14.その他 - 同志社大学ラグビー部

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 お詫びと訂正 
「DRCだより」10月号にてお知らせしました「寄付金・差し入れの御礼」に掲載漏れがございまし
たので、ここにご報告させて頂きますとともに、関係者の皆様方には謹んでお詫び申し上げます。
差し入れ
[8月22日、24日]
*牛一頭プロジェクト ご一同様
・肉
 牛一頭プロジェクト10年目~現地手配師の感慨~ 
早いものである。同志社ラグビーファンクラブ(DRFC)の有志が、
「北見合宿の選手たちに美味し
くてパワーになる牛肉を腹一杯食べてもらい、大学日本一を目指してもらおう」と牛一頭委員会を立ち
上げて今年で丁度10年になる。
「牛一頭で日本一を」と景気のいい合言葉に乗って、ご厚志を寄せて下さる方は一向に減らない。有
り難いことである。さて、その成果はとなると大きな疑問符がつくところだが、委員会は「満足そうな
選手の笑顔の先に必ず日本一がある」と信じて牛肉提供を続けている。節目の今年も、北見で夏合宿が
行われることになれば、打ち上げの夜は緑に囲まれたモイワスポーツワールドの一角にBBQの盛大な
煙が上がり、若者たちの歓声が響き渡ることだろう。
牛一頭委員会の母体になったのは、毎年合宿の様子を見るため、道内はもとより九州、四国、関西、
関東各地から馳せ参じるDRFCの方々だった。その昔(といっても1990年代の終わりころ)
、
「同志社ラ
グビーが好きでたまらん」という人たちがいち早くインターネット掲示板を立ち上げ、いかに日本一を
奪還させるかなどについて語り合っていた。
一度ラグビー部の門を叩いたが、工学部との両立の難しさゆえ入部をあきらめたという1950年代卒の
先輩、街頭デモのスクラム強化のためラグビー部にその組み方について教えを請うたという60年代卒の
先輩、学生時代は無関心だったが正月のテレビを見て魅力を知ってしまった私、子どものころから同志
社ラグビーが好きだったという他大学卒のファン等々、多士済々、熱気むんむんのサイトだった。当然
のように「夏休みは合宿を激励に行こう」という声が湧き上がった。
たまたま私が帯広在住ということもあり、ついでに帯広・十勝も観光して北見に行こうとなった。
2000年以来、毎年合宿終盤にはこうしたミニツアーが行われている。かつて両親とこれに参加したかわ
いい小学生のM子ちゃんが今、マネジャーとして北見に行っている。一つの歴史が生まれたような気が
して本当に感慨深いものがある。律儀に会社を休んで参加する人も少なからずいるし、選手らの父母も
何人か加わってくれた。50年代卒先輩が委員会とツアー一行を代表して、合宿所で檄文を読み上げ、牛
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一頭の目録と帯広の六花亭チョコレート(女子マネジャー用)を主将らに手渡すのは今や恒例行事だ。
「牛一頭を差し入れよう」となったきっかけは、憧れの名女優吉永小百合さんにあった。ある年、吉
永さんが早稲田大ラグビー部の合宿に牛肉を差し入れして部員を激励しているというニュースが伝わっ
た。「早稲田には負けられない。それならわれわれは牛一頭丸ごと差し入れだ」となった。帯広・十勝
は日本一の畑作・酪農地帯。昔から地域のイベントに牛の丸焼きや羊の丸焼きが登場している。牛も丸
ごと買えば価格も思いのほか安くなる。私は牛の丸焼きをイメージして牛一頭差し入れのプロジェクト
を提案した。半ば冗談の気持ちもあったが、なんとこれが正式採用になり牛一頭委員会が動き出した。
2006年のことだった。
当初は十勝から牛と丸焼き職人を派遣しようと考えていたが、2日がかりで人手も相当かかり安いと
はいえ費用面で難しいことが分かりこれは断念した。代わりに「選手たちに牛一頭分の肉をたらふく食
べてもらおう」と現地の北見で、1人1㎏を目安に肉を手配することにした。北見は焼き肉のマチとし
て売り出し中。トレーサビリティーもしっかりしたものを提供できると思い、現地の農協を通じて今の
差し入れが始まった。
今では肉や野菜を用意する農協関係者、モイワスポーツワールドの調理担当者、手配師の私もそれぞ
れ経験を積んでスムーズにことは運んでいるが、
「あわや差し入れBBQ中止か」という事態に直面した
こともあった。学生主務の話だったと思う。
「今年は部員の父兄が黒毛和種のいい肉を用意すると言っ
ているので現地の手配は必要ありません」と言ってきた。
「それならこちらも手間が省けて助かる」と
喜んでいたら、前日になって「肉が届かない。例年通りの手配をお願いします」と電話があった。
これは大変、と北見の農協関係者に電話をしたら「100㎏もの肉は事前に用意するもので今日言われ
て明日届けるなんてできません」という。帯広から北見までは同じ道内とはいえ約150キロの道のり。
すぐに走って行って肉屋を回ってかき集めるなんて作業はできっこない。私も青くなって農協の販売本
部であるホクレン(札幌)にいる知り合いに泣きついた。「日
本一を狙う学生たちの合宿打ち上げで肝心の肉がないでは農協、
いや道民としても恥ずかしい。全道手配で北見に肉を送って欲
しい」と懇願した。
翌日、肉は無事に届いた。
選手たちの喜ぶ顔が見たいというのは、われわれだけでなく
合宿を受け入れる北海道の願いでもあるということを知った一
幕でもあった。
「学生たちも肉は美味しいと言ってくれてますし、
量も問題ありません」とモイワの調理担当者も農協関係者も口
をそろえる。一緒に食べたことはないけれど打ち上げの写真を
見ると、学生たちが喜んでいることがよく分かる。
「日本一」
はまだまだ遠いようだが、牛一頭委員会の手配師も「ここであ
きらめてはいかん」と心に誓う今日この頃である。
DRFC会員 夏川 憲彦(1971年法卒・帯広市在住)
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