音を届ける理由

 音楽の魅力に魅せられて、志を持って意欲的に活動されている3人
グループ charm の代表・惣田詩織さんに、熱い思いを語っていただき
ました。
きたことを披露する場が欲しい」
楽を届けたい」
「今まで勉強して
「自分たちの故郷で沢山の人に音
音 楽 大 学 を 卒 業 後、 地 元 に 戻 り
グ ル ー プ 結 成 は 2 0 0 8 年。
ら温かい言葉を頂き、改めて「音
に足を運んで下さったお客様か
今年で結成8年目。この活動
を続けられるのは、コンサート
い準備をしています。
プログラムを組みコンサートを
プスなど、客層や場所に応じて
ラシックだけでなく童謡やポッ
したら満足できるかを考え、ク
であったら何を求めるか、どう
いけない、自分がお客様の立場
ようになり、披露するだけでは
した。次第に演奏依頼を頂ける
という思いから活動を開始しま
まってくださった方の心にその
の で あ れ ば、 コ ン サ ー ト に 集
楽が私たちcharmの音楽な
その日、その場所で出会った音
て も 身 近 で 必 要 不 可 欠 な も の。
も馴染みがある、生活の中にと
老若男女関係なく本来誰の心に
楽 は 全 世 界 共 通 の 言 葉 で あ り、
ち自身感じられるからです。音
楽」が持つ偉大なパワーを私た
のアレンジや、個人練習、3人
からも多くの方と繋がっていき
一 度 き り の 出 会 い を 大 切 に、
charmの音楽を通してこれ
瞬間魔法がかかるように…。
での練習時間が必要です。メン
たいと心から願っています。
する全ての方々に喜んでいただ
た方、お客様、その時間を共有
駄にしたくない。依頼を下さっ
くからには、その方の時間を無
ません。しかし、聴いていただ
はなかなか簡単なことではあり
ため、これらの時間を作ること
しながら演奏の仕事をしている
バーそれぞれが他の仕事と両立
演奏活動を行うには編成が珍
しいアンサンブルのため、楽譜
詩織
行うようになりました。
コンサートに集まってくださった方の心に
その瞬間魔法がかかるように。
蓮輪自治会 惣田
けるよう、3人で意見を出し合
▲ 演奏を披露する charm の皆さん
♪ clarinet…惣田 詩織 ~ Shiori Souda ~
♪ marimba…吉冨 麻衣 ~ Mai Yoshitomi ~
♪ piano…金屋 美智子 ~ Michiko Kanaya ~
charmの活動はFacebook…【 クラリネット・マリンバ・
ピアノ アンサンブル charm 】でご覧下さい。
愛犬と一緒に楽しむチャリティーコンサート “Wan
Love…” 今秋も開催予定です。
デザイン…石ノ森章太郎
右上ロゴ:生涯学習のマスコット「マナビィ」
◇問合せ先 [email protected]
No.274
音を届ける理由
【クラリネット・マリンバ・ピアノアンサンブル charm】
8
2015 8/7 号 の根底には、自己肯定感の欠如が
ある」と記されていることを思い
出しました。
浅学の私には、結論が気になり
ま す。「 で は、 ど う し た ら よ い で
起こされる」との説明でした。現
代を『呪いの時代』と喩えた内田樹
」と述べておられます。
・・・
音律の中に、喜びや悲し
、日本文化を代表する
いん短ぶん歌じは
ょじょうし
韻文抒情詩です。5・7・5・7・
気 が し て 始 め た と い う 方 や、 以
短歌を始めた理由をお聞きし
た ら、 短 い 作 文 に 思 え て で き る
高い作品に仕上げます。
のアドバイスを頂き、完成度の
で批評し合った後、久保敬先生
月1回の教室がある日に、自
身が詠んだ短歌について皆さん
子をご紹介します。
今月は田布施短歌教室をお訪
ねし、短歌を楽しまれている様
う喜びが味わえます。
して、文芸作品を創造するとい
風景、自然などの有様を言葉に
みなど自分が感じたことや見た
毎回和やかな雰囲気で楽しま
れ て い ま す の で、 興 味 の あ る 方
うに書き貯めているそうです。
作 品 は、 自 分 史 と し て 日 記 の よ
こ の 教 室 で も、 皆 さ ん が 詠 ん だ
がするというお話も聞けました。
歌 は、 ア ル バ ム 写 真 で は 感 じ ら
す。 ま た、 母 が 残 し て く れ た 短
同じく父あるいは母の趣味を継
味だったことから始められた方、
念 日 」 が 好 き で、 母 も 短 歌 が 趣
前 大 ブ ー ム と な っ た「 サ ラ ダ 記
7の
詠み手の表現を想像し、皆さ
ん思い思いの意見が出て、楽し
はぜひお気軽にお越しください。
れ な い、 母 の 心 が 残 っ て い る 気
がれた方などきっかけは色々で
く会話が弾んでいました。
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私たちと人権シリーズ 恩師との再会
田布施農工高等校長
すか」と問いたくなります。先生
の 教 え は シ ン プ ル で し た。「 誉 め
講演の中では、それを「心の花束
西村 悟
今春の校長研修会で、大学の恩
師(卒業論文指導担当)と再会を果
を贈る」と表現されました。相手
ることです(肯定的評価)。誉めて、
たしました。講師と謝辞担当者と
の中に3つの良いところを見つ
誉めて、誉める」とのことでした。
年ぶりの
いう関係で、卒業依頼
臨みました。
神戸女学院大学名誉教授は、批判
け、伝える。いかがでしょうか?
先生の講演は、臨床心理学(心
理療法)の立場から見た、日本の
や叱責など攻撃的な言動があふれ
再会でした。不肖の弟子(弟子と
教育が置かれている厳しい状況に
る現代に対して「他人を呪うこと
簡 単 だ と 思 わ れ た 方 は、 い ら っ
ついてのお話でした。その厳しさ
は、自分を呪うこと。ありのまま
言うこともおこがましい)で、学
とは、若者の自己肯定感(自信・
の自分を愛し、もっと他人を祝福
しゃいますか?「誉められること
意欲など)の低さであり、「私たち
しよう
生時代はろくに講義を聴いていな
教育に関わる者は、そのような若
講演の中で、先生がふと漏らさ
れ た 言 葉 が 印 象 的 で し た。「 大 変
で 自 信 が 生 ま れ、 意 欲 が 育 ま れ、
者を育ててきたことを自らに深く
ですけど、誉める方が、自分も幸
所 中央公民館 和室B
かった私は、この日ばかりは一言
問い直す必要がある」と講演を始
■場
他者に対する肯定的言動をも呼び
められました。内閣府「子ども・
時 第2月曜日 午後1時~
も聞き逃しては…と緊張して会に
若者白書」や心理実験・臨床経験
せになれるんですよね―」 先生、
「よく聴いていたね」と誉めていた
■日
たつる
などのお話を聞きながら、明治大
だけるでしょうか?
もろはしよしひこ
学の諸橋祥彦教授が『教師の資質』
師 久保 敬
No.
115
に「いじめを初めとする問題行動
広報たぶせ No.947
9
ウ ォ ッチ ン グ
■講
田布施短歌教室
■問合せ先 ☎ 55-6238
ル
ー
ク
No.172
サ
たかし
35
■代 表 者 城 恭子