Digital Director-トラブルシューティング

Digital Director-トラブルシューティング
よくあるご質問とその回答です。製品のご理解とご使用にお役立てください。
なお、それぞれのカメラに関する詳細情報については、「対応機種」をご覧ください。
App がカメラと交信しない。
Digital Director が iPad およびカメラに正しく接続されていることを確認します。すべての機器(カメラ、Digital Director、
iPad)のスイッチが入っている必要があります。
カメラのバッテリー残量が少ない場合、Digital Director との USB 通信が行えないことがあります。必ずバッテリー残量が
十分な状態で使用してください。
撮影モードが選択できない。
撮影モード(M、Tv/S、Av/A、P)の設定はカメラ本体で行います。
機種によっては、撮影モードの切り換えに際して、Digital Director App の[LV OFF]アイコンでライブビューをオフにしなけ
ればならない場合があります。その場合は、カメラ本体で希望の撮影モードを選択したのち、Digital Director App の[LV
ON]アイコンで再びライブビューをオンにします。
静止画または動画モードでカメラマークが黄色で表示される。
黄色のマークは、カメラと Digital Director との通信に不具合があることを示しています。
キヤノン製品の場合は、カメラ本体の静止画/動画モード切り換えスイッチが、App 上で選択したモードと合っていることを
確認してください。
それでもなおマークが黄色で表示される場合、カメラのスイッチを一旦切り、再び入れます。
なお、お使いのカメラについて特記事項がないか、対応表も合わせてご確認ください。
撮影またはマルチショット中にライブビューが停止する。
撮影中、また、カメラが画像をカードに保存している間、ライブビューは停止します。
「停止」時間は、カメラの機種、駆動モード、バッファー、カードのスピードクラス等、さまざまな外的要因によって決まりま
す。
カメラの動作が完了(カメラ本体のインジケーターで確認できます)したあともライブビューが復帰しない場合は、通信に問
題がある可能性があります。その場合は、カメラのスイッチを一旦切り、再び入れます。
ライブビューに露出プレビューが表示されない。
マニュアルモード(M)では、露出プレビューを表示させるのにカメラのメニューでオプションを選択しなければならない場
合があります。なお、この機能がない機種の場合は、カメラのマニュアルをご覧ください。
マニュアルモード(M)で絞り値(f)を変更することができない。
カメラの機種により、マニュアルモード(M)で LV を起動して露出プレビューをオンにすると、絞り値(f)が変更できなくなる
場合があります。その場合は、App で LV をオフにし、絞り値(f)を変更したのち、再び LV を起動します。
動画モード、シャッタースピード、絞り値が変更できない。
一般に、この現象はカメラ本体に起因します。
動画モード、シャッター優先/絞り優先、露出補正が変更できない。
Digital Director App 上の静止画/動画モードは、カメラ本体と一致しない場合があります。
これらの現象はカメラ本体に起因する場合もあります。「対応機種」の特記事項をご確認ください。
一般に、この不具合は App 上で静止画モードと動画モードを交互に切り換えたり、カメラの静止画/動画モード切り換えス
イッチを希望のモードに合わせたりすることによって解消することができます。
「オートフォーカス」が機能しない。
レンズが「オートフォーカス」モードにセットされているか確認します。
Digital Director-トラブルシューティング-1.1 版-2015 年 5 月 12 日
レンズがオートフォーカスに対応していない場合、オートフォーカス機能は使用できません。
iPad 上でフォーカス位置を変更する場合は、必ず現在の合焦動作が完了したのちに新しい位置を選択してください。
「オートフォーカス」が想定外の動作をする。
カメラのメニューで AF モードの設定を確認してください(たとえばキヤノン製品の場合は、推奨モードは「ライブ AF」です)。
フォーカスポイントを画像の周縁部に設定することができない。
通常、カメラの「オートフォーカス」エリアには画像の周縁部は含まれておらず、したがってそのような場所をフォーカスポ
イントに選ぶことはできません。
それでもなおフレームを固定したまま周縁部にフォーカスを合わせたい場合は、レンズをマニュアルモードにセットし、レン
ズのフォーカスリングを回してフォーカスを合わせてください。
App のマニュアルフォーカスが機能しない。
フォーカスをカメラで制御するには、レンズをオートフォーカスモードにセットする必要があります。正しくセットされている
か確認してください。
App 上でライブビューが見られない。
カメラのメニューでライブビュー機能がオンに設定されていることを確認します。
App とカメラ本体とで静止画/動画モードが一致していることを確認します。
App の[LV OFF]および[LV ON]アイコンでライブビューのスイッチを切ったり入れたりしてみます。
キヤノン製品の場合:ライブビューがカメラのディスプレイ上では見られるのに App 上で見られない場合は、ライブビュー
をカメラ本体のボタンで起動していないか確認してください。データストリームを受信するには、ライブビューを App から起
動することが必要です。
ニコン製品の場合:[カスタムメニュー]→[操作]→[カードなし時レリーズ:禁止]が選択されている状態でカードが挿入され
ていない場合、ライブビューが機能しないことがあります。
シャッタースピードが(1/25、1/30、1/50、1/60)に限定される。
カメラの機種により、手動で動画モードを起動した場合、カメラ本体によってシャッタースピードが動画撮影時の値に限定
されることがあります。対応表でお使いのカメラに関する特記事項をご確認ください。
絞り値(f)を変えても被写界深度に変化が見られない。
カメラの機種により、ライブビューをオフにしたときにのみ絞り値が「実際に」変化する場合があります。ライブビューが起
動している間は、露出シミュレーションのみが表示されます。
ライブビューで絞り値の変更の効果を確認したい場合は、App から([LV OFF]および[LV ON]アイコンで)ライブビューを
切ったり入れたりしてみます。
ヒストグラムが表示されない。
(カメラと撮影モード(静止画/動画)との組み合わせにより)ヒストグラムが表示されないことがあります。その場合、ライブ
ビュー上で露出をシミュレートすることはできません。
カメラが故障し、ディスプレイに「エラーコード」が表示される。
まずお使いのカメラのユーザーマニュアルを参照してください。
この現象は遠隔操作時に起こることがあります。これはカードが正しくフォーマットされていないか、あるいは他のカメラで
フォーマットされたものであることによるものです。この場合は、記録内容をパソコンなどに保存したのちに、カードを使用
するカメラで直接フォーマットし直してください。
Digital Director-トラブルシューティング-1.1 版-2015 年 5 月 12 日
カメラが正しく機能しない、または応答しないコマンドがある。
最初に「対応機種」で、この現象が特別なものかどうか確認します。
記載された事例の中に一致するものが見当たらない場合は、システム(すべての機器、カメラ、App、および Digital
Director)を再起動してみます。
それでも不具合が解消されない場合、カメラの特殊設定またはカスタム設定によっていずれかの機能が変更、あるいは
損なわれている可能性があります。その場合は、カメラを Digital Director から外し、カメラ上でカスタム機能をリセットし、
カメラのスイッチを切り、再び Digital Director に接続して、スイッチを入れます。
ギャラリー上で写真を選択すると、メモリーカード内に写真が存在するにもかかわらず、「写真が見
つかりません」というポップアップが表示される。
画像がギャラリーに表示されたのち、それを開くのが早すぎなかったか確認します。画像が更新されるのを待ち(ギャラリ
ー右上のインジケーターによって進行状況が示されます)、再び開いてみてください。
App のインターフェースが一切応答しない。
App 画面右上に表示されるロック/ロック解除スイッチの設定を確認します。
撮影するたびにライブショットが遅れて復帰する。
画像が撮影されたのち、ライブビューが復帰するまでにはしばらく時間がかかります。カメラのメニューで、カメラの液晶モ
ニターでの画像のレビュー時間の設定を確認してください。
Digital Director を使用する際は、カメラのメニューで撮影した画像のレビュー時間を「0」またはオフに設定することをおす
すめします。
カメラとの通信が数分で切れる。
カメラのスタンバイ/オートパワーオフ設定を確認してください。カメラがスタンバイモードに入ると、Digital Director との通
信が中断されます。
スタンバイ機能を無効にすることをおすすめします。
FTP や電子メールで画像を送信することができない。
iPad が Wi-Fi ネットワークまたはデータ送信が可能な適切なセルラーネットワークに接続されていることを確認します。
FTP 設定が正しく行われていることを確認します。
撮影後、App がコマンドに一切応答しない。
カメラへの情報のオーバーロードを防ぐため、カメラが画像を撮影している間、特に連続駆動モードで撮影している間、
Digital Director App は故意にバッファリングされます。
バッファーは App 画面右上のロック/ロック解除スイッチに表示されます。
Digital Director-トラブルシューティング-1.1 版-2015 年 5 月 12 日
免責事項
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
マンフロットは本書の内容の不備について一切の責任を負いません。
キヤノンおよびニコンの商標はそれぞれの会社の所有物です。
iPad は Apple Inc.の商標です。
Digital Director-トラブルシューティング-1.1 版-2015 年 5 月 12 日