「マルクーシュ構造データベース」リリースセミナー

STN 新プラットフォーム
「マルクーシュ構造データベース」
リリースセミナー
2015 年 9 ⽉
STN 新プラットフォーム
「マルクーシュ構造データベース」
リリースセミナー
2015 年 9 ⽉
本⽇の内容
• はじめに
– STN 新プラットフォーム概要
– 物質に関する特許調査
• MARPAT ファイル
– ファイル概要
– 検索の流れ
– 検索例 (REGISTRY, MARPAT, CAplus)
• DWPIM ファイル紹介 (近⽇リリース予定)
– ファイル概要
– 検索の流れ
– 検索例 (MARPAT, DWPIM, CAplus, DWPI)
1
STN 新プラットフォーム概要
2
クエリーパネル
検索式を⼊⼒し実⾏
回答表⽰パネル
検索結果のレコードを表⽰
ヒストリーパネル
検索の履歴を表⽰
STN 新プラットフォーム
3
- 機能,コンテンツの変遷
2012.12 2013.6
Version 1
ベータ
CAplus,
REGISTRY,
DWPI, DCR
2013.12
2014.3
Version 1
KRFULL
特許全⽂
データベース
抽出機能の強化
ダウンロードの強化
など
拡張特許ファミリー
抽出機能 (Q 番号)
マニュアルアラート
表⽰強化
など
2015.8
2015.2
Version 2
INPADOCbib,
特許全⽂データベース
レイアウト
の強化
2014.7
医薬・ライフ
サイエンス系
データベース
MARPAT
⼯学系データ
ベース
など
ハイライト機能の強化
など
Get References/Substances
タームのサジェスト機能
タームの抽出機能の強化
など
エクスポートの強化
non-Java 作図ツール
など
物質に関する特許調査
4
• 特定物質
–REGISTRY
–DCR
• マルクーシュ構造
–MARPAT New
–DWPIM (Thomson Reuters 作成の
マルクーシュ構造データベース)
近⽇リリース予定
特許明細書
5
クレーム
MARPAT
DWPIM
置換基の定義に含まれ
る特定構造や⼀般式,
置換基のあらゆる組み
合わせパターンが検索
可能
R1, R5 = C1-10 alkyl, C6-10 aryl;
R2, R4 = H, C1-10 alkyl,CO2R6 ...
:
実施例
F
MeO
O
O
C
C
i-Pr
:
N
H
OMe
Pr-i
REGISTRY
DCR
クレーム,
実施例中の
特定物質
マルクーシュ構造を検索対象とすることで
より網羅的な特許調査が可能
STN 新プラットフォームを使うメリット
6
• 特定物質 (REGISTRY,DCR) と
マルクーシュ構造 (MARPAT,DWPIM) の
検索が可能
• シンプルな操作で REGISTRY/MARPAT/CAplus,
DCR/DWPIM/DWPI の検索が可能
• 2 つのマルクーシュ構造データベース (MARPAT,
DWPIM) が単⼀のプラットフォームで利⽤可能に
物質関連の特許に関する
包括的な調査に有効
検索のイメージ
構造検索
7
特許情報
REGISTRY
CAplus
MARPAT
重複除去
DCR
DWPI
DWPIM
8
MARPAT ファイル
MARPAT ファイル – ファイル概要
データベース製作者 : CAS
レコード単位 : マルクーシュ構造単位
収録年代 : 1961 年〜
1984 年〜
CAS 作成
1961〜1987 年 INPI データ
収録件数 : 110 万件以上
更新頻度 : 毎⽇
収録対象物質 : 有機化合物
有機⾦属化合物
重合度が 10 以下のオリゴマー
収録対象特許 : CA 収録対象のうち,マルクーシュ
構造の記載がある特許
9
Classic STN
STN 新プラットフォーム
⽂献単位
マルクーシュ構造単位
10
CA ファイル
由来の情報
:
MSTR1
マルクーシュ
構造
:
- 同じ特許由来でも,マルクーシュ
構造ごとに別レコードに収録
- 書誌情報,抄録,索引情報は収録
されていない
MSTR2
MARPAT ファイル – レコード例
11
<Full 表⽰形式>
← 特許記載位置 (/MPL)
G グループ
(置換基)
← CAplus
レコード番号
(/ANX)
← 基本⾻格
← 注記
MARPAT ファイル - サマリー表⽰画⾯
12
サマリー表⽰ (検索結果⼀覧)
画⾯ では Assembled 形式で
ヒット構造が表⽰される
* Assembled 形式
ヒットした置換基を組み⽴てて表⽰
MARPAT ファイル - 詳細表⽰画⾯
詳細表⽰画⾯では 3 種類の表⽰形式
が選択可能
- Full 表⽰形式
- Assembled HIT+ 表⽰形式
- Unassembled HIT+ 表⽰形式
13
Full 表⽰形式
14
基本⾻格と全 G グループの定義が
確認できる
:
ヒットした置換基は
ハイライト表⽰
Assembled HIT+ 表⽰形式
15
Assembled 形式のヒット構造と
関連するその他の G グループの定義
をクリックして展開
Unassembled HIT+ 表⽰形式
16
基本⾻格とヒットに関与した G グループの
定義,ヒットに関与しない G グループ
ヒットに関与した
G グループ
:
ヒットに関与しない
G グループ
Assembled 形式の改善
17
Classic STN
質問式
STN 新プラットフォーム
では Assembled 形式が
より分かりやすく改善され
ている
STN 新プラット
フォーム
マルクーシュ構造の索引
18
⼀般式グループ
:
特定原⼦
⼀般式グループ
R グループ
特定原⼦
の 3 つの索引タイプが
ある
構造フラグメント
:
R グループ
(構造で表現できない置換基)
マッチレベル
19
ATOM
G1
G1 = H, F, Cl, Br, I, cyclopropyl
特定原⼦のみ
がヒット
構造質問式
G1
G1 = H, halo, alkyl
⼀般式グループも
ヒット
マッチレベルの
設定で得られる回答が
異なる
G1
G1 = R
R グループもヒット
元素数レベル
20
CLASS
Limited
構造質問式
マッチレベル CLASS
の場合はさらに
元素数レベルの指定で
得られる回答が変わる
G1
G1 = heteroaryl <containing zero or
more N>
元素の種類と数が構造
質問式とマッチする
⼀般式グループがヒット
G1
G1 = heteroaryl (opt.substd)
元素の種類と数の限定
がない⼀般式グループ
もヒット
* 元素の種類と数を指定していない場合は元素数レベルの設定は回答に影響しない
<例>⼀般式グループ Hy (ヘテロ環) のみ作図
21
STN プラットフォームでも
Classic STN と同様に
マッチレベル,元素数レベルを指定
した,精密な作図が可能です!
作図画⾯
22
Java プラグインが
不要に!
ノードを
右クリック
元素数レベル
デフォールト
Limited
マッチレベル
デフォールト
環ノード : Atom
鎖ノード : Class
MARPAT ファイル – 検索の流れ
MARPAT
に⼊る
① 構造検索を⾏う
CAplus
に⼊る
特許情報の確認は
CAplus ファイルで!
② MARPAT の回答をクロスオーバー
回答を表⽰し,特許情報を確認
23
① 構造検索
24
構造検索の検索式が
⾃動で⼊⼒される
MARPAT ファイルでの
構造検索タイプ
SSS (部分構造検索)(デフォールト)
CSS (閉構造部分構造検索)
<参考> Iteration Status
MARPAT ファイルで,検索に時間がかかり,構造質問式
との照合が完了しなかったレコードは,
Interation Status : INCOMPLETE
と表⽰される
<例>
フィルターまたは Sort を利⽤して,
Iteration INCOMPLETE の回答を確認する
照合が不完全なので,構造がマッチ
しているかどうか表⽰して確認する
25
② クロスオーバー
26
CAplus レコード番号
をキーにしてクロス
オーバー
REFX コマンド
CAplus
MARPAT
MARPAT → CAplus
のクロスオーバー
CAplus ファイル
の回答
27
STN 新プラットフォームでは,
CAplus ファイル中に
Markush Indexing という項⽬
がある
Markush Indexing 中の番号が
ハイライトされる (マルクーシュ
構造は表⽰されない)
<参考> CAplus → MARPAT の
クロスオーバー
28
CAplus レコード番号
をキーにしてクロス
オーバー
CAplus
MARPAT
SUBX コマンド
CAplus レコード番号/ANX
REGISTRY に
クロスオーバーして
しまう
CAplus → MARPAT
のクロスオーバー
特定のレコードのみクロス
オーバーする場合には
CAplus レコード番号/ANX
で検索する
元の回答集合 (L1) と
かけ合わせればヒット構造
がハイライトされる
CAplus ファイルの回答集合を
まとめて MARPAT ファイルに
クロスオーバーするときは
SUBX コマンドを使⽤
29
検索例
30
• 下記の部分構造を有する物質に関する
⽂献を REGISTRY/MARPAT/CAplus
ファイルで調査する
検索の流れ
31
REGISTRY
MARPAT
で構造検索*
で構造検索*
CAplus
にクロスオーバー
重複を除いて回答表⽰
(REGISTRY を優先)
*同じ構造質問式を使⽤
構造作図
32
Hy に元素数の指定をして
いないので,「元素数レベル」
はグレーアウトしている
Hy はマッチレベル Class に変更
その他はデフォールトのまま
属性を変更したノードには * がつく
33
REGISTRY で構造検索
MARPAT で構造検索
REGISTRY → CAplus
MARPAT → CAplus
MARPAT → CAplus
のみでヒットした回答
8
REGISTRY
/CAplus 19 件 (L3)
11
53
MARPAT
/CAplus 64 件 (L4)
REGISTRY → CAplus でヒットした回答 (L3)
34
:
35
CAS 登録番号がヒット
ヒットした構造
:
:
MARPAT → CAplus のみでヒットした回答 (L5)
36
:
37
Markush Indexing
中の番号がヒット
<参考> REGISTRY/MARPAT
マルチファイルでの構造検索
38
REGISTRY, MARPAT を
選択して 構造検索
CAplus へクロスオーバー
REGISTRY と MARPAT の両ファイルの構造検索を
⼀度に⾏い,まとめてクロスオーバー検索すること
も可能
<参考> ⾃動クロスオーバー
Settings
③
①
②
Settings 中の Cross File Search
にチェックを⼊れる
3 ファイルを選択して
構造検索
①REGISTRY で構造検索
②MARPAT で構造検索
③両ファイルから CAplus へのクロスオーバー検索
が⼀度に実⾏される
* REFX L8 を⾏うと⽂献の集合になり,CAplus ファイルでさらにキーワードなどを
かけ合わせることができる
39
Classic STN の MARPAT との⽐較
Classic STN
STN 新プラットフォーム
レコード単位
⽂献単位
(特許ファミリー単位)
マルクーシュ構造単位
収録内容
CA 由来の書誌・抄録・索引
情報とマルクーシュ構造
マルクーシュ構造のみ
レコード番号
CA 抄録番号 (CA レコード
番号) と共通
CAplus レコード番号と共通
ITERATIONS
COMPLETE の
回答の限定⽅法
/COM
フィルター
SORT
検索フィールド
/BI
など
(Note 等を検索)
40
/MPL
など
結合属性「環/鎖」
利⽤不可 *
検索タイプ
SSS, CSS
で確認
(マルクーシュ構造記載位置)
結合属性 「環/鎖」 は
新プラットフォームでも
利⽤不可
*結合属性「環」の場合と「鎖」の場合を別々に作図して G グループに⼊れることでまとめて検索できる
MARPATファイル - まとめ
• マルクーシュ構造単位のデータベース
• STN 新プラットフォームでも,Classic STN
と同様,マッチレベルや元素数レベルを指定
した構造作図が可能
• ヒット構造のハイライトや Assembled 表⽰
の強化で,表⽰がより分かりやすく
• CAplus ファイルにクロスオーバーして特許
情報を確認
41
DWPIM ファイルについては,正式リリース前の情報を基に
作成しています.リリース時にはこの資料の記載と異なる点が出てくる
可能性がありますが,何卒ご了承ください.
42
DWPIM ファイル
近⽇リリース予定
ご利⽤には別途契約
が必要です
DWPIM ファイル - ファイル概要
43
データベース製作者 : Thomson Reuters
レコード単位 : マルクーシュ構造単位
収録年代 : 1961 年〜
Thomson Reuters および INPI 作成のデータ
収録件数 : 180 万件以上
更新頻度 : 週 1~2 回
収録対象物質 : 有機化合物,有機⾦属化合物,
無機化合物,ポリマー,
*リリース時点では
ペプチド*,フラーレン
検索不可の予定
収録対象特許 : DWPI 収録対象特許のうち,医薬 (B),
農薬 (C),⼀般化学 (E) 分野に分類
された特許
DWPIM ファイルの特⻑ ①
-
44
⼀般式グループ記号
属性
結合の種類
マッチレベル
元素数レベル
STN の構造作図機能がそのまま利⽤できる
||
MARPAT ファイルと同じ構造質問式が
利⽤できる!
DWPIM ファイルの特⻑ ②
:
:
DWPI ファイル中で,特許情報
とヒットしたマルクーシュ構造
が同時に確認できる
45
DWPIM ファイル – 収録開始年
(国別)
Argentina
2015
Malaysia
2010
Austria
1987
Mexico
2015
Australia
1987
Netherlands
1987
Belgium
1987
New Zealand
Brazil
2010
PCT/WO
1987
1978 (Pharma)
1982 (Agro + Gen. Chem.)
Canada
1987
Poland
2011
China
2008
Russia
1993-1998 and 2010 to date
European Patents
1978 (Pharma)
1982 (Agro + Gen. Chem.)
Singapore
2014
France
1961-1976 (FR-M)*
1978 (Pharma)
1982 (Agro + Gen. Chem.)
South Africa
1987
Germany
1980 (Pharma)
1983-84 and 1987 to date
(Agro + Gen. Chem.)
Spain
2010
Great Britain
1980 (Pharma)
1983-84 and 1987 to date
(Agro + Gen. Chem.)
Sweden
1987
Gulf Cooperation
Council
2008
Switzerland
1987
India
2000
Thailand
2010
Indonesia
2013
Turkey
Ireland
46
2015
1987
United States
Japan
1987
Vietnam
Korea
2008
1978 (Pharma)
1982 (Agro + Gen. Chem.)
2010
* FR-M : フランス医薬特許
DWPI, DCR, DWPIM の関係
特許
47
DWPI
TI PRODUCE SUBSTITUTE USEFUL MANUFACTURE
DYE..
PI
EP1162197
:
IT
[1] DCR-502592-CL DCR-502592-PRD;
MCN-0056-51301-CL MCN-0056-51301-PRD;
DCR-1926-CL; DCR-15-CL DCR-15-USE;
特定化学物質は DCR レコDCR-9-CL DCR-9-USE; DCR-7-CL DCR-7- マルクーシュ構造はマルクー
USE
ード番号 (DCR) で索引 :
シュ化合物番号 (MCN) で索引
MCN-0056-51301-K MCN-0056-51301-P
:
特定化学物質
DCR
マルクーシュ構造
DWPIM
0056-51301
:
DWPIM ファイル - レコード例
48
← マルクーシュ化合物番号 (MCN) (/AN.M)
← 基本⾻格
G グループ
(置換基)
:
DWPIM ファイル - サマリー表⽰画⾯
サマリー表⽰ (検索結果⼀覧)
画⾯ では Assembled 形式で
ヒット構造が表⽰される
49
DWPIM ファイル - 詳細表⽰画⾯
50
Brief 表⽰形式
基本⾻格とヒットに関与する
G グループの定義
ヒットに関与する G グループの
定義のみ表⽰される
G6
G12
ARY
ARY
1 MON
1 MON
:
G13
ARY
G29
G30
1 MON
DWPIM ファイル - 詳細表⽰画⾯
51
Full 表⽰形式
基本⾻格と全 G グループの定義が
確認できる
:
G29
H
CHK
ARY
1 MON
G30
H
CHK
ARY
1 MON
ヒットに関与しない G グループ
も含めて,すべての G グループ
の定義が表⽰される
DWPIM の索引
52
• 特定原⼦
• ショートカット
• Superatom
(DWPIM 独⾃の⼀般式グループ記号)
・ STN の⼀般式グループ記号で検索できる
・ 今後 Superatom も作図可能になる予定
DWPIM 中のショートカット⼀覧
記号
定義
記号
定義
CO2
COOH
nPr
n-propyl
CO1
CO
iPr
iso-propyl
SO2
SO2
CN
CN
SO3
SO3H
NO2
NO2
PO3
PO3H2
Ace
C(O)CH3
PO4
OPO3H2
Et
ethyl
iBu
iso-butyl
Ph
phenyl
nBu
n-butyl
oBe
ortho-phenylene
sBu
sec-butyl
mBe
meta-phenylene
tBu
tert-butyl
pBe
para-phenylene
Cn
-CH2- (n は鎖の⻑さ)
53
Superatom – organic fragment
Superatom
定義
CHK
単結合のみから成る炭素鎖
CHE
1 以上の⼆重結合をもつ炭素鎖
CHY
1 以上の三重結合をもつ炭素鎖
ARY
1 以上のベンゼン環を有する炭素環
CYC
ベンゼン環を含まない炭素環
HEA
芳⾹族ヘテロ環 (単環)
HET
HEA 以外のヘテロ環 (単環)
HEF
ヘテロ環 (多環)
54
(methyl, ethyl, t-butyl など)
(ethenyl, propenyl など)
(ethynyl, propynyl など)
55
⼀般式グループ記号の階層関係
Superatom と STN の
⼀般式グループ記号とを
対応づけ!
= STN の⼀般式グループ記号
= Superatom
(DWPIM の⼀般式グループ記号)
56
R
Cy
Ak
Hy
Cb
ARY
specific:
benzene
CYC
specific:
cyclohexane
HEF
specific:
quinoline
HEA
HET
specific:
pyridine
specific:
piperidine
CHK
specific:
CH3 …
CHE
CHY
specific:
CH2 = CH3
specific:
ethyne
*今後 Superatom も作図可能になる予定
57
作図した
⼀般式グループ記号
DWPIM でヒットする Superatom
Cy
ARY
CYC
Cb
ARY
CYC
Hy
HEF
HEA
Ak
CHK
マッチレベル : CLASS
CHE
HEF
HET
CHY
HEA
HET
58
Superatom – halogens and metals
Superatom
定義
HAL
ハロゲン (F, Cl, Br, I)
MX
すべての⾦属
AMX
アルカリ⾦属,アルカリ⼟類⾦属
A35
Al, Ga, In, Tl, Ge, Sn, Pb, Sb, Bi
TRM
遷移⾦属
LAN
ランタノイド
ACT
アクチノイド
⼀般式グループ記号の階層関係 (A,Q,M,X)
Superatom と STN の
可変原⼦を対応づけ
R
A
Q
X =
HAL
specific: chlorine
M =
MX
A35
ACT
AMX
LAN
TRM
specific:
Al
specific: Ac
specific:
Na
specific: Ce
specific: Fe
specific: N
specific: C
59
Superatom – other
60
• マッチレベル ANY にしたときにヒット (MARPAT の R グループと同じ)
Superatom
定義
XX
H 以外のすべての原⼦,置換基
H を含むすべての原⼦,置換基
UNK
(1990 年以降は XX + H で索引)
• 検索不可 (注 : マッチレベル ANY にしてもヒットしない)
Superatom
定義
ACY
アシル
DYE
発⾊団または蛍光基
POL
ポリマーまたはポリペプチド残基
PEG
ポリマー末端基
PRT
保護基
⼀般式属性
61
STN 作図画⾯で使⽤できる
⼀般式属性
DWPIM 中の
⼀般式属性
Unsaturated
UNS
Saturated
SAT
Type of ring
system
(環系の種類)
Monocyclic
MON
Number of hetero
atoms
(ヘテロ原⼦の数)
Exact 1
Saturation
(飽和度)
Polycyclic
FU
左記⼀般式属性が
使われる
Superatom
CYC, HET, HEF
ARY, CYC
なし
2 or more
Number of carbon
atoms
(炭素原⼦数)
Less than 7
LOW (1-6)
7 or more
MID (7-10),
HI (>10)
Type of chain
(鎖の種類)
Branched
BRA
Linear
STR
CHK, CHE, CHY
CHK, CHE, CHY
レコード中の結合の表記
62
例
単結合
⼆重結合
三重結合
ノーマライズド
結合
DWPIM のノーマライズド結合の定義
63
• 偶数環で,単結合と⼆重結合が交互に
存在する
など
* → の結合はノーマライズドではない
• 互変異性体 (Tautomer)
N
H
N
H
Z
N
Z
N
<参考> CAS のノーマライズド
結合の定義 (Tautomer)
<例>
Z : C, N, P, As, Sb, S, Se, Te, Cl, Br, I
X , Y : N, O, S, Se, Te
STN 作図上の
デフォールトの設定
DWPIM ファイルの索引
normalized
exact
normalized
exact
exact/normalized
exact
64
上記のような場合,DWPIM ではノーマライズド結合ではなく,
エグザクト結合 (single/double) で索引されている
Normalized でもヒットするよう
検索式が⾃動的に変換される
<注意> DWPIM では,シクロペンタジエニルアニオン ,シクロ
ヘプタトリエニルカチオンはノーマライズド結合で収録
されている
エグザクト結合
シクロペンタジエン
シクロヘプタトリエン
ノーマライズド結合
⊖
シクロペンタジエニルアニオン
⊕
シクロヘプタトリエニルカチオン
○○ の両⽅を検索したい場合は,結合属性を
exact/normalized にする
65
DWPIM ファイル - 構造検索
66
• MARPAT ファイルと同様,
マッチレベル,元素数レベルの指定が可能
• Superatom は作図できない*ので,
STN の⼀般式グループ記号を⽤いる
*今後利⽤できる
ようになる予定
MARPAT ファイルと同じ構造質問式が
利⽤できる
MARPAT ファイルとの違い
DWPIM ファイルは,結合属性 「環/鎖」
の指定が可能!
DWPIM ファイル – 検索の流れ
DWPIM
に⼊る
① 構造検索を⾏う
DWPI
に⼊る
特許情報の確認は
DWPI ファイルで!
② DWPIM の回答をクロスオーバー
回答を表⽰し,特許情報を確認
67
① 構造検索
68
DWPIM ファイルでの
構造検索タイプ
SSS (部分構造検索)(デフォールト)
CSS (閉構造部分構造検索)
69
物質ディスクリプタ (/SDM)
での解析,絞り込みも可能
DWPIM のレコードに付与されている
カテゴリーコード
- CPI セクション
- 物質のタイプ (塩,混合物など)
② クロスオーバー
70
マルクーシュ化合物
番号 (MCN) をキーに
してクロスオーバー
REFX コマンド
DWPI
DWPIM
*REFX コマンドでクロスオーバーする際,必ず DWPIM と DWPI の
両ファイルを選択しておく
DWPIM → DWPI
のクロスオーバー
:
:
DWPI ファイル中で
ヒットしたマルクーシュ
構造が確認できる
(Assembled または Full
表⽰形式)
71
<参考> DWPI → DWPIM の
クロスオーバー
72
マルクーシュ化合物
番号 (MCN) をキーに
してクロスオーバー
DWPI
DWPIM
SUBX コマンド
マルクーシュ化合物番号/AN.M
DCR に
クロスオーバーして
しまう
*SUBX コマンドでのクロスオーバーの際,必ず DWPIM と DWPI の
両ファイルを選択しておく
<例> US20130175509 に索引されている
マルクーシュ構造を確認する
DWPI → DWPIM
のクロスオーバー
DWPI レコードに索引
されているマルクーシュ
構造を確認できる
73
検索例
74
• 下記のような部分構造を有する物質に
関する特許を MARPAT, CAplus,
DWPIM, DWPI ファイルで調査する
検索の流れ
DWPIM
DWPI
75
MARPAT
で構造検索
にクロスオーバー
CAplus
回答を確認
Create Term List 機能を使って
回答をクロスオーバー
重複を除いて回答を確認
構造作図
76
Cy = マッチレベル Class に変更
C = 元素数レベル Unlimited に変更
属性を変更したノードには * がつく
構造検索
MARPAT, DWPIM ファイル
を選択して構造検索
MARPAT, DWPIM ファイル
での構造検索を⼀度に実⾏
することができる
77
DWPIM の回答
78
MARPAT の回答
クロスオーバー
79
CAplus, MARPAT, DWPI,
DWPIM ファイルを選択
REFX コマンドで
クロスオーバー
MARPAT → CAplus
DWPIM → DWPI
のクロスオーバー検索も
⼀度に実⾏できる
CAplus,DWPI 間の重複除去
80
Create Term List 機能で
CAplus ファイルの回答集合から
PNK を抽出
CAplus,DWPI 間の重複除去
– 続き
Q18 = CAplus の
回答集合から抽出
した PNK
L2 NOT Q18 で
DWPI の回答から
CAplus でヒットした
特許を除く
81
82
DWPIM → DWPI で
のみヒットした回答
複数ファイルを⽤いることで
より網羅的な検索が可能!
DWPIM ファイル - まとめ
• Thomson Reuters 作成のマルクーシュ構造
データベース
• 無機化合物やポリマーも収録
• MARPAT ファイルと同じ構造質問式で
検索可能
• DWPI ファイルにクロスオーバーして
特許情報を確認
• DWPI ファイルの特許レコード中で
ヒットしたマルクーシュ構造が表⽰できる
83
全体のまとめ
84
• 特定物質 (REGISTRY,DCR) と
マルクーシュ構造 (MARPAT,DWPIM) の
検索が可能
• シンプルな操作で REGISTRY/MARPAT/CAplus,
DCR/DWPIM/DWPI の検索が可能
• 2 つのマルクーシュ構造データベース (MARPAT,
DWPIM) が単⼀のプラットフォームで利⽤可能に
物質関連の特許調査にぜひ
STN 新プラットフォームを
ご利⽤ください
■ ヘルプデスク
‧ 化 学 情 報 協 会 (JAICI) の問い合 わせ先
- ヘルプデスク (STN の技 術 的 な内 容 について)
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