長きにわたり、医学・医療の発展に 貢献してきた功労者を顕彰

 第 回 日 本 医 師 会 設 立 記 念 医 学 大 会 が 月
日、日医会館大講堂で盛大に開催され、日本医
師会最高優功賞、優功賞、医学賞、医学研究奨
励 賞 の 授 与 と、 併 せ て 長 寿 会 員 慶 祝 者 の 紹 介、
医学賞受賞者による記念講演が行われた。
その後、表
彰 式 に 移 り、
受賞者(8面
参照)に対し
て、横倉会長
から表彰状と
記念品目録が授与された。
最後に、受賞者を代表
して、齊藤勝青森県医師
会 長 が、「社 会 保 障 制 度
改 革 が 強 力 に 進 め ら れ、
医療を取り巻く状況は大
変 厳 し い も の が あ る が、
このような時こそ、日医
として横倉会長の下に団
結し、この難局に立ち向
かい、その解決策を模索
してもらいたい」と要望
す る と と も に、「本 日 の
受賞を契機として一層の
けんさん
研鑽に努め、医学の振興、
適切な財源の確保等について
塩崎厚労大臣と意見交換
早期に解決
してもらい
たいとし
これらの
た。
要望に対し
て、塩崎厚
労大臣は一定の理解を示
に つ い て は、「年 末 に 向
した上で、診療報酬改定
(3) に つ い て は、 医
けて日医の意見も聞きな
分けることは不適当であ
療機関にとって深刻な問
ると改めて強調。
発医薬品に関しては多く
題 に な っ て い る と し て、 がら、しっかりやってい
例を挙げて示し、その解
の後発品メーカーが販売
決を求めるとともに、後
しており、その使用を促
早期の解決とともに、消
また、消費税の問題に
きたい」と回答。
進 す る た め に は、「処 方
費税
%引き上げまでの
時の医師の不安・疑問の
つ い て は、「全 て の 医 療
が、医療機関が継続して
機関が納得のいく解決策
医療を提供していけるよ
間、設備投資による消費
その他、横倉会長は4
税負担を軽減する税制措
種混合ワクチンが不足
解 消」「後 発 医 薬 品 の 情
横倉会長は、また、社
う に す る こ と が 必 要 だ」
報提供体制等の環境整
会保障費が今後も増加す
し、混乱が起きているこ
として、早期の解決に向
をまとめることは難しい
ることが見込まれる中
とを問題視。安全性の確
置を求めた。
で、国民皆保険を堅持し
日医の協力を求めた。
保 が 大 前 提 で は あ る が、 け、
備」が必要だとした。
10
ていくため、各学会と共
本医師会医学賞受賞者に
表彰式終了後には、日
定の問題等について意見
久厚労大臣と診療報酬改
日、厚生労働省で塩崎恭
年度比で約1割減少した
012年度には2000
療材料代に圧迫され、2
件費の割合が医薬品や医
療機関の費用に占める人
への早期介入に
のハイリスク群
延 伸」「糖 尿 病
よる健康寿命の
事業の体系化に
に、「生 涯 保 健
よる「慢性炎症・癌化に
交換を行い、医療におけ
*「社会保障制度に関する特命委員会医療に関するプロジェクトチーム」での厚生労
働省保険局配布資料(2014 年 11 月 6 日)、総務省「平成 24(2012)年度地方公営企
業年鑑」
より作成。
国民医療の向上に寄与し
ていきたい」と謝辞を述
提供していけるよう、会
関わる新しいユビキチン
よる透析導入患
医療機関の費用に占める人件費の割合は 2000 年度は 50.2%だったが、2012 年度には
46.4%にまで低下し、約1割減少した。
図 医療機関の費用構造の推移
横倉義武会長は 月4
冒頭、あいさつに立っ
員と共に尽力していく意
者の減少」等を
人件費:医療サービス従事者
(医師・歯科医師・薬剤師・看護師等)
医薬品・医療材料:医薬品・診療材料・給食材料等
経費等:光熱費・賃借料等
べた。
た横倉義武会長は、今年
こと(図)③医療・介護
2012 (年度)
の財源を確保し、医療機
提言しているこ
2008
る適切な財源確保に関し
とを紹介。国の
2004
て、
(1)診療報酬は「モ
財政が厳しい中
2000
修 飾 系 の 発 見」(岩 井 一
関を経営的に安定化させ
で、医療側は診
19.8
宏京都大学大学院医学研
続いて来賓を代表して
評 価 も 必 要 で あ る こ と、 ることができれば、医療
ノ」だけでなく、「ヒト」の
や介護分野は特に地方に
18.7
向を示した。
究科教授)、「生活習慣病
おいて雇用誘発係数が高
18.5
かいじん
あいさつした、塩崎恭久
のリスク要因解明と予防
療報酬本体の改定財源に
対策の評価に関する公衆 (2) 薬 価 改 定 財 源 を 診
18.9
年の節目の年で
厚生労働大臣(神田裕二
衛 生 学 的 研 究」(磯 博 康
(2) に つ い
10.0
が戦後
に帰した国土から奇跡の
医政局長代読)は、医療
いること
説明。
4.9
あ る こ と に 触 れ、「灰 燼
復興を成し遂げ、世界有
行政に対する日医の日頃
療報酬の引き上
数の長寿国をつくり上げ
充 当 す べ き で あ る こ と、 いため、地方から経済を
た背景には、国民医療の
大阪大学大学院医学系研
の1人平均月間現金給与
名、 総額は2009年から伸
その財源を切り
5.1
ていしん
の理解と協力に対して感
げだけを求めて
向上に挺身した先達の尊
いるのではない
症の分子メカニズム」(藤
活性化させることができ
謝の意を表した上で、安
ること④最近は調剤医療
倍内閣が掲げる『一億総
ること
ては、健康保険
税問題を解決すべきであ
い姿がある」と指摘。今
田敏郎東京大学名誉教
(1) で は、 ① 製 造 業
法において薬剤
究科教授)、「高血圧の発 (3) 医 療 等 に 係 る 消 費
回の受賞者を含めた諸先
活躍社会の実現』に向け
授) の 3 講 演 が 行 わ れ、
更に、医療用消耗品の
は診察等と不可
ことに理解を求
て、厚労省でも省を挙げ
な お、 白 寿 会 員
会は終了となった。
増加、医療機器の保守管
分 一 体 で あ り、
費、調剤技術料が伸びて
輩方のこれまでの活動に
て取り組んでいることを
びているにもかかわら
理費用の増大が医療機関
を求めた。
改めて敬意を表すととも
紹 介。「今 後 も 国 民 医 療
米寿会員1308名の慶
ず、300万人以上が従
─
に、今後も「国民と共に
の発展のために日医と連
祝者には、更なる長寿を
めた。
歩む専門家集団としての
携を密にし、政策を進め
等を詳細に
医師会」をより明確にし
ていきたい」として、引
経営に大きな負担をもた
らしていることを、具体
5.1
0.0
─
な が ら、『日 本 医 師 会 綱
事している医療に関して
は減少していること②医
5.2
11
祈念して、後日、銀盃が
20.0
横倉会長
贈呈された。
28.8
その他
医療関係職種
6.5%
28.1
事務職員他
3.9%
* 中医協 第 3 回医療機関等における消費税負担に関する分科会(2012 年 8 月 30 日)
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ilds-att/2r9852000002ilie.pdf)、
「社会保障制度に関する特命委員会 医療に関するプロジェクトチーム」での厚生
労働省保険局配布資料
(2014 年 11 月 6 日)
より作成。
医薬品や
医療材料
(約29%)
経費等
27.3
40.0
[email protected]
2015. 11. 20
1
き続きの協力を求めた。
100.0
●勤務医のページ
… …………………10面
1301
11
領』の理念を守り、国民が
安心できる最善の医療を
50.0
委託費
看護師・
准看護師
23.2%
25.7
30.0
人件費
90.0
その他
(約25%)
46.4
48.1
49.1
50.2
70.0
医薬品・
医療材料
60.0
人件費
(約46%)
医師
12.7%
80.0
30
医療機関の費用の内訳(2012 年度)
医療機関の費用構造の推移
(%)
68
70
●受賞者の功績紹介
… ………………… 9面
No.
〔昭和 42 年 3 月 4 日第 3 種郵便物認可〕平成 27 年 11 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 1 )第 1301 号
●定例記者会見
… …………… 2~ 3面
第68回日本医師会設立記念医学大会
長きにわたり、医学・医療の発展に
貢献してきた功労者を顕彰
月
・
日・
月
日
定」を導くために恣意的
審の資料は「マイナス改
業は低水準となり、財政
が、診療報酬は決して医
改定の議論が行われる
基に、中医協で診療報酬
療経済実態調査の結果を
と し た 上 で、「今 後 は 医
担は、患者から更なる一
触 れ つ つ、「社 会 保 障 負
が見送りとなったことに
い反対によってその導入
議論の際にも、患者の強
会保障・税一体改革」の
と反論。
2011年の
「社
ている機能がある場合
は、「そ の 地 域 で 不 足 し
張していることに対して
を一層強化すべき」と主
るなど、都道府県の権限
への転換命令等を付与す
ることにより財源を確保
た負担の公平化」を進め
日医が「支払能力に応じ
示した。
に行うべき」との考えを
医療機関に対する他施設 『要 請』 を 民 間 医 療 機 関
いないのは大変残念に思
て、「真 剣 に 取 り 組 ん で
て扱われたことに対し
もかかわらず、財政審で
ことが挙げられているに
担の公平を図る」という
酬水準に応じた保険料負
対 す る 転 換 指 示 を 行 い、 一部に「現役被用者の報
は、
厚労省が実施した
「平
その上で、同常任理事
た。
が不可欠との考えを示し
る郡市区医師会への支援
う、都道府県医師会によ
成
能性を左右し、ひいては
あり、医業の再生産の可
日医は、それぞれの地域
は患者が選ぶものであ
更 に、「か か り つ け 医
年度在宅医療・介護
が実施率に大きく影響
う。 し っ か り と 議 論 の
そ の 他、 横 倉 会 長 は、 は「その他の課題」とし
その上で必要最小限の
に作成されたものと言わ
師の給与のためのもので
定の負担を求めるべきで
することが先決と主張し
また、財政審が「民間
ざるを得ず、遺憾だとし
はない。プラス改定を行
はなく、所得や資産の多
のであると批判した。
た。
わなければ、地域医療崩
い
最 後 に 同 会 長 は、「診
壊の再来を招くことにな
し
療報酬は、国民皆保険体
市区町村への支援の差
をすることは、特に医療
制の中で、実質的に医業
摘。
従事者の比率が高くなる
医療従事者への手当て
地方では、経済の活性化
寡 に 応 じ て 負 担 す べ き」 は、地域医療構想調整会
地方創生への多大な貢献
で医療機関が機能を発揮
損益率が2013年度は
触 れ、「今 回 の 調 査 の 結
定」を主張したことにも
報酬本体のマイナス改
の方針2015」に盛り
お い て 示 さ れ た、「骨 太
審議会財政制度分科会に
に開催された財政制度等
横倉会長は、 月9日
明。
ていることを改めて説
が得られるよう、速やか
俎上に載せ、国民の理解
調 査 結 果 (速 報 値)(都
連携推進事業の実施状況
る」と指摘した。
施数では、「平均実施数」
いて触れ、①取り組み実
道 府 県 別 の 状 況)」 に つ
においては、改革項目の
「骨太の方針2015」 に改革を進めるべきであ
議において協議を行うべ
まずは公的医療機関等に
な っ た 場 合 で あ っ て も、
きであり、それが不調と
そじょう
る」と強調。
につながるとした。
医療提供体制の存続に直
し、安定した経営を行い、 り、財政審の提案は、日
に よ り 経 済 成 長 を 促 し、 経営の原資を司るもので
また、同日の財政審の
結するものである。医療
「医療は公共財である。 とした。
も あ っ た が、「診 療 所 は
資料において賃金の動向
の利益安定」との見出し
損益差額が減少し、院長
本の医療の特徴であるフ
を見ると、福井や滋賀で
リーアクセスを阻害す
医療に関する提供体制の
過不足のない診療を行う
は8つのうち既に約5・
ことによって、地域住民
5の取り組みが実施され
機関は、得られた利益の
整備等についての施策
ている一方、香川や沖縄
中から借入金の返済や設
が、保健所の参画等も含
のように、平均で1に満
を2004年を基準とし
め、都道府県が中心とな
たない地域もある②委託
て指数化していることに
って二次医療圏や三次医
状 況 等 で は、「事 業 委 託
給与を引き下げているこ
療圏を対象として対応し
あり」を見ると、東京や
とは重く見るべき」と述
てきたため、政令指定都
広島のように約6割を委
る」と指摘した。
ーの運営に関する事業が
市等の大都市を除き、一
託している地域もあれ
の健康を守ることができ
実施されてきたが、介護
般的に市区町村には医療
ば、秋田や佐賀など1割
備投資を行いながら経営
保険法の改正によって見
施策にかかる取り組み実
以下の地域もある
も言及。リーマン・ショ
財政審が「地域医療構
直された平成 年度から
績が少なく、在宅医療と
べ る と と も に、「医 師 確
一 部 報 道 で、「診 療 所
医療経済実態調査報告
速報値公表を受けて
横倉義武会長は、 月
想 を 早 期 に 策 定」「病 床
は、これに加え、地域包
介護の連携に関するノウ
ど、本事業の取り組みに
マイナス1・7%であっ
込まれた社会保障の の
居住に係る負担の公平
益率が上昇している一方
更に、民間企業では利
度な負担を徴収すべきで
に苦しむ患者さんから過
し て い る こ と に 対 し て、 定額負担を導入すべきと
を求めていくべきと主張
を強いるものであり、病 (光 熱 水 費 相 当) の 負 担
主張していることに対し
医以外を受診した場合に
財政審が、かかりつけ
えば限られた機能で地域
の設定」に関しては、例
更 に、「定 量 的 な 基 準
ない」と反論。
進められるべきものでも
く、トップダウンにより
に策定されるべきでな
医の見解を改めて示した。 説明。
事が、本事業に関する日
を受け、鈴木邦彦常任理
値)
」 が公表されたこと
施 状 況 調 査 結 果 (速 報
業に関する今年度の「実
が、厚生労働省より本事
可能とされていることを
各事業はそれぞれ委託が
施し、平成 年度には全
との調整等についての経
行 う こ と に な っ て お り、 っては、特に医療関係者
ての市区町村でこれらを
験の有無等、実情もさま
ているが、市区町村にと
携が不可欠な事業とされ
施率が高い傾向にあるこ
による市区町村支援の実
域は、都道府県や保健所
化」について
医業収益が0・2%減少
で、民間病院の利益率は
はない。第3次安倍改造 「医 療 機 関 に 入 院 し て い
て は、「特 に 受 診 回 数 の
の救急医療等を分担して
化」について
観点からの外来時の定
し、損益差額率もそれぞ
る患者は、入院治療が必
多い高齢者には大きな負
額負担等」について
「医 療 提 供 体 制 の 適 正
更 に、「疾 病 に よ り、
機 能 報 告 制 度 に つ い て、
括ケアシステム構築の要
は大きな地域差があるこ
るよう、発言していきた
やむなく行われる医療機
地域医療構想策定ガイド
ともいえる、
「在宅医療・
ハウの蓄積は、各市区町
とを指摘。
を維持し、地域医療に対
関への入院時の居住費
ラインと整合的な定量的
介護保険における地域
村の実情に応じて多様で
たのに対し、2014年
果を鑑みれば、更なるマ
改革検討項目への財務省
財政審が、入院時生活
「医 療・ 介 護 を 通 じ た
度にはマイナス3・1%
イナス改定は地域医療の
療養費において居住費
「か か り つ け 医 普 及 の
す る 責 任 を 負 っ て い る」 い」と結んだ。
は、治療の一環であるこ
基準を設定する形で見直
介護連携の推進」に関す
あることを指摘した。
財政審財政制度分科会での
検討項目の問題点を指摘
準とすると、医療・福祉
とから、介護保険施設等
しが必要」と主張してい
る事業が位置づけられた
「在宅医療・介護連携
推進事業」に関する
日医の見解
の入所・利用と同一視す
支援事業の「在宅医療・
こと、また、本事業の事
更に、8つの取り組み
保 が 困 難 な 地 域 等 で は、 ック後の2009年を基
て「第
るを得ないケースもある
療の崩壊をもたらす
マイナス改定は地域医
医師の給与を引き上げざ
調査」の結果が公表され
ことに注意が必要だ」と
回医療経済実態
た こ と を 受 け、「詳 細 な
指摘した。
4日の中医協総会におい
分析結果は、後日、中医
協に提出し、その際に日
医の見解を発表する」と
した上で、結果の概要に
ること自体が問題」と指
介護連携推進事業」につ
の個別の実施状況も同様
となり、赤字幅が1・4
の 考 え 方 に 対 し て、「財
れ減少していることなど
低下していることや、病
内閣が掲げた『一億総活
担であり、高齢者や低所
な
特に問題が大きい3項目
る こ と に 対 し て は、「地
いては、本年2月 日の
また、本事業は、検討
で、全体的な傾向として、
政再建のため国民に犠牲
を挙げ、病院、診療所の
院、診療所では、幅広い
要なため入院しているも
また、病院では勤務医
で300万人以上が従事
させて国民の将来に対す
同時に、社会保障を充実
せることに反対の意を表
光熱水費を患者に負担さ
に 医 療 費 の 高 騰 を 招 く」 地域医療の崩壊を導くも
受診することになり、逆
ば、より重症化してから
概念は適さない」として、 得者が受診を差し控えれ
医 療 へ の ア ク セ ス 阻 害、 について、平成
ことになり、地域住民の
いる医療機関を排除する
中 の 「包 括 的 支 援 事 業」 むものとされた「在宅医
介護保険制度の全体像の
実施主体となって取り組
更に、この市区町村が
であり、併せて、市区町
政の積極的な支援が重要
況に応じて、都道府県行
のであり、平成
に向けた要とも言えるも
域包括ケアシステム構築
ざまであるため、その状 「本 事 業 の 取 り 組 み は 地
最 後 に 同 常 任 理 事 は、
となどを解説した。
いずれも厳しい結果であ
のであり、居住費という
の給与が減少し、診療所
しているが、医療・福祉
る不安を払拭することが
では地域包括支援センタ
年度に
では院長給与を引き下げ
最 優 先 だ」 と し た 上 で、 明。
ふっしょく
業の給与は全産業よりも
年度ま
低くなっていることを指
30
たという結果になってい
ることを説明。
療・ 介 護 連 携 推 進 事 業」 村と郡市区医師会との連
事業が実施されなけ
は全市区町村で確実に本
30
に つ い て は、 こ れ ま で、 携 が 円 滑 に 行 わ れ る よ
←
26
初 め に 同 常 任 理 事 は、
躍社会の実現』のために
─
に対する日医の考えを次
域医療構想は、地域の関
業項目として挙げられた
段階から医師会を始めと
本事業の実施率が高い地
崩壊をもたらす」との危
日 開 催) が、「診 療
財政制度等審議会(
摘し、在宅療養との公平
係者が情報を共有しなが
定例記者会見で日医とし
8つの取り組みについ
した医療・介護の関係団
機感を示した。
月
性の確保という視点も不
ら、地域の将来の医療に
ての見解を示している
体や関係者との緊密な連
ポイント拡大しているこ
同会長は、一般病院の
ついて述べた。
のように述べた。
適切とした。
ついて考えることで策定
として今年度より順次実
すべきものであり、拙速 (本紙第1285号既報) て、市区町村を実施主体
とや、一般診療所全体で
10
27
11
11
は、国民が健康であると
27
28
おり、医療機関には全国
25
10
21
20
ることが示されたとした。 職種で職員数が増加して
44
■■■■■■■■
5
30
■■■■■■■■
10
■■■■■■■■
ス
第 1301 号( 2 )
ー
ュ
ニ
医
日
平成 27 年 11 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
ら、地域住民に資する意
ればならないことか
支援、市区町村行政と郡
応じた郡市区医師会への
り深めてもらい、必要に
の体制(短時間勤務に対
配慮、および研修再開後
ログラム休止・中断への
も、施設基準をクリアし
働時間を満たしたとして
勤医師が合算して所定労
従の常勤医師」の配置の
明。施設基準における「専
掛けを行っていると説
ことを目的に、新たな研
の能力を維持・向上する
あるべき姿を評価し、そ
→
義のある事業となるよ
見 直 し に つ い て は、「ワ
こととなったと説明。
年
4月を目指して実施する
制度」として、平成
医かかりつけ医機能研修
ねてきたが、この度、
「日
修制度について検討を重
ークライフバランスの推
短時間勤務の期間にあっ
ら、施設基準の要件を見
につなげてもらえるよ
進は、医療現場の労働環
境 の 改 善 に も つ な が る。
ても、確実に実績をカウ
正社員の合算による常勤
う、例えば今年度中に都
ントできるようなシステ
直 し て、「複 数 の 短 時 間
する言及)への配慮では、 たことにならないことか
「日医かかりつけ医機能研修制度」を
平成 年4 月 を 目指し
実施することを決定
道府県医師会担当理事連
日 医 で は 来 年 度 よ り、 産業保健センター活動の
う、 都 道 府 県 行 政 に は、 市区医師会との連携支援
市区町村の状況に応じた
積極的な支援をお願いし
たい」と要望。
まず、「基本研修」
では、
実施⑦訪問診療の実施⑧
日開催の
本シラバスに基づくテキ
日医は 月
第 7 回 理 事 会 に お い て、 日医生涯教育認定証の取
女性医師の活躍を推進し
ていくためにも、次期診
換算」を認めるよう要望
している。
ムの構築を要望してい
る。②基幹研修施設、関
絡協議会を開催するなど
の取り組みを進めていき
そ れ と と も に、「日 医
そ の 上 で、「本 研 修 制
としても、都道府県医師
度の実施主体は都道府県
家族等のレスパイトケア
医師会にお願いするもの
ストを用いた座学の研修
の実施⑨主治医意見書の
年 4 月 を 目 指 し、 得、つまり日医生涯教育
記載⑩介護認定審査会へ
平成
会を開催する予定で、こ
療報酬改定に向けて、中
うした座学研修を本研修
同常任理事は、日医生
講座の3年間の単位数と
連研修施設等の施設基準
カリキュラムコード数の
たい」と述べた。
研修制度」を実施するこ
医協などでの議論を通じ 「日 医 か か り つ け 医 機 能
会に本事業への理解をよ
て更に働き掛けを行って
であるため、日医として
涯教育講座の利用につい
の参加⑪退院カンファレ
ては、既に日医から日本
制度の応用研修と位置づ
提供し、活用してもらう
以上を取得する
の設定についての配慮で
合計で
ことによって、かかりつ
は、本研修制度を全国に
ことを第一条件としてい
により異なる)等への参
日の3日間、現地に派遣
活 動 の 実 践、(5) 地 域
保健・医療・介護・福祉
の 実 践、(4) 社 会 的 な
チーム医療、多職種連携
レイル予防、高齢者総合
生活習慣病、認知症③フ
警察業務への協力医②健
れ、具体的な活動内容と
か か り つ け 医 の 倫 理、 地域で実践することとさ
療、地域連携活動等」を
など)への医師としての
地域行事(健康展、祭り
② 健 康 増 進・ 予 防 医 学、 しては、①学校医・園医、 とした講座等での講演⑯
質・医療安全、感染対策
康スポーツ医活動③感染
講義・講演⑮市民を対象
種委員⑭看護学校等での
自治会、保健所関連の各
築に資するものになると
域包括ケアシステムの構
組みこそが、ひいては地
い」とし、こうした取り
加 ⑬ 医 師 会、 専 門 医 会、 け医の支援をしていきた
更に、「実地研修」は、 会議(会議の名称は地域
次に、「応用研修」は、 「社 会 的 な 保 健・ 医 療・
かりつけ医機能」として、 る。
実 践、(2) 継 続 性 を 重 「講 義 要 綱 【シ ラ バ ス】」 介護・福祉活動、在宅医
(1) 患 者 中 心 の 医 療 の
ンスへの参加⑫地域ケア
は、専門医制度整備指針
重度熱傷患者に対する
したことを改めて説明。
の特性に応じた医療の実
出務
視した医療の実践、
(3) を作成。項目として、①
その上で、重篤な熱傷
症定点観測への協力④健
域のかかりつけ医に求め
と「施設基準の緩和」に
性医師にとって、臨床実
い項目としての「医療事
に関する講習会や望まし
イフイベントと重なる女 「感 染 対 策」「医 療 倫 理」
結婚、出産、育児等のラ
故・ 医 事 法 制」「医 療 経
アNGO団体)からの緊
路竹会(医療ボランティ
し、台湾医師会及び台湾
数の熱傷患者の治療に際
台湾の爆発事故による多
等に対して感謝の意を表
国の医師会及び日医会員
もに、支援に協力した全
れた」と報告を行うとと
0円もの支援金が寄せら
践
られる活動となっている。 にもなっていて、日医が
域包括診療加算等の要件
に答え、診療報酬上の地
また、記者からの質問
の考えを示した。
患者への継続的な治療や
機 能 評 価 (C G A)・ 老
康相談、保健指導、行政
医療支援活動に支援金を寄付
けている。
とを決定した。
ての期間延長等の配慮で
本 研 修 制 度 で は、「か
いきたい」と述べた。
は、短時間勤務や非常勤
ふんじん
専門医機構に対して働き
を認識し、多様な働き方
勤務においても診療実績
台湾粉塵爆発事故による
において、専門研修施設
の認定基準の項目に「ワ
ークライフバランスの推
備に関すること」を加え
進も含めた職場環境の整
していくためには、医療
ることを求めている。
とその実績を評価する仕
が評価されるシステムと
また、③更新時におい
界はとりわけ多様性が価
組みが求められるとし
人 工 皮 膚 等 の 医 療 材 料、 践、(6) 在 宅 医 療 の 実
年症候群④かかりつけ医
日本からの支援医師団の
反映させるべきとの意見
績を積み重ねることが高
済 (保 険 医 療 等)」 に 関
した。
等、いずれも地
の6つを挙げ、こ
行っている「地域包括診
があったことを踏まえて
いハードルにならないよ
する事項は、日医生涯教
急医療支援の要請を受
日に開催され
また、支援金について
は、 月
─
─
このように、基本研修
及 び 「施 設 基 準 の 緩 和」 査・検証を要望。④専門
っている検診・定期予防
の栄養管理、リハビリテ (保 健 所) と 契 約 し て 行
会長諮問「輝く女性医師
ーション、摂食嚥下障害
6月
れらの機能に沿った形で
研修カリキュラムにおけ
研修内容が組まれてお
る日本医師会生涯教育講
費用を要することが予想
について、その仕組みに
日に発生した台湾
関わる視点から提言を行
今 村 定 臣 常 任 理 事 は、 派遣等に今後とも多額の
の活躍を実現するための
療加算・地域包括診療料
日本医師会の役割」を受
接 種 の 実 施 ⑤ 早 朝・ 休 (日 医 生 涯 教 育 認 定 証 の
さ れ た こ と か ら、「日 医
⑤かかりつけ医の在宅医
新北市の水上テーマパー
り、「基本研修」「応用研
座の利用の推進について
に係るかかりつけ医研修
っている。
会」
との違いについては、
け た 検 討 の 中 で、「多 様
単位以上(基
取りまとめた中間答申
うにすべきであるとする
け、 日 本 集 中 治 療 医 学
た第7回理事会での決定
─
取得)に加え、3年間で
修」「実 地 研 修」 の 3 段
応用研修
階に分類している。
日・夜間・救急診療の実
として全国の医師会及び
施・協力⑥産業医・地域
クにおける粉塵爆発事故
が挙げられている。
に 対 す る 支 援 に つ い て、 会員各位に支援を依頼し
療・緩和医療⑥症例検討
は、専門医の認定、更新
月9日に、小笠原
とともに、女性に限らず
育講座として実施するよ
会・日本救急医学会・日
施で5単位)を取得した
位以上(1つの活動の実
のである」として、その
とを目的に立ち上げたも
を更に充実・強化するこ
け医』機能のあるべき姿
考える本来の『かかりつ
医師には、都道府県医師
意義を強調した。
単
会より、修了証書あるい
なお、日医では制度の
子高齢社会を見据え、地
医では、今後の更なる少
鈴木邦彦常任理事は、日
で制度の概要を説明した
なっている。
議会」を開催する予定と
制度担当理事合同連絡協
医かかりつけ医機能研修
会生涯教育担当理事・日
月3日に「都道府県医師
概要を説明するため、
域住民から信頼される
日の定例記者会見
「か か り つ け 医 機 能」 の
翌
とになっている。
は認定証が交付されるこ
単位)と、実地研修
本的に各講義1時間で1 「本 研 修 制 度 は、 日 医 が
10
男女共同参画委員会
中間答申まとまる
20
(2) で は、 新 専 門 医
真澄委員長(秋田県医師
若い医師達が疲弊せずに
うにすべきであるとして
本熱傷学会から推薦され
都道府県医師会より
修了証書 あるいは 認定証 が交付される
値を生む領域であること
10
基本研修
な働き方とその評価」の
会理事)から横倉義武会
いきいきと力を発揮して
(3) で は、 診 療 報 酬
いる。
日医かかりつけ医機能研修制度
視点を、「新専門医制度」 制 度 の 研 修・ 更 新 等 が、 共に研修項目として必須
月 日現在
長に提出したことを明ら
成長していける制度でな
を受けて、その全額を台
たところ、
かにした。
ければならないとし、以
た熱傷治療の専門家6名
であるとした(関連記事
10
とされている「医療安全」 報告を行った。
中 間 答 申 は、(1) は
の施設基準に規定される
同常任理事は、日医が、 で総額1383万701
じ め に、(2) 新 専 門 医
下の4項目について要望
湾医師会に寄付する予定
その仕事だけに従事する
4面参照)
。
「社会的な保健・医療・介護・福祉活動、
在宅医療、地域連携活動等」を地域で実践し、
10 単位以上(1つの活動の実施で5単位)
夫 常 任 理 事 は、 て 、 い ず れ も 喫 緊 の 課 題
28
28
12
を、
制 度 に つ い て、(3) 施
「専 従 の 常 勤 医 師」 は、 を「日本医師会『3学会
①出産・育児休業、介
している。
~
合同熱傷診療支援医師
21
15
団』」 と し て 7 月
20
常勤医師で、複数の非常
10
合計で
60 以上
日医生涯教育認定証の取得
•日医生涯教育講座の3 年間の単位数
•カリキュラムコード数
10
27
設基準の緩和について
護休業等の事由によるプ
15
からなっており、女
性医師の活躍を更に推進
実地研修
男 女 共 同 参 画 委 員 会 が、 で あ る 「新 専 門 医 制 度」 なるようプログラムの審
■■■■■■■■
60
講義要綱【シラバス】に基づくテキストを用いた
座学の研修会を3年間で10 単位以上
(基本的に各講義1時間で1単位)
笠井
28
応用研修
■■■■■■■■
─
12
10
〔第 3 種郵便物認可〕平成 27 年 11 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 3 )第 1301 号
月
「医 師 の 専 門 職 と し て
なお、総会の会期中に、 明修正案」
CMAAO(アジア大洋
「モ バ イ ル ヘ ル ス に 関
するWMA声明案」
「核 兵 器 に 関 す る W M
関するWMA声明修正案」 A声明への提案」
の地位と活動の非差別に
2.作業部会による継続
州医師会連合)加盟医師
会参加者との懇談会、ア
18年2・5%、202
を2016年5%、20
2016年:理事会4
1.今後の開催日程
0年2・5%と段階的に
~
日ブエノスアイ
月
月
日 台 北 (5)学術集会
「ヘ ル ス デ ー タ ベ ー ス
審議文書
「ビ タ ミ ン D 欠 乏 症 に
に関するWMA声明案」
「ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー
WMA声明案」
ビ ア)
、 総会
月シカゴ
月リビングストン(ザン
2017年:理事会4
度への取り組み」と題し
医師会による生涯教育制
に、松原副会長が「日本
~
レ ス (ア ル ゼ ン チ ン)、 引き上げることになった。
総会
換を行った他、横倉会長
とバイオバンクにおける
「医 師 の 安 寧 に 関 す る
メリカ医師会との意見交
が、カザフスタン医師会
倫理的考察に関するWM
関するWMA声明案」
指針案」
会
月 リ ガ (ラ ト ビ ア)
、総
月レイキャビク(ア
「ア ル コ ー ル に 関 す る
当役員として、2014
石井常任理事が財務担
J M A ─J D N 副 代 表 が
役 員 選 挙 に て Memberに三島千明
ship Officer
・JDN報告
2018年:理事会4 (6)準会員会議
て講演を行った。
「医 学 教 育」 を テ ー マ
アイジャン・ベガイダロ
「医 師 の マ ス メ デ ィ ア
(台湾)
ブナ・サデイコバ会長と
A宣言案」他
への出演に関するWMA
(米国)
被ばく医療に関する協力
1.採択文書
(3)社会医学関係
また、 日には、在ロ
について面談した。
シア日本国大使館の原田
イスランド)
「ス ト リ ー ト・ チ ル ド
(4)財務企画関係
レンへの健康支援の提供
112加盟国医師会)
親 仁 特 命 全 権 大 使 か ら、 WMA宣言案」
日医代表団が招待を受
年度財務報告、2016
3.会費
2.新規加盟医師会
け、大使公邸において招
に関するWMA声明案」
年度の予算について述
国境なき医師団の病院へ
財政安定化のため、会費
ンに日本が選ばれた。
ベストプレゼンテーショ
ギ リ シ ャ 医 師 会 (計 選出された。また、各国
JDNによる活動紹介の
宴が催された。
「暴 動 鎮 圧 剤 に 関 す る
べ、承認された。
の爆撃に関するWMA緊
ふ ん じん
WMA声明案」
総会での主な審議結果
(1)緊急決議採択文書
の健康を守るという視点
「ク ン ド ゥ ズ に お け る
から必要な勧告を行うよ
台湾粉塵爆発事故 における
日医 の医療支援活動 に対して
台湾政府 より感謝状
本救急医学会・日本熱傷
謝 状 が 届 き、 日本集中治療医学会・日
る(3面参照)
。
台湾医師会に寄付してい
383万7010円)を
医 療 支 援 の 要 請 を 受 け、 ら寄せられた支援金(1
学会の3学会から推薦さ
湾政府より感
催された救急
れた熱傷治療の専門家6
日
00名が参加した。日医
字国際委員会等から約3
PP交渉の経緯と成果と
倉会長が日医の対政府T
特別セッションでは、横
国際貿易協定における
の倫理と人権
キュラムに医
医学校のカリ
「全 世 界 の
本哲也委員
を託された坂
力し、感謝状
援活動にも協
298号
活動を行った(本紙第1
医療用品等を用いた支援
支援を継続していく考え
ら 寄 贈 さ れ た 人 工 皮 膚、 らの要請に基づいて医療
者を対象として、日本か
を示した。
横倉義武会長が 月
からは横倉義武会長(W
して、内閣官房より公表
(帝 京 大 学 医
爆発事故における日医の
マパークで発生した粉塵
から石井正 三常任理事に
手渡された。
郡市区医
道府県・
80
員個人か
日 医 で は、 事 故 直 後、 師会や会
台湾医師会等による緊急
も報告し、今後も台湾か
の定例記者会見の席上で
M A 理 事)、 松 原 謙 二 副
を含めること
既報)
。
患者に関わる
医療支援活動に対し、台
%以上の熱傷面積の患
会 長 (W M A 理 事)、 石
された「TPP協定の概
学部主任教
倫理問題に関
「精 神 疾 患
1
するWMA声
頭、今回の支
井正三常任理事(WMA
に関するWM
れないよう注視し、国民
10
.採択文書
理事及び財務担当役員)、 要」に国民皆保険が守ら
に対し、ISDS条項や
また
J D N) か ら、 代 表 の
─
た他、 日本医師会 Junior ラチェット規定により国
(J M A の 医 療 保 険 制 度 が 損 な わ
Doctors Network
村田真一弁護士が出席し
授・救命救急
月 日に開
WMA決議」
災害医療対策
名 を 現 地 に 派 遣。 主 に
なお、本件については、
(2) 医 の 倫
委員会の冒
従事者および医療施設へ
「ト ル コ に お け る 医 療
するWMA決議」
「世 界 的 難 民 問 題 に 関
阿部計大、三島千明、来
公開討論では、横倉会
住知美医師らが参加し
長から、ギリシャのコス
急決議」
本総会では、WMA新
島で瀕死の状態にある
う求めた。
会長に、サー・マイケル・
た。
マーモット(イギリス医
19
10
セ ン タ ー 長) 月には、都
理関係
生のための支援を求めた。 の攻撃を阻止するための
師会前会長)が就任。議 「ヒポクラテスの木」の再
事では、難民問題等3つ
文書が採択され
~ 日、 の 緊 急 決 議 の 他 、 修 正 案
世界医師会(以下WM
A)
総会が
を含め
16
A声明修正
5
ロシアのモスクワで開催
30
10
案」
た。
日に台湾のテー
27
れる旨の文言が盛り込ま
医師会及び赤十
28
10
17
畔柳達雄参与(医の倫理
され、
6月
11
17
29
─難民問題等 3 つの緊急決議を採択─
14
委 員 会 ア ド バ イ ザ ー)、 れたことを紹介。WMA
12
10
10
2015年世界医師会(WMA)
モスクワ総会開催される
59
第 1301 号( 4 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 27 年 11 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
年 度 学 校保健担当理事連絡協 議 会
行うこと②教職員が色覚
切な対応への体制整備を
査、指導を行うなど、適
になるとした。
深めてもらうことが重要
知、検査実施への理解を
て、色覚検査の意義の周
査票でのチェックの有無
態に注意を払い、保健調
入室時の姿勢・歩行の状
た場合には、専門医への
学校健診で異常が疑われ
肢 の 状 態」 等 に つ い て、 て 学 校 医 が 行 っ て い る。
が行う②「側わん症」
「四
受診を勧める等、適切な
新井貞男日本臨床整形
とされてい
等により必要に応じて検
い」として、学校医に対
事後措置につなげて欲し
はほとんどの学校におい
異常に関する正確な知識
外科学会副理事長は、新
査を行う
を持つとともに、適切な
配 慮・ 指 導 を 行 う こ と
たに必須項目となった
され、進路変更を余儀な
は、保健調査票を活用し、 び異常の有無並びに四肢
また、学校医に対して 「脊 柱 及 び 胸 郭 の 疾 病 及
は各学校に委ねられてい
るが、その実施について
引き続き行われた質疑
し更なる協力を求めた。
─
などを挙げた。
くされる等、混乱が生じ
─
ることが大
検査対象者への色覚検査
(3) に つ い て は、 時
切 に な る」 間が限られている等、制
ているとして、学校での
最 後 に、「運 動 器 検 診
た。
行 わ れ、会 は 終 了 と な っ
関する活発な質疑応答が
応答では、都道府県医師
約のある環境の下で、効
の推奨を求めるととも
ら学校に提出される保健
の担い手は整形外科医が
の状態」の検査について、 るとし、その好事例とし
として、更
に、検査希望者に対する
調査票、学校での日常の
理想ではあるが、現状で
会より事前に寄せられた
色覚検査の必要性を改め
積極的な検査の実施を要
健康観察等の情報を学校
質問や要望に対し回答を
て指摘。
して、①検査の実施には、 望した他、児童生徒が将
側から得た上で、学校医
て千葉県医師会が実施し
果的に健康診断を行うた
来不利益を受けることが
た運動器検診モデル事業
めにも、学校側が事前に
ないよう、保護者に対し
検査方法は、①家庭か
なる理解と
児童生徒や保護者の事前
その実施方法等を概説。
協力を求め
の同意を得て個別に検
行った他、運動器検診に
とが必須であり、その事
を紹介した。
児童生徒の健康状態を把
前準備として保健調査票
今後求められることと
た。
松永夏来文
続 い て、 握し、学校医に伝えるこ
部科学省初
の活用を求めるととも
を リ ポ ー ト し、 後 半 は、 策基本法上の指定公共機
等中等教育
月で閉所が決
関の指定を受けたことを
に、 家 庭、 地 域、 学 校、
岩手医大医学部災害医学
局健康教
まった「高田
紹 介 し、「今 後 も 災 害 に
学校三師等が連携し、児
講座について、開設まで
育・食育課
診療所」のこ
童生徒等の健康課題に取
備える準備を進めていき
学校保健対
の 経 緯 や 目 的、「災 害 時
り組んで欲しいとした。
れまでの活動
策専門官か
たい」と述べた。
救急医療の人
療支援と災害
る災害時の医
医学講座によ
科大学の災害
また、番組に出演した
でいきたい」と述べた。
携体制づくりに取り組ん
育成及び関係機関との連
座 教 授 が、「今 後 も 人 材
で出演した眞瀬智彦同講
どをリポートし、VTR
にテレビ岩手の協力の
た幅広い教育の重要性を
ら専門家までを対象とし
公助のために、子どもか
要とする支援を続けてい
医師会として沿岸部が必
するとともに、今後も県
なお、番組は 月1日
地域医療支援教育センタ
また、既に『児童生徒
ー」での講義や訓練の様
等の健康診断マニュア
を振り返ると
ら、今回の
材育成の新た
石川育成岩手県医師会長
害を学ぶ「出前授業」な
な 取 り 組 み、
は、JMAT岩手が支え
まった岩手医
ともに、全国
学校保健安
高等学校に配布したこと
子、県内の小学校での災 (日) 午 後 4 時
ル』(発 行: 日 本 学 校 保
を報告。正しい理解を深
に先駆けて始
全法施行規
に係る留意事項等につい
健会)を全国の小・中・
て、具体的な説明が行わ
めてもらうためにも、関
則一部改正
れた。
係各方面に対し、引き続
寄生虫卵の有無の検査を
続 い て、『児 童 生 徒 等
更に今後の災
内容に関して説明が行わ
害に備えての
実施時期を小学校、中学
れた。
下、テレビ局内のスタジ
同じく出演した、石川
きたいとした。
前半は、高田診療所の
訴える内容となった。
番 組 は、「災 害 時 の 医
オで行われた。
分から
テレビ岩手で 分番組と
して放映された。
30
平成
年度学校保健担
『児童生徒等の健康診断マニュアル』
の
改訂について概説
平成
当理事連絡協議会が 月
日、日医会館大講堂で
その中では、主な改正
内容として、(1)座高、 き文科省から周知を行っ
必須項目から削除、(2)
の 健 康 診 断 マ ニ ュ ア ル』
道永麻里常任理事の司
開催された。
会で開会。冒頭あいさつ
四肢の状態を必須項目に
ていくとした。
した横倉義武会長は、「学
追 加、(3) 保 健 調 査 の (平 成
校、高等学校、高等専門
会常任理事は、今回の一
日医が、
4 年 間 の 活 動 に つ い て、 広己常任理事は、
年 度 改 訂 版) の
校保健は、生涯にわたっ
めにも大切な幼少期から
学校の全学年とする
部改訂により、保健調査
東日本大震災時のJMA
絶賛放映中
BS-TBS 毎週金曜 20:54 ~ 21:00
て健康を維持していくた
学齢期の健康を支える大
の3点が提示された。
票に色覚に関する項目が
T活動の評価により、昨
てきた高田診療所の果た
きな基盤の一つになって
(1) の 座 高 の 削 除 に
新たに追加されたことを
県内内陸部の郡市医師会
対応などを紹
い る」 と 強 調。「多 様 化
ついては、身長・体重成
師会活動と災害救急医
から被災地への「肋骨対
介。災害時の自助、共助、 してきた役割を高く評価
する健康課題に対処する
長曲線等を活用した継続
療」をテーマに、東日本
年8月、国から、災害対
日、岩手県医師会並び
ためにも、今後は、地区
的 な 管 理 が 必 須 で あ り、 評価するとともに、色覚
今年度2カ所目となる
応システム」による支援
トワーク」の収録が 月
医師会、専門医会、教育
異常は自分では気づきに
大震災後、陸前高田市の
柏井真理子日本眼科医
委員会、日本学校保健会
その管理については、成
地域医療を支え、来年3
─
などの関係者が、子ども
講座 ─ふれあい健康ネッ
くいことから、進学・就 「日 本 医 師 会 テ レ ビ 健 康
「災害時の医師会活動と災害救急医療」を
テーマに
職時に初めて異常を指摘
日本医師会テレビ健康講座(岩手県)
長曲線作成プログラムを
10
27
活用して欲しいとした。
27
25 11
地域医療に従事する先生方を紹介しています
10
27
の健康という同じ目的の
日 医
提供番組
21
ため、組織的連携を深め
17
〔第 3 種郵便物認可〕平成 27 年 11 月 20 日
ス
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ュ
ニ
医
日
( 5 )第 1301 号
第
月
業保健総
た。
ェックして欲しい」とし
医学振興財団事務局長の
機構理事、岩﨑伸夫産業
問われた道永常任理事
険との兼ね合いについて
上乗せ等を行い、カバー
れない。現行の医賠責に
へ の 対 応」「
ェックによる業務量増大
人以下の
合支援セ
相澤好治日医産業保健
4氏が、6県医師会と1
は、「日 医 の 医 賠 責 保 険
した。
も検討している」と回答
できるように新たな方法
ぞれ回答を行い、盛会裏
質問・要望についてそれ
事業場への対応」などの
ンター運
は、あくまで医行為に対
会社)のワ
クチン株式
第一三共ワ
会社、北里
カ生研株式
に会は閉会となった。
する賠償保険なので、産
そ の 他、「ス ト レ ス チ
センターから事前に寄せ
業医業務は原則カバーさ
られた質問に回答。
会で日医認定産業医を対
日医の医師賠償責任保
営 主 幹、 委員会委員長は、同委員
松本吉郎
「産 業 医 活 動 の 課 題 と
象に実施したアンケート
して、業務増、スタッフ
大宮地域
センター
不足、連携の必要性増加
の集計結果を説明。
代表、武
が挙げられているが、そ
産業保健
石容子大
の解決のためには、産業
倒し出荷と速やかな代替
宮地域産
を要求。
クチンの前
一このまま同ワクチンが
政策上、極めて憂慮すべ
出 荷 さ れ な い 場 合 に は、 困難になれば、公衆衛生
クチンの安全性及び有効
業保健セ
化血研のインフルエンザワクチン
出荷自粛要請解除を受け
声明を発表
約1050万回分が不足
性の迅速な確認と、確認
医の職務範囲や多職種と
労働省が一般財団法人化
き事態となるとして、厚
後の速やかな出荷停止解
ンター地
学及血清療法研究所(以
することが予測されてい
労省及び関係業界に対し
て十分なワクチン供給が
も に、「今 後、 ス ト レ ス
幹 か ら、 必要になる」とするとと
下、化血研)に対するイ
こ の た め、 日 医 で は、 て、化血研以外の国内製
た。
除を厚労省に申し入れて
日、厚生
チェック制度を普及させ
ンフルエンザHAワクチ
造3社(一般財団法人阪
日医は 月
それぞれ
るためには、事業場側の
特に重症化のリスクが高
の連携のあり方の検討が
の地域に
体 制 づ く り、 研 修 の 実
ンの出荷自粛要請を解除
域運営主
おける産
したことを受けて、同日
いた。
トレスチェック実施プロ
今後の予定として、「ス
るだけ軽減すること」「優
る事務作業の負担をでき
血液製剤と同様、薬事承
確 保 し、 身 分 を 保 証 し、 めに、既に国家検定済の
秀なコーディネーターを
認と異なる製造実態の可
出荷停止処分を受けたた
が確認されたことにより
造方法と異なる製造実態
それと同時に化血研ワ
業保健事
施・マニュアルの作成の
大微生物病研究会、デン
業の取り組みが紹介さ
断に対し非常に心強く感
い高齢者や小児等に対し
グラムを厚労省のホーム
育成すること」に資源を
能 性 が あ る こ と が 判 明。
※中小規模事業者とは?
に声明を発表。今回の措
その上で、
「都道府県・
ペ ー ジ で 公 表」「面 接 指
集中させることが急務と
(事務フロー、チェックリスト)
」等も掲載していますので、併せて参
じた」と、謝意を述べた。 れ、質疑応答が行われた。 他、制度の周知・支援が
で、このような事態が二
万回接種分)については、
郡市区医師会が安心して
導を実施する医師向けの
なっているとした。
また、中小規模事業者(※)に該当する医療機関向け「取扱規程
置を、感染症危機管理対
度と起こらないよう、全
現 時 点 で は、「地 区 医
本年6月、化血研の血液
健総合支援センターが設
主体的に取り組むことが
マ ニ ュ ア ル の 作 成」「政
定個人情報等取扱マニュアル」を掲載しています。
策上、評価するとした上
続いて、堀江正知日医
てのワクチン製造会社に
師会の発意による企画や
製剤が薬事承認された製
置されてから1年余りが
できる環境づくりのため
府広報による制度広報用
する基本方針」
「特定個人情報等取扱規程」
「就業規則の改正」
「特
ストレスチェック制度
産業保健委員会副委員長
対して、より厳格な製品
準局安全衛生部労働衛生
活動をできるだけ実現さ
経 過 し た こ と に 触 れ、
「こ
に、厚生労働省との折衝
本年9月以降、品質、安
日本医師会「特定個人情報(マイナンバー)等の適正な取扱いに関
更に、労働安全衛生法
が、産業保健総合支援セ
課長は、ストレスチェッ
せ る こ と」「専 門 職 に よ
こに至るまでには、社会
を続ける」として、都道
協議では、相澤委員長
日医ホームページ・メンバーズルーム(医師会活動について)に、
の改正により、労働者へ
ンター地域窓口に協力し
療と就労支援が新たな課
ク制度の施行に向けた準
常識を逸脱した見直しが
動画の作成」などを行う
考にして下さい。
開始に向けて実施プロ
午後には、道永麻里常
のストレスチェック実施
任理事の司会の下、説明
管理の徹底を強く求め
グラムを公表
り施行されることに触れ
ている郡市区医師会を対
の義務づけが本年 月よ
る と と も に、「近 年 で は
並びに報告会が行われ
た。
題となっている。本事業
備状況について説明。
化血研のインフルエン
象に行ったアンケート調
冒頭、あいさつに立っ
において期待される産業
査の結果を報告。
た横倉義武会長(今村聡
医の役割はますます増大
武田康久厚労省労働基
副会長代読)は、産業保
極めて短期間で断行さ
府県医師会並びに関係団
ザワクチン(約1700
健3事業の一元化によ
れ、現場が著しく混乱し
全性等に関する確認調査
事、 厚 労 省 の 武 田 課 長、 のため、出荷を見合わせ
の司会の下、道永常任理
亀澤典子労働者健康福祉
と し、「制 度 に 関 す る 資
その後、活動事例報告
料は厚労省のホームペー
体の支援を求めた。
ジに随時掲載するのでチ
ている状況が続き、万が
として、益田元子大阪産
た。都道府県・郡市区医
師会が困難な課題を克服
マイナンバー制度 について
求められる」との考えを
21
示した。
10
する」とした。
おり、労働者に対する治
続ける労働者も増加して
日、 治 療 を 受 け な が ら 就 労 を
回産業保健活動推
進全国会議が
日 医
た。
12
り、全都道府県に産業保
れた。
日医会館大講堂で開催さ
15
し、事業を引き受けた英
http://www.med.or.jp/japanese/members/
メンバーズルーム
ストレスチェック制度の実施を控え
体制づくりを協議
10
50
マイナンバーキャラクター
マイナちゃん
従業員数 100 人以下で、個人情報取扱事業者(事業
に使用するため過去 6 カ月に 1 日でも 5,000 を超え
る個人データを保有したことがある事業者)等を除
いた事業者のこと。
第37回産業保健活動推進全国会議
37
第 1301 号( 6 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 27 年 11 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
情報
センター代表理事/小熊
(山 本 正 二 (財)
484(直)、 03 ─3
─日常診療でできること
ログラムにおけるTUE
内尉義虎の門病院長・前
9 4 6 ─6 2 9 5 (代)、 日本老年医学会理事長)
※当日は会館内に託児
予防と改善(津下一代あ
指導のありかた─メタボ
◆申し込み・問い合わせ
医事委員会委員長)
センター所長・日本陸連
栄二埼玉県立小児医療セ
所(定員5名)を設置予
いち健康の森健康科学総
先:日医地域医療第2課
〕 ・日常診療における運動 (山 澤 文 裕 丸 紅 健 康 開 発
[email protected]
野英行オートプシー・イ
定。利用を希望される方
合センターセンター長)
ンター放射線科部長/
メージング学会理事長)
月4日(金)までに
申込用紙に記入の上、お
申し込み願いたい。
◆受講人数:300名
スポーツ医
─8621 東京
都文京区本駒込2─ ─
士)
少 年 団 常 任 委 員・ 弁 護
務所所長・日本体育協会
者には再研修会5単位の
※なお、本講習会の受講
3
─ 942 6
─ 1
38(直)
〕
れていて、米国医療研究
定価 5616円
(税込) に説得する一般的な指導
法に比べ、有意な患者の
発行 創耕舎
長期禁煙維持率が確認さ
6457 5
─
─ 167
著
めの指導書であるととも
法を禁煙指導に生かすた
品質局や米国精神医学会
今日からできるミ
ニマム禁煙医療
の禁煙治療ガイドライン
第2巻 禁煙の動
でも推奨されている。
機づけ面接法
本書は、動機づけ面接
加濃正人
に、患者が変化に抵抗を
示すような行動変容問題
全般についての動機づけ
面接法そのものの入門書
動機づけ面接法は、行
間の研修会(ワークショ
修了証を後日交付する。
を設置予定(定員5名)
。
動療法の専門家によって
その内容は、2~3日
としても使用できる。
利用希望者は、申込用紙
ップ)で初学者が学んで
にご記入願いたい。
面する加害者側代理人
三者行為であるために直
の成果を表しており、禁
や栄養の指導などに多く
や薬物の使用障害、運動
別な方法で、アルコール
ングの理論を統合した特
いる。
大変便利な一冊となって
を 理 解 す る こ と が で き、
け 面 接 法 の 「ミ ニ マ ム」
本書を読むだけで動機づ
(弁 護 士 や 損 保 会 社 担 当
定価 1890円
(税込)
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3
─ 552 0
─ 426
書籍紹介
Q&Aハンドブッ
ク交通事故診療(全
訂新版)
煙においても、害を教示
社会保障の柱である低所
以上の差を放置し、明ら
われるが、保険料率で倍
医療の財源が無いと言
最新のデータが掲載さ
通事故に関する裁判例や
く解説するとともに、交
例をQ&Aで分かりやす
労災診療、交通事故診療
るようになっている実務
ンターネットで活用でき
つ 実 現 さ れ る の だ ろ う。 師は、日常診療において、 要となる書式や情報がイ
発行
して禁煙の利点を論理的
本書は、交通事故診療
応が求められる。
者)との交渉など、通常
守
の保険診療とは異なる対
羽成
監修
行動科学とカウンセリ
い く 事 柄 に 準 じ て お り、
・労働者の健康増進と健
浩一郎虎ノ門協同法律事
医師が果たす役割(望月
・スポーツ外傷・障害に 〔〒
は
先:日医医事法・医療安
◆申し込み・問い合わせ
全課〔
第 回日本医師会認定
健康スポーツ医制度再研修会
3
─ 942 6
─
FAXまたはメールで送
日
付する。
月
◆主催:日医
◆ 申 込 締 切:
◆共催:日本医学放射線
学会(予定)他
00名程度)になり次第、
(火)。ただし、定員(4
締め切る。
◆後援:日本医学会他
亡事例に対する死亡時画
◆主なプログラム:
◆メインテーマ:小児死
像診断モデル事業の今後
は、申込用紙を日医ホー
は」(海 老 名 英 治 厚 生 労
◆参加費:日医会員60 (金)。ただし、定員にな
考案された行動変容を動
※当日、会館内に託児所
◆主催:日医
働省医政局医事課課長補
◆主なプログラム:
0 0 円 (税 込。 た だ し、 り次第締め切る。
機づける面接法である。
康スポーツ(岡田邦夫プ
◆後援:厚生労働省、ス
日 (水) ・ 第 1 部 「 小 児 死 亡 に 対
する医学的原因究明の現
月
午後1~4時半
◆日時:平成 年1月
書を入手し、必要事項を
佐)
非会員は9000円)
・世界ドーピング防止プ
ポーツ庁
の期待(仮)」(森臨太郎
を記入し、直接、日医地
入手した上で、必要事項
か、都道府県医師会から
からダウンロードする
状と小児 モデル事業へ
◆参加費:無料
日(土)午前 時~午後
◆会場:日医会館大講堂
域医療第2課に郵送願い
明記の上、FAXまたは
・第2部「小児死亡事例
たい。
メールにより、日医医事
に対する死亡時画像診断
日
法・医療安全課宛てにお
◆ 申 込 締 切:
申し込み願いたい。申込
・フレイルとロコモ(大
日本臨床整形外科学会 編
得高齢者用住宅の整備が
かに逆進性となっている
におけるさまざまな対応
要だと言われたら黙って
不十分で、自立を強いる
だ。
某国会議員が国の予算
貧弱な福祉施策を医療が
実ではないの
被用者年金は統合された
等の災害医療に密接に関
れ、医療機関において必
うなずくだろう。こんな
整形外科や外科等の医
馬鹿げた話がまかり通る
いマスコミが悪い
か。住み慣れた
のだから医療保険も統合
医療保険の応能負担はい
以上人口が1000万人
のか、こんな議員
土地で老後を過
補わざるを得ないのも現
を超える世界一の超高齢
を選んだ選挙民が
と言うのを聞いた。 歳
国なのに、国が支出する
交通事故患者を扱う医
書である。
す れ ば よ い で は な い か。 係している。
特に、交通事故診療は、
ごすのが地域包
負担すべきところが負担
悪いのか。情けな
しないまま財政主導の管
療機関において、交通事
括ケアの基本なのに、高
患者(被害者)への早期
齢者施設の少ない大都市
故に関する必須の法律知
いことに医療費削減はや
兆円の医療費も対
かつ集中的な治療といっ
むを得ないという医師も
け、
理医療が進められること
GDPによる国際比較で
から施設に余裕のある地
いる。
てもよいのでは。
識や各種情報を習得する
方への移住を勧めるしか
た医療の提供だけではな
能がないのが、この国の
に医療現場はもっと怒っ
国は医療費削減のため
利な一冊と言えるだろう。
ためにも、本書は大変便
入院病床を減らして在宅
知らない国民は国が
く、治療費の請求から支
兆円も医療に使っている
(撥) 払いまでの事務処理、第
は多くないのが事実だ。
のは医療費の4分の1だ
のは正確な情報を伝えな
兆円かかるので大変だ
だ。しかし、先進国では
28
が100兆円で医療費が
馬鹿げた話
モ デ ル 事 業 症 例 の 実 際」 ◆申込方法:受講希望者
月
◆受講者資格:認定健康
4時 分
国立成育医療研究センタ
23
◆申込方法:日医ホーム
10 28
者には、後日、参加票を
18
ページ( http://www.med. ー政策科学研究部長)「小
or.jp/doctor/anzen_ 児死亡事例に対する死亡
) か ら 所 定 の 申 込 時画像診断モデル事業と
siin/
30
113
平成 年度 学術シンポジウム
Ai
◆場所:日医会館大講堂
◆ 日 時:
03
ム ペ ー ジ(
ール学院大学教育学部教
http://www.
) 授)
med.or.jp/doctor/ssi
21
12
日本医師会電子認証センター
15
有識者と言われる人達
http://www.jmaca.med.or.jp E-mail [email protected]
03
※SAMPLE※
日本医師会電子認証センターでは
医師の資格を証する「医師資格証」
の発行を進めています。
発行を希望される方は、下記のホ
ームページをご覧下さい。
12
医療を推進したいよう
持っていますか?
12
Ai
と思い、医療費削減が必
40
40
03
医師資格証
23
03
27
12
16
Ai
80
40
〔第 3 種郵便物認可〕平成 27 年 11 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 7 )第 1301 号
日
平成 27 年 11 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
受賞者一覧
日本医師会最高優功賞
◇通算 6 年日本医師会役員及び都道府県医師
会長
青木 重孝(三 重)
笠原 吉孝(滋 賀)
◇在任 6 年都道府県医師会長
齊藤 勝(青 森)
髙谷 雄三(福 島)
太田 照男(栃 木)
金井 忠男(埼 玉)
渡部 透(新 潟)
松田 峻一良(福 岡)
池田 秀夫(佐 賀)
福田 稠(熊 本)
池田 琢哉(鹿児島)
◇医学、医術の研究又は地域における医療活
動により、医学、医療の発展又は社会福祉
の向上に貢献し、特に功績顕著なる功労者
(都道府県医師会長推薦)
● 地域医療の充実及び学校保健活動に貢献し
た功労者
大里 篤志(宮 城)
● 地域医療・介護の充実に貢献した功労者
須田 滉(福 島)
● 地域の保健・医療・福祉の向上に貢献した
功労者
畑 誠(埼 玉)
● 医師会活動を通じて地域医療の発展に貢献
した功労者
番場 道夫(新 潟)
● 警察への協力活動に著しく貢献した功労者
瀧 邦彦(富 山)
● 小児の保健・医療提供体制の確立に貢献し
た功労者
杉谷 正東(静 岡)
● 救 急医療体制の整備・発展に貢献した功労者
西本 幸正(愛 知)
● 地域保健・医療の向上及び検案活動に貢献
した功労者
金澤 豊純(兵 庫)
● 地域医療の充実及び産業保健活動に貢献し
た功労者
関谷 勝行(奈 良)
● 地域医療の向上及び救急医療体制の確立に
貢献した功労者
本城 典彦(広 島)
医
ニ
察への協力活動に著しく貢献した功労者
警
川口 陸奥男(熊 本)
● 地 域医療・介護の充実に貢献した功労者
大勝 洋祐(鹿児島)
● 医師会活動を通じて地域医療の発展に貢献
した功労者
當山 護(沖 縄)
●
日本医師会優功賞
◇在任 10 年日本医師会代議員
永井 幸夫(宮 城)
小松 満(茨 城)
青木 公平(栃 木)
月岡 鬨夫(群 馬)
尾﨑 治夫(東 京)
近藤 正樹(神奈川)
向山 秀樹(神奈川)
関 隆教(長 野)
市川 朝洋(愛 知)
杉田 洋一(愛 知)
山本 楯(愛 知)
茂松 茂人(大 阪)
自見 弘之(大 阪)
足立 光平(兵 庫)
置塩 隆(兵 庫)
豊田 秀三(広 島)
平松 恵一(広 島)
松村 誠(広 島)
大野 尚文(愛 媛)
陣内 重三(福 岡)
村上 吉博(福 岡)
玉城 信光(沖 縄)
◇在任 10 年日本医師会委員会委員
目黒 順一(北海道)
望月 泉(岩 手)
佐藤 和宏(宮 城)
鈴木 明文(秋 田)
中條 明夫(山 形)
常盤 峻士(福 島)
石渡 勇(茨 城)
諸岡 信裕(茨 城)
西松 輝高(群 馬)
山崎 學(群 馬)
安達 知子(東 京)
安藤 高夫(東 京)
石井 孝宜(東 京)
伊地知 正光(東 京)
小川 郁(東 京)
落合 和彦(東 京)
川上 順子(東 京)
ュ
ー
ス
児玉 浩子(東 京)
近藤 太郎(東 京)
藤巻 わかえ(東 京)
細萱 茂実(東 京)
町野 朔(東 京)
白須 和裕(神奈川)
鈴木 厚(神奈川)
保坂 シゲリ(神奈川)
泉 良平(富 山)
池端 幸彦(福 井)
〆谷 直人(静 岡)
杉浦 真弓(愛 知)
寺崎 浩子(愛 知)
二井 栄(三 重)
加納 繁照(大 阪)
清野 佳紀(大 阪)
中尾 正俊(大 阪)
松本 卓(兵 庫)
山田 和毅(和歌山)
弘山 直滋(山 口)
林 正作(香 川)
佐伯 光義(愛 媛)
鹿子生 健一(福 岡)
瀬戸 裕司(福 岡)
日本医師会医学賞
慢性炎症・癌化に関わる新しいユビキチン
修飾系の発見
岩井 一宏(京大・細胞機能制御学)
● 生活習慣病のリスク要因解明と予防対策の
評価に関する公衆衛生学的研究
磯 博康(阪大・公衆衛生学)
● 高血圧の発症の分子メカニズム
藤田 敏郎(東大名誉教授)
● がん外科手術手技に関する臨床研究法の確立
とそれを用いた胃がんリンパ節郭清の標準化
笹子 三津留(兵庫医大・外科学)
● 日本医師会医学研究奨励賞
分子イメージングによるがんのコンパニオ
ン診断とイメージングに基づいた光線治療
法の開発
光永 眞人(慈恵医大・内科学)
● 褐色・白色脂肪細胞における転写・エピゲ
ノム制御と肥満症における意義
脇 裕典(東大・脂肪細胞機能制御学)
● ストーマ患者に対する新たな同種複合組織
移植研究
荒木 淳(東大・形成外科・美容外科学)
● 第 1301 号( 8 )
宮内膜由来の着床障害による不妊症の関
子
連遺伝子の解析
黒田 恵司(順天堂大・産科婦人科学)
● 医師の健康支援に関する産業保健的介入の
あり方の検討
和田 耕治(国立国際医療研究センター)
● 心不全特異的な BNP 転写誘導メカニズム
の解明による新たな経口心不全治療薬開発
の試み
塚本 蔵(阪大・医化学)
● 肺癌化学療法に伴う免疫耐性機構の動的変
化を克服する化学免疫療法の基盤開発とそ
の制御
大植 祥弘(川崎医大・呼吸器内科学)
● 消化器癌における常在微生物群ゲノムの解析
と分子異常・免疫応答・環境因子との関連
能正 勝彦(札幌医大・消化器・免疫・リ
ウマチ内科学)
● 炎症性腸疾患における腸内細菌叢パターン
解析による新たな診断分類、治療選択手法
の確立
高山 哲朗(東海大・内科学)
● 臓器間神経ネットワークによる体重調節機
構の解明に基づく新規肥満治療薬の開発
山田 哲也(東北大・糖尿病代謝内科学)
● CTC チップを用いた循環膵臓癌細胞捕捉
と低侵襲的な新規膵臓癌確定診断法の確立
横堀 武彦(群馬大・病態腫瘍薬理学)
● 食 道 癌 に お け る“が ん 代 謝 ” に 関 わ る
epigenomic biomarker の網羅的解析
馬場 祥史(熊本大・消化器外科学)
● 聴覚機能の成立に関わるアクチン制御機構
の解明
坂口 博史(京府医大・耳鼻咽喉科・頭頸
部外科学)
● メタボリックシンドロームにおける尿路結
石促進機序の解明と分子標的治療への応用
岡田 淳志(名市大・腎 ・ 泌尿器科学)
● 次世代型偏光感受型光干渉断層計による術
後瘢痕化評価
福田 慎一(筑波大・眼科学)
●
白寿会員
佐々木 道子(北海道)
他 29 名
米寿会員
相沢 芙束(北海道)
他 1,307 名
日
( 9 )第 1301 号
医
ニ
ュ
ー
ス
〔第 3 種郵便物認可〕平成 27 年 11 月 20 日
第68回日本医師会設立記念医学大会 受賞者の功績紹介
日本医師会最高優功賞のうち、都道府県医師会長推薦に
西本 幸正 先生 救急医療体制の整備・発展に貢献した功労者
よる「医学、医術の研究又は地域における医療活動により、
医学、医療の発展又は社会福祉の向上に貢献し、特に功績
顕著なる功労者」と、その受賞理由を紹介する。
( 85 歳 愛知県)
大里 篤志 先生 地域医療の充実及び学校保健活動に貢献した功労者
( 83 歳 宮城県)
須田 滉 先生
( 76 歳 福島県)
畑 誠 先生
( 72 歳 埼玉県)
気仙沼市、本吉郡の1市4 町の地域保健・健康管理に差異があっ
たことから、気仙沼市医師会の学校保健担当理事として、それらの
一元化を提唱。市町共通意識を高めるとともに、学校医の適正配置
を始め、児童、生徒の健康保持増進に大きく寄与した。
また、気仙沼地域医療委員会副会長、会長を歴任、パラメディカル
や住民向け研修会を開催するなど、地域包括ケアの基盤をなす気仙
沼・南三陸地域在宅医療福祉推進委員会の発展に努めた。
地域医療・介護の充実に貢献した功労者
昭和 59 年救急協力診療所の指定を受け(現在県内唯一)、30
年間にわたり救急車の受け入れに貢献するとともに、市内医療
機関、介護福祉施設からの患者も受け入れる等、数少ない有床
診療所としての役割を果たす。
また、プライマリケアから第 3 次救命救急医療体制の一元化
と病診連携事業に取り組み、医療提供体制の効率化、医療の質
の向上・住民の健康増進に大きく寄与した。
地域の保健・医療・福祉の向上に貢献した功労者
上尾市医師会副会長として、会員向け FAX 情報送信サービ
ス( FAX BOX )の運用を開始。FAX BOX の簡易性・利便性
は多くの会員に受け入れられ、現在も利用されている。
また、同医師会長として行政と折衝を重ね、小児二次救急医
療事業をスタートさせるとともに、上尾市医師会平日夜間・休
日急患診療所を整備する等、地域医療・保健衛生の充実と進展
に努めた。
番場 道夫 先生 医師会活動を通じて地域医療の発展に貢献した功労者
( 81 歳 新潟県)
瀧 邦彦 先生
( 96 歳 富山県)
新潟県医師会理事・副会長を歴任中、郡市医師会の編成替えや災
害時における緊急医療体制の強化に向けた課題解決に邁進。医事紛
争処理では、患者とのトラブルの円滑な解決に向け、専門医との連
携を図り、解決の迅速化に尽力した。
「地域住民の健康は医師だけの力では守れない。行政との連携が
不可欠」との考えの下、行政や検診機関との連携と調整に指導力を
発揮。生活習慣病対策を始め各種検診事業の円滑な実施に貢献した。
警察への協力活動に著しく貢献した功労者
69 年の長きにわたり警察医を務める傍ら、異状死体の検視・検
案業務に昼夜・休日を問わず出動、他の地区からの応援要請にも
快く応じ、年平均 50 体余の検案業務を行った。
また、
「誰かがやらなければならない大切な仕事」との使命感の
下、冷静かつ綿密な死体観察と警察署員に対する懇切丁寧な実地
指導に当たるだけでなく、年 2 回研修会を開催し、警察医のレベル
向上と警察医会活動の活性化に尽力する等、信頼は今もなお厚い。
杉谷 正東 先生 小児の保健・医療提供体制の確立に貢献した功労者
( 80 歳 静岡県)
沼津医師会理事就任時より心臓検診、腎臓検診、脊柱側わん検診等の充実を図
るとともに、平成 2 年、沼津市公立学校を対象に小児成人病予防検診を実施した。
また、予防接種を受けたにも関わらず、麻しんに罹患する例が全国的に増加した
時期に、小中学生を対象に麻しん抗体価を測定。その結果を基にワクチンの追加
接種の必要性を行政当局に訴え、平成18 年、現在の2 回定期接種に先駆け麻しん追
加接種を行政措置予防接種として実施させる等、小児保健医療の発展に多大に貢献
した。
名古屋市瑞穂区医師会副会長時に、救急医療対策委員長として地域
の救急医療の病院と診療所との連携を深め、休日診療の当番制の確立
に尽力。
また、救急医療においてトリアージの診断を行い、分かりやすい指針
を示すことで治療の効率化を図った他、一時救急や二次救急医療機関等
の協力を得て、患者転送方法や救急車の配置整備などの提言を行う等、
地域住民が安心して治療を受けられる体制作りの実践・指導に努めた。
金澤 豊純 先生 地域保健・医療の向上及び検案活動に貢献した功労者
( 84 歳 兵庫県)
尼崎市医師会医業経営委員会委員として、医療機関での労務管
理の問題点、労働保険の加入、職員の健康管理等の充実に尽力。
また、昭和 48 年より警察署の死体検案に携わり、死因のはっ
きりしない遺体については、整形外科医の経験を活かし常に死因
の特定に取り組むとともに、昼夜を問わず警察の出動要請に応え
死因の早期解明に努める等、42 年間で約 2,000 体の検案を行う
など、警察の検視に大いに貢献した。
関谷 勝行 先生 地域医療の充実及び産業保健活動に貢献した功労者
( 73 歳 奈良県)
奈良県内で初の医師会立訪問看護ステーションの立ち上げに尽
力するとともに、設立後も訪問看護の質の確保、安心・安全なサ
ービス提供体制の構築に努めた。
また、地域産業保健事業の運営や啓発活動に取り組み、メンタ
ルヘルスを含む健康相談を献身的に行う等、労働者の健康管理・
健康増進に努めるとともに、産業医研修会を企画・立案し産業医
の資質向上を行う等、産業保健サービスの向上に多大に貢献した。
本城 典彦 先生 地域医療の向上及び救急医療体制の確立に貢献した功労者
( 73 歳 広島県)
平成 27年で 248 回を数える「東広島医療センター・東広島地区医師
会合同カンファレンス」に第 1回から欠かさず参加し、講演会・症例検
討会の内容を毎月報告書にまとめ、出席できなかった会員へ周知伝達
する等、地区医師会全体の診療のレベルアップに尽力。
また、日曜出勤が可能な職員を常に確保し、地域の日曜・祝日等に
おける内科・小児科の初期救急診療を支えるとともに、地域外から小
児の受診も多く受け入れ、圏域の救急医療に多大なる貢献をしている。
川口 陸奥男 先生 警察への協力活動に著しく貢献した功労者
( 93 歳 熊本県)
熊本県警察協力医としての活動に積極的に参加し、警察の検視・死体
調査への立ち会い、警察署内の留置人の健康管理等の公益的な職務を
率先して行うとともに、全国に先駆けてAi(死亡時画像診断)の手法を採
り入れ、その有効性を地域に広め、死因究明の精緻化にも多大に貢献。
また、日本警察医会長として警察活動に協力する医師の業務の円滑な
実施、待遇改善への取り組みに努め、更に、東日本大震災発生時には、
日医との連携の下、遺体検分の医師派遣に尽力した。
大勝 洋祐 先生 地域医療・介護の充実に貢献した功労者
平成 12 年 4 月、介護保険制度施行に先駆け、各郡市医師会に
足を運び「かかりつけ医意見書」(現主治医意見書)のあり方
の勉強会を実施し、介護保険制度の円滑な運営に努めた。
また、自らが中心となり、鹿児島県リハビリテーション施設
協議会を設立し、その存在意義と経営基盤を確立。更に、リハ
ビリテーション関連団体の後方支援や地域リハビリテーション
( 80 歳 鹿児島県) 広域センターとの連繋を深め、活動を強力に支援してきた。
當山 護 先生
( 74 歳 沖縄県)
医師会活動を通じて地域医療の発展に貢献した功労者
平成 8 年に「南部地区周産期ネットワーク協議会(現沖縄周
産期ネットワーク協議会)」を立ち上げると、未熟児を受け入
れる国公立病院の空床情報を毎日那覇市医師会で集計。地域の
診療所からの搬送がスムーズにいく仕組みを作り上げるなど、
新生児の死亡率低下に大きく貢献した。
更に、「健康福祉立県」構想をいち早く提唱。幾度となく沖
縄県当局に提言し、その内容が県の政策に盛り込まれた。
勤務医座談会(最終回) 月
地域医師会を中心とした
日開催
ている自分に何がインパ
例えば医師会に所属し
るということを、患者さ
れている背後に日医があ
かということがはっきり
ベルにどう還元されるの
いといけません。タイム
けの医師は半日で帰さな
合には、産業医の面談を
を超えた勤務があった場
で、すぐには改善できず、
イムラグが生じますの
ます。ただ、そこにはタ
い先生も含めて「医師会
医師の中においても、若
る範囲の医師会活動の中
と、今の私達が知ってい
関わっているかという
と日々の業務の中で何か
う場を設けたことがあり
接病院長と交渉してもら
院との仲を取り持ち、直
聞いた上で、医師会が病
幸原 以前、過重労働
をしている医師の意見を
ろです。
で、なかなか難しいとこ
いう感覚の人もいますの
当てがつくからいい」と
はむしろ「超過勤務の手
ます。
を減らすしかないと思い
佐々木 長時間労働を
改善するには、患者さん
ことになります。
するような仕組みにはな
レジデントも同様で
が、医師会に興味が向か
はこういうことをやりま
ではあまり具体的なもの
注意します。
カードを押していない場
例えば、病院で働いて
ます。
ん に も、 若 手 医 師 に も、 しないといけないと思い
クトがあるかということ
もっと知らせていく必要
過重労働が解消されない
があると思います。
っています。
を考えた時に、現状だと
合も、医長を呼び出して
具体的に見えてくるもの
ない大きな要因だと思う
した」ということが、十
がないと思います。です
す。しかし、彼らの中に
のです。ただ、東京都医
分に伝わっていないと思
患 者 さ ん だ け で な く、 いる若い研修医が医師会
師会の委員会でキャリア
います。
があまりないというの
支援の答申づくりに関わ
らすのは経営に直結しま
か あ り ま せ ん。 そ し て、
すので、入院患者は確保
しつつ外来を縮小するし
しかし、入院患者を減
っていた中で、医師会が
ます。そして、その医師
齊藤 乳腺外科であっ
の 勤 務 制 限 と い う 形 で、 ても、形成外科との共同
で深夜に及ぶ移植の手術
から、病院にいる若い勤
9時から5時までの勤務
何か若手の医師にアピー
務医に医師会へ関わっ
鄭 たぶん若手医師に
外来を縮小するために
ルするところがあると
は、地域連携をどんどん
また、病院などでも規
もあり得ます。途中で手
務時間を減らすために
時間という契約をしても
識はあり、ジレンマが生
は、地域連携を一生懸命
ら い ま し た。 医 師 会 は、 を離されると指導や診療
じます。そうした意識の
にやることしかないと思
てもらうようにするた
また、地域の患者さん
中で、若い人達はなるべ
います。
めには、具体的なアク
を全て診るには、患者循
変わるというようなこと
りません。
そのためには、 く帰したいので、自分が
環を活性化しなければな
があります。
笠井 本日は貴重なご
意見をお聞かせ頂き、あ
ャリア支援ですし、例
地域への強力な患者情報
特に、我々の診療科は
りがとうございました。
模 の 大 き い 所 に な る と、 したら、大雑把にはキ
す。
提供体制を構築する必要
女性の比率がどんどん高
病院が全て引き受けてく
泉 「勤 務 医 の 長 時
間労働の改善策」につ
があります。これを動か
くなって、医局員 人程
泉(司会)「医師会の
組織化」についてご発言
いてご発言下さい。
すには、長期的に取り組
ください。
川村 当院は、研修
医が当直しますと翌日
む必要があります。
推し進めるしかないので
は厳密に半休になって
泉 ありがとうござい
ました。
ができないこともありま
よ く 理 解 し て い ま す。
います。ですので、そ
ルの女性と男性と私とい
そういうようなこともで
でも、勤務医が参画し
ういう長時間労働がで
う体制で、何とかそこを
と は 浸 透 し て い ま す が、 す。そうすると、シング
鄭 私の病院では、研
修医は当直明けに休むこ
切り抜けなければいけな
ションとしてはっきり
しかし、勤務医に係る
て一票を投じていると
きないようなルールに
三六協定の内容などは若
い。目の前に患者さんを
えば勤務医サポートと
さまざまな問題や女性医
いう感覚はなく、ほと
なっているのです。た
いドクターは特に分かっ
おいて「5時だから帰り
れるため、医師会に帰属
師の待遇の問題、あるい
んど無関心なのです。
だ、それを確実に行う
ですから、超過勤務は
ていません。
ます」というようなこと
医師会の入会率はもう少
はだめだ」と注意を促し
当院の場合は一定の時間
こ と は あ り ま す。 た だ、 状に対応すべく仕組みを
非常に長くなってしまう
し上がると思います。
の中で同時に2人ずつぐ
ます。それから、研修医
らいが妊娠期にありま
り、陳情行動であったり、 自分にどういう影響を及
だけではなくて、当直明
ですから、そうした現
どんどん変えていってい
ですから、勤務医の勤
は長時間労働の改善の問
ことは人手不足のため
何時間までできるなどと
はできないことですの
す。
勤務医は全員が大学に
題等も含めて、医療界全
結局、勤務医に参加
に困難です。
いうことはたぶん関係な
で、診療以外にも教育活
す。超過勤務に対する意
残れるわけではなく、医
持たせるには、ある程
提 言 し て い け る 組 織 は、 しているという実感を
体を調整するような形で
度医師会に勤務医が入
関 心 が あ る の は、「自 分
佐々木 私は副院長と
いう立場なので、長時間
く、患者さんの病状に応
動だ、研究活動だ、事務
きるということです。
師会の活動をあらかじめ
医師会しかないと思いま
らないといけないと思
に対してどうか」という
勤務若しくは月 時間以
じて夜までいたり、夜中
仕事だと、膨大な量の仕
したものを示すという
認識しておくというの
す。そのことがもう少し
います。勤務医の入会が
ことだと思います。医師
上の超過勤務があった場
に来た患者さんを診てと
事に追われることとなり
ことが必要だと思いま
は、非常に大事なことだ
具体的に皆に見えるよう
進めば、関心のある人が
会の働き掛けで政策的に
合は全員チェックしま
いうことになるので、三
ってくるのではないか
と思います。
な形になるといいと思い
どんどん参画してくるの
どう変わったとか、そう
す。それが2カ月続いた
六協定等の制限下であっ
し て い る と い う 意 識 は、 かそういうところにな
川村 稚内は、医師会
の会員であるかないかに
ます。
で、加速度的に医師会の
いうことに対して医師会
場合は、病院長がその上
若い先生方はずっと持た
かかわらず、事実上、医
力が増してくると思いま
の力は非常にあると思い
司を呼び出して「年6回
佐々木 私は、医学部
の学生のうちから保険診
師の職能集団である医師
鄭 特に若いドクター
が、どういう組織に帰属
ます。ただ、若い医師に
と思います。
会に協力しないと動けな
意識を持っているかとい
す。
医師会に興味を持っても
ないできたし、持たなく
くなってしまうものです
うところだと思うのです
川村 結局、厚生労働
省が話を聞く先は日医で
療について講義をしても
から、例えば全員医師会
が、通常は医局であると
す。
らい、臨床研修医の時に
に入ってくれと言われた
か、大きな病院に所属し
てもずっと暮らしていけ
時に、恐らくみんな入る
ていればその病院になり
一方、大学にいれば研
ぼしているのか、自分と
ます。
どう関わるのか、個人レ
ても、超過勤務の時間が
ますので、第3の軸とし
さまざまな活動を通じて
までしか月 時間超えて
て医師会がそういう存在
さまざまな政策が決定さ
らうためには、医師会は
究者としての生活も、あ
たり得るかということだ
政治的な活動であった
るいは何か問題があった
と思います。
勤務医座談会出席者
泉 良平【司会】
(日医勤務医委員会委員長・富山県医師会副会長)
川村 光弘(市立稚内病院副院長)
幸原 晴彦(大阪南医療センター第三内科医長)
齊藤 光江(順天堂大学医学部乳腺・内分泌外科教授)
佐々木春明(昭和大学藤が丘病院副院長)
鄭 東孝(東京医療センター総合内科医長)
笠井 夫(日医常任理事)
(敬称略)
10
時の相談事も全て引き受
40
ような形をとっていくと、 ます。
のだと思います。
医師会の活動を組み込む
をテーマに
勤務医 の参画 と
活躍 の場 の整備」
8
幸原 医師会が国政
で頑張っていることは
「
7
けてくれます。
40
第 1301 号( 10 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 27 年 11 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕