夏に向けてワーク進む

.2015年7月1日(毎月5日発行)YMCAニュース(月刊YMCA付録)
昭和22年10月27日第3種郵便物認可 定価30円
姫路YMCA聖句 「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」 ローマ信徒への手紙12章15節
発行人;NPO法人姫路YMCA 発行所;揖保郡太子町原白毛山921 ℡079(277)1872 URL http://www/himeji-ymca.org
食事の席から立ち上がって上着を脱
ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれ
た。それから、たらいに水をくんで弟
子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬ
ぐいでふき始められた。
ヨハネによる福音書 13章4-5節
上に掲げた聖句は最後の晩餐に際し
て十字架にかかることを知りながら、
イエスが弟子の足を洗うといったシー
ンです。目の前で行われているように
リアルに表現されています。
普段足を拭くという行為は目下の者
が目上の人にする行為であり、いやし
い行為と思われています。しかしイエ
スはその行為を自ら進んで行われまし
た。遠慮する弟子のペトロに「もし私
があなたの足を洗わないならあなたは
私と何のかかわりもないことになる」
と言われ、私があなた方にしたとおり
あなたがたもするようにと模範を示さ
れたと書かれています。ここに人間関
係の本質を見る気がします。驚きと感
動があり行為を受けた人の心が動いた
のです。
まもなく姫路YMCAのメイン事業
の夏季キャンプが始まります。
今、姫路YMCAでは一丸となっ
て、リーダートレーニング、そして
キャンプ場の整備を行っています。
この夏、子どもたちと一緒に、有効
な関わりを願って、リーダー一人一人
真剣に取り組んでいます。
子どもたち関わるのは、先生とか保
育士、コーチといった専門の教育者で
はなく、大学生のボランティアリー
ダーです。完成された人格ではありま
せんが、子どもたちとの触れ合いを真
剣に考えています。子どもたちに一方
的に指示するのではなく、子どもたち
と一緒に考え、行動します。少し年齢
は離れていますが、子どもたちにとっ
て親しみやすく、また、あこがれの存
在です。また、リーダーも子どもたち
からいっぱい学ぶ機会が与えられ、共
に成長する存在です。
YMCAは人と関わり、共に成長
し、次期を担う青年をはぐくむことを
目的とした団体です。
夏に向けてワーク進む
7月4日(土)姫路ワイズメンズクラブと合同で太
子キャンプ場のワークを行いました。プールの清
掃、草刈り、看板の設置等、夕方にはあいにくの
雨となりましたが、みんなびしょびしょになりな
がら頑張って夏に向けての準備がされました。
紹介した聖書の箇所は、愛情をもって、
弟子たちに関わるイエスの行動が生き生き
と表現されています。私たちもイエスの生
き方にならって、行動し、いい人間関係が
できることを願っています。
以前この紙面に原稿を寄せてくださった
TS氏はこう語っておられます。
キャンプ中に、熱を出して管理棟で休ん
だことがあります。
「なすびリーダー」が
ずっと傍にいて、プログラムに参加したく
てしょんぼりする私を見て、涙ぐんでくれ
ました。まさに、人のために尽くす、隣人
を自分のように愛しなさいという、聖書の
言葉が、姫路YMCAの中に溢れていたの
でしょう。
(この方はYMCAのスタッフ
として今働いておられます)リーダーとの
印象的な出会いがあり、今の自分があると
語っておられました。
今年も多くのキャン
パーとリーダーが太子
キャンプで過ごしま
す。そして、多くのド
ラマが生まれることを
望みます。キャンプを
通してそれぞれのが成
長することをお祈りく
ださい。
7・8月の予定
7月 3日(金) 姫路グローバルワイズ事務会
7月 3日(金) 日本宝くじ協会助成品受領式
7月 4日(土) 姫路ワイズ合同太子ワーク
7月11日(土) ワイズ瀬戸山陰部評議会
7月12日(日) 野外活動クラブ7月活動
7月18日(土) オープニングファイヤー
太子キャンプ場 19:00~
7月19日(日) 里山クラブ
(そうめん流しと天体観測)
7月20日(月) 夏季キャンプ開始
7月22日(水) 姫路ワイズ総会
7月24日(金) 姫路グローバルワイズ総会
7月29日(水)~8月2日 アジア地域ユースコンボケーション
7月31日(水)~8月2日 ワイズメンズクラブアジア大会
8月 7日(金) 姫路グローバルワイズ事務会
8月14日(金) 姫路ワイズ例会
8月15日(土)~16日 リーダーOBキャンプ
8月22日(土) 姫路グローバルワイズ例会
8月26日(水) 姫路ワイズ役員会
8月31日(月) クロージングファイアー
野外活動クラブ6月例会
阪田侑紀(ぼっくり)リーダー
リーダートレーニングに参加して
山本理紗(きゃんでぃ)リーダー
6月14.20.21日の三日間のリーダートレーニングに参加しまし
た。 14日はネイチャーゲームや座学を開いていただきました。紙
に好きなものたくさんかいて、2人組になり、共通点や新しく知る
物があり自然と話が盛り上がっていました。また、動物当てや山
の中に隠された人工物探し、動物グループで太子の葉っぱや木の
実探しをしました。ただ楽しむだけではなく、気付いたことを共
有し合いました。
20.21日は、せとうちのリーダーも来られ、歌やゲーム、食事な
ど一緒に活動をすることもありました。せとうちのリーダーから
得るものは多くいい刺激でした!積極的に関わることが緊張して
いる子たちの緊張を和らげ、楽しむためには必要だと実感しまし
た。20日はウォークラリーや山登りをしました。ウォークラリー
では、ヒントを探すので、いつもは何気なく歩いてる道にも知ら
ない物がありました。夜には合同でキャンプファイヤーをしまし
た。21日は目隠しをして声だけでパートナーを見つけたり、パー
トナーに連れられ出会った木を目隠しを取った時に見つけられる
かというゲームをしました。目隠しをすると、頼りになるのが聴
覚や触覚が中心になり、難しかったです。いつもは目に頼ってい
ることがわかりました。その後、野外料理をしました。作る物、
必要な材料を話し合い、必要なものは買い出しに行きました。火
をつける練習も兼ねた野外料理で、
出来上がるとみんなが笑顔で美味く
食べました。
このリーダートレーニングで、太子
教育キャンプ場だからこそ感じるこ
とができる空気や音、葉っぱや木、
動物。恵まれた環境であることを実
感しました。
第4回日本YMCA同盟協議会に参加して
姫路YMCA理事・常議員会議長
魚住秀雄
2015年6月20日(土)から21日(日)
に、第4回日本YMCA同盟協議会
が開催されました。
全国の都市YMCA選出代議員、
学生YMCA選出代議員、推薦同
盟代議員など98名の同盟代議員
と、主事認証者などの列席者を
合わせ、100余名が御殿場の国際
青少年センター東山荘に集いました。
協議会では2014年度同盟事業報告および決算報告、2015
年度同盟事業方針・計画および予算が承認されました。
2015年度日本YMCA同盟事業方針・計画は、日本YMCA
中期計画の2年目を迎え、その積極的な推進を目指し、
「“オールジャパンYMCA”の革新を‐YMCAブランドの
再生」として、以下の項目があげられています。
Ⅰ 「オールジャパンYMCA中期計画」2年目の積極的
推進
Ⅱ 国際協力事業の協働強化
Ⅲ 地域社会との協働
Ⅳ 学生YMCA運動の支援強化
Ⅴ 国際青少年センターYMCA東山荘の新生に向けて
Ⅵ 法人運営強化
NPO法人
姫路Y M C A
URL http://www.himeji-ymca.org/
6月28日(日)の野外定例では、「太子
キャンプ場大冒険」というテーマで各
グループで山登り、ウォークラリーや
ネイチャーゲームを交え、自然にチャ
レンジしました。梅雨の時期、天気も
予想に反してとても良い天気となり、
夏と感じさせる暑い1日でした。キャ
ンプ場のいたる所で子どもたちのにぎやかな声と元気に走る
姿が見られました。また、今月はチャレンジクラブは「学年
の壁をなくそう」アドベンチャークラブは「男女の壁をなく
そう」そして、のびのびゆうゆうクラブは「協調性」といっ
たそれぞれのクラブ目標を掲げました。
グループの時間が多かったこともあって学年・男女関係な
く、グループのみんなで楽しい活動ができていたと思いま
す。
年度が変わり、クラブが変わったり、新しいお友だちが増
えたり、新しい環境になり3か月が経ちました。たった3か月
という活動の中でも一生懸命取り組む姿に子どもたちの成長
ぶり見ています。子どもは本当にいろんなことを気づかせて
くれる存在です。6月の活動では、いつもにまして自然の中に
どんどん入っていったので、子どもたちの視点から私たち
リーダーに多くの発見や気づきがありました。
いよいよ夏シーズンの到来です。多くの新しいリーダーが
加わり、活気づいています。リーダー一同、子どもたちと一
緒に成長できたらな
と 思 い ま す。来 月 の
活動も子どもたちと
一緒に楽しく過ごせ
ることを楽しみにし
ています!
そのほか、実践事例として2014年度事業の取り組みとし
て、①チェンジ・エージェント、ユースレプス、地球市民
育成プロジェクトについて都市YMCAと学生YMCAのユー
スから、②全国YMCAチャイルドケア事業の広がりを、横
浜YMCAスタッフから、それぞれ報告がなされました。
最後に主事資格審査の報告があり、今回認証主事となっ
た5名を代表して2名のスタッフから決意表明がありまし
た。
全国のYMCAが課題を共有し、ともに前に進んでいこう
ということが確認できた2日間でした。
夏の太子キャンプ場プログラム
今年の夏、太子キャンプ場では1600名のキャンパーが訪れま
す。メンバーとリーダーの様々な出会いがあり、多くのドラマが
展開されます。参加するキャンパーやリーダーにとって成長と思
い出に残るキャンプとなるよう見守っていきたいと思います。
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