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7月23日版
東金市立幼稚園・保育所の再編にかかる提言書
―市立施設の認定こども園化について―
東金市子ども・子育て会議
平成27年7月
目
次
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.子ども・子育て会議の提言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
■提言にあたっての考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
Ⅰ.集約の方向性について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
Ⅱ.先行実施箇所の選定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
Ⅲ.私立誘致の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
3.おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
4.補足資料
1.はじめに
全国的に少子化が進行している状況のなか、
「子ども・子育て支援法」をはじめとする子
ども・子育て関連3法の成立にあわせて、平成25年8月に「東金市子ども・子育て会議
(以下「会議」という。)」が設置されました。
「子ども・子育て支援法」では、子ども及び子どもを養育している者に必要な支援を行
い、もって一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現に寄与すること
を目的としています。
私ども委員は、そのためには本市に何が必要かを念頭に置いて、会議に与えられた役割
である平成27年度から平成31年度までの事業期間とする「東金市子ども・子育て支援
事業計画(以下「事業計画」という。)」の策定にあたって参りました。
作業は、平成25年度のニーズ調査の実施と評価を始めに、続く平成26年度には様々
な論議の中で事業計画の基本的な考え方をまとめ、そして本市における教育・保育施設の
あり方を「認定こども園の導入」の形で打ち出して参りました。
このことは既に策定された事業計画に謳われているところです。(下記参照)
また会議では、事業計画は認定こども園への移行に関する基本構想としての位置付けに
留め、市立幼稚園・保育所の再編を含めた具体的な実施計画論は後に送ると整理されてい
ました。
しかしながら、認定こども園は時代の要請であり、また子ども・子育て支援新制度が本
格的に開始されて新たな段階に移ること考えれば、時を置かず認定こども園化の早期実現
を目指すべきとのことから、会議は「市は幼保連携型認定こども園への移行を速やかに進
めるべきである」と発信したところです。
この様な中、当局より市立幼稚園・保育所の再編と認定こども園化についての実施計画
論の取り纏めの依頼があり、会議では作業部会を組織して相互の連携と協力のもとに検討
を進めてきたところです。
今般、本市における今後の認定こども園への移行に併せて、市立幼稚園・保育所の再編
のあり方を事業計画が終了する平成31年度までを視野に入れた中で、取り纏めましたの
でここに提言いたします。
○計画の基本的な考え方(事業計画書より抜粋)
子ども・子育て支援法に基づく基本指針では、
「子どもの最善の利益」が
実現される社会を目指すとの考えを基本に、子どもの視点に立ち、子ども
の生存と発達が保障されるよう、良質かつ適切な内容及び水準を確保する
ことが重要であることが示されています。
そして、父母その他の保護者は、子育てについての第一義的責任を有す
るという基本的認識を前提とし、また、家庭は教育の原点であり、出発点
であるとの認識のもと、子どもと子育て家庭を取り巻く状況を踏まえた子
どもの育ちと子育てを支援する環境づくりが重要となっています。
1
○認定こども園の普及に係る基本的考え方(事業計画書より抜粋)
東金市は、教育・保育を一体的に受けられる認定こども園を、子育て家
庭の選択を基本に利用できるような環境を構築することを目指します。
検討に当たり、私立の教育・保育施設の意志を尊重する一方、公立の幼
稚園や保育所については、施設状況や利用状況を考慮し再編を進め、必要
な施設の整備や民間導入の運営手法も含めた検討を行い、また地域の理解
も得て認定こども園の普及を図ってまいります。
2.子ども・子育て会議の提言
■提言にあたっての考え方
本市の認定こども園化にあたっては、短期にかつ円滑に進める観点から、施設は基本的
に現在の市立幼稚園・保育所を有効活用しつつ、集約も併せて進め、幼保連携型認定こど
も園へ切替ることを大前提としました。
そして認定こども園化に必要な「基本的な考え方」を次の3点に絞って議論を行い、最
適と思われる内容について提言をいたします。
なお、提言内容の一部に両論併記とした点もありますが、これは今後の様々な立場から
の御意見を反映させた中で更なる議論を図り、より良い結論を得るのが好ましいとしたた
めです。
○提言内容の構成
Ⅰ.集約の方向性について
Ⅱ.先行実施箇所の選定
Ⅲ.私立誘致の考え方
Ⅰ.集約の方向性について
会議では、現有の市立幼稚園・保育所の全13施設について、客観的なデータや施設
の立地面において幾つかの事項を判断材料として取り上げ、それぞれの施設の評価を行
いました。(資料 1 のとおり。)
また、全体の工程や移行時期についても欠かせない論点であるため、併せて全体工程
(資料 2 のとおり。)についても踏み込んで検討したところです。
2
■提言事項
①
それぞれの施設の評価については、資料 1 の通りでありますが、移行時期につい
ては、幼稚園、保育所という施設の特性により転換に難易があることや、新設園や
統合園の整備と同調して統合元の施設の閉園が伴うことにより、施設ごとに転換時
期にずれが生じるものと思われます。
よって、会議ではこれを下記の3つの段階に分けています。
・1段階…比較的、認定こども園へ移行しやすい保育所からの転換
・2段階…乳児受け入れに対応した施設改修を行い、幼稚園からの転換
・3段階…施設の閉園・統合を実施。受入れ新施設の設置が必須
②
施設は現有施設の有効活用を前提に、一部の統合を行うことの検討結果となりま
したが、都市部におけるニーズの対応や閉園施設の受け皿として、1園は新設する
ことが望ましいと考えます。
③
以上のことを総合して考えますと、平成31年度までには、適正規模である 10
箇所程度への再編が適当と思われます。
そして現行の 13 ヶ所の公立施設のうち、4ヶ所を閉じると共に、1園の増設を
行う「4減1増」による施設の集約化を提言するものです。
なお、嶺南幼稚園及び第 3 保育所については、存続・統合の両論併記とし、今後
の意見や議論を経て判定されるよう付記いたします。
④
移行期間については別途議論されてる事項と思われるが、会議は事業計画の計画
期間中(平成 31 年度まで)の完了を望むものであり、その点で想定されるスケジュ
ール案を作成したので提出します。(資料 2 のとおり。)
Ⅱ.先行実施箇所の選定
会議では、移行時期の議論と併せて、移行時期の第 1 段階と区分した施設群を中心に
先行実施箇所を検討しました。
■提言事項
①
資料 1 で示すとおり、比較的転換の行い易い保育所を取組み順位の上位とし、か
つ新しい施設から優先した形としています。
なお、可能であれば優先順位 1,2 とした第4保育所及び第5保育所の2園につい
て次年度の開園を進めて、認定こども園の先鞭となるよう望むものです。
②
会議の検討時には、施設能力や定員増強の検討の課題もあるものの、第2保育所
の早期転換の意見があった旨を付記します。
3
Ⅲ.私立誘致の考え方
会議では、新設園の設置に併せて、私立誘致の考え方を検討しました。
■提言事項
①
資料 1 に記載したとおり、閉園する施設の新たな受け皿となる施設は必要であり、
その設置手法については、過去の会議でも"民で出来ることは民で行う"という意見
があったことも踏まえ、私立の誘致や移管を含めて検討すべきと考えます。
ただし、本市の目指す幼保連携型認定こども園は、教育基本法上の「法律に定め
る学校」であり、設置主体は国、地方公共団体、学校法人及び社会福祉法人しか成
り得ない事から、誘致等については創意工夫が必要となると思われることを付記し
ます。
3.おわりに
会議は、今後の公立施設の施設再編と認定こども園化の提言を取りまとめたが、今後の
個別計画を進めるに際しては、在園児の家庭の意見を初めとして多くの意見を聴き進める
ことを望むものであります。
また、全体工程でいう「3段階」に着手する前段においては、
「3段階」が最終段階であ
る事を鑑み、再度検討の時間を取ることと考えます。
なお、今後更なる子育て環境を充実するため、本市の魅力を高めるようなプランの一つ
として「(仮称)スーパー認定こども園」という認定こども園の指導的役割と利用者の利便
性向上に帰依できる、言わば認定こども園の中核施設を設け、定住人口の確保を図る意見
もありましたことを申し添えて提言のおわりとします。
4
平成27年7月
東金市長
志賀
日
直温
様
東金市子ども子育て会議
会
長
広瀬
美和
副会長
前嶋
里奈
※
委
員
相京
邦彦
※
委
員
髙橋
邦夫
委
員
鈴木
恵子
委
員
三枝
利子
委
員
三枝
清一
委
員
中村
征一郎
委
員
廣瀬
裕司
※
委
員
高山
晴年
※
委
員
大場
あすか ※
委
員
平山
洋子
委
員
植竹
英雄
委
員
藍
委
員
山田
※
英昭
久美子
※:「施設再編に関する小委員会」構成委員の標記
5
施設再編にかかる判断材料洗い出し及び評価
基礎データ
施設名
現施設
所在地
の
建築年
【上段】
(a)
定員
昭和54年
170名
城西幼稚園 台方
平成20年
100名
丘山幼稚園 丹尾
昭和63年
70名
正気幼稚園 広瀬
平成17年
170名
公平幼稚園 道庭
昭和55年
170名
源幼稚園
極楽寺 平成8年
嶺南幼稚園 堀上
平成5年
大和幼稚園 西福俵 平成13年
70名
170名
100名
1,020名
幼稚園計
第1保育所 東金
昭和55年
130名
第2保育所 田間
平成元年
130名
第3保育所 前之内 昭和57年
70名
第4保育所 関内
平成10年
敷地面積
【下段】
園庭面積
東金幼稚園 東金
120名
第5保育所 砂古瀬 平成7年
90名
保育所計
540名
合 計
1,560名
施設立地について
入園(所)状況
7,367㎡
(5,294㎡)
4,084㎡
(1,896㎡)
4,711㎡
(2,366㎡)
9,014㎡
(2,471㎡)
7,117㎡
(4,717㎡)
3,000㎡
(811㎡)
3,145㎡
(1,367㎡)
3,960㎡
(1,437㎡)
42,398㎡
(20,359㎡)
3,350㎡
(2,180㎡)
4,126㎡
(2,180㎡)
4,036㎡
(2,116㎡)
4,501㎡
(3,031㎡)
4,096㎡
(2,000㎡)
20,109㎡
(11,507㎡)
62,507㎡
(31,866㎡)
【上段】(b-1)
乳児5年
(b)/(a)
定員の
平均(*1)
充足率
【下段】(b-2)
幼児5年 (50%未満
赤表示)
平均(*1)
108名
82名
9名
126名
138名
10名
102名
59名
634名
30名
93名
32名
99名
21名
48名
23名
61名
20名
50名
126名
351名
126名
985名
(*1)…H22から26までの5ヵ年平均
63.4%
82.4%
13.4%
(*2)
74.2%
81.1%
13.7%
(*2)
60.2%
58.8%
62.2%
94.6%
100.9%
99.1%
69.8%
78.0%
88.4%
71.2%
別添資料1
施設の新旧
【上段】
H27 乳児
【下段】
H27 幼児
81名
87名
20名
118名
131名
10名
109名
49名
605名
32名
86名
39名
97名
21名
53名
32名
70名
20名
51名
144名
357名
144名
962名
◎…築10年未満
(青表示)
○…木造築20年
未満、その他30
年未満
△…それ以上(赤
表示)
独立性
保護者利便
同一小学校
小学校・学
区内に他の
童保育に
教育・保育
隣(近)接
施設が無い
その他
至近距離にある
教育・保育施設
特記事項
ときがね幼稚園(0.6km)
後ろに急傾斜地
第1保育所(1.0km.)
△
◎
△
競合施設
○
○
第1保育所(0.7km.)
○
○
△
○
後ろに急傾斜地
○
ユニヴアーサル雙葉学園
(0.6km)
△
○
○学童併設
ときがね幼稚園(0.6km)
城西幼稚園(0.7km.)
東金幼稚園(1.0km.)
△
△
△
○
△
○
○
○
(*2)…H26までは、4歳・5歳の2年保育のみ。 H27年より3年保育実施
2階建園舎
【別添資料1 つづき】
評 価 ・ 判 定
施設名
③
④
①
②
判 定
①の付記事項
東金幼稚園
新設園への機能移転
新たな受け皿施設が必要
城西幼稚園
認定こども園化と併せて
他施設の受け皿となる事を検討
3段階
丘山幼稚園
そのまま認定こども園化
2段階
正気幼稚園
そのまま認定こども園化
2段階若しくは3段階
・乳児対応の設備の設置が必要
公平幼稚園
認定こども園化と併せて
他施設の受け皿となる事を検討
3段階
・乳児対応の設備の設置が必要
源幼稚園
適当とする実施段階 先行園の取
組み順位
(3段階表記)
特記事項
―
閉園
他施設への通園手段の確保
―
嶺南幼稚園
存続・統合両面の更なる検討
統合の場合は新たな
受け皿施設が必要
3段階
大和幼稚園
そのまま認定こども園化
④
・施設規模は小規模が適当
・乳児対応の設備の設置が必要
・(存続の場合)乳児対応の設備の設置が必
要
2段階若しくは3段階
・乳児対応の設備の設置が必要
幼稚園計
第1保育所
近隣施設又は新設園
への機能移転
第2保育所
そのまま認定こども園化
第3保育所
存続・統合両面の更なる検討
第4保育所
そのまま認定こども園化
1段階
①
第5保育所
そのまま認定こども園化
1段階
②
保育所計
合 計
新たな受け皿施設が必要
―
1段階
統合の場合は新たな
受け皿施設が必要
③
3段階
・(存続の場合)施設規模は小規模が適当
全体スケジュール(試案) ・・・東金市子ども・子育て支援事業計画期間中の実現を前提とした場合の案 (下記※参照)
段階区分
1段階
H28.4
対象施設
①第4保育所
②第5保育所
H29.4
H30.4
別添資料2
H31.4
必要に応じ
認定こども園へ移行
改修
〃
認定こども園へ移行
一部施設の先行実施
必要に応じ改修
認定こども園へ移行
改修設計
改修工事
認定こども園へ移行
〃
〃
認定こども園へ移行
改修設計
改修工事
認定こども園へ移行
改修設計
改修工事
認定こども園へ移行
③第2保育所
2段階
④丘山幼稚園
他の施設と比較的遠距離
にあって一定の需要があ
る施設
⑤正気幼稚園
※正気幼稚園・大和幼稚園は
3段階に位置付けることも可
⑥大和幼稚園
⑦城西幼稚園
3月末廃止
⑧第1保育所
3段階
上記転換後において、新
設園と同調して統廃合を
進める施設と、それ以外
に残す施設とを区分し、
それぞれを推進。
なお、新設園については
私立誘致を検討
新設地や整備手法の検討
⑪第3保育所
⑫公平幼稚園
⑬源幼稚園
認定こども園開園
3月末廃止
⑨東金幼稚園
⑩嶺南幼稚園
新設園工事
存続又は閉園
の更なる検討
(存続施設)
(閉園施設)
改修設計
改修工事
認定こども園へ移行
3月末廃止
改修工事
認定こども園へ移行
3月末廃止
※表の記載内容は、あくまで現状における計画案であり、今後の社会情勢に応じた変更等の弾力的な対応も必要と考える。