STN 新プラットフォーム 「マルクーシュ構造データベース」 リリースセミナー 2015 年 9 ⽉ STN 新プラットフォーム 「マルクーシュ構造データベース」 リリースセミナー 2015 年 9 ⽉ 本⽇の内容 • はじめに – STN 新プラットフォーム概要 – 物質に関する特許調査 • MARPAT ファイル – ファイル概要 – 検索の流れ – 検索例 (REGISTRY, MARPAT, CAplus) • DWPIM ファイル紹介 (近⽇リリース予定) – ファイル概要 – 検索の流れ – 検索例 (MARPAT, DWPIM, CAplus, DWPI) 1 STN 新プラットフォーム概要 2 クエリーパネル 検索式を⼊⼒し実⾏ 回答表⽰パネル 検索結果のレコードを表⽰ ヒストリーパネル 検索の履歴を表⽰ STN 新プラットフォーム 3 - 機能,コンテンツの変遷 2012.12 2013.6 Version 1 ベータ CAplus, REGISTRY, DWPI, DCR 2013.12 2014.3 Version 1 KRFULL 特許全⽂ データベース 抽出機能の強化 ダウンロードの強化 など 拡張特許ファミリー 抽出機能 (Q 番号) マニュアルアラート 表⽰強化 など 2015.8 2015.2 Version 2 INPADOCbib, 特許全⽂データベース レイアウト の強化 2014.7 医薬・ライフ サイエンス系 データベース MARPAT ⼯学系データ ベース など ハイライト機能の強化 など Get References/Substances タームのサジェスト機能 タームの抽出機能の強化 など エクスポートの強化 non-Java 作図ツール など 物質に関する特許調査 4 • 特定物質 –REGISTRY –DCR • マルクーシュ構造 –MARPAT New –DWPIM (Thomson Reuters 作成の マルクーシュ構造データベース) 近⽇リリース予定 特許明細書 5 クレーム MARPAT DWPIM 置換基の定義に含まれ る特定構造や⼀般式, 置換基のあらゆる組み 合わせパターンが検索 可能 R1, R5 = C1-10 alkyl, C6-10 aryl; R2, R4 = H, C1-10 alkyl,CO2R6 ... : 実施例 F MeO O O C C i-Pr : N H OMe Pr-i REGISTRY DCR クレーム, 実施例中の 特定物質 マルクーシュ構造を検索対象とすることで より網羅的な特許調査が可能 STN 新プラットフォームを使うメリット 6 • 特定物質 (REGISTRY,DCR) と マルクーシュ構造 (MARPAT,DWPIM) の 検索が可能 • シンプルな操作で REGISTRY/MARPAT/CAplus, DCR/DWPIM/DWPI の検索が可能 • 2 つのマルクーシュ構造データベース (MARPAT, DWPIM) が単⼀のプラットフォームで利⽤可能に 物質関連の特許に関する 包括的な調査に有効 検索のイメージ 構造検索 7 特許情報 REGISTRY CAplus MARPAT 重複除去 DCR DWPI DWPIM 8 MARPAT ファイル MARPAT ファイル – ファイル概要 データベース製作者 : CAS レコード単位 : マルクーシュ構造単位 収録年代 : 1961 年〜 1984 年〜 CAS 作成 1961〜1987 年 INPI データ 収録件数 : 110 万件以上 更新頻度 : 毎⽇ 収録対象物質 : 有機化合物 有機⾦属化合物 重合度が 10 以下のオリゴマー 収録対象特許 : CA 収録対象のうち,マルクーシュ 構造の記載がある特許 9 Classic STN STN 新プラットフォーム ⽂献単位 マルクーシュ構造単位 10 CA ファイル 由来の情報 : MSTR1 マルクーシュ 構造 : - 同じ特許由来でも,マルクーシュ 構造ごとに別レコードに収録 - 書誌情報,抄録,索引情報は収録 されていない MSTR2 MARPAT ファイル – レコード例 11 <Full 表⽰形式> ← 特許記載位置 (/MPL) G グループ (置換基) ← CAplus レコード番号 (/ANX) ← 基本⾻格 ← 注記 MARPAT ファイル - サマリー表⽰画⾯ 12 サマリー表⽰ (検索結果⼀覧) 画⾯ では Assembled 形式で ヒット構造が表⽰される * Assembled 形式 ヒットした置換基を組み⽴てて表⽰ MARPAT ファイル - 詳細表⽰画⾯ 詳細表⽰画⾯では 3 種類の表⽰形式 が選択可能 - Full 表⽰形式 - Assembled HIT+ 表⽰形式 - Unassembled HIT+ 表⽰形式 13 Full 表⽰形式 14 基本⾻格と全 G グループの定義が 確認できる : ヒットした置換基は ハイライト表⽰ Assembled HIT+ 表⽰形式 15 Assembled 形式のヒット構造と 関連するその他の G グループの定義 をクリックして展開 Unassembled HIT+ 表⽰形式 16 基本⾻格とヒットに関与した G グループの 定義,ヒットに関与しない G グループ ヒットに関与した G グループ : ヒットに関与しない G グループ Assembled 形式の改善 17 Classic STN 質問式 STN 新プラットフォーム では Assembled 形式が より分かりやすく改善され ている STN 新プラット フォーム マルクーシュ構造の索引 18 ⼀般式グループ : 特定原⼦ ⼀般式グループ R グループ 特定原⼦ の 3 つの索引タイプが ある 構造フラグメント : R グループ (構造で表現できない置換基) マッチレベル 19 ATOM G1 G1 = H, F, Cl, Br, I, cyclopropyl 特定原⼦のみ がヒット 構造質問式 G1 G1 = H, halo, alkyl ⼀般式グループも ヒット マッチレベルの 設定で得られる回答が 異なる G1 G1 = R R グループもヒット 元素数レベル 20 CLASS Limited 構造質問式 マッチレベル CLASS の場合はさらに 元素数レベルの指定で 得られる回答が変わる G1 G1 = heteroaryl <containing zero or more N> 元素の種類と数が構造 質問式とマッチする ⼀般式グループがヒット G1 G1 = heteroaryl (opt.substd) 元素の種類と数の限定 がない⼀般式グループ もヒット * 元素の種類と数を指定していない場合は元素数レベルの設定は回答に影響しない <例>⼀般式グループ Hy (ヘテロ環) のみ作図 21 STN プラットフォームでも Classic STN と同様に マッチレベル,元素数レベルを指定 した,精密な作図が可能です! 作図画⾯ 22 Java プラグインが 不要に! ノードを 右クリック 元素数レベル デフォールト Limited マッチレベル デフォールト 環ノード : Atom 鎖ノード : Class MARPAT ファイル – 検索の流れ MARPAT に⼊る ① 構造検索を⾏う CAplus に⼊る 特許情報の確認は CAplus ファイルで! ② MARPAT の回答をクロスオーバー 回答を表⽰し,特許情報を確認 23 ① 構造検索 24 構造検索の検索式が ⾃動で⼊⼒される MARPAT ファイルでの 構造検索タイプ SSS (部分構造検索)(デフォールト) CSS (閉構造部分構造検索) <参考> Iteration Status MARPAT ファイルで,検索に時間がかかり,構造質問式 との照合が完了しなかったレコードは, Interation Status : INCOMPLETE と表⽰される <例> フィルターまたは Sort を利⽤して, Iteration INCOMPLETE の回答を確認する 照合が不完全なので,構造がマッチ しているかどうか表⽰して確認する 25 ② クロスオーバー 26 CAplus レコード番号 をキーにしてクロス オーバー REFX コマンド CAplus MARPAT MARPAT → CAplus のクロスオーバー CAplus ファイル の回答 27 STN 新プラットフォームでは, CAplus ファイル中に Markush Indexing という項⽬ がある Markush Indexing 中の番号が ハイライトされる (マルクーシュ 構造は表⽰されない) <参考> CAplus → MARPAT の クロスオーバー 28 CAplus レコード番号 をキーにしてクロス オーバー CAplus MARPAT SUBX コマンド CAplus レコード番号/ANX REGISTRY に クロスオーバーして しまう CAplus → MARPAT のクロスオーバー 特定のレコードのみクロス オーバーする場合には CAplus レコード番号/ANX で検索する 元の回答集合 (L1) と かけ合わせればヒット構造 がハイライトされる CAplus ファイルの回答集合を まとめて MARPAT ファイルに クロスオーバーするときは SUBX コマンドを使⽤ 29 検索例 30 • 下記の部分構造を有する物質に関する ⽂献を REGISTRY/MARPAT/CAplus ファイルで調査する 検索の流れ 31 REGISTRY MARPAT で構造検索* で構造検索* CAplus にクロスオーバー 重複を除いて回答表⽰ (REGISTRY を優先) *同じ構造質問式を使⽤ 構造作図 32 Hy に元素数の指定をして いないので,「元素数レベル」 はグレーアウトしている Hy はマッチレベル Class に変更 その他はデフォールトのまま 属性を変更したノードには * がつく 33 REGISTRY で構造検索 MARPAT で構造検索 REGISTRY → CAplus MARPAT → CAplus MARPAT → CAplus のみでヒットした回答 8 REGISTRY /CAplus 19 件 (L3) 11 53 MARPAT /CAplus 64 件 (L4) REGISTRY → CAplus でヒットした回答 (L3) 34 : 35 CAS 登録番号がヒット ヒットした構造 : : MARPAT → CAplus のみでヒットした回答 (L5) 36 : 37 Markush Indexing 中の番号がヒット <参考> REGISTRY/MARPAT マルチファイルでの構造検索 38 REGISTRY, MARPAT を 選択して 構造検索 CAplus へクロスオーバー REGISTRY と MARPAT の両ファイルの構造検索を ⼀度に⾏い,まとめてクロスオーバー検索すること も可能 <参考> ⾃動クロスオーバー Settings ③ ① ② Settings 中の Cross File Search にチェックを⼊れる 3 ファイルを選択して 構造検索 ①REGISTRY で構造検索 ②MARPAT で構造検索 ③両ファイルから CAplus へのクロスオーバー検索 が⼀度に実⾏される * REFX L8 を⾏うと⽂献の集合になり,CAplus ファイルでさらにキーワードなどを かけ合わせることができる 39 Classic STN の MARPAT との⽐較 Classic STN STN 新プラットフォーム レコード単位 ⽂献単位 (特許ファミリー単位) マルクーシュ構造単位 収録内容 CA 由来の書誌・抄録・索引 情報とマルクーシュ構造 マルクーシュ構造のみ レコード番号 CA 抄録番号 (CA レコード 番号) と共通 CAplus レコード番号と共通 ITERATIONS COMPLETE の 回答の限定⽅法 /COM フィルター SORT 検索フィールド /BI など (Note 等を検索) 40 /MPL など 結合属性「環/鎖」 利⽤不可 * 検索タイプ SSS, CSS で確認 (マルクーシュ構造記載位置) 結合属性 「環/鎖」 は 新プラットフォームでも 利⽤不可 *結合属性「環」の場合と「鎖」の場合を別々に作図して G グループに⼊れることでまとめて検索できる MARPATファイル - まとめ • マルクーシュ構造単位のデータベース • STN 新プラットフォームでも,Classic STN と同様,マッチレベルや元素数レベルを指定 した構造作図が可能 • ヒット構造のハイライトや Assembled 表⽰ の強化で,表⽰がより分かりやすく • CAplus ファイルにクロスオーバーして特許 情報を確認 41 DWPIM ファイルについては,正式リリース前の情報を基に 作成しています.リリース時にはこの資料の記載と異なる点が出てくる 可能性がありますが,何卒ご了承ください. 42 DWPIM ファイル 近⽇リリース予定 ご利⽤には別途契約 が必要です DWPIM ファイル - ファイル概要 43 データベース製作者 : Thomson Reuters レコード単位 : マルクーシュ構造単位 収録年代 : 1961 年〜 Thomson Reuters および INPI 作成のデータ 収録件数 : 180 万件以上 更新頻度 : 週 1~2 回 収録対象物質 : 有機化合物,有機⾦属化合物, 無機化合物,ポリマー, *リリース時点では ペプチド*,フラーレン 検索不可の予定 収録対象特許 : DWPI 収録対象特許のうち,医薬 (B), 農薬 (C),⼀般化学 (E) 分野に分類 された特許 DWPIM ファイルの特⻑ ① - 44 ⼀般式グループ記号 属性 結合の種類 マッチレベル 元素数レベル STN の構造作図機能がそのまま利⽤できる || MARPAT ファイルと同じ構造質問式が 利⽤できる! DWPIM ファイルの特⻑ ② : : DWPI ファイル中で,特許情報 とヒットしたマルクーシュ構造 が同時に確認できる 45 DWPIM ファイル – 収録開始年 (国別) Argentina 2015 Malaysia 2010 Austria 1987 Mexico 2015 Australia 1987 Netherlands 1987 Belgium 1987 New Zealand Brazil 2010 PCT/WO 1987 1978 (Pharma) 1982 (Agro + Gen. Chem.) Canada 1987 Poland 2011 China 2008 Russia 1993-1998 and 2010 to date European Patents 1978 (Pharma) 1982 (Agro + Gen. Chem.) Singapore 2014 France 1961-1976 (FR-M)* 1978 (Pharma) 1982 (Agro + Gen. Chem.) South Africa 1987 Germany 1980 (Pharma) 1983-84 and 1987 to date (Agro + Gen. Chem.) Spain 2010 Great Britain 1980 (Pharma) 1983-84 and 1987 to date (Agro + Gen. Chem.) Sweden 1987 Gulf Cooperation Council 2008 Switzerland 1987 India 2000 Thailand 2010 Indonesia 2013 Turkey Ireland 46 2015 1987 United States Japan 1987 Vietnam Korea 2008 1978 (Pharma) 1982 (Agro + Gen. Chem.) 2010 * FR-M : フランス医薬特許 DWPI, DCR, DWPIM の関係 特許 47 DWPI TI PRODUCE SUBSTITUTE USEFUL MANUFACTURE DYE.. PI EP1162197 : IT [1] DCR-502592-CL DCR-502592-PRD; MCN-0056-51301-CL MCN-0056-51301-PRD; DCR-1926-CL; DCR-15-CL DCR-15-USE; 特定化学物質は DCR レコDCR-9-CL DCR-9-USE; DCR-7-CL DCR-7- マルクーシュ構造はマルクー USE ード番号 (DCR) で索引 : シュ化合物番号 (MCN) で索引 MCN-0056-51301-K MCN-0056-51301-P : 特定化学物質 DCR マルクーシュ構造 DWPIM 0056-51301 : DWPIM ファイル - レコード例 48 ← マルクーシュ化合物番号 (MCN) (/AN.M) ← 基本⾻格 G グループ (置換基) : DWPIM ファイル - サマリー表⽰画⾯ サマリー表⽰ (検索結果⼀覧) 画⾯ では Assembled 形式で ヒット構造が表⽰される 49 DWPIM ファイル - 詳細表⽰画⾯ 50 Brief 表⽰形式 基本⾻格とヒットに関与する G グループの定義 ヒットに関与する G グループの 定義のみ表⽰される G6 G12 ARY ARY 1 MON 1 MON : G13 ARY G29 G30 1 MON DWPIM ファイル - 詳細表⽰画⾯ 51 Full 表⽰形式 基本⾻格と全 G グループの定義が 確認できる : G29 H CHK ARY 1 MON G30 H CHK ARY 1 MON ヒットに関与しない G グループ も含めて,すべての G グループ の定義が表⽰される DWPIM の索引 52 • 特定原⼦ • ショートカット • Superatom (DWPIM 独⾃の⼀般式グループ記号) ・ STN の⼀般式グループ記号で検索できる ・ 今後 Superatom も作図可能になる予定 DWPIM 中のショートカット⼀覧 記号 定義 記号 定義 CO2 COOH nPr n-propyl CO1 CO iPr iso-propyl SO2 SO2 CN CN SO3 SO3H NO2 NO2 PO3 PO3H2 Ace C(O)CH3 PO4 OPO3H2 Et ethyl iBu iso-butyl Ph phenyl nBu n-butyl oBe ortho-phenylene sBu sec-butyl mBe meta-phenylene tBu tert-butyl pBe para-phenylene Cn -CH2- (n は鎖の⻑さ) 53 Superatom – organic fragment Superatom 定義 CHK 単結合のみから成る炭素鎖 CHE 1 以上の⼆重結合をもつ炭素鎖 CHY 1 以上の三重結合をもつ炭素鎖 ARY 1 以上のベンゼン環を有する炭素環 CYC ベンゼン環を含まない炭素環 HEA 芳⾹族ヘテロ環 (単環) HET HEA 以外のヘテロ環 (単環) HEF ヘテロ環 (多環) 54 (methyl, ethyl, t-butyl など) (ethenyl, propenyl など) (ethynyl, propynyl など) 55 ⼀般式グループ記号の階層関係 Superatom と STN の ⼀般式グループ記号とを 対応づけ! = STN の⼀般式グループ記号 = Superatom (DWPIM の⼀般式グループ記号) 56 R Cy Ak Hy Cb ARY specific: benzene CYC specific: cyclohexane HEF specific: quinoline HEA HET specific: pyridine specific: piperidine CHK specific: CH3 … CHE CHY specific: CH2 = CH3 specific: ethyne *今後 Superatom も作図可能になる予定 57 作図した ⼀般式グループ記号 DWPIM でヒットする Superatom Cy ARY CYC Cb ARY CYC Hy HEF HEA Ak CHK マッチレベル : CLASS CHE HEF HET CHY HEA HET 58 Superatom – halogens and metals Superatom 定義 HAL ハロゲン (F, Cl, Br, I) MX すべての⾦属 AMX アルカリ⾦属,アルカリ⼟類⾦属 A35 Al, Ga, In, Tl, Ge, Sn, Pb, Sb, Bi TRM 遷移⾦属 LAN ランタノイド ACT アクチノイド ⼀般式グループ記号の階層関係 (A,Q,M,X) Superatom と STN の 可変原⼦を対応づけ R A Q X = HAL specific: chlorine M = MX A35 ACT AMX LAN TRM specific: Al specific: Ac specific: Na specific: Ce specific: Fe specific: N specific: C 59 Superatom – other 60 • マッチレベル ANY にしたときにヒット (MARPAT の R グループと同じ) Superatom 定義 XX H 以外のすべての原⼦,置換基 H を含むすべての原⼦,置換基 UNK (1990 年以降は XX + H で索引) • 検索不可 (注 : マッチレベル ANY にしてもヒットしない) Superatom 定義 ACY アシル DYE 発⾊団または蛍光基 POL ポリマーまたはポリペプチド残基 PEG ポリマー末端基 PRT 保護基 ⼀般式属性 61 STN 作図画⾯で使⽤できる ⼀般式属性 DWPIM 中の ⼀般式属性 Unsaturated UNS Saturated SAT Type of ring system (環系の種類) Monocyclic MON Number of hetero atoms (ヘテロ原⼦の数) Exact 1 Saturation (飽和度) Polycyclic FU 左記⼀般式属性が 使われる Superatom CYC, HET, HEF ARY, CYC なし 2 or more Number of carbon atoms (炭素原⼦数) Less than 7 LOW (1-6) 7 or more MID (7-10), HI (>10) Type of chain (鎖の種類) Branched BRA Linear STR CHK, CHE, CHY CHK, CHE, CHY レコード中の結合の表記 62 例 単結合 ⼆重結合 三重結合 ノーマライズド 結合 DWPIM のノーマライズド結合の定義 63 • 偶数環で,単結合と⼆重結合が交互に 存在する など * → の結合はノーマライズドではない • 互変異性体 (Tautomer) N H N H Z N Z N <参考> CAS のノーマライズド 結合の定義 (Tautomer) <例> Z : C, N, P, As, Sb, S, Se, Te, Cl, Br, I X , Y : N, O, S, Se, Te STN 作図上の デフォールトの設定 DWPIM ファイルの索引 normalized exact normalized exact exact/normalized exact 64 上記のような場合,DWPIM ではノーマライズド結合ではなく, エグザクト結合 (single/double) で索引されている Normalized でもヒットするよう 検索式が⾃動的に変換される <注意> DWPIM では,シクロペンタジエニルアニオン ,シクロ ヘプタトリエニルカチオンはノーマライズド結合で収録 されている エグザクト結合 シクロペンタジエン シクロヘプタトリエン ノーマライズド結合 ⊖ シクロペンタジエニルアニオン ⊕ シクロヘプタトリエニルカチオン ○○ の両⽅を検索したい場合は,結合属性を exact/normalized にする 65 DWPIM ファイル - 構造検索 66 • MARPAT ファイルと同様, マッチレベル,元素数レベルの指定が可能 • Superatom は作図できない*ので, STN の⼀般式グループ記号を⽤いる *今後利⽤できる ようになる予定 MARPAT ファイルと同じ構造質問式が 利⽤できる MARPAT ファイルとの違い DWPIM ファイルは,結合属性 「環/鎖」 の指定が可能! DWPIM ファイル – 検索の流れ DWPIM に⼊る ① 構造検索を⾏う DWPI に⼊る 特許情報の確認は DWPI ファイルで! ② DWPIM の回答をクロスオーバー 回答を表⽰し,特許情報を確認 67 ① 構造検索 68 DWPIM ファイルでの 構造検索タイプ SSS (部分構造検索)(デフォールト) CSS (閉構造部分構造検索) 69 物質ディスクリプタ (/SDM) での解析,絞り込みも可能 DWPIM のレコードに付与されている カテゴリーコード - CPI セクション - 物質のタイプ (塩,混合物など) ② クロスオーバー 70 マルクーシュ化合物 番号 (MCN) をキーに してクロスオーバー REFX コマンド DWPI DWPIM *REFX コマンドでクロスオーバーする際,必ず DWPIM と DWPI の 両ファイルを選択しておく DWPIM → DWPI のクロスオーバー : : DWPI ファイル中で ヒットしたマルクーシュ 構造が確認できる (Assembled または Full 表⽰形式) 71 <参考> DWPI → DWPIM の クロスオーバー 72 マルクーシュ化合物 番号 (MCN) をキーに してクロスオーバー DWPI DWPIM SUBX コマンド マルクーシュ化合物番号/AN.M DCR に クロスオーバーして しまう *SUBX コマンドでのクロスオーバーの際,必ず DWPIM と DWPI の 両ファイルを選択しておく <例> US20130175509 に索引されている マルクーシュ構造を確認する DWPI → DWPIM のクロスオーバー DWPI レコードに索引 されているマルクーシュ 構造を確認できる 73 検索例 74 • 下記のような部分構造を有する物質に 関する特許を MARPAT, CAplus, DWPIM, DWPI ファイルで調査する 検索の流れ DWPIM DWPI 75 MARPAT で構造検索 にクロスオーバー CAplus 回答を確認 Create Term List 機能を使って 回答をクロスオーバー 重複を除いて回答を確認 構造作図 76 Cy = マッチレベル Class に変更 C = 元素数レベル Unlimited に変更 属性を変更したノードには * がつく 構造検索 MARPAT, DWPIM ファイル を選択して構造検索 MARPAT, DWPIM ファイル での構造検索を⼀度に実⾏ することができる 77 DWPIM の回答 78 MARPAT の回答 クロスオーバー 79 CAplus, MARPAT, DWPI, DWPIM ファイルを選択 REFX コマンドで クロスオーバー MARPAT → CAplus DWPIM → DWPI のクロスオーバー検索も ⼀度に実⾏できる CAplus,DWPI 間の重複除去 80 Create Term List 機能で CAplus ファイルの回答集合から PNK を抽出 CAplus,DWPI 間の重複除去 – 続き Q18 = CAplus の 回答集合から抽出 した PNK L2 NOT Q18 で DWPI の回答から CAplus でヒットした 特許を除く 81 82 DWPIM → DWPI で のみヒットした回答 複数ファイルを⽤いることで より網羅的な検索が可能! DWPIM ファイル - まとめ • Thomson Reuters 作成のマルクーシュ構造 データベース • 無機化合物やポリマーも収録 • MARPAT ファイルと同じ構造質問式で 検索可能 • DWPI ファイルにクロスオーバーして 特許情報を確認 • DWPI ファイルの特許レコード中で ヒットしたマルクーシュ構造が表⽰できる 83 全体のまとめ 84 • 特定物質 (REGISTRY,DCR) と マルクーシュ構造 (MARPAT,DWPIM) の 検索が可能 • シンプルな操作で REGISTRY/MARPAT/CAplus, DCR/DWPIM/DWPI の検索が可能 • 2 つのマルクーシュ構造データベース (MARPAT, DWPIM) が単⼀のプラットフォームで利⽤可能に 物質関連の特許調査にぜひ STN 新プラットフォームを ご利⽤ください ■ ヘルプデスク ‧ 化 学 情 報 協 会 (JAICI) の問い合 わせ先 - ヘルプデスク (STN の技 術 的 な内 容 について) TEL 0120-003-462 FAX 03-5978-4090 E-mail [email protected] - そのほかの内 容 について (契 約 ,住 所 ・担 当 者 変 更 など) TEL FAX E-mail 0120-151-462 03-5978-4090 [email protected]
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