塩田記念病院だよりVol.19(2.2MB)

交通のご案内
塩田記念病院
地域と共に。“安心の医療を”
だより
病気の⾖知識
「骨粗しょう症」
私たちの骨は体の他の細胞と同じように生きていますから、骨吸収と骨形成により古い骨が吸収され
新しい骨に置き換わることによって維持されています。加齢などによりこのバランスが崩れ骨吸収が骨形成
を上回ると骨密度が低下します。
若い⼈の骨密度の平均値の70%未満が「骨粗しょう症」と診断されます。
治療薬は、「骨吸収を抑制する」ものと、「骨形成を促進する」ものとに大別されます。
「骨吸収を抑制する」薬には内服薬と注射薬があります。内服薬は毎日起床時
1錠飲むタイプから1カ⽉に1度でいいタイプまでバリエーションに富んでいます。
注射薬には6カ⽉に1度の⽪下注射で済むものもあります。
「骨形成を促進する」代表例には毎日自分でお腹に細い針を刺すタイプと
週1回通院で注射を受けるタイプがあります。
上記以外では、軽症の骨粗しょう症の方にはビタミンDがよく使われます。
それぞれ特徴があり、副作用も報告されています。
副院⻑ 整形外科部⻑
医師の説明をよく聞いて使用しましょう。
塩田 匡宣
病院からのお知らせ
■医療公開講座、今⽉開催します(絶賛
申込受付中)
今⽉、いよいよ第13回医療公開講座を開催します。
今回のテーマは「もっと知りたい!骨と麻酔のお話」です。
加齢によって引き起こされる症状のひとつである「骨粗しょう症」、その新しい治療法の紹介や、関節の
治療法のひとつである⼈⼯関節についての講演を⾏います。
それに、当院では初めての講演となる麻酔科医師による手術時の麻酔についての話の3部構成で講演します。
ご存知の方もそうでない方もこの機会に参加してみませんか。
講
師:整形外科
整形外科
麻酔科
塩田匡宣 副院⻑「骨粗しょう症の新しい治療法」
石井 薫 医師 「⼈⼯関節のお話」
中村京一 部⻑ 「手術室の過ごし方(麻酔のお話)」
参加無料
特設コーナー:①整形外科医師による個別相談コーナー
特設コーナー:②アップアンドゴー無料測定
(14:30〜14:50 ※申込不要)
※歩⾏能⼒やバランスを評価するテストです。
日
時:平成27年2⽉28日(土)15:00より(受付14:30より)
会
場:塩田記念病院 1階ロビー
申込専用ダイヤル:0475-35-0031(9:00〜17:00 ※日曜・祝日を除く)
■インフルエンザ疑いのある患者様へ
インフルエンザを疑い、受診される患者様は必ずマスク着用のうえ、ご来院下さい。
来院時の注意点
①受付時に症状をお伝え下さい。
②「発熱者待合」をご利用下さい。
③職員の指⽰に従い⾏動して下さい。
医療法⼈SHIODA
TEL:0475-35-0099
塩⽥記念病院
総務課発⾏
FAX:0475-35-0098
〒297-0203
⻑柄町国府⾥550-1
ホームページ: http://www.s-fmc.jp
患者様の感染防⽌の為にご協⼒をお願いします。
『外来診療予定表』は中面にございます。
検査科のお仕事
今⽉より、「検査科」の仕事について紹介します。
検査科では、「臨床検査技師」と「臨床⼯学技⼠」が働いています。
今回は「臨床検査技師」がどのような仕事か検査科のスタッフに聞いてみました。
「臨床検査技師」は、患者様から採血した血液や尿を検査する「検体検査」と、
心電図や脳波、超音波検査など、直接体表から電極等で情報を検査する
「生理検査」を⾏っています。
私達、検査科スタッフは、正確なデータを迅速に出さなくてはなりません。
そのため効率的な検査機器と検査システムを導⼊し、信頼されるデータの提供を
日々⾏っています。
検査科は患者様と接することが少ない職場ですが、昨年より開催している
「いきいき教室」へ検査科として参加し、患者様から⾊々な質問や意⾒を直接
伺うことができました。患者様の健康や病気への意識の⾼さ、熱心さに圧倒
されました。
私達ももっと努⼒し、より良い医療を提供していきたいと思います。
検査科
生化学自動分析装置を使って
採血を調べている様子
齋藤登志子
エコー装置を使って
臓器を調べている様子
栄養士のひとりごと・・・
今⽉は春菊についてお話しします。
寒い冬の鍋には⽋かせない春菊。千葉県は収穫⾼日本一(2012年)であることはご存知だったでしょうか?
栄養豊富な野菜なのですが、近年消費量は減少気味だそうです。この機会に春菊を⾒直してみましょう。
春菊に含まれる有効成分はこちら。
β-カロテン:抗発がん作用や免疫賦活作用あり、ビタミンAに体内にて交換されると、髪の健康維持や
視⼒維持、粘膜や⽪膚の健康維持、呼吸器系統を守る働きあり。
ミネラル類:骨を丈夫にするカルシウム・マグネシウム・リン・鉄分などが豊富。カルシウムや
マグネシウムなどは一緒に摂ることで骨の形成に作用するため、春菊のみの摂取で補える。
カ リ ウ ム:ナトリウム排泄効果のあるカリウムを多く含み、⾼血圧予防にも。
春菊の香り:自律神経に作用し胃腸を活性化、咳や痰を抑える効果あり。
つい鍋に残りがちな春菊ですが、さっと火を通すのみで食感と香りを楽しんだり、生のままサラダでなど、
ぜひこの冬鍋の脇役ではなく主役に抜擢してください。次回もお楽しみに。
管理栄養⼠
⼾⽮静華
第2回いきいき教室のご案内
3ヶ⽉連続講演となる「いきいき教室」。先⽉、Part.1を開催いたしました。薬剤師と管理栄養⼠による
講演はいかがだったでしょうか。今⽉は、診療放射線技師と臨床検査技師による講演をおこないます。
皆様、お気軽にご参加ください。
Part.2
Part.1
診療放射線技師
臨床検査技師
市原
野田
龍雄
直
「骨粗しょう症の画像」
「骨粗しょう症の検体検査」
日時:2⽉25日(水) 14:30〜15:30
会場:塩田記念病院 2階カフェスペース
問い合わせ先:0475ー35ー0099 栄養科
Part.3は3⽉25日(水)
開催予定です。ご期待ください。
⼾⽮静華
参加無料
宛
参加無料