振り返ればそこに「歴史」があった

振り返ればそこに「歴史」があった
21回ウォーキング案内・世田谷・豪徳寺周辺の住宅街に歴史を発見
今回は、世田谷「豪徳寺」近辺を散策します。
「豪徳寺」は、古くは中世の武蔵吉良氏の館あとに建てら
れました。後に寛永10年(1633年)に、彦根藩主・井伊直孝が井伊氏の菩提寺として伽藍を整
備しました。本堂横の「井伊家」墓地には、あの井伊直弼の墓もあり、滋賀県彦根市にある墓所と共に
国の史跡になっています。歴史の皮肉でしょうか、ここから1キロと離れていない所に、井伊直弼が辣
腕を振るった「安政の大獄」で、斬られ
た吉田松陰を祀る「松陰神社」がありま
す。
吉田松陰は江戸小伝馬町の揚がりやで
斬られました。遺体は千住の回向院に埋
められましたが、高杉晋作、木戸孝允等
の手でこの地埋葬されました。
いま、NHK の大河ドラマでは、長州の
若きテロリストの日々を描いています。
今回の「ウォーキング」は、この豪徳寺を中心に約3時間散策します。
4月28日(火)午前10時、豪徳寺駅(小田急)集合
住宅街で歴史
を探訪します
散策コースの概略
◆集合場所:豪徳寺駅前・午前10時(小田急線)・吉祥寺からでは「井の頭線下北沢」で乗り換え。
◆郷土資料館・世田谷代官所(スタート)
◆金光院(吉良家菩提寺)
◆世田谷八幡
◆豪徳寺
◆世田谷城跡(武蔵吉良氏の居城)
◆松陰神社(ゴール)
歩行距離・約6キロ
時間は説明見学時間を含めて約3時間です。お腹が空くと思われる方はおにぎり等軽食準備して下さい。
◆世田谷城跡など、世田谷吉良氏支配の後に井伊家の所領となった街には「歴史」が凝縮されていま
す。
城址を中心にした付近の「歴史遺構」についてはお馴染の八巻さんが詳しく説明します。
八巻さんの説明で「ウォーキング」は一段と興味深いものとなるでしょう。
コースの見どころ
代官屋敷(大場代官屋敷)
江戸時代の中期以来、彦根藩の世田谷領20カ村の大場家
の役宅で、大場代官屋敷と呼ばれています。
大名領の代官屋敷としては都内唯一。
また、昭和53年に大場家住宅母屋、及び表門の二棟が近
世中期の代表的民家として都内で初めて国の「重要文化財」
に指定されています。
建物は自由に見ることが出来ます。資料館も併設されて
います。
招き猫発祥の寺・豪徳寺
お馴染の「招き猫(招福猫児)」発祥の地と言われています。
井伊藩主井伊直孝が猫により門内に招き入
れられ、雷雨を避けている際に、和尚の法談
を聞くことが出来たと大いに喜んだそうで
す。この縁で後に井伊家菩提寺にしたと言わ
れます。
豪徳寺では招猫観音(招福観世音菩薩)を祀
る「招猫殿」を置きました。招猫殿の横には
願いがかなったお礼として、数多くの招猫児
が奉納されています。招猫児は、右手をあげ
ており小番判などはもたない素朴な白い招
き猫です。
世田谷城跡
世田谷城は経堂台地から南に突き出した舌
状台地の上にあり、城の三方をとり囲むよう
に烏山川が流れて天然の掘りを作っていま
した。開発が進んで、その全容は解っていま
せんが、現在の豪徳寺付近に本丸を置き、現
在の世田谷城跡公園付近まで城域が広がっ
ていたらしいのです。
南北朝時代に足利氏の流れを組む吉良治家
が築いた平城です。空堀のあとが残っていま
す。
(3ページがあります。絶対に最後まで見てください!)
お願い・急告!!
4月は、各サークルともに行事が多く、
「歴史ウォーキング」も日程の調整に苦労しました。好季節に
外に出ないのも、申し訳なく思って、石川部長の努力で、面白い企画が出来ました。申し込み・締め切
りなど、なるべくお早く幹事までお申し出ください。
◆申し込み締め切り・4月22日(水)まで。
◆申し込み先
E メール
携帯℡
Fax
[email protected]
090-1257-6316(石川)
03-3994-8216(事務局)
◎出席
◎欠席
氏名
卒年
歴史ウォーキング部
部長
幹事
石川正利
増田富一
加藤順一
仲山典美
八巻孝夫