頭部外傷データバンク プロジェクト2015

【『頭部外傷データバンク(プロジェクト 2015)
』のための診療記録使用のお願い】
2015)
患者さんおよびご関係者の皆様へ
患者さんおよびご関係者の皆様へ
防衛医科大学校病院は、医療の質の向上を目的とした研究活動の一環として、我が国における全国
的な頭部外傷の疫学的調査である『頭部外傷データバンク(プロジェクト 2015)
』に参加しており
ます。疫学研究を目的とした診療記録の使用に、是非ともご理解・ご協力いただけますようよろし
くお願い申し上げます。
『頭部外傷データバンク(プロジェクト 2015)とは』
2015)とは』
研究の意義
我が国における全国的な頭部外傷の疫学的研究です。
研究の目的
頭部外傷症例の、年齢・性別・受傷機転・診断・治療方法・患者転帰の疫学的検討を行い、こ
れらの結果を社会に発信することで頭部外傷の予防に役立てます。これまでにも「プロジェク
ト 1998」
、
「プロジェクト 2004」
、
「プロジェクト 2009」の 3 度の研究が実施され、シートベル
トやヘルメットの着用による頭部外傷の減少などに貢献しています。また治療方法の効果につ
いての検討も行い、その結果は日本脳神経外傷学会から発刊される「重症頭部外傷治療・管理
のガイドライン」改訂時の資料に用いられます。
研究の方法
日本頭部外傷データバンク検討委員会(日本脳神経外傷学会)に参加している全国 32 施設で行
われます。2015 年 4 月 1 日~2017 年 3 月 31 日の期間に参加施設に入院となった頭部外傷患者
さんの日常診療のデータを集積し解析します。診療後に診療記録を元に医学的事象について検
討するものなので、患者さんの診断や治療にはまったく影響いたしません。また作業にあたっ
て、患者さんの年齢、性別、診断などの医学的情報は必要ですが、患者さんの氏名、生年月日
など、個人の特定に繋がる情報は一切不要です。データの解析結果について医学会などで公表
し検討する場合でも、患者さんのプライバシーが侵されることはありません。
手数料等
本研究は、日常診療で得られた診療記録を使用するだけですので、患者さんに特別な費用負担
は一切発生いたしません。
研究参加施設
主管:山口大学医学部
共同研究施設:札幌医科大学、青森県立中央病院、仙台市立病院、国立病院機構信州上田医療
センター、防衛医科大学校病院、千葉県救急医療センター、千葉大学医学部、君津中央病院、
東京慈恵会医科大学付属柏病院、昭和大学医学部、帝京大学医学部、日本医科大学付属病院、
日本大学医学部、国立病院機構災害医療センター、武蔵野赤十字病院、横浜市立大学付属市民
総合医療センター、聖マリアンナ医科大学、東海大学医学部、東邦大学医療センター大橋病
院、日本医科大学多摩永山病院、東京医科歯科大学、名古屋市立大学医学部、済生会滋賀県病
院、京都九条病院、奈良県立医科大学、大阪府三島救命救急センター、香川大学医学部、飯塚
病院、久留米大学医学部、福岡大学病院、熊本赤十字病院(以上全国 32 施設)
頭部外傷データバンク(プロジェクト2015)における「診療記録」の使用について拒否されるこ
とは自由意志であり、いつでもそのことを申し出ることができます。その場合でも、診療におい
てなんら不利益を被ることはありません。ご不明な点がございましたら、担当医または下記連絡
先にお問い合わせください。
是非ともご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
防衛医科大学校病院 脳神経外科・救急部
防衛医学研究センター外傷研究部門
主任研究者
戸村 哲
本研究に関するお問い合わせ先
防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門:
〒359-8513
埼玉県所沢市並木 3-2
04-2995-1633 平日 9:00~17:00
日本脳神経外傷学会ホームページ:http://www.neurotraumatology.jp