なかそらち『食』関連産業育成による地域経済活性化プロジェクト 目 的

地域再生プロジェクトの概要調書(第1号様式)
なかそらち『食』関連産業育成による地域経済活性化プロジェクト
(なかそらち食関連産業育成事業推進会議)
【格差の分野】地域経済の格差
【成果発表会】平成 27 年 3 月 20 日(金)15:00(場所)滝川市役所
目 的
中空知圏域の経済を牽引する可能性を秘めた物産振興に着目し、食品関係事業者の育成を図り、中空知を代表する商品の開発や磨き上げを促進することによ
り、圏域内の食関連産業の底上げ・活性化を目指す。
第3回食品関連セミナー 特別講演
第2回食品関連セミナー
事業概要
圏域内の食関連事業者・団体が外部人材を活用して、定番で売れる商品づく
りや道外の流通業界に対する販路拡大などについての専門的なノウハウを習
得することによって、食関連産業の人材育成を図る。また、国内最大規模の食
品展示商談会であるスーパーマーケット・トレードショーに出展し、食品流通業
界へ中空知の商品を発信するとともに、業界関係者と情報交換を行い、新たな
販路の開拓と拡大を目指す。更に、首都圏において「中空知の食」のプロモー
ション活動を行い、圏域内の物産や農産物の食材としての売込みを図る。
スーパーマーケット・トレードショー
主な取組
①
②
③
④
首都圏スーパーマーケット実態視察
食品関連セミナー&個別相談会の開催
スーパーマーケット・トレードショーへの出展
トレードショー及び首都圏スーパーマーケットの実態視察
「中空知の食 特産品リスト」の作成
指標に基づく効果
設定指標
食料品製造業
製造品出荷額
目標値
実績値
H24:237 億 2 千万円
H27:240 億 3 千万円
―
(内容)
H24 の製造品出荷額 237 億 2 千万円に対して、雇用
の増加に伴う生産拡大を期待して、5年後(H31)の
食料品製造業製造品出荷額を 9.4%増加の 259 億 7
千万円と見込み、2年間ではプロジェクトの成果が大
きく現れないことが想定されるため、H27 の製造品出
荷額を 1.3%増加の 240 億 3 千万円を目指す。
(内容)
プロジェクトの継続的展開による商品の磨き上げと
販路の拡大により、食関連事業者の底上げが図ら
れ、生産の拡大に結びつくことを期待。
備
考
―
地域再生プロジェクトの概要調書(第1号様式)
設定指標
(内容)
食料品製造業の
従業者数
目標値
実績値
H24:905 人
H25:918 人
―
備
考
(内容)
H24 食料品製造業の従事者数 905 人を5年前(H19) プロジェクトの継続的展開による商品の磨き上げと
の数値 1,011 人に戻すことを目標とし、5年後(H31) 販路の拡大により、食関連事業者の底上げが図ら
の食料品製造業の従事者数を概ね 10%増加の れ、雇用の拡大に結びつくことを期待。
1,000 人と見込み、プロジェクト開始直後は効果が小
さいので、1.5%増を目指す。
―
その他の効果・成果
・食品関連セミナー及び個別相談会の開催により、販路拡大に向けて必要な流通の仕組みについて基本的認識が深められるとともに、商品づくりに当たって、商品コン
セプトの大切さや、商品の良さをしっかりアピールできる表示やパッケージの大切さ等を学ぶことができた。
・スーパーマーケット・トレードショーへの出展によって、 直接的な効果である商談成立以外にも、多くのバイヤーや企業と名刺交換することにより、今後の営業展開の
裾野を広げることができた。また、全国に向けて中空知の商品を発信するとともに、企業の知名度向上にも繋がった。更には、バイヤー等からの商品評価や他の出展
者との比較によって、自社商品の全国におけるポジションが確認できたほか、自分たちに足りない部分が何なのか、課題が明確になった。
・首都圏スーパーマーケットの実態視察により、普段見る機会が少ない首都圏のスーパーマーケットの売り場を見ることができ、商品陳列や価格設定など今後の営業
展開に向けて大きな参考となった。
課題・問題点
■食品関連セミナー及び個別相談会の参加者が固定化しつつあり、参加者の裾野を広げること、個々の参加者のニーズに沿った相談内容とするなど前向きに参加でき
る土壌づくり、圏域内の事業者の横のつながりや情報交換の体制づくりが課題である。
■トレードショー等展示商談会に出展するに当たって、商品の磨き上げや商品のアピール力の不足、商談力・営業力の不足、流通に対するノウハウの不足が認識され、
これらの解消が課題である。また、圏域内の事業者の横のつながりによる展開が必要である。
今後の展望
・食品関連セミナー及び個別相談会においては、今年度の参加者が学んだこと、気づきにつながったことを材料として、参加者の裾野を広げる取組を推進するとともに、今
年度の参加者が認識した課題や気づきを商品や営業に具体的に反映できるセミナー・相談会の開催、参加者の必要とする案件に対して効果的アドバイスを出来るような
取組、参加者同士が情報交換や意見交換できるようなワークショップ形式による取組を推進する。
・スーパーマーケット・トレードショーに継続して出展し、今年度の出展で浮き彫りとなった課題の克服や目指す目標の達成を目指すとともに、出展者間のコラボレーション
の取組を目指す。また、商品のみがきあげと同時にプレゼンテーション能力を高める取組、圏域内事業者の横のつながりによる地域力の発揮を目指す。
・これらの取組を継続して展開することにより、中空知の持つ食の魅力を高め、北海道の食のブランド力も効果的に活用して、なかそらちの『食』関連産業の底上げを図り、
生産の拡大や雇用の増加により地域経済の活性化に資することが期待できる。