北海道新幹線開業に向けた周辺地域の動向(27年8月末)

北海道新幹線開業に向けた周辺地域の動向(27年8月末)
【27年9月16日 JR北海道発表】 開業日は、平成28年3月26日
1日13往復運行、新函館北斗-東京間は10往復、仙台・盛岡・新青森間は、各1往復
北斗市(新函館北斗駅所在地)
【駅周辺】
・新函館北斗駅内に観光交流センターを設置
・地元経済界が中心となり、29年春、ホテル等
複合施設建設の計画
・函館市内で福祉事業を展開する企業が、
ファームレストランと体験型観光農園の開設
を発表(28年3月オープン)
・市営立体駐車場設置(当面の間、無料化とす
る方針)のほか、道営住宅を建設予定
・レンタカー会社(7社)、タクシー会社(1社)の進
出決定
【その他】
・きじひき高原に屋内展望施設、メロディロード
を整備
・北斗漁港上磯地区に、イートイン方式を採用
した水産物直売施設を建設(27年12月開業
予定)
森町(新函館北斗駅から約44㎞)
・森港-室蘭港を結ぶ遊覧船航路の実用化に向
け2回の運航実験を実施。
・業務用格安スーパーを展開する兵庫県の企業
が大型ショッピングセンター及び観光果樹園の新
設を計画(28年4月開業予定)
函館市(新函館北斗駅から約18㎞)
【駅周辺】
・JR函館駅の駅ナカ商業スペースを、開業までに全面リニューアル
・市観光案内所(JR函館駅構内)を改修
・市電「函館駅前」電停を改修、大門地区アーケード撤去したほか、電柱地
中化工事中(30年3月完成予定)
・駅前(旧和光ビル跡)に商業・公益施設とマンションの複合ビル「キラリス
函館」を建設中(29年3月完成)
・駅前百貨店が、地下食品売場を大規模改装
・住宅業界最大手が、JR函館駅隣接地で、ホテル、物販、飲食の複合施
設の建設構想を函館市に提案
・既存各ホテルによる客室拡張等改装ラッシュ
・ベイエリアに地元ハンバーガー店が2店目を出店
・赤レンガ倉庫内に家電量販店などが新規出店
平成27年9月函館財務事務所
木古内町(新幹線木古内駅所在地)
【駅周辺】
・新幹線木古内駅舎ほぼ完成。駅前通りの電
線地中化も完了
・町営駐車場300台無料
・観光交流センター28年1月オープン予定
・地元製パン・菓子店が新社屋兼工場を建設
(店舗兼喫茶室も設置予定)
七飯町 (新函館北斗駅から約4㎞、
函館総合車両基地所在地)
【湯の川温泉地区】
・函館アリーナ27年8月オープン
・既存温泉旅館・ホテルの改装が相次ぐ
【その他】
・市電「五稜郭公園前」電停の改修中(27年11月末完成予定)
・新幹線カラーの市電とバスが運行中
・市電、函館バスにICカード乗車券導入を検討中
・函館バスが「新函館北斗駅-函館駅」間の路線バスを現行の約3倍(50往
復/日)とするほか新駅と江差・せたな・鹿部とを結ぶ便を合計9往復/日
とすることを発表
・函館新外環状道路「函館IC-赤川IC間」が開通(27年3月)
・函館山ロープウェイのゴンドラ更新(5代目)と駅舎増改築中(27年11月グ
ランドオ-プン)
・本町にフードコート「五稜郭ガーデン」が27年10月開業
・商業・公益施設とマンションの複合ビル(旧グルメシティ五稜郭店跡)
を建設中(28年2月完成予定)
・地元老舗和菓子店が西桔梗町に新工場及び新店舗建設予定
・東京のIT企業が子会社を開設、2年後には地元を中心に100人以上の雇
用を目指す
・道央道「大沼公園IC-七飯IC間」が27年8月着工
・駅北口と七飯町峠下を結ぶ道道を拡幅工事(12
月完成予定)
・農業生産法人、JR北海道、銀行(6次化ファンド)
が、東大沼(JR流山駅周辺)に体験型観光施設
「どさんこミュゼ」を開設予定、今秋にもインドアア
リーナ(室内馬場)が完成予定
・道内ホテル大手が、大沼公園のホテル取得を発
表し、道南へ進出(28年4月開業予定)
・西大沼温泉にあるリゾートホテルが改装
・峠下に“重点「道の駅」候補(仮称;男爵いも
パーク)”開設予定
鹿部町(新函館北斗駅から約24㎞)
・しかべ間歇泉公園の周辺整備(28年1月完成)
・東京の企業が運営するホテルが全面改装(ス
イートルーム主体の長期滞在型へ)
◎二次交通については、新函館北斗駅-函館駅を最速17分で結ぶ在来線「はこだてライナー」(定員441名)の輸送力を補完するバス路線のほか、観光タクシーや都市間バスの試験運
行が始まるなど、検討が進んでいる。
◎住民及び観光客への情報発信や観光振興策の策定等について、近隣市町の更なる連携推進に期待
(出所;報道機関記事、各地方公共団体からの情報・HP)