Central-Goodlife NEWS 第3号

2015年9月10日 第3号
フィリピン争奪
ドイツがフィリピン人の介護スタッフ誘致に動いている。日本と同様に高齢化が進むので、介護人
材が足りなくなっているからだ。しかし陽気で大まかなフィリピン人は、生真面目なドイツ気質とは
合わないらしい。同じアジアの日本で働きたいフィリピン女性は多い。だからフィリピンパブなんか
が増えるより、日本は介護分野でドイツに遅れを取るべきではない。日本人の高齢男性は若いフィリ
ピン女性スタッフに世話してもらうと元気になるから、それも悪くない。しかもフィリピンとかぺル
ーの人は食事付き、宿泊付きの介護施設が大好きだ。報酬は全て母国の実家に仕送りできるのがうれ
しい。お金持ちの日本人高齢者を貧しい日本人が世話する時に「この勝ち組の老人」とイジメるケー
スもあるそうだが、フィリピン人にはそんな嫉妬はない。片言の日本語と少しボケた老人のやり取り
の方が、相手を傷付けない。少子高齢化社会が急速に進む日本は、ドイツに負けずにフィリピンなど
から介護スタッフをどんどん招くべきだろう。
愛犬
今、日本の11歳までの子どもの数は国の統計(2014年)で1282万人。ペットフード協会
の犬の推計飼育頭数(2011年)は1193万頭で、その後も増えているからもうほぼ拮抗してい
るかもしれない。猫の飼育頭数960万頭を入れると、日本は11歳までの子どもの数より、ペット
の方が圧倒的に多い。かつては「家族同然の家のワンちゃん」と言っていたが、今や人間の子どもや
孫以上で、「家族そのものの以上」扱いのペットが多いそうだ。このためペット保険の業界は成長産
業で、大手自動車会社もドッグサークルを作って愛犬家の囲い込みに動き出したという。狩猟民族の
欧米は大型犬を厳しく訓練して飼い主に完璧に従わせる。それに対して小型犬が圧倒的に多い日本は、
しつけはするものの、愛犬を甘やかしたりしたい。しかし高齢化が進むと愛犬を残して死ねないと、
犬を飼うことをちゅうちょする人も多い。では災害救助犬、盲導犬、警察犬、麻薬探知犬など8年間
くらい人間に尽くした犬と老後を一緒に暮らしたらどうか。良く訓練されたそうした老犬はセラピー
ドッグとしては最適だ。
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