平成27年度 大阪府公立前期入試 英 語 本年度の注目問題! A 問題:普通科(単位制含む)・総合学科・商業に関する学科・工業に関する学科など B 問題:グローバルビジネス科・英語科・国際教養科・グローバル科・文理学科など (B 問題は学科によって配点が異なります。下記は文理学科の配点で記載しています。) 1. 本文中には次の英文が入ります。本文中のア~エから、入る場所として最も適しているものを一つ選び、ア~エの記号 を○で囲みなさい。 A 問題:1Ⅱ(1) 配点:1 点 Different countries have different ways of cooking potatoes. <解答> エ <本文の該当部分> Emi : They go well with many kinds of food. エ I hear potatoes are cooked with rice or bananas in some countries. B 問題:1(2) 配点:2 点 Mosses can help other living things, too. <解答> エ <本文の該当部分> Tomoya: That’s right. And, young trees can also get water from mosses around them. エ A lot of very small creatures live in mosses. B 問題:2(1) 配点:4 点 The roof of a house is a good place for that. <解答> イ <本文の該当部分> The first thing we have to do is to collect rainwater. イ Second, we have to move the rainwater collected on it to a rainwater tank on the ground. 過去 5 年において、H22、23、24、26 年と、前期ではおなじみの傾向が出題されている。与えられた英文を読み取り、前後の内 容を読み取ることができれば、難易度自体は高くはない。ただし、与えられた英文の代名詞や、too などの言葉をきっちりと判断でき なかった場合は、少し難しいかもしれない。 2. B 問題:1(3) 配点:4 点 本文中の’ ② us to find mosses? ’が前後と意味がつながる内容になるように、解答欄の_____に英語 4 語を 書き入れ、英文を完成しなさい。 <大阪府の解答例> Is it difficult for (us to find mosses?) B 問題:1(6) 配点:4 点 本文中の’ ④ about that garden? ’が前後と意味がつながる内容になるように、解答欄の_____に英語 4 語を 書き入れ、英文を完成しなさい。 <大阪府の解答例> Have I told you (about that garden?) 前後と意味がつながる内容になるように、自分で文章を考える問題。大阪府の過去 5 年の出題において、選択肢の中から選 ばせる問題は多く出題されているが、語数指定があり、自分で英語を挿入する問題は今回が初めてとなる。新傾向で戸惑った受 験生もいるかもしれないが、前後の内容を理解していれば、難易度自体は高くはない。 3.B 問題:1(8) 配点:6 点 本文中の ⑤ が、「あなたがよく訪れる場所で苔を探してみると、あなたの世界の見方が変わるかもしれません。」 という内容になるように、英語で書きなさい。 <大阪府の解答例> If you look for mosses in places you often visit, you may have a different way of looking at the world. B 問題では恒例となっている 20 語程度(20 語以上)で書かせる和文英訳の出題。今回の問題は、「接続詞」「接触節」「前置 詞+~ing」等の知識が必要となる。後半部分の「あなたの世界の見方が変わるかもしれません。」は“your way of looking at the world may be changed”でも同じ内容になる。ただし、不定詞は「(これから)~する」という意味なので、way to look は減点 されると予想される。 参考 way to~ 「(これから)~する方法」 way of~ing 「(今までに)~している方法」 4.B 問題:2(5) 配点:6 点 本文中の ③ が、「もしそれぞれの屋根で集められた雨水がそれぞれの家や建物で使われたら、私たちはたく さんの水を節約できます。」という内容になるように、英語で書きなさい。 <大阪府の解答例> We can save a lot of water if rainwater collected on each roof is used at each house and building. 上記同様 20 語程度(20 語以上)で書かせる和文英訳。応用的な内容はなく、それぞれの文法事項の基本的な理解があれば しっかりと書けるはず。今回の問題は「接続詞」「分詞」等の知識がポイント。気をつけるべき点は、同文中に each が 2 回登場する が、each は後ろに単数名詞をとるということ。each roofs、each houses and buildings は減点になる。また、前置詞 in は内部 でのイメージが強いため、at each house の部分を in each house にしていれば、減点の対象になる。 5.A 問題:3 配点:6 点 高校生の陽子は、留学生に校内の図書館の利用方法を説明しています。開館日、開館時間、図書の貸し出しや 返却などについて説明したあとに、下のメモの内容についても説明することになりました。 あなたが陽子ならば、メモの内容をどのように英語で説明しますか。メモの内容をすべて含めて、説明する内容を 30 語程度の英語で書きなさい。※ 以下の問題文は省略しています。 メモ ・図書館にはコンピュータが何台かあり、読みたい本を探すのにそれらを使うことができる。 ・英語で書かれた本は窓の近くにある。 <大阪府の解答例> There are some computers in the library, and you can use them to look for the books you want to read. There are some books written in English near the windows. 例年の「テーマを選択しその理由を記述する形式」と異なり、メモの内容を正しく記述する形式となった。問題文に「メモの内容 をすべて含めて」という記述があるので、どちらかが欠けていれば大幅に減点されると予想される。”the books you want to read”(接触節)や“some books written in English”(分詞)など後置修飾の理解がポイントとなる。また、メモの日本語を正しく 英訳できる力が求められる。 6.B 問題:3 配点:10 点 あなたは英語の授業で、次に示す考えについて意見を発表することになりました。 Imagination is more important than knowledge. (注) imagination 想像力 knowledge 知識 この考えに対して、解答欄の[ ]内の、think または don’t think のどちらかを○で囲み、そのあとに、それを選ん だ理由を、40 語程度の英語で書きなさい。解答の際には記入例にならって書き、コンマやピリオドなどの記号は語数に 含めないこと。 <大阪府の解答例> I [ think ・ don’t think ] imagination is more important than knowledge. We need knowledge if we want to use imagination well. For example, if we learn many things about how to use computers, then we can use our imagination and find new ways of using computers to make our life better. 1 つのテーマについて自分の意見を選び、その理由を 40 語程度の英語で書かせる問題。「40 語程度」という語数は、例年と 変わらず。H26 年度に引き続き、単独テーマの英作文。問題文に「それを選んだ理由を~書きなさい」という記述があるので、自 分が選んだ意見について、具体例などを用いて、論理立てて理由を述べることができているかがポイント。それに加え、「想像力」 と「知識」という、受験生にとっては馴染みの薄い抽象名詞がテーマになっているので、英語の文法や構文を覚えているだけでは、 なかなか点数につなげることができない問題。文理学科であれば、この自由英作文をきっちり書けるかどうかが、合否の分かれ目 になると言える。
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