ソフトウェアライセンシーが 独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 エンタープライズソフトウェアのサポート会社 © 2009-2015. Rimini Street, Inc. All rights reserved. リミニストリートおよびリミニストリート ロゴは、Rimini Street, Inc. の登録商標です。すべてのその他のブランド名および製品名は、それぞれの所有者の商 標または登録商標です。A4-JP-071415 ホワイト ペーパー ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 概要 フォーチュン 500 企業から中規模企業、公共部⾨までの多くの企業は、 現在さまざまな要因から、より優れたサポート価値を求めてベンダーの サポートから移⾏しようとする動きを⾒せており、エンタープライズ ソフトウェアの独⽴系サポートへの需要が⾼まりつつあります。また、 なぜ独⽴系サポートに切り替えるという決定が⼀般的になりつつあるの か、その隠れた要因を探り始めているソフトウェアライセンシーもます ます増えています。 IT 担当や財務担当の幹部は、明らかに、緊縮される IT 予算の中で年間保守料⾦が占める 割合が⼤きくなっていることに疑問を感じています。リミニストリートの独⾃の調査に よると、70 パーセントの Oracle 回答者は Oracle の年間保守費⽤に不満を感じていると 回答しています。1 しかし、ソフトウェアベンダーは、依然として記録的な⽔準でマージ ンを増やし続け、⼀般的にサポートに供給している資⾦は年間保守料⾦の 10 パーセン トにも満たない⾦額です。2 1 リミニストリート、「Oracle アプ リケーション:2015 年以降の戦 略 (Oracle Applications Strategies for 2015 and Beyond)」、 2014 年 9 ⽉ 2 Oracle Corporation、「2014 年 度第 3 四半期の決算報告書 (Q3 Fiscal 2014 Financial Results)」 3 ガートナー、「アプリケーション ソフトウェアを対象とするサード パーティサポートについて良い取 引を⾏う⽅法 (How to Get a Great Deal on Third-Party Support for Application Software)」、 2014 年 7 ⽉ 28 ⽇ 4 Cowen and Company、「クイック テイク︰顧客が更に安価な代替 を探している既存のアプリケー ション (Quick Take: Legacy Apps Customers Are Looking for Lower Cost Alternatives)」、 2012 年 12 ⽉ 3 ⽇ 調査やアナリストの研究では、ソフトウェアライセンシーの懸念がほかにも⽰されてい ます。独⽴系サポートに関する最近の調査レポートでガートナー社は、「IT 調達担当者 は、ソフトウェア保守プログラムのコストと価値を最適化するという課題に直⾯してい ます。このため、ガートナー社のアナリストは、ソフトウェアベンダーのアプリケー ション保守およびサポートをやめて独⽴系サードパーティプロバイダに切り替えるこ とを検討しているという顧客の声を聞くことが増えました」と述べています。3 ソフトウェア保守の価値の差 年間サポートおよび保守料⾦は、ソフトウェアベンダーが新製品開発に資⾦を投じ、 マージンを積極的に拡⼤しているために上昇を続けています。⼀⽅で、多数のソフト ウェアライセンシーは、現在の安定したリリースに満⾜し、アップグレードを⾏う動機 を持たず、ソフトウェアベンダーのサポートの対応に対して頻繁に不満を感じていま す。このため、⽀払う年間保守費⽤と、受け取る価値との間に「ソフトウェア保守の価 値の差」が⽣まれています。 この価値の⼤きな差が、エンタープライズソフトウェアのユーザーが代わりのソフトウ ェア保守戦略の検討を進める要因となっています。4 独⽴系サポートへの切り替えによる コスト削減だけで、通常は移⾏を正当化するのに⼗分な理由となります。ベンダーの年 間保守料⾦と⽐較して、50 パーセントもコストを削減できる場合もあります。極めて対 応の早いサービスや、追加料⾦なしでのカスタマイズのサポートといった⾼品質な機能 を含む⽅針により、さらなるコスト削減が可能となります。これにより価値の差が埋ま り、多くのソフトウェアライセンシーがソフトウェアサポートプログラムに求めるもの が提供されるようになります。 このレポートでは、エンタープライズソフトウェア保守の現状を検討します。企業が独 ⽴系サポートを選択する 7 つの理由を検討し、それがソフトウェアライセンシーの皆様 にどのような意味を持つのかを考えていきます。 |1 ホワイト ペーパー ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 理由その 1: 「当社の最近の「グローバル CIO 次のプラクティス」調査 で、世界中の CIO に最も⻑く 時間を費やしていることは何 かと質問をしたところ、最も 多かった回答は、貴重な IT 予 算を顧客獲得プロジェクトに 費やせるよう、社内業務に費 やす⾦額を少なくする⽅法を ⾒つけ出すことでした。」 Bob Evans グローバル CIO 取締役上級 副社⻑インフォメーション ウィーク誌 独立系サポートによる大幅なコスト削減 年間サポートおよび保守料⾦に⾒合うだけ の⼗分な価値を受け取っていないと考える 組織の数が増加しています。ソフトウェア の保守が最初のソフトウェアライセンス料 の 22 パーセントにまで上昇し、年間のソ フトウェアサポートのコストは IT 予算の かなりの割合を占め、しかもその割合は増 え続けています。さらに、⾼コストで低価 値の保守経費により、イノベーションが制 限されます。ガートナー社のレポートによ ると、現在の IT 予算の 87 パーセントが継 続的運⽤と拡張に費やされ、ビジネス変⾰ の施策に残されるのはわずか 13 パーセン トです。5 このため、組織がイノベー ションに投資したり、予算削減の要件を 満たしたりすることは⾮常に難しくなって います。 独⽴系サポートであれば、現在の IT 関連 費の削減と、将来的に予測可能な低コス トのサポートモデルの利⽤が可能になりま す。今⽇、独⽴系サポートによる⾮常に対 応の早いサービスが、ベンダーのサポート 料⾦と⽐較して年間で 50 パーセント低い コストで利⽤できます。年間最低でどれく らいコスト削減が可能なのかは、容易に計 算できます。ベンダーから受け取っている 現在の年間サポートの請求書を取り出し、 ⾦額を半分にするだけです。 さらに、独⽴系サポートによってまず 50 パーセントの節約ができることは、 ほんの始まりにすぎません。 独⽴系サポートにより、ベンダーソフト ウェアの修正、パッチ、更新に関連する⼿ 間も回避できます。通常、ベンダーはパッ チや更新に、関連がない数百もの修正を同 梱するため、ユーザーは必要なたった 1 つ の修正を導⼊するために、それらのパッチ をすべて実装してテストしなければなりま せん。独⽴系サポートは、こうした作業に かかるコストやリスクを回避できます。⼤ ⼿独⽴系サポートプロバイダでは、熟練し たエンジニアが各顧客に固有の問題に直接 対応する修正を開発するので、顧客は必要 な修正だけをすばやく導⼊することができ ます。 ⽀出の⼤幅な削減につながる要素として、 主要な独⽴系プロバイダは、カスタマイズ に対するサポートを追加料⾦なしで提 供するという点も挙げることができます。 これに対してソフトウェアベンダーでは、 標準サポートプログラムにカスタマイズの サポートは含まれません。ベンダーは、 サポートを提供する前に、プログラムや関 連コードが変更されていないことをまず確 認します。このためソフトウェアライセン シーは、外部コンサルタントを雇ったり、 内部の⼈員を割いて、カスタマイズした重 要なコードのサポートを⾏わなければなり ません。 5 ガートナー、「ガートナーの IT 主要指標データ、2014 IT エン タープライズサマリ レポート (Gartner IT Key Metrics Data, 2014 IT Enterprise Summary Report)」、 2014 年 1 ⽉ 31 ⽇。 |2 ホワイト ペーパー ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 製品の強制的なアップグレードを回避する ことによるコスト削減も、⾒落とすべきで はありません。実際、製品アップグレード の回避が、独⽴系サポートの利⽤者にとっ て、最も⼤きなコスト削減になることがよ くあります。アップグレードを⾏うには、 社内の多数の IT 部員や、⾼額な外部コン サルタントによる対応が必要になり、終了 までに数か⽉から数年かかる場合もありま す。現在の安定したリリースの使⽤期間 を安全に延⻑し、コストのかかるアップ グレードを回避する⽅法の詳細な説明は、 このレポートで後述します。 最後に、独⽴系サポートでは、上記のコス ト増を回避できるほかに、初期サポート期 間以降も安定したリリースを運⽤している 場合にベンダーが課す特別料⾦も回避で きます。 以上の点をまとめると、独⽴系サポートに よるコスト削減額は、年間保守料⾦として 現在ベンダーに⽀払っている⾦額の 1.5 倍 に達します。これらの⼤幅な削減を即座に 実⾏すれば、スタッフの⼀時解雇の回避、 戦略的なビジネス施策の実⾏、または将来 に備えた資⾦の留保が可能になります。 サポートプログラムの機能 リミニ ベンダー ストリート 製品サポートサービス お客様ごとに、地域のプライマリサポート エンジニアを任命 n 24 時間 365 ⽇、30 分以内の応答を保証 n アプリケーションおよびリポジトリの修正 n カスタマイズの修正 n ドキュメントのみの修正 n n 構成のサポート n n 運⽤のサポート n n 各国の税務および法規制に関する更新 n n n テクノロジサポートサービス 互換性のサポート n インストールおよびアップグレードプロセスのサポート n パフォーマンスのサポート n セキュリティアドバイスサービス n デバイスおよびユーザーインターフェイスのサポート n n n アカウント管理サービス お客様ごとに、グローバルアカウント マネージャーを任命 オンボーディングおよびアーカイブのサービス n n |3 ホワイト ペーパー ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 理由その 2: 「問題が発⽣しているときに、 システム構成やインフラスト ラクチャの説明に時間をかけ ることはできません。また、 カスタマイズされていない環 境で⾏われる問題の検証結果 を待つことも無駄です。独⽴ 系サポートプロバイダは、 発⽣したあらゆる問題を 24 時 間 365 ⽇ 30 分以内のレスポ ンスタイムで迅速に評価して、 必要な修正だけを提供してく れます。」 Tom O’Brien IT マネージャーフリント市 極めて応答の早いサポートが保証される ソフトウェアベンダーは、保守料⾦からで きる限り⾼いマージンを得るために、基本 的にソフトウェアライセンシーをファース トフードレストランの利⽤客のように扱い ます。インターネットポータルによるセル フサービスサポートを強調し、ファースト フードレストランで利⽤客が⾃分で⽚づけ るように、問題を⾃分で解決するようライ センシーに勧めます。ベンダーは、クライ アントをサポートするコストをさらに削減 するために、将来のリリースに修正を先延 ばしする、特定の要求の優先順位を下げ る、関連するコードがカスタマイズされ ていないかを確認して要求を厳しく選別 するといった戦略を採⽤している場合もあ ります。 独⽴系サポートは、基本的にこれとは別の アプローチを取っており、セルフサービス ではなくフルサービスを強調しています。 リミニストリートでは、全体を担当するヘ ルプデスクが電話を受けるのではなく、 ソフトウェアを直接デバッグして問題を 解決できる技術エキスパートが対応し、 エスカレーションが必要ありません。 リミニストリートの独⽴系サポートプロ グラムでは、お客様ごとにプライマリサ ポートエンジニア (PSE) が割り当てられま す。PSE は関連するソフトウェア環境で 平均 15 年以上の経験を持つエンジニアで す。そしてその後ろには、問題を迅速に 解決できるように機能や技術のエキスパー トが控えています。サポートプログラム では、依頼の後わずか 30 分以内にコール バックすることを保証しており、クライ アントへの平均応答時間は 5 分未満です。 クライアントはこのサービスを、1 ⽇ 24 時間、年中無休で利⽤できます。 対応の早いサポートを経験すると、クライ アントはそのサポートを利⽤するようにな り、独⽴系サポートプログラムを真に活⽤ し始めます。これまでベンダーの記録に年 5 〜 6 件の問題しか残されていなかった組 織が、独⽴系サポートには突如として⽉に 10 〜 15 回も電話するようになります。 なぜでしょうか。この質問に対する最も多 い回答は、「実際に問題を解決してくれる から」というものです。ソフトウェアベン ダーの記録に何年も前から記載されている のに、まったく対応されない問題が、⾮常 に困難で複雑なものでも、しばしば数⽇か ら数週間で解決します。 独⽴系サポートの極めて対応の早いサービ スのレベルと品質を検証するために、テキ サス最⼤の学区の 1 つがテストを⾏いま した。学区が最初に独⽴系サポートを契約 したとき、ベンダーのサポート契約も密か に 6 か⽉間重複して結んだままにし、独 ⽴系サポートプログラムから、契約どお り 30 分未満の対応などの⾼度なサービス 内容が提供されるかを確認しようとしまし た。学区は問題を両⽅のサポート組織に同 時に連絡し、応答時間と解決⽅法を⽐較し ました。 どのような結果になったでしょうか。すべ てのサポート依頼で、独⽴系サポートプロ バイダは、ソフトウェアベンダーが問題へ の対応を⾏う前に、稼働環境で修正を評 価、開発、および展開しました。その後年 次更新を何回か⾏った後、学区は対応の早 い、価値に応じた独⽴系サポートのサービ スに満⾜し、ベンダーのサポートのセルフ サービス型のアプローチを回避したことを 喜んでいました。 |4 ホワイト ペーパー 「保守料⾦は 50 パーセント削減 されました。ですが最も影響 が⼤きいのは、次のリリース へのアップグレードをしなくて もよいことで節約された⾦額 です。」 Jim Blakeslee 情報テクノロジ部⾨ CIO モレーンパーク⼯科⼤学 「すべての ERP のアップグレー ド、更新、終了、およびプラッ トフォームの移⾏が TPM (サー ドパーティ保守) オプションに より知らされます。最も重要 なメリットは (オーバムの意⾒ ではコスト削減とサポートの 品質よりも重要であるのは)、 アップグレードを戦略的⽅針に よってのみ決定できることで あり、多くのカスタマイズを した既存のソリューションか ら価値を引き続き得られるこ とです。」 Ovum、「オンザレーダー: リミニストリート (On the Radar: Rimini Street)」、 2013 年 3 ⽉ 6 ⽇ 6 リミニストリート、「Oracle アプ リケーション:2015 年以降の戦 略 (Oracle Applications Strategies for 2015 and Beyond)」、2014 年 9 ⽉ 7 ガートナー、「CIO および ERP ア プリケーションリーダーが活⽤で きる、サードパーティアプリケー ション保守およびサポートプロバ イダの特徴 (CIOs and Application Leaders Can Exploit the Impact of Differences in Third-Party Application Maintenance and Support Providers)」、2013 年 4 ⽉ 4 ⽇ ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 理由その 3: コストのかかる、強制的なアップグレード を回避し、現在の安定したソフトウェアリ リースの使用期間を延長 独⽴系サポートを求める動きが加速する主 な要因として、主要なエンタープライズソ フトウェアのプラットフォームが、これま でと違い、成熟し安定していることが挙げ られます。10 年または 15 年前の製品 アップグレードは中核となるビジネスプロ セスを⾃動化する重要な新機能を提供して いましたが、現在の状況は違っています。 今⽇の実績のあるソフトウェアアプリケー ションは⾮常に⾼機能であり、数万の 組織、数⼗億ドルの取引に対応できる信 頼性を備えています。また、これらのプ ラットフォームが最初にリリースされた 15 年〜 20 年前と⽐較すると、ソフトウェ アアプリケーションは細⼼の注意を必要と しなくなり、これからさらに 15 年以上事 業活動をサポートすることも可能になって います。 このため、新製品へのアップグレードを永 久に続けることは、顧客の IT 戦略のため というよりは、むしろベンダーの企業戦略 に沿っているだけのことの⽅が多くなって います。エンタープライズソフトウェアの 顧客は、既存の安定したアプリケーション の価値の最⼤化にますます焦点を置くよう になっており、ベンダーに保守を継続して もらうためだけに強制される不必要なアッ プグレードによるコストや混乱は避けたい と考えています。最近の調査研究では、 調査対象の Oracle 利⽤者で現在アップグ レードを計画しているのは 35 パーセント だけでした。6 「強⾏軍」となりやすい製品アップグレー ドは、多くのソフトウェアライセンシーに とって、新しいリリースの展開に必要な⼈ 員、コスト、リスク、およびダウンタイム を正当化できるほど⼗分な価値を持ってい ません。最新のソフトウェアリリースに アップグレードすることは、最新モデルの ⾃動⾞を買い続けるようなものです。 最新モデルには、保温機能付きカップホル ダーなどの流⾏の新機能が追加されている かもしれませんが、それが購⼊の正当な 理由となるでしょうか。ソフトウェアベン ダーからの増分リリースの本当の価値を評 価するとき、多くのソフトウェアライセン シーが同様の質問をして価値を評価してい ます。 ガートナー社は、「実際には、ベンダーの 年間保守およびサポート料⾦が IT 予算で ⼤きな出費となりつつあります。サポート の代替オプションを検討している顧客から 頻繁に聞くのは、ベンダーが提供する⼀連 の保守およびサポートを継続することで得 られるものはほとんどなく、ビジネスに とっての価値が⾼まることもないというこ とです」と報告しています。7 さらに、ソフトウェアベンダーはアップグ レードに対してインセンティブを提供しま せん。ソフトウェアベンダーが代わりに提 供するのは、サポートの有効期限の終了 や、初期サポート期間以降に現在のリリー スを運⽤する場合の特別料⾦など、脅迫め いたものです。さらに、保守料⾦の価値を さらに下げるような対応として、ソフト ウェアベンダーは顧客の保守料⾦で開発し た、新しく価値の⾼い機能を新モデルとし てパッケージ化し、新たなライセンスによ る利益と年間保守料⾦を得ています。 現在のソフトウェアリリースに確かな実績 と安定性があるのであれば、独⽴系サポー トを利⽤することで、現在のリリースの使 ⽤期間を延⻑し、リスクとコストを抑える ことができます。新しいソフトウェアのリ リースを完全に検証してデバッグするには 数か⽉から数年かかることがあり、これま での安定した稼働環境に⽀障が及びます。 同様に、ベンダーの修正バンドルを展開し 続けることにもリスクがあります。独⽴系 サポートにより、良好に機能する安定した リリースを 15 年以上にわたって稼働し続 けることができます。これは、お客様固有 のニーズに合わせてカスタマイズされてい る場合も同じです。独⽴系サポートのクラ |5 ホワイト ペーパー 「現在の ERP ソリューションと それを当社のニーズそのままに カスタマイズしたことにとて も満⾜しています。保険として 独⽴系サポートがあることで、 当社のシステムは常に運⽤可 能な状態を維持できます。」 Ron Higa 経理部⻑ JALPAK International America 「ベンダーからアップグレード を指⽰されたとき、またはベ ンダーが古いバージョンのサ ポートを取りやめたときに アッグレードしなければなら ないと考える必要はありませ ん。現在のベンダー保守契 約の下で付与されたアップグ レード権を保留しておき、 適切な時期にリミニストリー トのサポートを受けてアップ グレードを実⾏できます。」 フォレスター、「リミニス トリートが⾼額なソフト ウェア保守料⾦に挑戦 (Rimini Street Challenges Big Software Maintenance Fees)」、 2012 年 7 ⽉ 20 ⽇ ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 イアントの中には、あるソフトウェアリ リースを 15 年近く運⽤し、さらに 5 年そ のソフトウェアリリースから価値を引き だそうと考えている企業もあります。これ は、最初のソフトウェアへの投資から、 合計 20 年も価値があることになります。 独⽴系サポートで⾒過ごされがちな側⾯の 1 つに、現在稼働するリリースを、最後の リリースにする必要がないという点があり ます。ソフトウェアベンダーの最新リリー スをまだ運⽤していない場合でも、最新の ソフトウェアリリースや関連コンポーネン トをダウンロードしてから、独⽴系サポー トプログラムに移⾏することができます。 これで、既存のリリースを 10 年以上運⽤ することができる⼀⽅で、将来アップグ レードに価値を⾒出したときに、現在利⽤ できるもう 1 つのリリースに移⾏する柔軟 性を確保できます。 独⽴系サポートを利⽤して製品のやっかい なアップグレードを延期または回避するこ とで、ベンダーではなく⾃社のタイムテー ブルに基づいて、⼈材育成や戦略的テ クノロジのアップグレードへの投資に多く の予算を割くことができます。 理由その 4: 追加コストのいらない高度なサポート 200,000 マイル以上も⾞を⾛らせるには、 ⼗分なメンテナンスと定期点検が必要で す。同じようにエンタープライズソフト ウェアをできるだけ⻑く運⽤するには、 独⽴系サポートが独⾃に提供する専⽤ のサービスが必要です。これらのサービ スを利⽤して、更新と調整を引き続き⾏い ながら、現在の安定したリリースを今後 10 年以上運⽤し続けます。 ありませんが、主要な独⽴系サポートプロ バイダは現在のリリースの使⽤期間の延⻑ に不可⽋だと考え、カスタマイズのサポー トをサポートプログラムの標準機能として います。 相互運⽤性:IT 組織は、絶えず構成が変化 するハードウェアとソフトウェアを、ダイ ナミックなテクノロジインフラストラク チャの⼀部として管理しています。これら の変化は、中核となるソフトウェアアプリ ケーションの運⽤の障害となることがあり ます。通常、ソフトウェアベンダーは相互 運⽤性のサポートを提供しませんが、独⽴ 系サポートプログラムでは主要な要素と なっています。相互運⽤性のサポートに は、今後のインフラストラクチャ変更に備 えた戦略的ガイダンス、新しいプラット フォーム上で動作保証を検証するための⽀ 援、相互運⽤時の競合解決の⽀援などが含 まれます。いくつかの独⽴系サポートプロ バイダは、他のソフトウェアおよびハード ウェアベンダーのサポート組織とパート ナーシップを結び、相互運⽤性の問題の診 断やソリューションの推奨を協⼒して⾏っ ています。 パフォーマンスチューニング:現在のリ リースを⻑期間運⽤すると、データ量が増 加し、システムのパフォーマンスが低下す ることがあります。同じ問題について多数 のクライアントを繰り返し⽀援して得た専 ⾨的な知識によって、独⽴系サポートプロ グラムは、顧客が必要とする事前予防や事 後対策のガイダンスおよびサポートを提供 し、適切なレベルの応答時間とシステムパ フォーマンスが実現されるようにします。 カスタマイズ:中核となるビジネスアプリ ケーションにいくつかの変更を加えずに運 ⽤している組織はほとんどありません。ベ ンダーはカスタマイズを標準のサポート 契約の範囲内としてサポートすることは |6 ホワイト ペーパー 「当社の独⽴系プロバイダは常 に、⽶国およびカナダの税務 および法規制に関する⾼品 質な更新をスケジュールに先 ⾏して提供してくれます。 ドキュメントの品質がすばら しいほか、⾮常に対応の早い サポートを受けることができ ます。」 Greg Clore 情報テクノロジ部⾨ 副社⻑、Dave & Buster's 「保守に安⼼を求める顧客は、 多くの場合、既存の SAP 保守 費⽤の半分のコストで保守、 税務の更新および法規制の変 更を提供するソリューション を選択します。そのようなサー ビスをひそかに提供している システムインテグレータは他 にもありますが、この市場の リーダーは明らかにリミニス トリートです。」 Ray Wang、「⽕曜⽇のヒント (Tuesday’s Tip)」、アルティ メーター、2010 年 1 ⽉ 5 ⽇ ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 理由その 5: 税務および法規制に関する専門知識 税務、給与管理、会計、固定資産や関連の 率、規制、規格などは絶えず変わります。 このためお客様は、定期的なスケジュール 更新、特別な⼀時的規制、新しい IFRS 会 計基準などの⼤きな変更など、さまざまな 状況に備える必要があります。最新の税務 や法規制の変更に合わせてアプリケーショ ンを更新し続けることは、事業活動の正確 さと準拠を確実に維持する上で重要です。 リミニストリートは税務や法規制に対して ⾮常に熟練したチームを配置しており、こ れらの更新をタイムリーで正確に提供して きた実績を持っています。お客様は、変化 の激しい税務や規制に常に準拠した状態を 維持できます。お客様は、スケジュールさ れた更新を年 6 回、ソフトウェアベンダー のスケジュールよりも営業⽇で数⽇早く受 け取ります。品質と個別のサービスを重視 するリミニストリートは、これらの更新を 関係のない修正と⼀緒にバンドルすること はありません。 リミニストリートのサポートプログラムで は、個々の展開に合わせて調整し、カスタ マイズした税務および法規制更新パッケー ジを提供します。このアプローチでは、お 客様は⾃⾝のシステム環境に必要な更新だ けを受け取ります。必要がないにもかかわ らず展開してテストしなければならない膨 ⼤な更新が⼀緒に提供されることはあり ません。 リミニストリートの税務/法規制対応チー ムは、地⽅および政府の担当者やあらゆる 主要な税務や法規制に関するサービスと緊 密に協⼒し、最新の税務や規制の更新を直 ちに特定し、範囲の判断、コード化、広範 囲にわたるテスト、パッケージ化、再検証 を政府機関と共に正確に⾏い、提供サービ スの⾼い品質と迅速な更新の提供サイクル を実現しています。この分野における卓越 した取り組みをさらに保証するものとし て、リミニストリートは⽶国給与管理協会 (American Payroll Association) およびカナダ 給与管理協会 (Canadian Payroll Association) の活動メンバーになっています。 理由その 6: リスクを軽減し、次期の実績あるテクノロ ジプラットフォームに備える エンタープライズソフトウェアの将来は 魅⼒的であると同時に不透明でもありま す。Software-as-a-Service (SaaS)、クラウ ドコンピューティング、サービス指向アー キテクチャ (SOA)、オープンソースソフト ウェアなど、今後活⽤できるテクノロジの 選択肢は数多くあります。エンタープライ ズソフトウェアの次の 10 年は、これまで 以上にアプリケーションの統合が進み、多 様なアプリケーションアーキテクチャ、ミ ドルウェア、および SOA テクノロジの標 準をめぐる激しい競争によって特徴づけら れるものとなるでしょう。また、発展途 上の新しいテクノロジが短期間の内に台頭 し、現在先頭に⽴つソフトウェアに取って 代わる可能性もあります。 次世代のソフトウェアプラットフォームの 詳細は決まっているわけではありません が、「導⼊することにビジネス価値が本当 にあるのか」と問いかけることによって評 価する必要があるのは明らかです。 |7 ホワイト ペーパー 「SOA に向かって進み始めた企 業は、プロジェクト全体の完 了までに最短でも 15 年はかか ると想定すべきです。」 Anne Thomas Manes 副社⻑兼研究担当重役 Burton Group 「独⽴系サポートに切り替えて から 2 年経った今では、年間 サポートコストを⼤幅に削減 でき、そのプロバイダによる サービスと専⾨知識に対する 取り組みに驚かされ続けてい ます。」 Sally Dahl 販売者ソリューションセン ター副社⻑ Enable Holdings 7 コンステレーションリサーチ、 「すべての CIO がサードパー ティー保守を検討すべき理由: サードパーティー保守の動向 が⽰す、⽀持と導⼊の広がり (Why Every CIO Should Consider Third Party Maintenance: Trends in Third Party Maintenance Show Greater Acceptance and Adoption)」、2011 年 8 ⽉ 8 ⽇ ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 独⽴系サポートは、1 つのベンダーの研究 開発の取り組みに保守料⾦という形で⾏っ てきた継続的な投資について、顧客がその 対象を変えるのに必要な機会と技術的な 専⾨知識を提供します。事前に発表された 製品が必ず遅れ、研究開発施策の失敗のリ スクがあるベンダーとは異なり、独⽴系サ ポートでは、次世代のソフトウェアプラッ トフォームが作成され、広く展開およびテ ストされるようになってから、最適なソフ トウェアプラットフォームを選択すること ができます。このアプローチによって、新 しいプラットフォームのビジネス価値を既 存のシステムを運⽤するメリットと⽐較し て評価し、すべてを⾃社のタイムテーブル に合わせて実施することができます。 独⽴系ソフトウェアサポートはこうした戦 略において重要な役割を果たします。お客 様は、削減したコスト分の資⾦を、より戦 略的なビジネス施策に注ぐことができま す。独⽴系サポートに移⾏した多くの企業 は、次世代ソフトウェアのライセンスを購 ⼊できるだけの資⾦を確保し、さらに他の 重要な IT プロジェクトを実施する余裕も 得ています。 理由その 7: 世界中の数百の組織で実績のある選択肢 著名な業界アナリストやメディアの中で は、包括的な IT 戦略における独⽴系サ ポートの役割が既に認識されています。 「サードパーティー保守の動向が⽰す、 ⽀持と導⼊の広がり (Trends in Third Party Maintenance Show Greater Acceptance and Adoption)」というレポートでコンステレー ションリサーチ社のアナリストである Ray Wang ⽒は次のように述べています。「サー ドパーティ保守 (3PM) は、すべての CIO に とって、アプリケーション戦略の強⼒な武 器の 1 つになるはずです… サードパーティ 保守により組織は税務の更新および法規制 の変更を受けることができる⼀⽅で、既存 のベンダー保守費⽤の少なくとも 50 パーセ ントを削減できます。… 3PM を含む最適化 戦略の適切な実⾏により、資⾦をイノベー ションプロジェクトに注ぐことが可能にな り、ビジネスと IT の関係も⼀層強化できま す。」7 独⽴系サポート業界の実績が、この拡⼤の 傾向を表しています。たとえば、リミニス トリートでは 2005 年に会社を⽴ち上げて から、著しい成⻑が続いています。 今⽇、独⽴系サポートは効果的な IT 戦略 の主要な要素であると広く認識され、世界 トップクラスの数百の組織に採⽤されてい ます。独⽴系サポートは、あらゆる規模の 企業に広まり、幅広い業界と公共部⾨でも 利⽤されています。 リミニストリートのお客様には、アメリカ がん協会、ボシュロム、ブランダイス⼤ 学、フリント市 (ミシガン州)、Color Spot Nurseries、Dick's Sporting Goods、エンブ ラエル、Toys ‘R’ Us、ユナイテッドビス ケッツ、Univar and Valspar Corporation などが含まれています。 |8 ホワイト ペーパー ソフトウェア ライセンシーが独立系サポートを選ぶ 7 つの理由 お客様が望むサポート ̶ お客様にふさわしい価値 「同様のサービスを提供してい る企業はほかにもありますが、 リミニストリートは取引企業 の数と収益の点でそれらの企 業を⼤きく引き離しており、 ⼤⼿ソフトウェア企業が提供 するソフトウェアサポート および保守に代わる本格的な サービスを提供する企業へと 成⻑しました。」 今⽇の実績があり安定したエンタープライズソフトウェアを考えた場合、独⽴系サポー トは、あらゆる規模、あらゆる業界の組織にとって魅⼒的な選択肢です。現在のリリー スの使⽤期間を延⻑することで、信頼性のあるビジネスアプリケーションで業務を運⽤ でき、エンタープライズソフトウェアの次の⼤きな躍進に備えて会社は⼗分な準備をす ることができます。 今⽇、数百もの組織が⾼額なベンダーサポートを置き換えるためにソフトウェアの独⽴ 系サポートを選択しています。また、多くの組織が独⽴系プログラムの多数のメリット について検討しています。ベンダーのサポート契約の更新⽇が近付いたら、独⽴系サ ポートがお客様の組織に適切かどうかを検討することをお勧めします。 フォレスター、「リミニスト リートが⾼額なソフトウェ ア保守料⾦に挑戦 (Rimini Street Challenges Big Software Maintenance Fees)」、 2012 年 7 ⽉ 20 ⽇ |9 Rimini Street, Inc. について リミニストリートは、エンタープライズソフトウェアの独⽴系サポートサービス を提供するトップ企業です。受賞歴のある⾰新的プログラムでエンタープライズ 向け保守サービスを変⾰しています。これらのプログラムにより、Oracle や SAP をご使⽤中のお客様は年間保守料⾦の 50 パーセントを削減でき、10 年間の総保 守コストでは最⼤ 90 パーセントを削減できます。お客様は、リミニストリート に切り替えることによって、現在のソフトウェアリリースを、アップグレードや 移⾏を⾏わず、少なくとも 15 年間使い続けることが可能になります。グローバ ル企業から、フォーチュン 500 企業、中規模企業、公共部⾨まで、幅広い業界の 数百のお客様が、信頼できる独⽴系サポートプロバイダとしてリミニストリート を選択しています。
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