特定個人情報保護評価について - 地方公共団体情報システム機構 地方

番号制度に向けた準備
特集
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報の漏洩リスクの軽減と対策
特定個人情報保護評価について
特定個人情報保護委員会事務局総務課課長補佐 楠田 暁夫
された。主な所掌事務として、特定個人情報の取扱
1
いに関する監視・監督(立入検査、報告徴求、指導、
特定個人情報保護委員会について
助言、勧告、命令等の権限の行使)、特定個人情報
本稿では、特定個人情報保護評価の概要や直近の
保護評価に関すること(指針の策定や評価書の承認
実施状況等を説明するが、まず、特定個人情報保護
等)
、特定個人情報の保護についての広報啓発等を
評価を所掌している特定個人情報保護委員会(以下
行う。26年1月の設置当初は、委員長1名・委員2
「委員会」という。)の概要から説明する。
名の体制であったが、27年1月からは委員が2名増
委員会は、独立性の高い、いわゆる三条委員会で
え、委員長1名・委員4名の体制となることとなっ
あり、内閣府の外局として平成26年1月1日に設置
ている(図-1)。
図−1
特定個人情報保護委員会
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月刊
H27.1月
33
特集
番号制度に向けた準備
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報保護評価について
のプライバシー等の権利利益の侵害の未然防止及び
2
特定個人情報保護評価の概要
②国民・住民の信頼の確保を目的として実施するも
のである。
(1)目的
情報の漏洩や不正利用等により個人のプライバ
特定個人情報保護評価は、番号制度における保護
シー等の権利利益が侵害されると、拡散した情報を
措置の柱の一つであり、地方公共団体の機関を含む
すべて消去・修正することが困難であるなど、その
行政機関の長等が特定個人情報ファイル(個人番号
回復は容易ではない。したがって、個人のプライバ
をその内容に含む個人情報ファイル)を保有しよう
シー等の権利利益の保護のためには、事後的な対応
とするときは、番号法第27条、特定個人情報保護評
でなく、事前に特定個人情報ファイルの取扱いに伴
価に関する規則(平成26年特定個人情報保護委員会
う特定個人情報の漏洩その他の事態を発生させるリ
規則第1号)及び特定個人情報保護評価指針(平成
スクを分析し、このようなリスクを軽減するための
26年特定個人情報保護委員会告示第4号)
に基づき、
措置を講ずることが必要である。特定個人情報保護
特定個人情報ファイルを保有する前に、特定個人情
評価は、このような事前対応の要請に応える手段で
報保護評価を実施することを原則として義務づける
あり、特定個人情報ファイルを保有する前の段階で
ものである。
適切な保護措置を検討するための制度である。
特定個人情報保護評価は、①事前対応による個人
また、番号制度の導入に対する懸念を払拭する観
図−2
特定個人情報保護評価の概要
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H27.1月
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特集
番号制度に向けた準備
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報保護評価について
点からは、特定個人情報ファイルを取り扱う者が、
機関の附属機関(審査会、審議会等)及び議会も含
入手する特定個人情報の種類、使用目的・方法、安
まれる。また、「地方公共団体」とは、都道府県・
全管理措置等について国民・住民に分かりやすい説
市町村のほか、広域連合や一部事務組合等の特別地
明を行い、その透明性を高めることが求められる。
方公共団体も含まれる。これらの機関が特定個人情
特定個人情報保護評価は、評価実施機関が、評価書
報ファイルを保有しようとするときは、特定個人情
において、どのような事務でどのような目的のため
報保護評価の実施が原則として義務づけられる。
に特定個人情報ファイルを取り扱うのか、個人のプ
特定個人情報保護評価は、特定個人情報ファイル
ライバシー等の権利利益の保護のためにどのような
を取り扱う事務ごとに実施することが求められる
措置を講じているのかを具体的に説明することによ
が、職員の人事、給与等に関するファイル、紙ファ
り、国民・住民の信頼を確保することを目的とする
イル等の手作業処理用ファイル、公務員の共済に関
ものである(図-2)。
するファイルのみを取り扱う事務や、対象人数が
(2)実施主体・対象
1,000人未満の事務等については、実施が義務づけ
番号法第27条において、行政機関の長等は特定個
人情報ファイルを保有する前に特定個人情報保護評
られない(図-2)。
(3)実施時期
価を実施しなければならないとされている。
「行政
評価実施機関は、特定個人情報ファイルを保有す
機関の長等」とは、番号法第2条第14項に規定され
る前に特定個人情報保護評価を実施する必要がある
ており、地方公共団体の機関も含まれる。「地方公
(図-3)。システム用ファイルを保有しようとする
共団体の機関」とは、執行機関(都道府県知事、市
場合、特定個人情報保護評価の結果を特定個人情報
町村長、教育委員会、公安委員会等)のほか、執行
ファイルを取り扱うシステムの設計に反映できるよ
図−3
特定個人情報保護評価の実施時期
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特集
番号制度に向けた準備
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報保護評価について
うにするため、システムの要件定義の終了までに実
合もあると考えられるが、個人のプライバシー等の
施することが原則であるが、各機関の判断で、プロ
権利利益の保護の観点からは、前向きに特定個人情
グラミング開始前の適切な時期に特定個人情報保護
報保護評価に取り組むことが考えられる。また、同
評価を実施することができる。
様の趣旨から、基礎項目評価の実施のみが義務づけ
(4)実施手続
られる場合であっても重点項目評価や全項目評価の
評価実施機関は、特定個人情報保護評価を計画的
実施を行う等、より詳細な評価を実施することも考
に実施し、実施状況を適切に管理するために、最初の
えられる。
特定個人情報保護評価を実施する前に、特定個人情
基礎項目評価については、基礎項目評価書を作成
報保護評価計画管理書を作成することが求められる。
し、委員会へ提出した後、公表する。重点項目評価
次に、特定個人情報保護評価を実施する事務につ
については、基礎項目評価書及び重点項目評価書を
いて、①対象人数、②取扱者数、③評価実施機関に
作成し、委員会へ提出した後、公表する。地方公共
おける特定個人情報に関する重大事故の発生の有無
団体等における全項目評価については、基礎項目評
に基づき、「基礎項目評価」「重点項目評価」「全項
価書及び全項目評価書を作成した後、全項目評価書
目評価」のいずれの評価の実施が義務づけられるか
を公示して広く住民等の意見を求め、第三者点検を
を判断する「しきい値判断」を行う。なお、特に小
受けた後、委員会への提出及び公表を行うことが必
規模な地方公共団体等においては、特定個人情報保
要となる(図-4)。
護評価の実施が義務づけられる事務が存在しない場
図−4
(5)違反に対する措置等
特定個人情報保護評価の実施手続
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36
月刊
H27.1月
特集
番号制度に向けた準備
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報保護評価について
評価実施機関は、評価書に記載したすべての措置
タ受信システムに関する評価書の記載については、
を講ずることが求められる。
一般社団法人地方税電子化協議会が、今後、評価書
特定個人情報保護評価を実施するものとされてい
の記載例を地方公共団体に情報提供する予定である
るにもかかわらず実施していない事務については、
と聞いている(26年9月19日付けで同協議会から地
情報提供ネットワークシステムを使用した情報連携
方公共団体に周知されている。)。
を行うことが禁止される(番号法第27条第6項)
。
また、特定個人情報保護評価の未実施や評価書の記
載に反する特定個人情報ファイルの取扱いについて
は、委員会の指導・助言、勧告・命令等の対象となる。
地方公共団体の機関から提出された評価書につい
3
地方公共団体等における
特定個人情報保護評価の実施状況
(1)地方公共団体等における特定個人情報保護評
価の実施見込み等に係る照会結果
ては委員会の承認の対象ではないが、委員会は、必
平成26年9月25日付けで、委員会から都道府県及
要に応じてその内容を精査し、指針への適合性及び
び政令指定都市あて(市区町村等については都道府
妥当性について確認することとされている。
県を経由)に、①地方公共団体等における初回の特
(6)評価書の記載要領等
定個人情報保護評価実施時期、②各評価実施機関に
特定個人情報保護評価指針の第3の2において
おける評価対象事務及び任意で評価を実施する事務
は、特定個人情報ファイルの保有者以外に特定個人
の総数について照会を行い、その結果を同年11月21
情報ファイルに関わる者が存在する場合、その者は
日付けで通知したところである。以下、都道府県、
特定個人情報保護評価が適切に実施されるよう協力
指定都市及び市区町村に係る照会結果の概要を記載
するものとされている。この規定に基づき、現在、
する(図-5)。
下記の評価書の記載要領等が地方公共団体に情報提
・27年6月までに初回の評価を実施すると回答した
供されている。
のは、1,542の団体(86%)であった(未定、義
住民基本台帳ネットワーク(市町村コミュニケー
務なしと回答した団体を除く。)。
ションサーバ(CS)及び都道府県サーバ)の仕様・
・26年度内に初回の評価を実施すると回答した団体
リスク対策等に関する評価書の記載については、地
は、前回照会時 ※ の1,090団体(61%)から1,437
方公共団体情報システム機構が、委員会の了承を得
団体(80%)に増加した。
て、26年6月30日に「住民基本台帳ネットワークに
係る本人確認情報の管理及び提供等に関する事務に
・13の団体(全体の1%)で初回の評価実施時期が
27年7月以降に実施するとの回答であった。
関する特定個人情報保護評価書記載要領」
(都道府
・210団体(全体の12%)が初回の評価実施時期が
県版)及び「住民基本台帳に関する事務に関する特
未定との回答であった。前回照会時※と比較する
定個人情報保護評価書記載要領」
(市区町村版)を
と 半分 以下 とな った(前 回は587団体(全体の
地方公共団体に情報提供したところである。
33%))。
中間サーバーのソフトウェアに関する評価書の記
載については、総務省が、委員会の了承を得て、26
・全体の平均事務数は19であり、都道府県が16、指
定都市が44、市区町村が18であった。
年8月8日付けで「中間サーバーに関する特定個人
※26年6月3日付けで同様の照会を行っており、そ
情報保護評価の実施に当たって」を地方公共団体に
の照会結果については同年9月2日付けで通知し
情報提供したところである。
ている。なお、委員会から行政機関あてにも26年
なお、eLTAX の審査システム及び国税連携デー
10月31日付けで同様の照会を行っており、現在そ
月刊
H27.1月
37
特集
番号制度に向けた準備
特定個人情報保護委員会事務局/特定個人情報保護評価について
図−5
地方公共団体 等における特定個人情報保護評価の実施見込み等に係る照会結果
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(2)評価書の公表の状況
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ついては、委員会のホームページを御参照いただき
たい。特に、特定個人情報保護評価指針の解説は、
26年12月12日現在で、合計31機関が180の事務につ
指針の内容を分かりやすく解説するとともに、評価
いて評価書を公表している。公表した機関の内訳は、
書様式の記載要領や問い合わせの多い事項について
都道府県が1、市区町村が28、地方公共団体情報シ
の QA を掲載していることから、特定個人情報保護
ステム機構が1、行政機関が1(総務省)となってい
評価の実施にあたっては、この解説をよく御参照い
る。180の事務についての評価を種別にみると、都道
ただきたい。
府県は全項目評価が1件、市区町村は基礎項目評価
なお、平成27年1月15日からマイナンバー保護評
が172件・重点項目評価が4件・全項目評価が1件、
価システムを稼働する予定であり、これ以降評価実
地方公共団体情報システム機構は全項目評価が1件、
施機関は同システムに評価書を登録することになる
行政機関は総務省の全項目評価が1件となっている。
ので、御留意願いたい。
また、これに合わせて、同月15日に委員会のホー
4
その他
アル後の URL が http://www.ppc.go.jp となるので、
特定個人情報保護評価の制度の詳細や最新情報に
38
月刊
ムページをリニューアルする予定であり、リニュー
H27.1月
御留意願いたい。