み ず ほ 銀 行 ・ み ず ほ 信 託 銀 行 ・ み ず ほ 証 券 が 手 を 取 り あ っ

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特集
「銀行・信託・証券」一体戦略
み ず ほ 銀 行・み ず ほ 信 託 銀 行・み ず ほ 証 券 が
手 を 取 り あ っ て〝﹁ 銀 行・信 託・証 券 ﹂一体 戦 略 〟を
積極的に推進しています。
〈みずほ〉は、銀行・信託・証券を自前で保有する唯一の邦銀グループとして、多
様化・高度化するお客さまのニーズにお応えするため、
「銀行・信託・証券」一体と
なり、グループ横断的にサービスを提供しています。
〈みずほ〉のグループ運営体制
みずほフィナンシャル
グループ(持株会社)
企画・
管理部門
みずほ銀行
みずほ信託銀行
みずほ証券
グループチーフオフィサーによる
指揮命令系統を明確化し、
グループ一体となった管理を実施
グループ
チーフオフィサー
個人
リテールバンキング
大企業法人
事業法人
持株会社に
おける
各ユニット
持株会社に設置した各ユニットが、
銀行・信託・証券等
横断的な戦略を策定・推進
金融・公共法人
国際
投資銀行
トランザクション
アセットマネジメント
グループ各社のお客さまを、
「〈みずほ〉共通のお客さま」として
グループ横断的にサービスを提供
市場
※上記以外のグループ各社についても事業特性等に応じ原則として各ユニットに所属
各ユニットについては 事業への取り組み P48−59
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みずほ銀行は、
「銀行・信託・証券」一体戦略を受け、現
場力の強化に注力し、最適な金融サービスを提供して
お客さまの夢の実現を全力でサポートしています。
みずほ銀行は、信託・証券と一体となり、グループの総力を結集し、多面的で
有機的な最高水準の総合金融サービスをご提供することで、お客さまの利便性
と満足度向上に努めております。
平成26年度より、グループの総合力を活かしたお客さまニーズへの対応強化を
目指し、
「エリアOne MIZUHO推進プロジェクト」を立ち上げました。このプロ
ジェクトは、地域毎に銀行・信託・証券が一堂に会し、それぞれの地域やお客さ
まの特性を踏まえ、
「お客さまの信頼No.1を勝ち得るために何をすべきか」をそ
株式会社みずほ銀行
取締役頭取 林 信秀
れぞれの知見を持って、あらゆる角度から検討をするものです。その結果、資産
運用を中心にグループ各社の商品・サービスをシームレスに活用いただいている
お客さまが1年間に数万人レベルで拡大しました。
事例
1
銀行・信託・証券連携でお客さまの成長戦略の実現をサポート
「earth music & ecology」
をはじめとしたファッションブ
達等についての相談を受け、みずほ信託銀行、みずほ証券と
ランドを展開するクロスカンパニーは、国内外で積極的に店
連携し、
銀行・信託・証券一体で的確かつ迅速に応えられる支
舗を拡大しながら成長を続けている企業です。同社は、今後
援体制を構築しました。
〈みずほ〉のこうした取り組みに高い
の成長戦略として
「海外展開の加速とM&A戦略」
に注力する
評価が得られ、現在では同社のニーズ実現に向け、グループ
とともに、
資本市場からの資金調達等も検討していました。
一体でサポートしています。
みずほ銀行は、同社の成長戦略の実現に貢献するため、同
その一環として、
同社と銀行・信託・証券の支店長が一堂に
社のニーズ確認と提案を継続的に行いました。
その結果、
幅広
会し 、同 社 の「 ニーズ 」や「 想 い 」を 共 有 するため の「 O n e
い海外ネットワークや本部専門部署を活用した海外展開の提
MIZUHOミーティング」を定期的に開催しています。今後も
案に高い評価が得られ、同社の中国現地法人の設立等をサ
銀行・信託・証券が連携して知恵をしぼり、
最適な解決策の提
ポートしました。その後、M&A戦略や資本市場からの資金調
案を目指していきます。
「earth music & ecology」
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特集
「銀行・信託・証券」一体戦略
なかでも、みずほ信託銀行とは個人のお客さまの遺言信託や企業オーナーの
事業承継の分野、みずほ証券とはPO・IPOやM&A等の分野で成果が着実に現
れており、グループ力の強化とお客さま満足につながっているという手応えを実
感しております。
今後とも、
『One MIZUHO』のスローガンのもと、グループ最多の店舗網とお
客さまを有する金融機関として「銀行・信託・証券」一体戦略推進の中心的役割
を果たすとともに、一人ひとりが「お客さまの課題やお悩みの解決に何ができる
か」を常に考え行動する力(みずほ銀行では「現場力」と呼んでいます。)を強化
し続けることで、お客さまの夢の実現を全力でサポートしてまいります。
みずほ信託銀行は、
「銀行・信託・証券」一体戦略を推
進し、
〈みずほ〉全体のお客さまのさまざまなニーズに対
し、専門性の高い信託商品・サービスの提供に努めて
います。
みずほ信託銀行は、
「銀行・信託・証券」一体戦略を推進し、
〈みずほ〉全体の
お客さまのさまざまなニーズに対し、専門性の高い信託商品・サービスの提供に
努めております。
みずほ信託銀行株式会社
取締役社長
個人のお客さまには、遺言信託、教育資金贈与信託等の商品の取り扱いをみ
ずほ銀行・みずほ証券の各店舗で行うとともに、みずほ銀行全店へ「相続コンサ
中野 武夫
事例
2
銀行・信託・証券それぞれの強みを活かし、法人・個人一体でのニーズに対応
産学連携による創薬研究開発に取り組むペプチドリーム
個人両面からのサポートを継続しています。
は、順調に成長を続けるベンチャー企業です。みずほ銀行は、
〈みずほ〉は今後も同社の永続的な発展に向け、
「 銀行・信
「たった一人でも良い。病気で苦しんでいる方に『ありがとう』
と言ってもらえる仕事をしたい」という同社の創業の精神と
高い技術力に共鳴し、平成18年の創業以来メイン行として
信頼関係を構築してきました。
同社の株式上場時に際しては、みずほ証券が豊富なアドバ
イザリー経験を活かしたIPOコンサルティングを提供し、
〈み
ずほ〉のグループ力が評価されました。
また、株式上場以降の順調な事業拡大に伴い顕在化して
きた同社経営陣や株主個人のお悩みに対し、みずほ信託銀
行がオーダーメイドのコンサルティング提案をする等、法人・
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託・証券」一体となり、全力でサポートしていきます。
ルタント」の配置を行うなど、お客さまの相続・資産承継ニーズに幅広くお応えで
きるようグループ一体となって取り組んでおります。また、企業オーナーの事業
承継ニーズ等に対しては、信託の高い専門性を活かしたコンサルティング機能を
みずほ銀行と一体となって提供しております。
法人のお客さまには、不動産、資産流動化、証券代行、年金等の分野で、信託
機能を活かしたソリューションの提供に努めております。株式の公開を目指して
いるお客さまには、銀行・信託・証券が一体となってIPOに関する幅広いサポー
トを行っております。アセットマネジメント分野では、資産運用力の強化を図るた
めに、グループ運用機能の統合を進めてまいります。
今後も、当行は、
『One MIZUHO』のスローガンのもと、グループ力を活かした
〈みずほ〉ならではの取り組みを加速させ、お客さまのお役に立つ、より高度で専
門性の高い信託商品・サービスを提供できるよう、みずほ銀行・みずほ証券と一
トラストラウンジ
体となって取り組んでまいります。
みずほ銀 行と同じ建物内に展 開するみ
ずほ信託銀行の相談拠点です。
事例
3
〈みずほ〉によるIPO
(新規株式上場)支援
SFPダイニングは、
「鳥良」
「磯丸水産」等の主力ブランドを
証券がアドバイザリーを行いました。
また、
株式公開にあたり、
中心に150店舗以上の飲食店を展開しています。
「全ては社
みずほ証券が主幹事証券会社を、
みずほ信託銀行が証券代行
員の幸福のために」
そして
「会社の継続的な成長こそがあらゆ
業務を担いました。
るステークホルダーの幸せにつながる」という創業者である
同社は平成26年12月に東京証券取引所市場第二部に上
同社会長の強い想いのもと、
IPOを目指し、
全社を挙げて取り
場し、
その後も、
「日本を豊かにする
【食】
の専門店集団」
として、
組んできました。
さらなる成長に向け歩み続けています。
〈みずほ〉
は、
今後とも
〈みずほ〉は、同社のIPO実現に向けてグループ一体でのサ
同社の成長をグループ一丸となって支え、同社の課題解決に
ポート体制を構築し、
メインバンクであるみずほ銀行が借り入
資する提案を継続していきたいと考えています。
れによる資金調達手段の多様化を支援するとともに、みずほ
「鳥良」
「磯丸水産」
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2
特集
「銀行・信託・証券」一体戦略
みずほ証券は、
『One MIZUHO』のスローガンのもと、
銀行・信託・証券の一体運営を推進し、
〈 みずほ〉のお
客さまに付加価値の高い証券サービスを提供してい
ます。 みずほ証券は、
『One MIZUHO』のスローガンのもと、銀行・信託・証券の一
体戦略を推進し、
〈みずほ〉のお客さまに付加価値の高い証券サービスを提供し
ております。
みずほ証券株式会社
取締役社長
本山 博史
「貯蓄から投資へ」の流れが加速するなか、当社では個人のお客さまの中長期
的な資産形成に貢献するため、営業姿勢を大きく変革し、お客さま本位の営業を
徹底する取り組みを進めております。また、お客さまのニーズにあった多様な金
融商品、質の高い投資情報の提供等に努めることに加え、みずほ銀行からの証
券ニーズを有するお客さまの紹介やみずほ銀行の国内全店での金融商品仲介
業、みずほ信託銀行の遺言関連業務に関する信託代理店業務等グループ一体
事例
4
銀行・証券が連携し、平成26年における世界最大のM&Aファイナンス案件を組成
アクタビスは、ジェネリック医薬品分野で世界第3位の米
〈みずほ〉は、非日系優良企業を対象とした「Super30戦
国医薬品メーカーです。再編が進むグローバルヘルスケア業
略」に基づき、銀行・証券一体でセクター分析による企業価
界において、同社はジェネリック医薬品事業からの安定的な
値向上に向けた事業戦略の提案を行うとともに、お客さまの
キャッシュフローを背景に、収益性の高いスペシャリティ医
トップマネジメントとの密接なリレーションや大型のファイ
薬品部門の強化を進めており、米国製薬大手アラガンを総
ナンス案件に耐えうるリスク管理態勢の構築を進めてきま
額664億ドルで買収しました。
した。
〈 みずほ〉のこうした戦略が奏功し、本件のような大型
この買収 案件に対するファイナンス組 成に際して、
〈 みず
案件への参画につながりました。
ほ〉は、J.P.モルガン、ウェルズ・ファーゴとともに邦銀唯一の
今後も、
〈みずほ〉は買収や業界再編といったグローバル企
共同主幹事に就任し、みずほ銀行が融資を実行しました。そ
業のさまざまな成長機会に対して、銀行・証券一体で最適な
の後、みずほ証券が社債・株式の引受を実施しました。本件は、
ファイナンスの提供を目指していきます。
平成26年における世界最大の買収ファイナンス案件です。
みずほ銀行
融資:462億ドル
債券発行:210億ドル
増資:92億ドル
共同主幹事
ジョイントブックランナー
ジョイントブックランナー
ジョイントブックランナー
J.P.モルガン、みずほ証券、
ウェルズ・ファーゴ
J.P.モルガン、みずほ証券、
ウェルズ・ファーゴ 等
J.P.モルガン、みずほ銀行、
ウェルズ・ファーゴ
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みずほ証券
となったサービスの向上に努めております。
法人ビジネスにおいては、当社が強みを持つ株式や債券の引受、M&Aアドバ
イザリー、ストラクチャードファイナンス等の投資銀行ソリューションや、運用商
品、投資情報の提供等を通じて、
〈みずほ〉のお客さまの証券ニーズにお応えして
おります。
当社は、目指す姿として、
「日本、アジア、ひいては世界の経済成長に資するこ
と」と、
「お客さまと喜びを共に分かち合える存在となること」を掲げています。こ
の目指す姿の実現に向けて、銀行・信託と一層連携し、これまで以上に付加価値
の高い商品・サービスをタイムリーにお客さまに提供できるよう取り組んでまいり
ます。
プラネットブース
みずほ銀 行のロビーに設 置されている
みずほ証券の店舗です。
銀行・信託・証券連携による主な実績
①[銀行・信託・証券連携]
投資運用商品残高
みずほ銀行
(単位:兆円)
みずほ信託銀行
25
20
15
17.1
5.9
5.9
1.8
1.7
200
6.0
0
10.8
9.6
平成25年3月末
平成26年3月末
100
12.9
平成27年3月末
※保険、投資信託、個人向け国債、外貨預金等の合計値
②[銀行・信託連携]
遺言執行引受予諾成約件数
150
1.9
10
5
(単位:件)
みずほ証券
20.8
18.5
③[銀行・証券連携]
M&A公表案件
50
0
平成24年度
平成25年度
平成26年度
※件数ベース(日本企業関連、不動産案件除く)
(出典)トムソン・ロイターの情報を基に、みずほ証券にて作成
(単位:件)
1,600
④[銀行・証券連携]
海外DCM※業務粗利益
(単位:億円)
200
150
100
1,400
50
0
平成24年度
平成25年度
平成26年度
0
平成24年度
平成25年度
平成26年度
※DCM:Debt Capital Markets(債券引受業務)
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