平成26年度資産運用状況について

平成26年度資産運用状況について
資産運用に当たっては、中小企業退職金共済法及び関係省令・告示並
びに運用の基本方針に則り実施いたしました。中退共制度の安定的な運
営及び健全性の向上に必要な運用収益を確保するため、最適な資産の組
み合わせである基本ポートフォリオに沿った資産配分を行い運用を実施
いたしました。
平成26年度における運用環境は、米国を中心とした緩やかな景気回復
と堅調な企業業績を背景とした外国株式市況の上昇、更に企業業績の拡
大に加え日銀による追加緩和や公的年金の運用見直し等を好感した国内
株式市況の上昇により、委託運用で大きな収益を計上しました。また、
自家運用においても安定した収益を確保いたしました。
平成26年度末の運用資産残高は4兆5,767億円となり、当期の運用収益
は2,828億円(運用収入が2,833億円、運用費用が4億円、運用収入のう
ち金銭信託評価益は2,499億円)、決算運用利回りは6.61%となりまし
た。
また、27年度付加退職金の支給率を0.0216とするとされたことで、当
期総利益は1,656億円、利益剰余金は3,801億円を計上いたしました。
資産運用の内訳としては、自家運用は期末運用資産残高2兆5,186億円、
運用収益287億円(費用控除後)、決算運用利回りは1.22%となりまし
た。
委託運用は期末運用資産残高2兆581億円、運用収益2,541億円(費用控
除後)、決算運用利回りは13.24%となりました。
委託運用のうち金銭信託に係るパフォーマンスは、資産別では国内債
券がベンチマークを上回り、国内株式・外国債券・外国株式はベンチ
マークを下回りました。
また、資産合計では、基本ポートフォリオに定める各資産の資産配分
で加重した超過収益率の合計がマイナス0.32%となりました。
資 産 運 用 状 況
➢平成26年度の資産運用状況は、下表のとおりです。
(単位:百万円)
運用の方法等
資産額
国
自
家
運
用
運用費用
②
運用収益
①-②
決算運用
利回り
債
1,414,484
30.91%
15,084
-
15,084
1.10%
有
政 府 保 証 債
714,522
15.61%
6,283
-
6,283
0.98%
価
金
195,600
4.27%
1,292
-
1,292
0.75%
証
社
-
1,241
-
1,241
4.93%
券
円 貨 建 外 国 債
90,000
1.97%
4,825
-
4,825
5.13%
2,414,605
52.76%
28,725
-
28,725
1.25%
融
債
債
小
預
金
計
期
運
用
95,000
2.08%
22
-
22
0.08%
普
通
預
金
9,018
0.20%
1
-
1
0.00%
104,018
2.27%
23
-
23
0.04%
28,748
-
28,748
1.22%
計
2,518,624
〈2,360,520〉
小 計
金
銭
信
託
-
短
小
委
託
運
用
運用収入
①
構成比
55.03%
指定・特定金銭信託
1,814,494
39.65%
235,433
-
235,433
15.42%
新団体生存保険
45,610
1.00%
14,418
-
14,418
7.84%
1,860,103
40.64%
249,851
-
249,851
14.60%
197,948
4.33%
4,577
4,135
1.98%
(1,191,000)
(49.32%)
98
98
0.01%
2,058,051
〈1,919,671〉
44.97%
254,527
442
254,085
13.24%
283,274
442
282,832
6.61%
小
計
生
命
保
険
資
産
有
価
証
券
信
託
小 計
合 計
4,576,675
〈4,280,192〉
100.00%
442
-
(注) 1.資産額の<>内の金額は、平均残高である。
2.決算運用利回りは、運用収益を平均残高で除した数値である。
3.短期運用は譲渡性預金である。
4.有価証券信託は自家運用により取得した有価証券の信託による運用であり、資産額はその内数である。
5.単位未満は四捨五入しているため、内訳と計が一致しないことがある。
運用収益及び決算運用利回りの推移
➢過去5年間の運用収益及び決算運用利回りの推移は下表のとおりです。
(単位:百万円)
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
運用収益
10,579
65,644
259,048
262,424
282,832
自家運用
31,579
29,032
29,496
30,171
28,748
31,347
26
28,948
38
29,537
32
30,144
27
28,725
23
137
68
46
-
△ 73
-
-
-
0
-
-
-
-
△ 21,000
36,613
229,552
232,253
254,085
△ 23,900
2,798
102
33,796
2,757
59
226,278
3,242
32
228,602
3,609
42
249,851
4,135
98
1.80%
6.89%
6.55%
6.61%
有価証券 預金
投資不動産
財政融資資金預託金
長期貸付金
委託運用
金銭信託
生命保険資産
有価証券信託
0.30%
決算運用利回り
(注) 1.運用収益は費用控除後の額である。
2.単位未満は四捨五入しているため、内訳と計が一致しないことがある。
運用収益及び決算運用利回りの推移
<運用収益>
<決算運用利回り>
(百万円)
300,000
10.00%
6.89%
6.55%
6.61%
7.50%
200,000
5.00%
100,000
1.80%
2.50%
0.30%
0
10,579
65,644
259,048
262,424
0.00%
282,832
△ 2.50%
△ 100,000
△ 5.00%
△ 200,000
△ 7.50%
△ 10.00%
△ 300,000
22年度
23年度
運用収益
24年度
25年度
◆ 決算運用利回り
26年度
自家運用資産の構成状況
➢自家運用は、元本の償還や利払いが確実な国債を中心に運用し、
平成26年度末の資産額は2兆5,186億円で、総資産額に対する
割合は 55.0%となっています。
➢資産別の自家運用資産額は、下表のとおりです。
(単位:百万円)
運用の方法等
有
自
家
運
用
価
証
金
有価証券構成比
1,414,484
56.2%
58.6%
債
714,522
28.4%
29.6%
債
195,600
7.8%
8.1%
円 貨 建 外 国 債
90,000
3.6%
3.7%
2,414,605
95.9%
100.0%
政
府
金
保
証
融
小 計
短
期
運
用
95,000
3.8%
普
通
預
金
9,018
0.4%
104,018
4.1%
2,518,624
100.0%
小 計
合 計
(注)
構成比
債
国
券
預
資産額
1.短期運用は譲渡性預金である。
2.単位未満は四捨五入しているため、内訳と計が一致しないことがある。
有価証券構成比
自家運用構成比
金融債
8.1%
預金
4.1%
政府保証債
29.6%
有価証券
95.9%
円貨建
外国債
3.7%
国債
58.6%
委託運用資産の構成状況
➢平成26年度末の委託運用のうち、金銭信託は、銀行(4社)、
投資顧問会社(15社)及び生命保険会社(2社)に、生命保険資産は、
生命保険会社(7社)に運用を委託し、資産額は 2兆581億円で、
総資産額に対する割合は45.0%となっています。
➢資産別の委託運用資産額は、下表のとおりです。
運用の方法等
委
託
運
用
金
銭
信
託
国
内
債
券
673,264
36.2%
国
内
株
式
422,423
22.7%
外
国
債
券
372,524
20.0%
外
国
株
式
391,893
21.1%
小
生
命
資産額
(単位:百万円)
金銭信託
構成比
保
合
1,860,103
計
険
資
産
100.0%
197,948
計
2,058,051
(注) 単位未満は四捨五入しているため、内訳と計が一致しないことがある。
金銭信託構成比
外国株式
21.1%
国内債券
36.2%
外国債券
20.0%
国内株式
22.7%
金銭信託の収益率
➢平成26年度は、委託運用資産のうち金銭信託の時間加重収益率は、
資産別にみると国内債券がベンチマークを上回り、国内株式・外国
債券・外国株式はベンチマークを下回りました。
また、時間加重収益率の資産合計は14.68%、基本ポートフォリオ
に定める各資産の資産配分で加重した超過収益率の合計はマイナス
0.32%となりました。
資 産 区 分
時間加重収益率
ベンチマーク
超過収益率
国
内
債
券
3.14%
2.97%
0.17%
国
内
株
式
29.10%
30.69%
△1.59%
外
国
債
券
11.87%
12.28%
△0.41%
外
国
株
式
23.38%
23.54%
△0.15%
14.68%
-
△0.32%
合
計
(注) 超過収益率の合計は、基本ポートフォリオに定める各資産の資産配分で加重した合計値である。
【時間加重収益率】
・キャッシュフローが発生するごとに期間(時間)を区切り
キャッシュフロ が発生するごとに期間(時間)を区切り、各期間ごとに収益率を計算し、最後に
各期間ごとに収益率を計算し 最後に
複数の期間ごとの収益率を掛け合わせる(加重)ことで求めた時価ベースの収益率である。
【ベンチマーク】
・運用成果を測るための基準となるもの。運用機関がどれだけの収益率をあげたかという絶対的な
判断ではなく、市場に対してどうであったかという相対的な判断(ベンチマーク評価)をするときの
基準値となる。
国内債券:NOMURAボンド・パフォーマンス・インデックス(総合)
国内株式:TOPIX(配当込み)
外国債券:シティグループ世界国債インデックス(日本を除く、円換算)
外国株式:MSCI(KOKUSAI、円換算・配当再投資・GROSS)
金銭信託の収益率
35.00%
30.00%
25.00%
20.00%
15.00%
10.00%
5.00%
0.00%
△5.00%
国内債券
国内株式
時間加重収益率
外国債券
ベンチマーク
外国株式
運用資産の構成状況
➢平成26年度末の資産構成状況は、基本ポートフォリオに定める資産
配分に対する乖離許容幅の範囲内を維持しました。
(単位:百万円)
基本ポート
フォリオ
資産区分
乖離許容幅
資産額
資産構成比
乖離状況
国 内 債 券
76.9%
±5.0%
3,389,836
74.1%
△ 2.8%
国 内 株 式
7.7%
±3.0%
422,423
9.2%
1.5%
外 国 債 券
7.7%
±2.0%
372,524
8.1%
0.4%
外 国 株 式
7.7%
±3.0%
391,893
8.6%
0.9%
100.0%
-
4,576,675
100.0%
-
合
計
(注) 1.国内債券には、預金及び生命保険資産が含まれている。
2.単位未満は四捨五入しているため、内訳と計が一致しないことがある。
資産構成比
外国債券
8.1%
基本ポートフォリオ乖離状況
6.0%
外国株式
8.6%
4.0%
国内株式
9.2%
2.0%
0.0%
-2.0%
国内債券
74.1%
-4.0%
-6.0%
国内債券
国内債券
国内株式
外国債券
国内株式
外国債券
外国株式
乖離許容幅
乖離状況
外国株式