今月の安全運転管理目標( 9月) - 一般社団法人 山形県安全運転管理者

今月の安全運転管理目標(
9月)
夏の暑さも少しずつ和らぎ、秋の気配が漂ってきました。これと一緒に夕暮れも早ま
っております。
秋には秋の、冬には冬の運転が必要です。
☆
「秋の交通安全県民運動」の取り組みを強めよう
8 月 20 日(木)まで実施された「明るいやまがた夏の安全県民運動」につきましては、
皆様からいろいろとご協力していただきまして、誠にありがとうございます。
さて、今度は 9 月 21 日(月)から 9 月 30 日(水)までの 10 日間、「秋の交通安全県民運
動」が実施されます。実施要綱は、まだ未定ですが、
運動の重点は、
1 子どもと高齢者の交通事故防止
2 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止(特に、反射材用品
等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)
3 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい
着用の徹底
4 飲酒運転の根絶
5 道路横断時・交差点における交通事故防止(歩行者保護意識の徹底)
の 5 点になる見込みです。(運動の基本が削除され、重点の
部分が変更点。)
県安管では、特製ポスターを作成し、地区協議会加盟会員様宛に各 1 枚を配分してお
りますので、これを有効に活用し交通事故防止の徹底を図りましょう。
このポスターと合わせて、10 月 1 日から 12 月 31 日まで実施される「交通事故防止コ
ンクール」のポスターも(8 月末を目処に)配分しておりますので、活用をお願いします。
☆ 9 月は台風・大雨などの災害発生に備えた安全運転管理を徹底しましょう。
9 月 1 日は、防災の日です。1923 年(大正 12)9 月 1 日十数万人の死傷者を出した関
東大震災と、台風が襲ってくると昔から言い伝えられている二百十日にちなんで、1960
年(昭和 35)に設定されました。
加えて、9 月は、台風シ-ズンでもあります。
また、秋の長雨・大雨による河川の氾濫、増水、土砂崩れ、ガード下の冠水等の異常
気象による災害や道路障害の発生が懸念されます。
近年、各地で大雨が頻繁になっていることは、気象庁のデータにも表れております。
そこで、気象情報を的確に把握するとともに予想される事案に対しては事前に迂回ル
ートを指示したり、安全な場所に一時退避して危機をやり過ごすなど、臨機応変に対処
して事故を未然に防ぐように、安全運転管理の徹底を図りましょう。
☆
9 月~11 月は夕方の事故が多発しています。「おもいやりライト」運動で事故防
止を図りましょう
山形県内の過去 3 年間(H24~H26)の 9~11 月の交通事故総数 5,197 件を時間帯別で見て
みると、
1時間平均
216.5 件
最多時間帯
17 時台
617 件 (平均の 2.85 倍)
次に多い時間帯
18 時台
462 件 (
2.13 倍)
3 番目に多い時間帯
7 時台
445 件 (
2.06 倍)
4 番目に多い時間帯
8 時台
425 件 (
1.96 倍)
5 番目に多い時間帯 16 時台
341 件 (
1.58 倍)
となっており、夕方の事故が多くなっております。
夕暮れ時早めのヘッドライト点灯で交通事故を減らそうという「おもいやりライト運
動」は、自動車は早めのヘッドライト点灯で自らの存在を周囲に知らしめるとともに、
歩行者・自転車の反射材等の光を早期に発見し、自分の光と相手の光のコミュニケーシ
ョンによってお互いの存在を確認し、事故を未然に防ごうという運動であり、こうした
交通事故情勢を反映して行われるものであります。
この運動は、燃費やバッテリーへの影響がほとんどなく、日没30分前にスイッチをひね
るという指先一つでできる「思いやり」の事故防止運動であります。
「夕焼けに早めのライトでご挨拶」
(県安管が全国に募集して優秀作品を選考し作成したスマートメッセージ
カレンダーに掲載された「二瓶直樹(米沢地区)」の作品)
ぜひ、早めのヘッドライト点灯を実践しましょう。
なお、「おもいやりライト」運動を全国の仲間とともに進めるため、「いい点灯の日」
の 11 月 10 日の午後 4 時に、一斉にヘッドライト点灯を促す街頭活動を進めております。
各地区安管協議会の計画する街頭活動に参加されるか、あるいは、自ら運転中の場合
にはヘッドライトの早め点灯に努めてください。皆様のご協力をお願いします。