業への連携及び更なる支援
⑴登別版ご当地グルメ開発創造
支援事業における連携及び支
援
【回答:観光経済部】
登別ブランド推進協議会では、
これまで取り組んできた加工食
品の推奨認定によるブランド化
を推進するとともに、現在、登
別版ご当地グルメの取り組みを
登別商工会議所とともに進めて
おります。
この取組みに対し市では、平
成二十七年三月に完成予定のメ
ニューレシピの紹介や取扱店の
募集、取扱店の公表について広
報のぼりべつ等への掲載等を行
-2-
6 月号
ど
ま
か
な
な
第173号