香港で成功した日系企業 - Invest Hong Kong

日本
香港で成功した日本企業
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香港
戦略的立地と世界クラスのインフラを兼ね備える香港は
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Content
2
香港特別行政区政府 投資推進局局長 からのメッセージ
3
香港日本人商工会議所会頭からのメッセージ
4
香港投資推進局(インベスト香港)について
5
香港日本人商工会議所の活動について
ケーススタディ
6
Nikkei Asian Review
7
一蘭
8
Mayarya(マヤアリヤ)
9
RIZAP
10
恒隆白洋(香港)有限公司
11
MC Asset Management
12
百農社國際有限公司(Hyakunousha International Limited)
13
econtext Asia Ltd
14
ABC Cooking Studio International Limited(愛美食有限公司)
15
Japan Dining World Co Ltd
16
エバラ食品工業株式会社
17
こひつじ幼稚園
18
Hitachi Maxell Global Ltd
19
久保田米業(香港)有限公司
20
株式会社商船三井
21
ベクトルグループインターナショナル社
22
エーワンベーカリー(香港)
23
株式会社上組
24
三井不動産株式会社
25
日産自動車株式会社
26
NTT Com Asia
27
インベスト香港 顧客プロフィール
40
インベスト香港 東日本・西日本事務所
2
香港特別行政区政府 投資推進局局長 からのメッセージ
1,380 社以上の日本企業が、香港に拠点を持ち、毎年
新たな日本企業が進出してきます。また、世界中から
7,900 社以上の企業が、香港に進出し、拠点を構えてい
ます。香港への進出の理由は共通しており、自由なビジ
ネス環境や税制が挙げられています。これにより、企業
は地道な努力や創造力で得た収益を一定割合確保するこ
とができます。
2015年上半期、香港への投資案件数において、日本は、
4 番目の投資国でした。インベスト香港は、香港で事業
を設立あるいは拡大する日本企業を 20社支援しました。
インベスト香港が支援した日本企業は、いずれも香港は
海外ビジネスを発展させるための重要なプラットフォー
ムであると認識しています。
日産自動車株式会社、株式会社 商船三井、日立マクセル
株式会社など、海外事業統括の機能を香港に移転した
日本の大企業もあります。他にも様々な分野から様々な規模の日本企業やその事業部
が香港に進出しております。例えば、株式会社一蘭(本格とんこつラーメン)、株式会
社日本経済新聞社(Nikkei Asian Review 編集チーム)や三菱商事株式会社(新金融事業
グループ MC Asset Management Asia Ltd)が挙げられ、いずれの企業も香港で成功を
収めています。
香港は、長年にわたり、世界で最も自由な経済体制が維持されている場所として
認知されてきました。また、多くの富裕層(HNWI)や多国籍企業が拠点を持つ、
グローバルな金融センターでもあります。更に、香港の立地は世界各国、とりわけ
中国本土のビジネス・パートナーとの連携に最適です。
インベスト香港の使命は、ビジネス拠点としての香港の利点を広く説明し、日本
企業の香港での事業展開が迅速かつ円滑に行われるよう支援することです。皆様に
香港の持つビジネス・チャンスをより詳細にご説明する機会を戴ければ幸甚です。
皆様の香港へのご来訪を心よりお待ちしております。
投資推進局局長
サイモン・ガルピン
3
香港日本人商工会議所会頭からの
メッセージ
2015 年度上半期を振り返ると、国際金融市場も一連の
変調を見せており、世界経済を取り巻く環境は不確実性
が増しています。ビジネス環境としても、今まで以上に
厳しい時代が到来すると言えますが、目利き力のあるもの、
強い機能を持つものにとってはむしろ好機であり、
国際都市香港の役割は更に強化される方向に歩み始めて
いると感じます。一帯一路構想の中でファイナンスを
担う AIIB の登場、後背地である深圳を中核とする
パールリバーデルタの発展など、香港にとっては
「追い風」とも言うべき状況も、この都市の未来を支える
支援材料となっています。世界各地にアクセス可能な
好立地、国際金融をはじめとする様々な機能、豊富な
グローバル人材マーケットなど、香港には長きに亘って
培ってきた多種多様な強みがあり、中国本土と外国の
ゲートウェイとなる香港の役割は、世界からも高く評価
されています。
このような状況下、皆様のご支援により、当商工会議所の会員企業は過去 10 年間で
最高数を記録しています。その結果、香港政府、各地元団体、在港他国商工会議所等
との連携機会も多くなり、香港社会との繋がりが深まっています。こうした
活動を通じて、地場の業界へのアクセスを強化し、会員企業のビジネス開発を促進
するとともに、香港社会への貢献を高めることを意識して取り組んで参りたいと
考えております。
香港への進出を検討されている皆様は、香港にどのような価値を見出される
でしょうか。冒頭に申し上げた香港の「地の利」
「特有の機能」
「国際色豊かな
プレイヤーの集結地」は、何れも企業が成長する上でのドライバーになることと
思いますので、皆様の香港への進出を心よりお待ちしております。
香港日本人商工会議所
会頭 下山 陽一
4
香港投資推進局(インベスト香港)
について
2000 年 7 月に設立されたインベスト香港は、海外直接投資を誘致する香港特別
行政区政府(HKSAR)の一部局です。インベスト香港の使命は、アジア有数の国際
ビジネス拠点であり、また世界の金融センターである香港の競争優位性をさらに
強固なものにし、諸外国、中国本土、台湾の企業による香港進出を促し、戦略的
事業展開を支援することです。
2015 年 6 月現在、インベスト香港は 3,700 件を超える投資案件を遂行しました。
それらの事業立上げまたは事業拡大案件は初年度に 40,200 件以上の新規雇用を
創出し、990 億香港ドルの投資を誘致しました。
インベスト香港では、以下の主要部門の専門チームを擁しています。主要部門:
ビジネス・専門サービス業、消費財・小売業、クリエイティブ産業、金融サービス
業、情報通信技術産業、科学技術産業、接客サービス・旅行業および運輸・工業。
更に世界の主要都市 29 箇所に事務所を構えています。香港のスタッフと海外のス
タッフとが緊密な連携を取りながら、支援企業の香港での事業設立並びに事業拡
大を迅速かつ丁寧にサポートしています。
インベスト香港は、香港への事業進出に関し、あらゆる段階において、企業ごと
にカスタマイズされた方法で、無料で支援サービスを行います。また、守秘義務
にも細心の注意を払っています。
計画
事業計画や事前評価
に不可欠な情報の提供
拠点設立
事業所用地、ビザ申
請支援、ライセンス
申請、学校教育等多
岐にわたるアドバイ
スの提供
Website: www.investhk.gov.hk
Tel: (852) 3107 1000
Email: [email protected]
始動
PR およびマーケ
ティングに関する
支援
拡張
ビジネス交流会、
各種専門家の紹
介等
5
香港日本人商工会議所の
活動について
香港日本人商工会議所は、1969 年に香港日本人倶楽部の経済部から分離して設立
された香港政府から認められた NPO です。当商工会議所は、香港政府主催で定期
的に開催される各国商工会議所が集まる「IBC(International Business Committee)」
に出席し、香港の発展や会員企業に資する意見交換を行なっています。
当商工会議所は、674 社 (2015 年 9 月現在 ) の企業会員で構成されています。産業
別に 13 の部会を組成し、会員相互間のネットワーキングを推進しつつ、ビジネス
の現況共有、課題や関心事項について講演会、現場の見学や視察旅行などを実施
しています。
全会員に共通した事項は、年間約 20 回開催(2014 年度実績)されるセミナーを
通じて取組んでいます。会員の業容拡大に繋がるヒントとなるセミナー、会員が
共通して押さえるべき経営上の重要事項に関連するセミナー等を今年も積極的に
推進しています。
在香港日本国総領事館、InvestHK を筆頭に関係団体、各国商工会議所や、日本各
地の商工会議所と連携・協力関係を深化させながら、日々、香港社会に向けての
貢献、会員企業の発展へ取り組んでいます。
6
香港は、自由市場経済
であり、国際メディアの
ハブ都市としての地位を
確立しています。
Nikkei Asian Review、香港に新たな編集チーム発足
Nikkei Asian Review はアジア出版者協会の 2015 年協会賞を 3 部門で受賞しました
日本経済新聞社は新聞事業を中核として、日本を代表する経済
中心の言論報道機関です。発行部数約 3 百万の「日本経済新聞」
は、日本国内ばかりでなく、世界でも発行部数が最も多い経済
紙の一つです。2013 年 9 月に、同社はマルチプラットフォーム
の新たな英文ニュースメディア Nikkei Asian Review(NAR)の創
刊に向けて、香港に編集チームを発足させました。NAR 香港
チームは日本経済新聞香港支局やマーケットニュース部門、
日経中国 ( 香港 ) 社と同じオフィス内にあります。日経中国 ( 香港 )
社は中華圏で新聞関連ビジネスを展開する日経の香港現地法人
です。
「日本だけでなく、世界中の読者から日経の報道に対する信頼
を得たいと考え、NAR 編集チームを置く場所として香港を選び
ました。
」と、日経中国 ( 香港 ) 社の清水貞治社長は述べました。
「香港は、自由市場経済であり、ほとんどの人が英語を話しま
す。また、香港は多くの世界的なメディアが拠点を置く国際
メディアのハブ都市としての地位を確立しているので、多数の
国際的なジャーナリストが香港を拠点に活動しています。」
アジア市場の重要性が益々高まっている中で、Nikkei Asian
Review は、世界の人々のアジアに対する理解を高め、アジア
の人々や企業、国に対して人々が持っているステレオタイプな
見方をこわすことを目指しています。
日経中国社は中国本土では新聞を印刷できないため、香港で印
刷し、中国本土に配達しています。
アジアの内側からアジアについての洞察を発信
「アジアには世界へニュースを発信するアジア育ちの国際的な
メディアがないため、アジアのニュースは全体としてプレゼン
スが過小になりがちです。アジアを横断する問題やイベントを
カバーすることに集中している報道機関はありません。日経は
アジアを拠点に、すべての主要都市に支局や特派員を擁する
発行日:2015 年 9 月
唯一のビジネス情報の報道機関です。日経はこうした状況に
チャレンジしようと決めたのです。」と清水氏は述べました。
NAR 副編集長ザック・コールマン氏は、日経の支局や編集局
内のジャーナリストに加え、外部の多くの寄稿者やフリーの
ジャーナリストと協力して報道にたずさわっています。「日本
以外のアジア地域で取材する記者の数は、過去一年で倍増しま
した。」とコールマン氏は述べました。
NAR 編集チームはいま、「ASEAN 100」というプロジェクトに
取り組んでいます。ASEAN 地域を本拠とする代表的な企業 100
社あまりを重点的な報道対象としてカバーするもので、122 社
の企業がこの「ASEAN 100」に入っています。最近では、「India
40」として対象企業をインドに拡大。さらに「Asia 300」という
名前のもとで、今年後半には香港、中国本土、韓国の企業にも
カバー対象を広げる予定です。
インベスト香港のクリエイティブ産業部は、
2015年6月10日に、
日本経済新聞社をアジア出版者協会祝賀会に招待しました。
Nikkei Asian Review は、優れた報道に贈られるアジア出版者協
会の 2015 年協会賞を 3 部門で受賞しました。今回の受賞が購
読者数 10 万人という長期的な目標の達成に向け、大きな後押
しとなるものと日経は受け止めています。
Nikkei Asian Review
• 2013年11月創刊
• 経済・金融ニュースを中心にアジアの実像を発信する
英文ニュースサービス。週刊誌という紙媒体に加え、
ネットや携帯端末でも提供している
asia.nikkei.com
7
一蘭、顧客満足の秘訣
日本の本格とんこつラーメンへのこだわりが、一蘭の香港での成功と自信につながっています
2013 年、一蘭は、50 年以上にわたり、日本で培ってきた伝統
的かつ本格的なとんこつラーメンを香港にもたらしました。
銅鑼湾(Causeway Bay)の主要ショッピング地区に初の海外店
舗をオープンした一蘭は、この国際都市で飲食業を成功させ
る秘訣にすぐに気付きました。それは、本物志向、革新的な
店舗及び注文システム(オーダー用紙を使って好みに合わせた
オプションを選択し、ボタンを押して店員を呼び、あとは、
ひたすら味わう。)です。
「香港の日本食ブームにより、需要と供給の両面で牽引力が生
み出されます。」と株式会社一蘭 代表取締役社長 吉冨学氏
は述べました。「銅鑼湾(Causeway Bay)店の成功は我々の予
想を大きく超えて、驚異的なものです。香港は、大変洗練さ
れた市場であり、大きなビジネスチャンスがあります。ビジ
ネスチャンスにおいて、香港は既にニューヨーク、さらには
東京をも凌駕していると考えます。」
インベスト香港と九州経済連合会が連携しながら支援したこ
とが、自信を持って香港への進出準備ができた要因だと、
吉冨氏は謝意を示しました。店舗前の長蛇の列が示すように、
一蘭の銅鑼湾(Causeway Bay)店の人気は一向に衰えを見せ
ず、その人気が、2015 年 6 月香港 2 号店となる尖沙咀(Tsim
Sha Tsui)のオープンにつながりました。
24 時間体制で運営する一蘭は、香港進出当初、現地スタッフ
を 90 人採用しましたが、新規店舗のオープンに伴いスタッフ
数を 300 人に増やしました。新規
オープンした尖沙咀(Tsim Sha
Tsui)店は、同地区を象徴する
K11 アートモールの近くに位置し、銅鑼湾(Causeway Bay)店
よりも総面積で勝ります。新店舗では、「屋台」と他のお客様
を気にする必要のない「味集中カウンター」の 2 形態で 182 席
が用意されています。
顧客満足度の向上、リピート顧客増加及びスタッフの質の向
上に伴い、一蘭は香港島または新界(New Terrotories)に 3 号
店を開設する予定です。最終的には、中国本土市場への参入
を目指しています。
「大きな挑戦が待ち受けてはいますが、品質と味を維持し、
リピーターを増やすことが鍵となります。私たちは一蘭を代表
する天然とんこつラーメンを提供していますが、常に新しい
アイデアや新商品も開発しています。例えば、女性のお客様
にご満足頂けるよう、デザートメニューの改善も怠りません。」
と吉富氏は述べました。
香港進出に当たり、事前調査でも創業準備でも、インベスト
香港には多様なサポートをして頂きました。市場情報の提供、
採用に関するアドバイス、ビザ申請支援、広報サービス、
ネットワーク作りの機会提供など、そのサポートは多岐にわた
り、スムーズな創業準備を進めることができました。
一蘭
• 1960 年、博多(福岡県)にて創業
• 日本国内に50店舗以上運営
hk.ichiran.com
ビジネスチャンスにおいて、香港は
既にニューヨーク、さらには東京を
も凌駕していると考えます。
動画を再生
発行日:2015 年 7 月
8
マンマ・ミーア! Mayarya(マヤアリヤ)!
夫婦で作ったマルチブランドのマタニティファッションをコンセプトにしたショップ、Mayarya
(マヤアリヤ)は今、
香港で急速な拡大を遂げています。近い将来、海外でも展開するでしょう
「私たちが Mayarya(マヤアリヤ)を始めた理由、それはマタニ
ティファッション市場に絶好のチャンスを見出したからです。
私たちはそれぞれ異なる小売分野において、経験を積んできま
した。互いの持つスキルを生かしながら、マタニティ・マルチ
ブランドファッションというニッチな分野に照準を合わせて、
市場の開拓に乗り出したのです。」と Mayarya(マヤアリヤ)の
共同創業者、Reika Shetty 氏は述べました。
香港で数年間働いた後、Sid Shetty 氏と Reika Shetty 氏夫妻は、
香港で自分たちのビジネスを立ち上げることを決意しました。
2012 年 11 月に起業した Mayarya(マヤアリヤ)は、スタート
アップ企業から事務所と 3 店舗を有し、オンラインショップを
活用してグローバル展開を進め、香港から商品の配送を行う
マタニティ・授乳用ウェアの小売業者へと急速な成長を遂げま
した。先月には尖沙咀(Tsim Sha Tsui)
のミラ・モールに最新店
舗がオープンしました。
Mayarya
(マヤアリヤ)
には、
ランジェリーからジーンズ、
さらに、
仕事着からウエディングドレスにいたるまで、妊娠期または
授乳期のおしゃれなお母さんが必要とするもののすべてが揃っ
ています。ドレスやトップスは、出産後も着用できるようなデ
ザインになっています。
「妊婦に優しいのであって、妊婦だけ
を対象としているわけではありません。私たちのコレクション
は、典型的なマタニティウェアではなく、通常のファッション
ブランドとして支持されているのです。」と Shetty 氏は述べま
した。
インベスト香港は、
私たちの真の
パートナーです。
同夫妻は、妊娠前でも妊娠後でも着用できる、誰もが欲しがる
ファッションブランドを提供しようと、世界中を飛び回ってい
ます。中にはアジアの Mayarya(マヤアリヤ)でしか扱っていな
い商品もあります。
同社は、今やマーケティング及びデザインディレクター、小売
担当マネジャー、オフィスマネジャー、E コマースコーディネー
ター、アシスタントバイヤー、デザイナー、数人のショップ
スタッフなどを擁する組織へと順調に成長しました。また、
更なるスタッフ増員も計画中です。
「香港島の最初の 2 店舗は、当社のコンセプトの試金石となり
ましたが、海外駐在者及び地元のお客様から多くのヒントを得
ました。当社は、マタニティ市場における知識の豊富さを自負
しており、顧客層の大半が中国本土及び地元住民であろう九龍
へも出店する準備が整いました。更に来月には、銅鑼湾
(Causeway Bay)に第 4 号店をオープンする予定です。また、
プライベートブランド「PREDICT」も立ち上げました。」と
Shetty 氏は述べました。
Mayarya
(マヤアリヤ)
は、シンガポール、マレーシア、韓国、
フィリピンでフランチャイジーを認定し、来年中には海外に
3 ~ 4店舗 Mayarya
(マヤアリヤ)
ショップを立ち上げる計画です。
小売ビジネスを開始するには十分な準備が必要ですが、Shetty
氏は貴重なアドバイスをしています。「賃貸借契約書にサイン
する前に、正確なデュー・デリジェンスを行ってください。適
切なスタッフを採用し、ビジネスオーナーのようにふるまえる
ようスタッフをやる気にさせてください。私たちの場合、主要
なチームメンバーには、KPI(重要業績指標)をもとに毎月ボ
ーナスを支払っています。最後になりますが、もう一つ大切
なのがあなたの会社の成長ストーリーをサプライヤーやベンダー
にしっかりと説明し、理解し、共有してもらうことが大切で
す。そうすれば、支払条件の設定や、値段交渉もスムーズに行
うことができます。」
Shetty 氏によると、香港は彼女の家族がこれまでに暮らした
すべての街の中で 1 番エネルギーに満ちた都市であり、新しい
アイデアに満ち、常に人の行き交う、極めて国際的な都市と
言えます。彼らは他の起業家を通じてインベスト香港のこと
を知りました。「インベスト香港には、小売スペースの紹介、
投資ビザから、香港特有の問題についての日常的なアドバイ
スまで、さまざまなサポート、アドバイスをもらいました。
インベスト香港は、私たちの真のパートナーです」と Shetty 氏
は述べました。
Mayarya(マヤアリヤ)
• 2012年香港で立ち上げられたマタニティファッション
をコンセプトにしたショップ
• Mayaryaは、Shetty夫妻の2人の子供の名前、Mayaと
Aryaを組み合わせたものです
www.mayarya.com
発行日:2015 年 7 月
9
パーソナルトレーニングジム
RIZAP、香港に進出
RIZAP が 科 学 的 根 拠 に基 づ い たオーダーメイド型
パーソナルトレーニングジムを香港で始動します
個々人のニーズに合わせた健康増進サービスに対する高い需
要並びにアジア諸国における引き締まった体への関心や健康
志向の高まりを受け、RIZAP は海外展開を急速に進め、健康
や生活の質を重視する人々が多く集まるシンガポール、台湾、
香港といった近代的な国際都市をターゲットにしてきました。
その中で、RIZAP は低率かつシンプルな税制度やビジネスに
優しい環境が整い、戦略的立地にある香港に特に魅力を
感じています。こうした香港の環境は、香港のみならず世界
各地においても RIZAP の競争力を高めるのに資するものと
RIZAP は確信しています。
2012 年 2 月に日本で初のジムを開設以来、RIZAP は、本格的
なマンツーマントレーニングの提供にこだわってきました。
他のお客さまと同じ空間でパーソナルトレーニングが行われ
る従来のフィットネスジムとは異なり、RIZAP のパーソナル
トレーニングサービスは、お客様のプライバシーが確保され
た個室で提供されます。
「最高の結果を得るために、お客様の体型、体重および体
質に合わせて、個々にオリジナルメニューを作成します。」
と RIZAP 株式会社 代表取締役社長 瀬戸 健氏は述べました。
RIZAP が提供するプログラムは、単に基本的なトレーニング
香港での成功は、当社にさらに
多くのチャンスをもたらし、他の国
での事業展開を後押しするものと
確信しています。
施設を用意してパーソナルトレーニングサービスを提供する
といったレベルを超えています。広範な科学的根拠に基づき、
開発されたトレーニングプログラムを高度にカスタマイズし、
内容を柔軟に変更・発展させることにより、同社はお客様
一人ひとりの体型と健康状態に合わせたメニューの提供に
努めています。また、RIZAP は栄養学に基づき、食事管理に
関する個別カウンセリングも行います。
RIZAP は、お客様の要望、目標、夢にお応えし、さらにその
上を目指すことを信条としています。つまり、究極的には個々
RIZAP は日本発の世界的なトップブランドのトレーニングジ
ムとなるべく、海外に更に 10 店舗の開設を計画しています。
「香港での成功は、当社にさらに多くのチャンスをもたらし、
他の国での事業展開を後押しするものと確信しています。
」と、
瀬戸氏は述べました。
のお客様の人生における理想の実現を目指しています。2 ヶ月
RIZAP
間のプログラムを通して、RIZAP は率先してその遂行に努め、
• 2012年に日本で設立
• 2015年6月に香港で同当社初のトレーニングジムを開設
• 科学的根拠に基づくマンツーマンのパーソナルトレー
ニング、プライバシーが確保された個室でのサービス
提供に特化
• 栄養学に基づきカスタマイズされた食事管理に関する
カウンセリングを提供
お客様の目標達成をコミットします。「他のフィットネス
セン ターと RIZAP とが大きく異なる点は、ダイエットプログ
ラムによる減量も含めて、当社はお客様の期待を超えるレベ
ルの成果を保証する点です。」と、瀬戸氏は述べました。
最高のサービスと最大の効果の提供をコミットするため、
RIZAP は最高基準を満たすトレーナーのみ採用することに
重きを置いています。「当社は高度な訓練を受け、熟練した
www.rizap.hk
ト レ ーナーに誇りを持っています。当社のトレーナーは高品
質の優れたサービスを提供し、お客様のご要望に応えるべく
自らを鼓舞し、常にモチベーションを保つよう努めています。
また、RIZAP のトレーナーは、お客様のご要望に応えるため
の幅広いスキルを身に付けています。さらに、トレーナーは、
トレーニングの知識やスキルの提供だけでなく、ダイエット
の継続に最も大切な精神面のサポートも行います。」と、
瀬戸氏は述べました。
発行日:2015 年 7 月
10
「クリーンリビング」の50年間
恒隆白洋舎の成長は、香港では不可能なことなどなく、チャンスが溢れていることを物語っています
香港での恒隆白洋舎の 50 年間にわたる事業は、同社の根気、
声価、信念の集大成です。この香港と日本の折半出資会社は、
日本の白洋舎グループの二代目・五十嵐丈夫氏と香港の恒隆
グ ループの創設者・陳曽煕氏によって設立されました。50 年
前、両設立者が宗教的な交流において最初に出会った時には、
同社が香港のドライクリーニング事業における代表的な企業に
まで成長するとは夢にも思っていなかったでしょう。
「事業開始当初は様々な困難に直面しました。ドライクリーニ
ングは一般には普及しておらず、多くの人は値段が高く手の届
かないものと考えていたのです」と恒隆白洋舎 ( 香港 ) 有限公司
の取締役ゼネラルマネージャーである横溝賢次氏は述べまし
た。初めの頃は、恒隆不動産の支援を受け、その所有不動産の
敷地内において恒隆白洋舎の直営店をオープンさせました。そ
して MTR の駅構内に店舗をオープンさせるという、ブランド
構築に大きな影響を与える戦略を採用したことにより、直営店
の数は現在 32 店舗にまで達しました。
事業の好転
1997 年の中国返還により、香港から海外に移住する人の数が
増えましたが、これが恒隆白洋舎の事業に影響を与え、それを
機にそれまで他のどの業者もやっていなかった集荷・配達サー
ビス、さらには冬服や寝具類の保管サービスを開始しました。
今では、恒隆白洋舍は香港有数のドライクリーニング業者にな
っており、収益の 80% を一般消費者、20% を法人顧客から得
ています。航空会社や銀行を中心に多くの香港の大企業が、従
業員の制服をクリーニングするため、恒隆白洋舎のサービスを
利用しています。
横溝氏は「当社は、香港におけるビジネスのやりやすさと高い
レベルの経済的自由を享受しており、同地においては有り余る
ほどのビジネスチャンスがあります」とした上で、「香港では
ドライクリーニング市場はまだそれほど成熟していないため成
長の余地があり、とりわけ規制措置に関してはまだまだ改善の
余地があります」と述べました。
当社は、香港におけるビジネスの
やりやすさと高いレベルの経済的
自由を享受しています。
発行日:2015 年 5 月
横溝氏は、香港での事業50周年を記念してホンハム工場を改装
し、生産性向上のために作業環境を最適化すると語りました。
同社の直営店においては、
コンピュータによる POS システム
(販
売時点情報管理システム)を導入することで手作業を廃止し、
販売プロセスを簡素化します。また付加価値の高い衣服の修繕
をサービスに織り込んだ「高級クリーニング」サービスも導入し
ます。「当社は日々の業務において日本のサービス基準を固守
しています。また、時折日本から品質管理者が派遣され検査が
実施されています。」と同氏は述べました。
「スキーやスノーボードといった冬のスポーツに対する香港の
人々の関心の高まりを受け、搬送や保管の困難な、かさばる冬
のスポーツウェアのクリーニング・保管サービスの提供も
行っています」と横溝氏は述べました。そして「このニッチな市
場をターゲットにして、当社は旅行代理店や航空会社との提携
を開始しました」と付け加えました。
また同氏は、
「当社の長期的な目標は、香港のドライクリーニング
業界においてお客様からご満足いただけるナンバーワン企業に
なることです。宅配サービスに重点的に取り組み、取扱量を増
やし競争力を強化します。保有車両を増加させ、継続的に顧客
と従業員の満足度の向上に励みます」と熱く語りました。
恒隆白洋(香港)有限公司
• 1965年6月に香港で設立
• 日本と香港の株主による折半出資クリーニング会社
• 従業員数:170人
www.cleanliving.com.hk
11
金融を専門とする人材がこれほど
集中している都市は、他にあまり
類を見ません。
資本の先進都市、香港
MC Asset Management Asia Limited は、機関投資家に実物資産を対象とした
オルタナティブ投資の機会を提供します
MC Asset Management は、三菱商事の子会社グループであり、
産業界への資金とオルタナティブ金融商品を通じた投資家へ
の運用機会を提供しています。同グループは、三菱商事が
培ってきた産業への知見とグローバルなネットワークを活
かし、投資機会を見出し、実物資産・事業や企業を主な投資
対象とした金融商品を開発しています。
事業拡大の一環として、同社は 2014 年 3 月より香港にビジネス
拠点を設けました。「香港市場は香港域内のみならず、広大な
中国本土の資金にもアクセス出来、我々はその資金を世界各
地への投資機会につなげることができます。香港に拠点を設
けることで、オルタナティブ資産への投資機会を主に香港並
びに中国本土のクライアントに提供することが可能となりま
す。」と三菱商事 執行役員、アセットマネジメント事業本部長
石川隆次郎氏は述べました。
香港を選んだもう一つの理由は、アジア太平洋地域における
富裕層・ファミリーオフィスの存在でした。彼らは香港市場
のみならず世界の市場における資産運用手段の拡大を求めて
います。
同社は、主に政府系ファンド(Sovereign Wealth Funds)、中央
銀行や政府機関、年金基金、保険会社、寄付基金、ファミリー
オフィスや財団、金融機関や事業法人を対象にオルタナティブ
投資機会を提案しています。
また、同社は、主要市場に拠点を持つ 15 社のアセットマネジ
メント関連会社並びに子会社のグローバルネットワークを通
じ、不動産、インフラ/エネルギー分野、プライベート · エク
イティ、トランスポーテーション分野、デット/クレジット
投資、およびその他の実物資産に投資機会を見出し、アセッ
トマネジメント事業を行っています。
投資部門における人材
香港は今後もアジアの金融ハブであり続け、引き続き金融セ
クターにおいて優秀な人材がこの都市に集まっていくと、
石川氏は考えています。「金融を専門とする人材がこれほど集
まっている都市は、他にあまり類を見ません。」と同氏は述べ
ました。
石川氏は 4 年前に業界イベントでインベスト香港のことを知り
ました。そして、香港への進出を計画する企業を積極的に支
援する、インベスト香港の活動に感銘を受けました。「当社の
香港進出に際し、インベスト香港は計画段階から支援をして
下さいました。SFC(証券先物取引委員会)に求められるライセ
ンスの取得や業界関連企業の紹介等、貴重なアドバイスや助
言を頂きました。」と同氏は述べました。
三菱商事は既に知名度がありますが、MC Asset Management
Asia Limited としては、香港市場でのプレゼンスを高めること
を優先事項の一つとしています。「香港は、すべての国際的な
アセットマネジメント事業会社にとって非常に重要な拠点で
す。当社では、香港に長期的に拠点を構え、同事業を拡大し
ていく予定です」と同氏は締めくくりました。
MC Asset Management
• 1996年より資産運用事業を開始
• 運用資産:2014年9月30日現在、200億米ドル超
(2兆円相当)
hk.mcasset.com
発行日:2014 年 11 月
12
香港の会社設立に関する制度とその
ビジネス環境は、起業家にとってこ
れ以上にない好環境です。
日本のおむすび屋さん、香港で快進撃
香港の優れたビジネス環境と洗練された消費市場が、「華御結(はなむすび)」に香港での大きなチャンスをも
たらし、同社を急成長へと導きました
百農社國際有限公司(Hyakunousha International Limited) の
董事長 西田宗生氏(29)
は、毎朝同社のおむすびを食べ、その出
来具合を確認します。同氏は水泳を趣味としますが、その健康
的なライフスタイルは、3 年間で 11 店舗にまで店舗数を急拡
大させた「華御結」のメニューにも反映されています。「華御結」
の店舗前には、毎日行列ができます。顧客はおむすび、サラダ、
自家製スープ、和食の主菜と副菜、刺身、寿司、温かい弁当の
中からそれぞれ組み合わせて作るヘルシーなお持ち帰り弁当を
楽しみにしています。いずれのメニューにもカロリー量が記載
されているので、安心して選択できます。
「日本のお米を世界へ」という使命の下、西田氏は香港ならでは
の環境と機会を活用し、自身の才能を最大限活かして、ヘル
シーな食品の促進とビジネスの急成長を成し遂げました。
「上海や北京でもフィージビリティースタディを行いましたが、
日本のお米を販売するには、香港市場が最適であるという結論に
達しました。香港の会社設立に関する制度とそのビジネス環境
は、起業家にとってこれ以上にない好環境です。香港の人々は
洗練されており、食に対して健康志向です。私たちは、東南
アジアや中国本土で海外事業を展開するにあたり、香港に地域
本部を置こうと考えています。」と西田氏は述べました。
地区内にあります。通常は小規模な店舗や期間限定の店舗で営業
しています。「テイクアウト・ビジネスでは、小規模な店舗が
理想的です。というのも、大型ファストフードチェーンとの直
接的な競合を避けるべく、柔軟な体制を保持することができる
からです。」と西田氏は述べました。また、毎月テーマを設定
して商品を提供し、販売促進を図っています。例えば、7 月の
メニューは腸内環境を改善する「塩麹」をテーマとし、8 月には
沖縄をテーマとしたメニューを提供しました。
香港での会社設立に際し、同社は、許認可申請、運営上のアド
バイスなど、インベスト香港から継続的に支援を受けました。
「インベスト香港のスタッフの皆さんは大変フレンドリーで、
非常に親身に対応してくれました。セントラルキッチンの開設
に当たっては、インベスト香港の接客サービス・旅行産業部の
方々が進んで試食して下さいました。おかげで香港の人々の好
みを把握するのに非常に助かりました。インベスト香港の担当
者とは電話一本で連絡が取れますので、困った時はいつでも相
談に乗ってもらえます。」と同氏は述べました。
西田氏は今後 3 年間で、香港に 100 店舗のオープンを目指して
おり、商業 · 教育部門へのケータリングサービスの展開も視野
に入れています。
秘伝のレシピ
高品質と現地の人々の好みを取り入れた味付けが、「華御結」の
成功の鍵です。香港の火炭にある同社のセントラルキッチンで
は、にぎりたてのおむすびやその他の料理が日々製造されてい
ます。おむすびやお弁当には、日本産高級米が使用されていま
す。焼き鮭や健康に配慮し厳選された油で調理した皮なしの鶏
の唐揚げは、香港の人々に大変人気があります。
顧客層を絞り込むのに、店舗の立地条件も重要な要因です。
「華御結」の店舗は、オフィス街で働く人々が多く集まる商業
発行日:2014 年 9 月
百農社國際有限公司
(Hyakunousha International Limited)
• 2010年にオープン
• 業員数130名(パートタイムスタッフを含む)
• お持ち帰りのおむすびや和食の販売
www.h-musubi.com
13
アジアに新たな「コンテクスト」を提供
オンライン決済技術サービス · プロバイダーの econtext Asia は、香港をへッドクォーターとして、
アジア全域の電子商取引市場での事業拡大を図ります
econtext Asia は、オンライン決済サービスや電子商取引を
サポートする IT 企業です。同社は、オンライン商取引を活用
する企業と金融機関との架け橋としての役割を担っており、日
本のオンライン決済サービス企業の大手 2 社、VeriTrans および
econtext を含む 8 社の子会社を通し、ソリューションを提供し
ています。econtext Asia の主要株主は、日本のインターネット
先進技術の企業グループ、Digital Garage です。
同社は広いビジョンを持ち、日本よりはるか先の世界を見据え
ています。業界のイノベーターになるためには、グローバルな
事業提携が必要であると判断し、同社は 2011 年に日本におけ
る証券取引所での上場を廃止し、2013 年 12 月 19 日に香港証券
取引所メインボードに再上場しました。同社は、香港市場で
5 億香港ドル以上の資金調達を行い、その半分以上をインド、
インドネシア、中国本土を含むアジアでの事業展開に投下し、
数年後に全アジアをリードする企業の一つとなるための
ステップを確実に踏んでいます。
「香港は金融センターの中心に位置しているので、戦略上、非
常に有利であり、また、合弁や買収により当社のアジアにおけ
る事業拡大計画を推し進めるための、優れた金融決済プラット
フォームを提供していきます。このことは、グローバルで優れ
た事業提携先のポートフォリオを確立するのに有利に働きま
す。」と econtext Asia Ltd. 取締役 執行役員 CFO 山口 智宏氏は
述べました。「香港ドルは、非常に安定しており、また通貨交
換性も高いので、円安による影響の一部を、長期的には相殺し
てくれます。」と同氏は付け加えました。
香港当局による、金融機関、電子決済、リスク管理への規制は
大変厳しいが、そのことが、econtext Asia のアジア太平洋地
域における企業戦略にプラスに働いている、と山口氏は考えて
います。「香港は上場企業に対し、決済および監視手法に関す
る厳しい規則や規制を設定しております。しかし、こうした厳
しい規制の下で事業を展開しているという事実が、当社の評判
を高めてくれるのです。香港証券取引所への上場後、事業提携
の提案を多数頂いております。」と山口氏は述べました。
成長戦略
香港は金融センターの中心に位置して
いるので、戦略上、非常に有利であり、
また、合弁や買収により当社のアジア
における事業拡大計画を推し進める
ための、優れた金融決済プラット
フォームを提供していきます。
サイバーポート内にある香港本社は、アジアでの M&A や合弁
に関する事業戦略を統括しています。香港本社は、また企業財
務戦略、コンプライアンス対策、IR 活動も担っています。
同社は上場後、従業員数を増やしてきました。
山口氏によると、
優秀かつ適切な人材の獲得が、同社の成長戦略には欠かせ
ません。この点において、金融の専門知識や国際市場の知識
を持つ人材を採用することは、香港では優位であると、山口氏
は考えます。
「香港には、海外からの多くの駐在員に加え、海外
で教育を受けた優秀な地元香港の人材も豊富に存在するため、
才能があり専門性の高い人材が揃っています。ここ香港で
当社がこれほど優秀な人材に恵まれるということは、素晴ら
しいことです。」と同氏は述べました。
同社は、更なる成長に向けて 3 つの事業戦略を設定しました。
日本市場における持続可能な成長と小規模企業へのアプローチ、
既に実績を持つ企業との合弁事業を通じたアジアの新興市場と
中国本土での事業の水平展開、そして小規模企業向けスマート
フォンの POS アプリケーションを使用したクレジットカード
やデビットカードによる支払いや受け取りを可能とするオフラ
イン決済処理サービスなどのより高度な技術の開発、これら
3戦略に積極的に取り組んでいます。
山口氏は数年前に東京で香港のセミナーに参加しました。それ
以来、インベスト香港の東京事務所、並びにインベスト香港
本局の情報技術通信産業チームは、econtext Asia の香港進出
ばかりでなく、山口氏ご自身やご家族の香港移住がスムーズに
行われるよう、きめ細かくサポートしてきました。
econtext Asia Ltd
• 2013年12月に香港証券取引所に上場
• 香港本社は、当社の全アジア地域における事業推計画
を立案する地域本部
www.econtext.asia
発行日:2014 年 11 月
14
アジアでのビジネス展開を
考えるなら、香港に拠点を持つ
ことは必須でしょう。
まるでABCのように易しくクッキング
洗練された日本の料理教室が、香港の生徒を魅了
ボウルをカシャカシャと鳴らし、手早く卵をかき混ぜる音、
焼きたてのパンが放つ香ばしい香りや、デコレーションを
施したかわいらしいケーキ。平日の午後の料理教室の光景
です。ショッピングモール内にあるこの教室は、明るく、
スタイリッシュな空間です。大勢の生徒たちが、キッチン
テーブルで、パンやケーキ作りに取り組んでいます。備え付け
られた 30 台のオーブンの前には、焼きあがりを待つ生徒たち
のおしゃべりや笑い声が絶えません。2013 年 11 月、尖沙咀
(Tsim Sha Tsui) のアートモール「K11」に、「ABC クッキング
スタジオ」がオープンしました。半年足らずで、1,200 人以上
の生徒を獲得し、40 人を越える雇用を創出しました。ABC
Cooking Studio International Limited(愛美食有限公司)の創業
者兼取締役 横井 啓之氏によると、今年前半には、2号店の
オープンが計画されており、スタッフ数の倍増が見込まれて
います。
横井氏は、「世界中に笑顔のあふれる食卓を」という企業理念
のもと、料理教室を運営しています。「生徒たちがこの教室か
ら持ち帰るのは、料理のスキルや、その日に教室で作ったパン
やケーキだけではなく、友達や家族と分かち合う幸せも持ち
帰って欲しいのです。」と同氏は述べました。
香港は、多くの日本企業にとって、海外進出の拠点とするのに
最適な都市です。横井氏の香港への転居自体がそのことを雄弁
に物語っています。「香港は、当社の海外事業拡大において、
重要な拠点となることでしょう。あらゆる点において、香港は
非常に便利な都市です。」と同氏は述べました。「アジアでの
ビジネス展開を考えるなら、香港に拠点を持つことは必須で
しょう。」
革新的で笑顔があふれる料理教室
香港では、多くの料理教室が商業ビル内で運営されています。
一方、日本国内で運営されている「ABC クッキングスタジオ」
の大半はショッピングモール内にあり、人目を引く洗練された
インテリアデザインを特徴とします。メニューは、料理、パン、
ケーキの3コースがあり、和食の定番から様々なパンの製法、
発行日:2014 年 5 月
生地作りに始まりデコレーションまでのケーキの技術などを学
ぶことができます。また、これまでの経験から選別された、も
しくは独自に開発された調理器具がスタジオでは使用され、料
理を学ぶ最適な環境が用意されています。さらに、オンライン
予約システムが導入されており、生徒は事前にクラスの選択や
予約ができます。
同社の成功のカギは常に顧客に満足してもらうことです。
「お客さまの声に耳を傾け、ご要望に対応することで、当社は、
料理教室の環境、サービス、レッスンやコース内容など商品の
向上に、常に取り組んでいます。」と横井氏は述べました。
「最も大切なことは、フレンドリーでカジュアルな環境のもと、
楽しく、笑顔あふれるレッスンを提供することです。」と同氏
は付け加えました。
香港の地域統括本部を拠点に海外事業拡張を目指す横井氏は、
香港にさらに 4 つのスタジオと調理器具等の小売店舗、そし
て、タイ、シンガポール、ベトナム、韓国、マレーシア、
インドネシアにそれぞれの地域拠点を開設する予定です。
台北の店舗は、今年オープンします。
「ABC クッキングスタジオ」では、料理を学びながら生徒同士が
親交を深めていく雰囲気がありますが、横井氏も同様に、香港
での新たな出会いを楽しみにしています。「日本人のコミュニ
ティは強い絆で結ばれており、非常に活動的です。インベスト
香港のフレンドリーなアドバイスとサポートのおかげで、この
進出がもたらす機会を最大限に活用できそうです。」と同氏は
熱く語りました。
ABC Cooking Studio International Limited
(愛美食有限公司)
• 日本、中国、香港で130箇所以上のスタジオ運営
• パンやケーキ、日本料理などのコースを提供
abc-cooking.com.hk
15
峰寿司が見る香港市場の大きな可能性
峰寿司を傘下に持つ持株会社 Japan Dining World Co Ltd は、先日、日本の焼き肉レストラン 焼肉ふたごを、
世界各国の料理が楽しめるアジアの食の都 香港にオープンしました
峰寿司は 2014 年、香港進出 10 周年を迎えました。昨年、持株
会社 Japan Dining World Co Ltd の売上高は、日本の親会社の
売上高の 1.5 倍超を記録しました。10 年前にはスタッフ 20 人
だった同社は、香港で 250 人を擁するまでに成長し、日本の
親会社の 2 倍の陣容になりました。2004 年、香港に初めて
峰寿司をオープンし、職人が握る本格的な寿司を香港の人々
に提供して以来、次々に店舗をオープンし、現在、香港では
7 店舗の峰寿司を営業しており、そのほとんどが大規模な
ショッピングモールの中にあります。
新しいフランチャイズビジネス
香港では、美味しい焼肉店がまだまだ少なく、林氏は、かねてよ
り日本の焼き肉を是非提供したいという情熱を持ち続けてきま
した。2年半の交渉期間を経て焼肉ふたごのフランチャイズ契約
を獲得し、香港での出店を実現しました。林氏によると、焼
肉ふたごは日本で大きな成功を収め、3 年間で 20 店舗を展開
しました。香港の店舗は、本年 4 月、銅鑼湾(Causeway Bay)
にオープンし、15 人の現地スタッフを採用しました。
林氏は 2020 年までに、峰寿司と焼肉ふたごを合わせて、香港
「香港での売上高は一貫して計画を上回ってきました。そして、
常に事業拡大を視野に入れてきました。」と、Japan Dining
World Co Ltd 社長 林 昌純氏は述べました。「香港の人々の間
で、日本食の人気は、益々高まっています。当社の戦略は、
常に新鮮な素材を使い、高級感のある、職人が握ったすしを
手頃な料金で提供し、お客さまに喜んで頂くことです。」
中国本土からの渡航者による需要の高まり
レストラン事業は、香港と日本の 7 人のパートナーとの合弁事
業です。林氏は、香港での飲食事業の成功の要因を、日本か
に 20 店舗の出店を目指しています。
Japan Dining World は、2004 年に日本商工会議所の紹介で
インベスト香港のサービスを知りました。「インベスト香港の
接客サービス・旅行産業部は、長期的なパートナーであり、
ビザ申請などの諸手続きの迅速な対応、香港市場の最新情報
のタイムリーな提供など、万全なサポートをしてくれます。」
と林氏は述べました。「香港で築き上げた基盤をさらに強固な
ものにしていきます。そのためにも、あらゆる経営資源を集
中的に香港に投入していきます。それが私たちの戦略です。」
ら直接本物の情報と技術を得たこと、更には、醤油などの調
味料を厳選し、現地の人々の好みに合わせていることだと述
べました。中国本土の観光客からの需要拡大も重要です。「顧
客の約 10%は中国本土からのお客様です。中国本土からのお
客様は、香港ではどこよりも美味しい日本食を食べられるこ
とを知っています。従って、高価な料理を注文します。」と同
Japan Dining World Co Ltd
• 峰寿司1号店は、1971年に熊本でオープン
• 香港では、峰寿司7店舗と焼肉ふたご 1店舗を展開中
www.minesushi.com
氏は説明しました。
他の寿司チェーン店とは異なり、
峰寿司は、会員制は導入せず、
また積極的な販促活動も行って
いません。品質と信頼性を重視
したメニューを用意し、旬の
食材を使ったプロモーション
メニューも提供しています。同
社は、中国本土への進出や日本
での新店舗のオープンは考えて
いません。「中国本土市場への
参入や日本での新規出店は容易
ではありません。それらの市場
では、品質よりも価格設定に照
準を合わせた競争が展開されて
います。日本では多くのレスト
ランが低価格競争に苦しんでい
ます。」と林氏は述べました。
香港で築き上げた基盤をさらに
強固なものにしていきます。
発行日:2014 年 5 月
16
拠点開設後わずか 6 ヶ月
で、国際的なバイヤーと
の商談の機会に恵まれま
した。
日本の新しい味を提供
ソースやケチャップ等の調味料及び加工食品の製造販売を行うエバラ食品工業株式会社は、
香港を拠点に、東南アジア市場の開拓を目指します
数年前に、エバラ食品工業は上海に生産工場を設立し、業務用
並びに一般家庭用に主にバーベキューソースや調味料の生産を
開始しました。そして、この度、香港事務所を設立しました。
同事務所は、コントロールセンター並びに販売・マーケティン
グの拠点としての役割を果たし、自社ブランドの認知度向上と
販売促進を目指します。
「香港は、情報収集の面で非常に優れた都市であり、また物流
の中心でもあります。域内外の移動が非常に便利であることに
加えて、税率が低く、税制も安定しています。」と荏原食品香港
有限公司 董事 関 進氏は述べました。
香港事務所の開設に伴い、上海事務所から赴任した関氏は、現地
スタッフの質の高さに驚きました。「香港の人々は勤勉で、信頼
でき、責任感が強く、先を見越した行動ができ、仕事に対する
態度も素晴らしく、また高いコミュニケーション能力を持って
います。オフィスを留守にする時も、スタッフに安心して任せ
られます。他の土地ではこんなことは考えられません。」と同氏
は述べました。
ニッチ市場
日本の家庭では、各種調味料が豊富に揃っています。香港でも、
数社の総代理店を通して、同社商品を、香港のスーパーマー
ケットや小売店で販売してきましたが、荏原食品香港有限公司
は香港市場での今後のターゲットを、あえて一般家庭の食卓
にはしませんでした。香港の外食文化を踏まえ、同社は、レス
トラン、とりわけ中華料理店や香港式カフェレストラン「茶餐
廳(チャーチャンテン)」への商品販売に力を入れていきます。
発行日:2013 年 11 月
「当社は、地元のシェフの方々を対象に、当社の事務所キッチン
を使って、実際に調理をしながら、各種ソースを使った調理法
を紹介しています。とりわけ肉料理の味付けに関する提案に力
を入れています。」と関氏は述べました。
国際的なバイヤー
香港の魅力は、地元の人々に愛される数々のレストランやワ
インバーの存在ばかりでなく、世界中からバイヤーが集まる
Food Expo や Food Festival などの幅広い食品イベントが開催
され、ビジネスチャンスがもたらされる点にもあります。
「拠点開設後わずか 6 ヶ月で、アジア太平洋地域、特に、台湾、
オーストラリア、シンガポールの国際的なバイヤーとの商談の
機会に恵まれました。こうした機会こそが、香港の持つ大きな
強みだと思います。」と関氏は述べました。
香港に赴任した関氏は、自然豊かな香港の環境に感銘を受け
ました。「香港では市街地から非常に近いところにカントリー
パーク(郊野公園)がありますので、都心の喧騒を逃れ、ゆった
りとした時間を過ごすことができます。こうした点も、香港の
大きな魅力です。」と同氏は述べました。
エバラ食品工業株式会社
• 東京証券取引所上場
• 焼肉のたれ等、肉料理用調味料の製造販売
• 日本で開発・製造された300種類を超える商品を提供
www.ebarafoods.com
17
こひつじ幼稚園が在香港日本人家族に
新たな選択肢を提供
香港の日本人駐在員の要望に応える形で、日本の幼稚園が、香港九龍に開園しました
こひつじ幼稚園は、園長 富田由美子氏と共同創設者 富田浩志氏
の創案で設立されました。由美子氏は香港の日本人幼稚園で、
10 年以上にわたり幼児教育に携わっており、香港九龍に日本人
幼稚園の設立を望む日本人駐在員の声を受け、小学校教育
に繋がる幼児教育を提供すべく、日本人幼稚園を開園する
ことを決意しました。
「幼稚園開設認可の取得手続きは、明確かつ公正でした。認可
取得でお世話になった政府機関のスタッフの方々もみなさん親
切で、フレンドリーな方たちばかりでした。手続きに訪れると
いつも丁寧かつ迅速にご対応頂きました。」と富田園長は語り
ました。
2013年9月に開園するこひつじ幼稚園ではホンハム
(Hunghom)
の黃埔花園(Whampoa Garden)にある 3,000 平方フィート
の教育機関の用地を引き継ぎ、最大66名の幼児を受け入れます。
「本園の教育の柱はキリスト教です。子供たちはそれぞれ個性
を持っておりますので、一人ひとりの発達に応じた保育を目指
しています。小グループで活動する際には、実際の経験を通し
て、一人ひとりの成長を促し、知的好奇心が芽生えるよう心が
けています。」と富田園長は述べました。
重点を置いています。さらに、本園では親子で参加できる多く
の活動を実施していますが、父兄の方々にも大変好評です。」
と富田園長は述べました。
富田園長は、更に 5 名の教師の採用を計画していますが、香港
の大学で日本研究を専攻した現地の学生やインターンシップや
ワーキングホリデーの機会を活用しようとうする日本人学生を
対象に考えています。「本園のスタッフとの良好なコミュニケ
ーションを維持することは円滑な運営に不可欠です。香港での
事業設立を検討する投資家の方々は、香港の文化、ライフスタ
イルや経済について、十分理解されることが大切です。」と富田
園長は述べました。
こひつじ幼稚園は、インベスト香港にとって、初の日本からの
教育機関の支援案件です。同園の開園は、香港における日本人
の増加を示すもので、また日本人コミュニティーによる香港へ
の支援の表れでもあります。「インベスト香港のタイムリーな
支援やフォローアップには、大変感謝致しております。開園
計画の初期段階から、ステップバイステップでご支援頂き、
最適な用地を探し、各種認可を申請する過程でも丁寧にご対応
頂き、インターンシップの導入方法など実践的な情報もご提供
頂きました。」と富田園長は述べました。
幼児期にエコ感覚を身につける
こひつじ幼稚園の教室には、リサイクル素材やカラフルな色紙
を使って子供が作った作品が飾られています。また、段ボール
製の椅子、ペットボトルで作った果物の木が配置され、ボード
には、やはり子供たちが描いた絵が飾られています。
「本園では、子どもの創造性を育み、自尊心を持って物事を考
え、問題を解決できる能力の開発を目指しています。今日の
子供たちは、本来必要とされる以上のものを与えられています。
次世代を担う子供たちには、できるだけ早い時期に、自然や環
境に配慮できるような姿勢を身につけさせることが、大変重要
です。独自の工作、おもちゃや装飾品を作成することにより、
より成熟した思考を身に付けられます。また、本園では道徳教
育、家族との関係や家庭内での子供の役割についての指導にも
こひつじ幼稚園
• 2012年、富田浩志氏と富田由美子氏が設立
• 日本式の幼児教育カリキュラム、並びに広東語および
英語での授業を提供
• 従業員数10名
• 2013年9月、新学期開始
kohitsujiyouchien.com
インベスト香港のいつも
変わらない、タイムリーな
支援やフォローアップには、
大変感謝致しております。
開園計画の初期段階から、
ステップバイステップで
ご支援頂きました。
発行日:2013 年 9 月
18
香港が中国本土に隣接するという事実が、
グローバル本社を設置する決定的な要因です。
日立マクセルが香港にグローバル本社を開設
Hitachi Maxell Global は香港を世界市場への発信地と位置付け、グローバル機能を集約します
「当社の受託業者や下請業者の多くは中国本土に拠点を設けて
います。従って、香港が中国本土と隣接するという事実が、当
社が当地にグローバル本社を設置する決定的な要因でした。」
と Hitachi Maxell Global Ltd. President 亀本 優氏は述べました。
ビジネスソリューション
同氏は、その他の要因として、香港特別行政区の低率でわかり
やすい税制、政府の支援、および世界の金融センターであるこ
とを挙げています。
乾電池に始まったマクセルブランドは、今日では、光記憶媒
体、磁気記憶媒体といった製品をカバーするまでに成長しまし
た。
進化し続けるマルチメディア時代のニーズに対応するため、
同社は、データ、エネルギー、音声ならびに視覚といった
専門分野におけるキーデバイスの研究開発に、経営資源を継続
的に投入しています。
グローバル本社の使命は、グローバルな事業計画、マーケティ
ングならびに戦略の策定です。そして、主要な機能は、グロー
バルな消費者マーケティング、新規事業や商品開発、グローバ
ルな宣伝広告活動、生産管理ならびに国際調達などです。
また、
新規ビジネスの創出、並びに全ての関連企業への財政面でのサ
ポートも担当します。新製品の開発は、すでに香港で行われま
した。
同社の製品およびサービスは、人々の生活をさらに快適なもの
にし、企業にビジネスソリューションを提供することを目標と
しています。同社の持つ既存技術を応用することで、顧客に革
新的な提案をしていきます。具体例としては、放送事業者に対
する記録保管サービス、粘着テープの自動車産業や建設業界へ
の転用、車両の広角ビューを可能にする特殊レンズユニットの
開発が挙げられます。
販売面では日立マクセルの米国地域統括本部、欧州、中国本土、
アジア太平洋地域、ならびに日本のすべての拠点が、香港
の地域統括本部の管轄下に入りました。
今後も、日立マクセルは、ブランド戦略にさらなる経営資源を
投入し、より多くの分野で同社製品を使用して頂けるよう研究
開発ならびに販売促進を継続していきます。「香港は世界市場
への、情報発信拠点です。」と亀本氏は述べました。
赴任して数ヶ月ですが、亀本氏は、香港は大変コンパクトで、
ショッピングや外食をするのに大変便利な都市だと感じている
そうです。また、インベスト香港が同社に提供する継続的な支
援を高く評価しています。
Hitachi Maxell Global Ltd
• 2013年1月1日設立
• 香港の従業員数60名
• 主な事業内容:コンピュータ·メディア、電池、
オーディオ・ビジュアルメディア、光学部品、
電子機器およびアクセサリー
www.maxell.com.hk
発行日:2013 年 4 月
19
新潟米を香港で精米
国内農機のトップメーカーである株式会社クボタは、高品質の日本米を好む中間層および富裕層を
ターゲットに、香港市場で日本米の販売を始めます
同社はニーズに柔軟に対応することで、新たな事業を開始しま
す。
香港に拠点を開設し、精米したての新鮮な最高品質の米を、
現地の消費者に提供します。精米機メーカーとして長い
歴史を持つ同社は、香港の人々に新鮮な米を提供することが、
さらなる日本米の海外での需要拡大に向けた、新たな一歩にな
ると信じています。
「当社は、香港以外にも多くの候補地を進出先として検討しま
したが、フィージビリティー調査の結果、香港が海外拠点と
して最適であると判断しました。香港は、米の輸入規制が少
なく、広大な中国本土市場に隣接しているという好条件に加
え、日本食が広く浸透してします。現在、日本の米輸出の約
50%が香港向けであり、香港市場は日本の米輸出にとって大変
重要な市場です。」
(久保田米業(香港)有限公司 (Kubota Rice
Industry (H.K) Co Ltd) 代表取締役 住中卓史氏)
安全で新鮮な食品に対する世界的需要
同社は、日本から精米機を輸入し、沙田 (Shatin) での食品工場
の建設をもって香港への投資を開始しました。19 年連続で
日本米の中で最高品質に格付けされる新潟県産コシヒカリの
玄米を日本から輸入し、鮮度を保つべく、香港に設置した工場
で精米します。小売製品は、キロあたりおよそ 60 香港ドルで、
オンラインにて注文できます。また同社は、香港の多くの
日本食レストランに、精米したての新鮮な新潟米を提供して
います。
「グローバル市場では、新鮮で安全な食品を求めています。
昨年の拠点設立以来、業績は当初予想を越えるものです。
香港へ進出する日本企業の数は増え続けており、当社にとっては、
流通ネットワークを更に拡充する大きなチャンスとなって
います。」
(住中氏)
中国市場への玄関口
香港政府による政策が安定しているため、同社はスムーズに
事業の立ち上げを行えたばかりでなく、その後も政策変更に
煩わされることなく、本業に集中することができています。
「ビジネス環境は概して非常に友好的であり、政策も効果的に
機能しており、変更されることはありません。香港の持つ
ライフスタイルやインフラは、海外の投資家にとって便利で
快適なものです。情報が効率的かつ自由に収集できるため、
中国本土の市場動向に関する情報収集や調査に当たって、
香港は理想的なロケーションです。」
(住中氏)
また、同社では、強い購買力を持つ中国本土並びにアジアの近
隣諸国への進出も視野に入れています。
「香港は地域の貿易と流通ネットワークを統括するのに最適な
都市です。従って、当社の国際的な認知度を高めるのに最適な
拠点とも言えます。香港で成功を収められれば、他の地域でも
大丈夫だと思います。」
新たな投資家のためのワンストップ · サービス
「大阪のクボタ本社によるサポートもありましたが、インベスト
香港の支援なしには、この事業を立ち上げることはできません
でした。インベスト香港は、当社のような新規参入企業にとって
非常に有益であり、わかりやすいサービスを提供しています。
インベスト香港のスタッフの方々とは、定期的に会合を持ち、
公的手続きや必要な許認可の申請に関し、有効なアドバイス
を頂くことができました。インベスト香港を通してすべての疑
問が解消され、複数の政府の担当部門を訪れるといった煩わし
さは一切ありませんでした。」
(住中氏)
久保田米業(香港)有限公司
• 株式会社クボタ(本社 大阪、1890年創業)は、農機の
トップメーカー
• 卸売およびスーパーでの販売に加え、オンラインショップ
も運営
• 香港で精米された新鮮なお米は、ご発注後3日以内に
届けられる
www.kubota-rice.com.hk
当社の国際的な認知度を高めるのに
最適な拠点とも言えます。香港
で成功を収められれば、他の地域
でも大丈夫だと思います。
発行日:2013 年 3 月
20
香港は仕事をするにも、
生活をするにも非常に
安全で快適な都市。
商船三井の定航事業、本社機能を香港へ移管
香港はグローバル機能の最適拠点
商船三井グループは、世界各地で約 950 隻の船舶を運航する複
合輸送事業の企業集団です。同社は鉄鉱石、石炭、ウッドチップ
(製紙原料となる木片)などを輸送する不定期専用船(ばら積
船)、原油・原油製品を輸送する油送船(タンカー)、LNG(液化
天然ガス)船、自動車専用船、フェリー、クルーズ客船など、
幅広い分野での国際海上輸送に従事し、保有船舶数、総載貨重
量のいずれにおいても世界トップクラスです。
同グループの定航事業は香港に統括拠点を置き、現在20 フィート
コンテナ換算で 4,250 個型から 14,000 個型までのコンテナ船
約 100 隻を所有(2017 年には更に 20,000 個型コンテナ船 6 隻
を取得予定)、自営航路のみならず他社との共同運航により、
世界各地を網羅するネットワークを確立し、週に約 80 便運航
しています。2014 年度には商船三井グループの売上高は 150
億米ドルに達しました。
同グループの定航事業を見ると、全世界では約 4,400 名が同
事業に従事しており、そのうち 680 名以上が香港に在籍して
います。それらは、事業統括本社、地域統括会社、船舶代理店
事業会社、システム関係事業会社、ロジスティクス事業会社の
6 つの事業体に配置されています。現在、事業統括本社では
約190名の従業員がスペースコントロール、ネットワーク計画、
船隊管理、マーケティング、営業、コンテナの調達及び管理、
本船運航管理等のグローバル機能に従事しています。
また、香港に設置されたデータセンターは米国のデータセンター
のデータをリアルタイムでバックアップする機能を有して
おり、システム面での統括を行う定航事業の Chief Information
Officer も香港に拠点を移しています。
人的資本の活用
外航海運業を取り巻く外部環境は常に変化しており、不安定な
世界経済動向もあり、益々厳しさを増しています。このような
状況下で同社が目指すのは、『コストを合理化しつつ、高品質
の海上輸送サービスを提供すること』であり、具体的には
オンタイムでのカーゴデリバリーや顧客の要求に対する迅速
且つ適切な対応が挙げられます。一方、これを進める為には
優秀な人材の確保・育成が重要となります。
香港への業務移管の理由として、「優秀な人材を確保できる点」
と指摘するのは池田潤一郎氏(株式会社商船三井代表取締役社長
執行役員)です。更に、池田氏は「香港の大学では、海運・
物流・サプライチェーンの学士課程、修士課程が充実しており
優秀な人材が継続的に社会に送り出されています」
と続けた上、
「海運業界に対する確固たる歴史と実績、成長地域に隣接した
地理的条件、良好で整備されたインフラ、効率的な行政、
法順守が確保された商習慣なども移管した理由です」とし、
香港には商船三井の定航事業の拠点として必要な条件が全て
整っていると述べています。
これまでの業務移管により約20名のスタッフが東京から異動、
2012 年後半からは池田氏本人も1年の半分を香港での陣頭
指揮にあて、残り半分を東京で執務をとる体制へ移行しました。
池田氏は「香港は仕事をするにも、生活をするにも非常に安全
で快適な都市」と結んでおり、香港を拠点に更なるコンテナ船
サービス事業の強化を行う意欲を新たにしています。
株式会社商船三井
• 1884年設立、本社は東京
• 保 有 船 舶 数 は 世 界 中 で 9 5 0 隻 以 上 、 同 社 グ ル ー プ
従業員数10,000名。その内約4,400名が定航事業に従事
www.molpower.com
発行日:2013 年 3 月
改訂日:2015 年 9 月
21
日本の大手PR会社ベクトル(ベクトルグループ)が
東南アジア地域統括本部を開設
日系大手 PR 会社株式会社ベクトル(ベクトルグループ)が、急成長を遂げる東南アジアにおけるビジネス統括
のために香港に地域統括本部を設置
香港は生産性が高く、かつ英語を話す人材を多く抱える市場
として知られていますが、PR 業界においても優秀な人材を容
易に採用できます。こうしたことが、ベクトルグループが香港
に拠点を置いた大きな要因です。香港の地域統括本部は、
東南アジアにおける関係各社ネットワークの統括を目的に開
設されました。ベクトルグループはここ数年で、アジア地域
で急速な拡大を遂げました。2011 年開設の上海事務所を皮切
りに、北京事務所が開設され、その一年後に香港オフィスが
開設されました。
「高品質のサービスを求める中国本土のクライアントから、当
社が香港に支店を持っているのかとよく尋ねられました。」と、
ベクトルグループインターナショナル 代表取締役 長谷川創氏
は述べました。「香港の PR 業界の人材は、日本の PR 業界の人
材のレベルに匹敵します。しかも国際的な視点を持ち合わせて
います。従って、香港でも高品質のサービスを提供できること
に疑いの余地はありません。」
「実際、20 年前に当社の日本本社が事業を始めた時、当社の
東南アジアにおけるビジネス拡大の最初の計画策定時点ですで
に香港が視野に入っていました。我々が求める生産性の高い仕
事ができる人材が得られる都市です。
」
と同氏は付け加えました。
日本が誇る戦略 PR の専門知識・技術を香港に
戦略策定からの宣伝、デジタルマーケティング、PR イベント
やインストア · プロモーションまで、ベクトルグループは、
多くの多国籍企業や日本企業に対しワンストップで包括的な
マーケティング · ソリューションを提供しています。同グルー
プは親会社である株式会社ベクトルおよび傘下の各事業会社
によって構成されています。ANTIL、Platinum および INITIAL は、
総合 PR 事業を、
SIGNAL はデジタル WEB マーケティング事業を、
VECKS は、映像制作事業を運営しています。一方、PR TIMES に
より日本最大のプレスリリース配信
サービスも行っています。長谷川氏
によると、ベクトル香港はこうした
各事業会社の強力なバックアップ
により、運営されています。
情報
多くの日本人駐在員が、香港を「第二の故郷」と表現します。
「香港で提供されるサービスレベルは、日本と同等で、中国本
土のどの都市と比べても、香港はより安全でリラックスできる
快適な都市でもあります。」と同氏は述べました。
「従業員の採用に苦労することは無く、また大変コンパクトな
都市ですので、移動も便利です。また東南アジアの中心に位置
していますので、各国の顧客へのアクセスも容易です。」
と同氏
は熱心に語りました。
ベクトルグループは、インベスト香港の提供する包括的なサー
ビスを活用しています。インベスト香港主催の交流イベントを
活用し、口コミによって同社を知って頂き、同社のサービス内
容を、潜在顧客の方々にご紹介することができます。今後
5 年間で、同社はグループ全体の規模を 10 倍に拡大する計画
です。
ベクトルグループインターナショナル社
• ベクトルグループの100%子会社 世界中に280名の
従業員を擁する
• 2012年6月、香港に設立
• 幅広い顧客層:飲食業界、自動車、観光局、
ファッション、スポーツ · イベント、生活用品ブランド
• 現在2名の日本人駐在員を含む8名で運営
www.vectorinc.co.jp
「アジア、とりわけ中国本土で PR 事
業を成功させるには、PR、デジタル
マーケティングおよびインストア
プロモーションの組み合わせが重
要です。当社は、PR 戦略立案、メ
ディアリレーションおよび Web ソ
リューションの仕組みを提供し、
お客さまのプロモーション活動を
効果的に運営するお手伝いをして
います。
」と長谷川氏は述べました。
「日本が誇る戦略 PR の専門知識及
び技術を香港へ持ち込みたいと思
います。日本国内で提供するクオ
リティと同レベルのサービスを提
供することで、お客さまにご満足
頂けると考えています。」と同氏は
付け加えました。
発行日:2013 年 3 月
香港のPR業界の人材は、日本のPR業界の人材の
レベルに匹敵します。しかも国際的な視点を持ち合
わせています。
22
エーワンベーカリー成功の秘訣
A-1 Bakery Co(HK)Ltd(以下、エーワンベーカリー)の香港市場での成長は目覚ましく、過去 27 年間で、
ベーカリー 40 店舗、レストラン 21 店舗を展開するに至りました。同社は、香港を拠点とし、中国本土、
更にはアジア全域の飲食産業への拡張を見据えています
エーワンベーカリーは、ドイツの製パン技術を受け継ぐ
日本の株式会社エーワンベーカリーの完全子会社です。
エーワンベーカリーの飛躍の立役者である、楊井元伸社長は、
株式会社エーワンベーカリーの創業時から、長年にわたりドイツ
の製パン技術の習得に努めてきました。また各種パンや洋菓子を
海外の味そのままではなく、現地消費者の好みに合わせた、
「エーワン」スタイルにアレンジし、提供しています。
事業戦略
香港、日本とも現在の小売産業はすさまじい速さで変化して
おり、激しい競争を勝ち抜かなければ生き残れません。「香港
市場での競争は、日本で展開されている競争と大差ありません
が、香港には、当社が目指す食品の品質やサービスレベルに達
しているライバルが少なく、競争に打ち勝つ余地は十分にあり
ます。こうした状況を踏まえ、香港市場には、まだ当社に大き
なチャンスがあると考えます。」と楊井社長は述べました。
香港という大都市で店舗を構える小売店にとっては、家賃と
人件費が採算性の決め手になります。そこでエーワンベーカリー
では、それぞれの地域の特性に見合った店舗展開をする、マルチ
ブランド戦略を採用しています。エーワンの店舗は、郊外
住宅地や駅周辺の庶民層をターゲットとし、ダス・グーテ、
バレンシアおよびラ・クレアシオン・ドゥ・グーテの店舗は、
エーワンベーカリーと使用材料を変えるなどして販売商品を
差別化、価格も高めに設定し、高級ショッピングモールや住宅地
のお客様をターゲットにしています。
また最大限の効率化と結果を追求し、エーワンベーカリーでは
売場面積に見合った 3 つのタイプの店舗を展開しています。
「大型店舗では、ミキサーを設置し、パン生地から焼き上げまでを
一貫して店舗内で行います。中型店舗では、工場で製造した
パン生地を店舗で焼き上げます。キッチンのない小規模店舗に
は最寄りの大型店からパンが供給されます。最大の目的は、
売り場面積の最大化とキッチン面積の縮小です。」と同氏は
述べています。
楊井社長は香港での飲食店の経営に関し、「香港は日々
めまぐるしく変化しています。取扱商品、メニュー、
店舗デザイン、企業イメージ、運営方法を顧客ニーズに合わせて
随時変更していかねばならない。」と考えています。
発行日:2012 年 9 月
香港の利点
飲食業界で長年活躍してきた楊井社長は、香港は飲食業者にとって
計り知れない可能性を秘めた市場であり、飲食ビジネスを運営
するのに最適なロケーションだと考えています。「海外展開
に当たり、香港を最初の拠点として選んだのには、いくつも
理由があります。」と同氏は述べました。「香港はフリーポート
であり、原材料を世界中から輸入するのに有利です。また、
自由な環境下でビジネスを行うことができ、事業所得税等低税率
な事、有能な労働市場、中国本土に隣接した好立地といった
数々の好条件により、現在まで当社が香港で発展を続けてきた
のだと思います。」
拡張計画
2009 年に香港内でのエーワンベーカリーの発展、独自の経営
方法及び販売商品に着目した中国投資家との合弁事業で、深圳
にベーカリー 7 店舗をオープンしました。更に年内にバンコク
に2 店舗をオープンさせる計画をしています。
「香港、中国本土
の経済状況に大きな変動がなければ、中長期的にビジネスを
更に拡張する自信があります。」と楊井社長は確信をもって
述べました。「一方で、香港市場の拡張も計画しています。
ターゲットは住宅地、とりわけ比較的安定した収入を得て
いる人々が集まる新界地区です。」
エーワンベーカリー(香港)
• 日本の株式会社エーワンベーカリーの完全子会社
• 香港でベーカリー40店舗、レストラン21店舗を展開
• 16の異なるベーカリーおよび飲食ブランドを開発、
経営
• 従業員数900人
www.a-1bakery.com.hk
23
上組が香港に地域本部
決め手は低税率と自由な経済環境
上組は、香港にアジアの地域本部設立を決めました。アジア全域にある海外拠点を統括し、
情報の集約を図り、同地域本部で意思決定を行います
同社のアジアビジネスにおける香港への集約の背景には、
香港の自由度の高い各種政策環境があります。2012年1月に香港
にアジアの地域本部を設立したことで、意思決定が効率的にな
り、顧客への対応が迅速になりました。さらに、同地域の子会
社間の経営資源の活用がより効率的になり、ビジネス展開にお
いて大変有利に稼動しています。
「アジアにおける当社の各拠点は、以前は複数の事業部・支店
の管轄下にあり、個別に本社に報告する体制でした。香港に地
域本部を設立することで、各拠点からの情報を集約し、より体
系的にまた効率的に本社へ報告が行われる体制を目指していま
す。」と上組アジア統括支社長中村雅洋氏は述べました。
同地域本部では、現在、現地採用の従業員 2 名を含む、数名の
従業員を抱えています。また、各拠点に関する経営上の意思決
定の権限が与えられています。「香港はアジアの中心に位置し
ていますので、他の子会社へ移動する際の飛行時間が大幅に短
縮されました。また、意思決定が速く行えるようになり、顧客
への対応も迅速でタイムリーなものになりました。」と同氏は
付け加えました。
CEPA の恩恵
香港での事業拡大を考える際に、中国本土市場の存在も重要な
要因になります。「CEPA(経済貿易緊密化協定)の恩恵により
中国本土に独資会社を開設できることも、アジアの他の都市で
はなく、香港を選択した大きな理由でした。中国市場での
ビジネスは、現在当社ビジネスの 60% を占めます。香港と中国
間には優遇税制があり、また、上組香港は、株式会社上組の完
全子会社ですから、香港を地域統括本部とすることはごく自然
な決定でした。」と同氏は述べました。
情報センターとワンストップ・ショップ
物流業界では、近年、製造業の顧客と共同で新規市場を開拓す
る傾向があります。香港に地域統括本部を持つことは、事業開
拓において大変有利に働きます。「地域本部の存在を顧客に知
って頂けると、新市場の開拓や投資計画を共同で推進すること
ができます。織物ならびに服飾産業ではこうしたケースが多く
見られます。」と中村氏は付け加えました。
は非常に重要で、顧客への総合的な物流ソリューションの提案
において大きな役割を果たすであろうと考えています。「地域
本部は全ての拠点を統括し、人材の配属と教育、人材の確保や
特殊な輸送に対応できるように、顧客にワン・ストップで
サービス提案を行います。」と中村氏は述べました。
中国本土市場への参入支援
インベスト香港は、多くの市場への参入を含め、上組と緊密に
連携してきました。「中国本土やバングラデシュに事務所を設
立する際に、
インベスト香港には多大な支援をして頂きました。
インベスト香港は政府の一部局ですから、政府が設定した要件
を非常に分かりやすく説明してくださり、また各要件に対する
対処法も明確に示してくれ、大変助かりました。インベスト
香港の支援サービスには大変満足しています。」と中村氏は述
べました。
株式会社上組
• 本社 神戸、創業145年を越える歴史を誇る
• 東証及び大証でそれぞれ1部上場
• 日本の顧客に対し、フォワーディング、3PL、バイヤー
ズコンソリ、重量物運搬、ターミナル運営、小口配送
サービスを提供
• 2012年3月現在、従業員数3,700人以上
• 上組(香港)有限公司は株式会社上組の完全子会社であり、
1985年以来香港で営業しており、香港で約100人
の従業員を擁す
• 上組アジア統括支社が新設され、地域の23社の海外拠点
を統括
www.kamigumi.co.jp
一方、香港の急速な発展や大型インフラ
整備プロジェクトを考慮すると、同社
の複合一貫輸送、ターミナル運送及
び重量物運搬の専門技術には、大き
な需要が見込まれます。中村氏は、
各拠点を束ねる地域統括本部の役割
発行日:2012 年 5 月
24
三井不動産、戦略的ビジネスパートナーを求めて
香港進出
日本市場で培った専門技術を携えて、三井不動産が香港進出を決めました。日本国内で、不動産取引や都市
開発の分野で確固とした地位を持つ同社は、中国本土における土地開発の主要なパートナーとの戦略的な関
係を確立し、維持するには、香港は最適なロケーションであると捉えています
「香港は中国本土でのビジネス展開における戦略的パートナー
と出会うのに最適な都市です。」と三井不動産株式会社香港支
社長加賀陽一氏は述べました。
香港の高級オフィスビルが建ち並ぶ、太古廣場三座(Pacific
Place Three)の洗練されたエグゼクティブ・センターで、
加賀氏は小さなチームを率いています。しかし、加賀氏は慎重
ながら楽観的な見解を示しており、将来はビジネスを成長さ
せ、独自の事務所を構える意気込みです。
「ここでは、不動産開発業者のパートナーと容易に英語で
コミュニケーションが取れます。彼らは通常ビジネスに対して
率直な態度で臨みます。香港のシュイオン・グループ(瑞安集
団、Shui On Group)との高所得者向け住宅といった共同開発
プロジェクトはそのいい例です。」と同氏は述べました。
中国本土への進出
70 年を超える長い歴史の中で、三井不動産は日本国内で多く
の実績を残してきました。東京ミッドタウンを初めとする数々
の都市開発、小売店舗、事務所、住宅用建物といった幅広い分
野に実績があります。その一方、2000 年に IT バブルが崩壊す
ると、三井不動産は、果敢に海外進出へ舵を切りました。中で
も中国のいわゆる大都市へ積極的に進出しました。
「中国の市場開放政策に伴い、2008 年には正式に中国本土市場
への進出を果たしました。それ以来共同開発を進め、まずは寧
波に海外初のアウトレット・パーク、続いて上海、天津に環境
に優しい居住区、そして大連でソフトウェア・パークの開発を
行いました。」と加賀氏は述べました。「当社は、香港の大手開
発企業と共同で、中国プロジェクトへの投資機会を探るという
戦略を取っています。」
日本の不動産市場への投資誘致
「共同での投資機会を活かすために香港の大手開発
企業と戦略的関係を構築する一方で、三井不動
産の所有する日本国内の物件を香港の投資家
に紹介することも同社の狙いである」と、加
賀氏は述べました。
「当社は、機関投資家並びに個人投資家を
対象に、東京の物件を紹介するイベントや
活動を展開して参りました。」と同氏は付け
発行日:2012 年 5 月
加えました。最近香港で開催した、東京都心の住居用建物を
紹介するイベントは、大変盛況でした。そのイベントでは、
CB Richard Ellis を総代理店として指名しました。
新しいビジネスチャンス
「中国中央政府が農村部の都市化を促進し、減速気味とは言え
経済成長が継続する中、国民生活の質的向上のため高級品を扱
うショッピングセンターに対する高い需要が見込まれます。」
と加賀氏は熱く語りました。
インベスト香港との経験を回想しながら、「インベスト香港の
東京事務所で担当者と会ってから、香港での事務所設立に対し
て大きな自信を得ました。」
と加賀氏は述べました。
「インベスト
香港には、法律の専門家や不動産業者を紹介して頂き、香港事
務所設立に向け力を貸して頂きました。事務所の設立の各過程
で多岐にわたるやり方があり、インベスト香港の支援に助けら
れました。」と彼は結論付けました。
三井不動産株式会社
• 1941年東京に設立
• 15,900人以上の従業員を擁する日本で3番目の大手不動産
開発業者
• 1970年代初頭以来、米国本土、ハワイ、ロンドン、
シンガポール等へ進出
• 中国本土には、上海、北京、広州に事務所を持つ
• 2011年、香港支店設立
• 大型商業施設「ららぽーと」、三井アウトレット・
パークなどの大規模ショッピングアウトレットを開発
www.mitsuifudosan.co.jp
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25
日産自動車、高級車ブランド「インフィニティ」の
グローバル本社機能を香港に移転
日産環球股份有限公司(NGL)は 2012 年 4 月に主にインフィニティブランドの本社機能として香港に設立されま
した。インフィニティブランドの成長戦略の一端は、今後中国をはじめ、急速に拡大するアジア市場に支えら
れることを見込んでおり、関連する様々な機能を香港に集中させることで、より効果的に事業運営することが可
能になります
インフィニティは高級車市場において、欧州ブランド、日本
ブランドに対抗できる、新たな高級ブランドの創造を目的とし
て発売されました。日産自動車にとって、インフィニティブラ
ンドの拡大は、経営計画を支える柱となっています。
「香港市場には計り知れない可能性があります。多様な分野で
活躍する人財が豊富であり、国際的に開かれた都市である香
港は、グローバル経済のハブとしての役割を果たしています。
中国本土と隣接し、アジア諸国の中心に位置する地理的好条件
は、アジアの需要に対応するために最適な都市だと考えていま
す。」
と日産自動車株式会社インフィニティ事業本部コントロー
ル・コーポレートプラン部部長 中島健氏は述べました。
今回の日産環球股份有限公司の設立は、日産自動車の 6 ヵ年中
期経営計画(2011-2016)“ 日産パワー 88” を支え、地域内にお
ける発展に大きく貢献していきます。
日産環球股份有限公司(NGL)は、グローバル市場における市場
調査、商品戦略、マーケティング、そして広報機能の一部も担
います。
中島氏は、「2012 年末までに、約 100 名の従業員採用を計画し
ています。日本、米国、欧州から一部の社員が異動してきます
が、大半の従業員は香港で採用され、販売、マーケティングに
加え、事務管理部門といった主要な業務を担当します。」と述
べています。
ファッションも、香港では大変人気があります。そのほか、
街には漢字が溢れており、日本人にとって馴染みやすい都市
です。香港は国際都市でありつつ、週末には、ハイキングや
緑あふれる空間を楽しむことができるのは嬉しいことです。」
と中島氏は熱く語りました。
同氏は、香港でのビジネス設立は非常にスムーズに進んだと考
えています。中心街での事務所設立は、ごく短期間に手続きを
完了し、運営を始めることが可能でした。「インベスト香港の
東京事務所並びに香港本局の運輸・工業部には実用的な情報を
提供して頂きました。商業登記手続きやビザ申請、子女の教育
に関しても適切なアドバイスをもらい、オフィスの立ち上げが
順調に進みました。」と同氏は述べました。
日産自動車株式会社
• 本社 横浜
• ルノー=日産アライアンスを構成
• 従業員数248,000人
• 64モデルの豊富な製品ラインアップ
www.nissan-global.com
動画を再生
日本人にとって落ち着ける都市、香港
「香港で生活していると、海外にいるという感覚がありません。
国際感覚あふれるアジアの都市、香港ですが、日本食も日本の
発行日:2012 年 5 月
26
NTTコミュニケーションズは香港に3番目となる
データセンターを建設
NTT コミュニケーションズの香港事業への関心は現在も高まり続け、近年の発表では 30 億香港ドルを投じる
10 ヵ年計画で香港に Tier III 基準以上(Tier IV ready)を満たす 7 万平方米のデータセンターを建設予定です
「香港に投資するかどうかではなく、香港にいつ投資するかで
した。」と、NTT コミュニケーションズ株式会社の子会社であ
る NTT Com Asia Ltd の取締役副社長、李名輝氏は述べました。
「アジアの国際金融センターである香港は、中国本土と西洋諸
国間に 2 通りのプラットフォームがある上、データセンターと
しても主要なハブとなっています。この 3 年間の当社の経験か
ら分かったことは、需要が供給を上回ったということで、
人民元による事業が増えれば、この状況は更に深刻化する
でしょう。」と、李氏は付け加えました。
3,000 件の雇用
2010 年 10 月の NTT コミュニケーションズの発表は、環境に配
慮した Tier III 基準以上のプレミアム・データセンターを建設
するために将軍澳(Tseung Kwan O)に 3 万平方米の土地を購入
したという内容でした。同データセンターは完成すると、総床
面積 7 万平方米、5 階建てデータセンター・ビル 2 棟、6 階建
てのオフィス・ビル 1 棟で構成されます。投資額は 10 年間で
30 億香港ドルを予定し、第 1 フェーズの 3 年間で 7 億 5 千万
香港ドルが投じられます。同社は、このプロジェクトが創出
する雇用機会は直接的または間接的を含めて 3,000 件に上る
と見ています。
「香港はニューヨーク、ロンドン、東京など他の主要国際金融
センターと比べて、現在最高のTier 基準を満たすデータセンター
資産が不足しています。当社の新データセンターは、日本を
除くと当社最大となり、2013 年に操業を開始して要求される
容量の一部を供給する予定です。」と、李氏は述べました。
桁外れの需要
NTT コミュニケーションズが香港に初めて進出したのは 1999 年
のことで、2000 年には HKNet を葵涌(Kwai Chung)にあるデー
タセンターと共に買収しました。2005 年にテレコミュニケー
ション・サービス・プロバイダーから ICT サービス・プロ
バイダーに転身すると決め、データセンターやホスティング・
サービス、クラウド・サービスといったこれまでにない
サービス分野にまで進出しました。2009 年前半には、同社は
大埔(Tai Po)に自社設計の NTT コミュニケーションズ香港デー
タセンターをオープンしました。同センターは NTT グループ
の中でも最大級のプレミアム・データセンターです。7 階建て
の同センターは、総敷地面積 19,695 平方米を誇り、Tier III 基準
以上を満たすインフラ設計が施されている他、国際標準化機
構(ISO)/ 国際電気標準会議(IEC)2700:2005 情報セキュリ
ティマネジメントシステム(ISMS)認証及び ISO 9001:2008 品
質マネジメントシステム認証の適格審査にも合格しています。
同データセンターは中期的に顧客の需要を満たす容量で設計
されましたが、想定外の需要の大きさに対応するために同社
の計画は更に拡張されました。顧客には、金融サービス、
テレコミュニケーション、物流及びテクノロジー部門の多国
籍企業だけでなく、中国本土など 15 カ国以上の国々から
集まった小規模な IT 企業や Web 企業も含まれます。 同社で
はこのデータセンターは、あと 2、3 年のうちに予定よりかな
り早く容量を上回ると見ています。
「当社が大埔データセンター
を開設した時、世界経済はアジアにシフトしていている
最中で、当社はタイミング良くその波に乗ることができ
ました。」と、李氏は語りました。
「香港は、NTT コミュニケーションズにとって戦略的な市場で
す。
当社ではその前途について非常に強気な考えを持っており、
香港に更に投資していく計画です。」と、同氏は述べました。
NTT Com Asia
• NTT Com Asiaは、NTT株式会社(東京、ロンドン及び
ニューヨークの証券所取引所に株式を上場する世界最大
のテレコミュニケーション企業の1社)のグローバル・
データ、IPサービス及びボイス・サービス部門である
NTTコミュニケーションズの100%出資子会社。
• NTTグループは1952年に設立、本部 東京。
• NTTコミュニケーションズは全世界で8千人以上の従業
員を擁し、海外の73都市と29の国と地域に現地事務所
を設置する他、データセンターは20の国と地域の31都
市以上でサービスを提供。
• NTT Com Asiaは1999年に香港で設立され、現在の従業
員数は350人以上。
• 2010年10月の発表によると、同社は10年間で30億
香港ドルを投じ、7万平方米から成るTier III基準以上
のデータセンターを建設。このデータセンターは
2013年に営業を開始し、約3,000件の直接的あるいは
間接的な雇用を見込んでいる。
発行日:2011 年 1 月
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インベスト香港 顧客プロフィール
日本の美術界で 8 年以上の実績を持つ、
AISHONANZUKA は、Armory Show、Art
Basel、Art Basel HK、Art Basel Miami、
London Frieze などの主要なアートフェア
に参加経験のある AISHO MIURA ARTS と
NANZUKA の二つの日本のギャラリーで構成
されています。AISHONANZUKA では、戦後、
独自の芸術スタイルを貫くアーティストを発
掘・紹介をする一方で、可能性を秘めた若手
アーティストの育成に努めています。田名網
敬一や空山基といった印象的なオリジナリティ
APASS International は、エグゼクティブ
人材紹介を通じ、香港のビジネス界へ貢献
しようと考えています。同社は、企業の採用
ニーズに応じ、専門的技能を備えた人材、
多文化を理解し、多言語を扱う人材を紹介
します。
2005 年に東京で設立された同社は、アジア
ビジネスの中心である香港で事業展開をして
います。現在、10 名のチームで顧客の要望に
対応していますが、いずれもクライアントの
を持つアーティスト、山田周平や菊地良博
といった若手の日本人アーティスト、そして、
Dirk Skereber や Oliver Payne といったパワフ
ルな国際的アーティストを紹介しています。
また、ファッション、音楽やデザインなどの
他の産業とも積極的にコミュニケーションを
図っています。
www.aishonanzuka.com
人材ニーズを把握し、また、多くの場合、担
当する産業部門で自ら経験を持つメンバーが
対応しています。
適材適所の人材を紹介することで、さらなる
サービスの充実を図っていきます。
www.apass.com.hk
B3 株式会社は 1991 年から大阪でバーを運営
しています。2012 年 11 月 9 日、2 軒目のバー
である「バー ボナセーラ」
(BAR BUONASERA)
を香港の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にオープンし
ました。日本の正統派バー「バー ボナセーラ」
は、静かで落ち着いた雰囲気でありながら、
家に居るようなくつろぎを提供します。各種
ウィスキー、お酒、ワイン、洗練されたカク
テルを取り揃えています。
香港は非常に魅力的な市場です。香港の人々
は外国文化に非常にオープンで、外食を好み
ます。香港には多くの日本食のレストランが
ありますが、日本の正統派バーは多くはあり
ません。従って、同社にとって香港は大きな
可能性を秘めています。将来的には、レスト
ラン事業に拡張し、まだ香港にはないコン
セプトの導入を計画しています。
米の専門家として、Best Foods Co Ltd は
100 年以上にわたり米の流通・販売に携わって
きましたが、20 年前に調理米の取り扱いを開
始しました。山形県に拠点を置く同社は、大
型ガス鍋を使用して、伝統的な方法でふんわ
りと炊き上げた、歯ごたえのある白米を提供
しています。同社では、独自のレシピにより、
高品質米を最適な方法で炊き上げます。
香港は国際都市であり、新たな市場を開拓
するのに最適な場所であると考える同社は、
香港にご飯のおいしさをもたらすために、
昨年、Best Foods HK Ltd を設立しました。
香港支店では、おにぎりや巻き寿司といった
調理米の新規商品を販売します。
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2000 年に設立された、コアスタッフ株式会社
は、半導体・電子部品の輸出入及び販売事業
を展開しています。アジアの成長市場で継続
的に事業を拡張するため、常に改善活動を怠
らず、革新的かつ効果的なサービスを提供
しています。
の要求に的確に応えます。同社にとって
アジア初の事務所であるコアスタッフ香港
有限公司を開設することによって、顧客に
よりタイムリーなサポートを提供し、顧客の
理想的なビジネスパートナーとなることを目
指します。
同社は試作品、緊急調達、EMS(速達サービス) www.zaikostore.com
の調達に対処するための特別プロジェクトチ
ームを持っています。同プロジェクトチーム
により、多様で幅広い調達体制を敷き、顧客
大京グループの子会社である、大京香港有限
公司 ( 大京香港株式会社 ) は、2014 年 9 月に
設立さ れ、Admiralty United Centre に事務
所を構えています。大京香港は、大京穴吹が
誇る日本の専門チ ームと密接な連携を図り、
香港でワンストップサービスを提供していま
す。同社事務所では、毎週、日本の物件を対
象とした不動産投資セミナーが開催され、無
料相談を提供しています。
ライオンズ マンションのブランドで販売を開
始し、その供給戸数は日本全国で約 340,000
戸に上ります。また、同グループが管理する
不動産物件は、52 万件を超えました。こうし
た実績は、日本の不動産業界において全て
トップを記録しています。同グループの業務
内容には、日本国内の不動産仲介業務、不動
産開発、建築、設計、不動産管理などが含ま
れます。
株式会社大京は 1964 年に設立され、1984 年
に東証一部上場を果たしました。1968 年に
www.daikyo.com.hk
有限会社 Deep Corporation(本社:東京)は、
商社として創業しました。同社は、香港へ
進出し、ワインの流通販売を行っています。
山梨県産のワインと日本酒を取り扱い、香港
のスーパーマーケットへの流通、インターネ
ットでの販売を計画しています。2013 年 4 月
に設立された Deep International Co Ltd は、
香港、マカオ、台湾での流通販売を目指して
います。
よね蔵グループは、1989 年に新潟県で設立さ
れました。現在、日本国内に 11 店舗の人気居
酒屋店 を運営しており、主に旬の海鮮料理を
提供しています。銅鑼湾 (Causeway Bay) に新
たに出店するよね蔵グループの高級居酒屋は
「海老の髭」ブランドの下で運営されます。同
店では、新潟から直輸入した自然食材や旬の
食材を用いた料理を提供し、さらに、食器に
もこだわり、新潟の伝統工芸品 等を使用しま
す。こうして、本物の豊かな新潟の食文化を
お客様に体験して頂きます。
www.deep999.com
よね蔵グループは、E’mile (HK) Co Ltd 香港
現地法人として 2015 年 3 月に設立しました。
今後、香港での経験をもとに、FC ライセンス
のパッケージを作り、東南アジアを中心
に 5 カ国くらいでチェーン展開を図ります。
台湾やカンボジアには直営店の出店を予定し
ています。
www.ebinohige.com.hk
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ブランドロゴ(英文)
エバラ食品工業株式会社は 1958 年に神奈川県
に設立され、ソースやケチャップ等の調味料
及び加工食品の製造販売を行っており、東日本
に栃木工場と群馬工場、西日本には津山工場
を稼働させています。
エバラ食品グループは、独創・挑戦の精神を
重んじ、お客様に愛され、信頼される商品・
サービスを提供し、豊かで人に優しい社会
の実現に貢献しています。上海に続いて、
香港の人々の間で、日本食は最も人気のある
料理の一つとなっています。El Dorado Asia
Company Ltd は、香港における爆発的な日本
のラーメン人気に目を付け、2 百万香港ドル
を投資し、従業員 7 名を採用して、「ら~めん
台風。」のオープンを決めました。
2012 年 11 月に香港に設立された荏原食品香港
有限公司は、中国本土市場を視野に入れてい
ます。エバラ食品工業株式会社は、的確に時
代のニーズを捉え、斬新なアイデアと確かな
技術を駆使して、新しい食品スタイルを提案
するために、オリジナリティにあふれた製品
を一貫して開発しています。
www.ebarafoods.com
将来的には、さらに店舗数を増やし、日本の
伝統的なラーメンの味を、広くアジアに紹介
したいと考えています。同社の目標は、15 店
舗のラーメン店を運営し、年間売上高 1 億
香港ドルを達成することです。
www.ramen-taifu.com
香港をスタートラインと捉える同社は、3 年
間でラーメン店 3 店舗を出店する計画です。
en world は管理職、シニアレベル層を中心と
した、インターナショナルな人材紹介会社で
す。en world Group は現在、日本を本社とし
て、シンガポール、香港、韓国、オーストラ
リア(「Calibrate Recruitment Agency」として
営業)でビジネスを展開しています。グループ
全体で約 200 名、世界 15 カ国以上にわたる多
国籍な社員が活躍しており、アジア太平洋地
域で 2,400 社以上の企業に人材支援サービス
を提供しています。また en world は日本にお
けるインターネット求人サービスのリーディ
ングカンパニーであるエン • ジャパン株式会社
のグループ企業です。
株式会社クリエイティブアルファは 1994 年、
内装工事会社として創業しました。創業 19 年
間で同社は内装工事のほか、商業施設デザイ
ン、人材派遣・人材育成事業、飲食店舗運営
およびフランチャイズ事業を手掛ける複合企
業体に成長しました。同社グループ全体の昨
年の売上高は、51 億円(およそ 4 億 8000 万ド
ル)で派遣社員を含めて 800 名の従業員を擁し
ます。飲食事業では、沖縄ダイニング「ちゅら
り」、もつ料理「豚火地」、プラムガーデン「梅
椿」、および生姜料理の専門店「しょうがの香
り。」を運営しています。
F-CATION Ltd は、株式会社クリエイティブ
en world Hong Kong は、en world Group の
アジア太平洋地域でのビジネス拡大の一環と
して、2012 年に設立されました。香港には多
くのグローバル企業がアジア地域統括拠点を
有しており、グローバル展開を目指す日本企
業も多数進出しています。en world は、ビジ
ネスハブである香港に拠点を持つことで、今
後も成長が見込まれる香港・中国本土はもと
より、アジア全域に渡って、優秀な人材の採
用を支援することで、企業のビジネス拡大に
貢献していきます。
www.enworld.com/hk
アルファと他数社との香港における合弁企業
です。同社の事業内容はレストランの管理及
び運営、フードコンサルティングの提供なら
びに人材育成です。F-CATION Ltd が運営する
最初のレストラン「とん勝」は、2012 年 12 月
17 日に九龍チムサーチョイでオープンしまし
た。初期投資予定額は 3 百万香港ドル、店舗
で 10人のスタッフを採用する予定です。また、
3 年以内に、香港、中国本土及びアジア全域
で 15 店舗の出店を計画し、5 年以内に、30 店
舗を目指します。
www.c-alpha.com
30
Fore Fortune Ltd はウェブサイトの制作なら
びにクラウドサービス、クラウド仮想化サー
バの提供を目的に設立されました。また、
その他 IT に関する事業も様々展開していま
す。同社では、専門知識を持つ日本人 IT 技術
者が顧客の要望に合わせた IT 設計および制作
を行います。インターネット市場は、オンラ
インショッピング、ソーシャルネットワーク、
クラウド、大容量情報通信といった、新技術
および手法を取り入れることで、常に変化し
Fukuya Seafood Co Ltd は、2013 年 12 月に
設立されました。同社は、明太子を海外でも
楽しんで頂きたいという思いから、豊富な
メニューを揃えた明太子料理を提供するレス
トラン「鱈卵屋」を運営しています。店舗は、
商業地域として一等地の銅鑼湾に位置し、
ご飯、寿司、ポテトサラダ、フランスパンに
明太子をあしらった厳選された料理を提供し
ています。店内での食事の他に、
「鱈卵屋」では、
明太子や和え物など幅広いお持ち帰り惣菜を
提供しています。
銀座カラーは、21 年の実績を誇る日本の脱毛
専門サロンです。日本国内に 30 店舗以上、
上海に 3 店舗、香港に 3 店舗、シンガポール
に 1 店舗を運営する同社は、これらの地域で、
30 万人以上の女 性にサービスを提供してきま
した。同社の脱毛技術と経験は顧客の信頼を
得ています。
続けています。同社は、市場の変化に対応す
るだけでなく、ビジネスの成長を支援するた
めの新しい手法を提案します。
同社は、ウェブ関連の新規事業、事業拡大あ
るいは関連事業への参入など、積極的な事業
運営を行っています。
www.forefortune.com
香港の人々は外食が大好きで、日本食も人気
があります。しかし、香港では明太子専門料
理を提供する日本食レストランは、決して多
くありません。Fukuya Seafood Co Ltd は、
その点に香港市場でのビジネス・チャンスを
見出しました。
www.facebook.com/tararan
では、独自に研究・開 発したモイスチャライ
ジング・ローション「美肌潤美」を使用してい
ます。このローションを使うと、脱毛 完了後、
ただ単に毛がなくなるだけではなく、肌が「つ
るつる」に潤って「ぷるっともちもち」とした理
想の赤ちゃん肌が手に入ります。
www.ginza-calla.com.hk
銀座カラーは、施術中も肌をいたわり、充分
なケアを行います。理想的な肌を実現するた
めに、脱毛 処理中も肌にとって重要な「保湿」
ケアにこだわっています。また、銀座カラー
2012 年 11 月、兵庫県政府は、兵庫県香港経
済交流事務所 (Hyogo Business and Tourism
Centre (HK)) を香港に開設しました。同香港
事務所は、香港、中国本土、アセアン諸国の
国・地域における、経済交流を推進します。
同事務所は、兵庫県企業のアジアにおける事
業展開を支援するほか、兵庫県への観光誘客
の促進を図ります。さらに、兵庫県の物産、
農水産品、食品等の海外販路拡大支援等にも
取り組みます。
香港の事務所は、米国、オーストラリア、
フランス、ブラジルに続いて、兵庫県として
5 番目の海外事務所です。兵庫県政府は、
アジアへのゲートウェイ都市であるととも
に、友好提携先である広東省や海南省への
アクセスも容易であることから、香港を選択
しました。
www.hyogobtc.com.hk
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一蘭は美味しい天然とんこつラーメンと、他
店にはないオリジナルな店内環境で知られて
います。同社店舗のコンセプトは「こだわりの、
本物のとんこつラーメンを、何も気にする
ことなく無心で味わっていただくこと」です。
日本国内で 40 を超える店舗を展開する同
社は、2013 年 7 月一蘭香港有限公司の下、
香港に第一号店をオープンし、香港の人々に
JA 宮崎経済連香港事務所は、2012 年に JA
宮崎経済連により現地駐在事務所として設立
されました。JA 宮崎経済連は、宮崎県で生産
される農畜産物の販売や生産に必要な肥料や
農薬・資材の調達を行う団体です。同事務所
の使命は、香港の飲食市場並びに一般消費者
市場で、宮崎ブランドの食品の知名度を上げ
ることです。
本物のとんこつラーメンを味わって頂くこと
を目指します。香港の店舗を皮切りに、他の
アジア諸国への事業展開を予定しています。
www.ichiran.co.jp
の輸入業者のビジネスマッチングを行い、
宮崎の農畜産業の持つ強みと、幅広いネット
ワークを活用することで、アジア圏での
ビジネスチャンスを開拓します。
www.kei.mz-ja.or.jp
また、同事務所は、適切なアドバイスを行い
ながら、宮崎ブランド食品の供給業者と香港
「和牛焼肉 純(Wagyu Yakiniku Pure)」は、
JA 全農ミートフーズ
(香港)株式会社よって運営
されています。今年、香港に海外初の店舗を
オープンしました。長年 JA(全国農業協同
組合連合会)
は香港に対し日本の食肉を卸販売
してきました。同社は、非常に良心的な価格
で高品質の和牛を提供し、
「和牛焼肉 純」では、
一般によく食されるカルビとサーロインだけ
でなく、希少部位の食肉も香港市場で提供し
ます。
すべての食肉は、日本から直輸入しますが、
冷凍保存せず、冷蔵で管理された新鮮な肉が
提供されます。また、色々な産地の食肉や一
部地域でのみ知られるブランド肉を紹介する
ため、様々なイベントを定期的に開催する
予定です。同社は将来的に香港で合計 5 店舗
をオープンする計画です。
2010 年に設立された FTG 社は、焼肉ふたご
1 号店を東京にオープンしました。以来、日本
国内に 20 店舗、台湾で 2 店舗を運営するまで
に、急成長を遂げました。
香港では、美味しい日本の焼肉を提供する
レストランが少なく、同社は、同市場セグメント
に大きな可能性を見出しています。今後数年
間で、さらに数店舗の焼肉ふたごのオープン
を予定しています。
Japan Dining World Co Ltd は、焼肉ふたご
とのフランチャイズ契約を締結し、香港で焼肉
店を運営します。焼肉ふたごの香港 1 号店は、
2014 年 4 月、銅鑼湾(Causeway Bay)にオープ
ンし、15 人の現地スタッフを採用しました。
www.yakiniku-futago.com
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株式会社かね善(本社:大阪)は、日本市場で
香港の人々が食品の安全に対し大きな関心を
主として黒豆を扱う食品商社です。その
示すようになり、良質の食材を提供するため
使命は、米菓、味噌、菓子やパンなどを製造
に Kanezen Hong Kong Co Ltd の設立を決定
する食品加工工場に食材を安定供給すること
しました。その将来的な目標は、中国本土の
です。同社は、品質・価格・供給量・商品
食品加工工場に、安全な食材を供給すること
開発アイデアの面で顧客にご満足頂けるよう
です。
に、常に顧客との良好な関係を維持しています。
www.kanezen.com
KI Hong Kong, Limited は科学的品質管理、
の姿勢をそのままに、日本からアジアへ、
高品質翻訳で知られる、川村インターナショ
アジアから世界への架け橋として、顧客の
ナルのアジア事業サポート拠点として、2012
ビジネスを手伝います。
年にオープンしました。
www.ki-hk.asia
東西南北のアジア言語を中心に、世界中のあ
りとあらゆる言語をサポートします。品質重視
1989年に設立された、ニット青木株式会社は、
シャネル、エルメス、ルイヴィトンといった
世界的に有名なファッションブランドへ、高
品質ニットのリフォーム&リメイクサービス
を提供しています。同社はまた、高級婦人服/
高級紳士服をオーダーメイドで製造、販売し
ており、帝国ホテルプラザ東京内に店舗を構
えています。
2013 年 8 月、同社は香港に営業所 KNIT AOKI
Hong Kong Co Ltd を開設し、高級衣類の
リフォーム&リメイクやニット製品の製造に
KVH は、1999年に米国フィデリティ・グループ
により東京を本社として設立されました。
アジア地域を代表する情報デリバリー・
プラットフォームとして、高品質なデータ
センター設備と低遅延のグローバル・
ネットワーク、拡張性の高い IT、クラウドの
マネージド・サービスを、ミッションクリティカル
な情報や機密性の高い情報を扱う世界中の
企業やサービスプロバイダーに提供しています。
アジア地域の拠点として設立された KVH は、
東京、横浜、大阪に加え、香港、上海、
シンガポール、ソウル、釜山、シカゴにも拠点を
構え、シームレスなグローバル IT サービスを
関わる日本の技術を普及させ、海外のトップ
ファッションブランドに、プロフェッショナル
なサービスを拡張することを目指しています。
ニット AOKI は、アジアにおける国際的な
ファッション拠点である香港が、海外進出・
海外での成功を達成するために理想的な拠点
であると考えています。香港のファッション
業界への支援を通して、香港の国際的な
ファッション都市としてのステータスをさら
に強化したいと、ニット青木は考えています。
www.knit-aoki-hk.com
展開しています。顧客は 20000 社を超え、その
業種は金融、製造、メディア、ゲーム、通信
事業者、
E コマースなど多岐にわたっています。
KVH は、2008 年から香港にて低遅延ファイバ
ーネットワークサービスの提供を行っており、
2012 年に子会社である KVH (Hong Kong)
Co., Ltd. を設立したほか、2013 年 4 月、同社
は地域全体の IT サービスの機能を拡張する
ため、オンライン • データセンターの容量を
拡張しました。
www.kvh.co.jp
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La-vie Photography JAPAN は、1995 年に
株式会社レックの一事業部として神戸で立ち
上げられまし た。
「幸せの瞬間を写真におさめ
る」というコンセプトで、La-vie Photography
JAPAN は決まったポー ズで撮影される日本の
ウェディング写真に変革をもたらしました。
同事業のコンセプトは日本のブライ ダル業界
において大きな成功を収めたばかりでなく、
「ラヴィデザインアルバム」とともに、ブライ
ダル 業界における新たなステージへと発展
し、業界のパイオニアとしての地位を確立
しました。
LEOC(本社:東京)は、病院、学校、企業、
福祉施設向けのケータリング・サービスを
行っています。2013 年以来、同社は高級和食
レストランの展開等、事業の拡大を図ってい
ます。香港の安定した政情と活発な投資環境
を鑑み、2012 年、同社は初の海外支店、
LEOC Global Asia Company Ltd を香港に開設
し、国際的な事業展開の拠点としています。
ハワイとパリでの成功を受け、2014 年 6 月、
「鮨銀座おのでら」と「鉄板焼銀座すみかわ」の
第一号店を香港にオープンしました。
日系企業が香港進出にあたり会計や法律に関
する問題で悩まされることは多いのではない
でしょうか?特に香港と日本の制度の違い
を理解することは大変なことです。LOYAL
CONSULTANCY LIMITED は、アジア地域の
ビジネスハブである香港を中心に、中国や東南
アジア進出をねらう日系企業のそんな悩みを
解決し、事業に集中できるようにサポート
します。
株式会社ミダスは、「360°Workplace
Environment」と呼ばれるインテリアアーキ
テクチャへの柔軟かつ総合的なアプローチで、
日本国内の国際的な企業を 37 年以上にわたり
支援して来ました。その経験を通じて革新的
な最先端のオフィスコンセプトを提供し、新
たな環境、変化し続ける環境での顧客企業の
成長をサポートしてきました。ミダスの分析、
計画、設計およびエンジニアリングサービス
は、クライアントの幅広いニーズを満たすべく
カスタマイズされます。そして、2012 年、
La-vie Photography JAPAN は日本で 16 店舗
を運営しており、年間 3 万組のお客さまに
ウェディング 関連サービスを提供しています。
結婚する香港のカップルに対し、豪華で上質な
日本式の「前撮り写 真」とウェディングサービ
スを提供することを目的に、2014 年に香港に
支店を開設しました。
www.la-viephotography.com
同社は、2 年以内に、ホテルのスタッフや富
裕層向け老人ホームへ食事を提供する、香港
の法人向けケータリング・サービスへの参入
を計画しています。また、「鮨銀座おのでら」
を世界 10 店舗へ拡大する計画もあります。
www. leoc-j.com
特に飲食分野においては、幅広い人脈により
物件探しから立ち上げまでをワンストップで
サービス提供しています。また、グループ
企業である入江会計事務所との連携により、
香港法人の財務状況等を日本本社に報告をし、
香港と日本の架け橋の役割を果たしていき
ます。
www.siiwahk.com
同社最初の海外支店、Midas Office Design
(HK) Ltd を香港に設立しました。香港を拠点
に活動するディレクター 林弘毅氏は、効率的
でスタッフのモチベーションを高めるような
オフィスデザインを、香港の国際企業に提供
すべく、邁進しています。
www.midasjapan.com
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宮崎県香港事務所は、宮崎県の海外事務所と
して、農産物の輸出に関する支援を行ってい
ます。アジア有数の国際都市香港に、宮崎県
は 2013 年 6 月に事務所を設立しました。同事
務所は「安心、安全で、しかも美味しい」宮崎
県産の食品の香港への輸出をその使命として
います。
香港市場に宮崎産品を広めるとともに、
Mon cher(モンシェール)は、堂島ロールと
「モンシェール」ブランドで日本国内で大変な
人気を博しています。現在日本国内に 20 店
舗以上を、上海で 4 店舗を運営しています。
同社は、2013 年 4 月、「モンシェール」の姉妹
ブランド「ベビーモンシェール」の海外初店舗
を、銅鑼湾(コーズウェイ ・ ベイ)のそごう
に開店しました。同店舗は、Mon cher Hong
Kong Ltd によって運営されます。
香港の人々に宮崎県の魅力を紹介していきま
す。また、宮崎県のアジア全域への事業展開
の足掛かりとしての役割も担っています。
www.pref.miyazaki.lg.jp
店作りが本格的なヨーロッパの雰囲気を醸し
出します。同社の人気商品である堂島ロール
は、日本で最も人気のあるケーキの一つで、
フワッとした、美味しいクリームが顧客の
支持を得ています。著名人やリピーターの
顧客を多く持っています。2004 年以来、
堂島ロールは約 700 回以上メディアで取り
上げられました。
www.facebook.com/BabyMoncherHK
「ベビーモンシェール」のコンセプトカラーは
ピンク。フレンチスタイルのアンティックな
長堀(香港)有限公司 (Nagahori (HK) Co Ltd)
は株式会社 ナガホリの完全子会社であり、
東アジアでのマーケティング活動を目的に、
2012 年に香港に設立されました。1962 年に
真珠の販売で創業した株式会社 ナガホリは、
現在では日本を代表するジュエリーの製造販
売、輸入代理店・専門商社に成長しました。
取扱商品は、ファッションアクセサリーから
高級ブランド品まで多岐にわたります。また、
長年にわたる世界的な素材調達ネットワーク
と同社が誇るデザイン力並びに職人の技が創
り出す最高品質の商品により、同社は、1988 年
に東証二部上場を果たしました。一方、同社
グループは、日本国内の有名デパート、
日本経済新聞社は広くアジア地域に照準を合
わせた Nikkei Asian Review (NAR) の創刊のため、
2013 年 9 月、香港に英文編集拠点を開設
しました。NAR はウェブサイト、モバイル
アプリと週刊誌を 組み合わせたマルチプラット
フォームの出版物で、全アジアのニュースを
カバーする唯一のグローバ ルメディアを目指
しています。
アジアのメディアセンターである香港はメディア
分野の人材が豊富なため、NAR の記事の
モール等でブランドショップを運営して
います。
アジアの顧客により身近にサービスを提供
したいという思い、また、次の 50 年の企業の
成長機会を求めて、株式会社 ナガホリは香港
に新たに会社を設立しました。香港の会社は
地域のマーケティングおよび研究開発センター
としての機能を担い、東アジアの市場における
ビジネスの成長を目指します。
株式会社ナガホリは、香港事務所の他に、
ミラン、アントワープおよびムンバイに海外
事務所を持ちます。
www.nagahori.co.jp
執筆、編集 を担当する優秀なジャーナリスト
をフルタイム、パートタイム 1 人ずつ、採用
することができました。日 経はさらなる
スタッフの採用も計画。香港オフィスは
中国圏の地域統括拠点として広告やイベント
運営の役割も担っています。
asia.nikkei.com
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株式会社西原商会(食品卸売業、本社:鹿児島
県)は、2012 年の西原商会シンガポールの設
立に続き、2014 年 1 月 2 日、香港に 2 番目の
海外拠点である西原商会香港(合弁企業)を設
立しました。
香港の顧客に、日本食を提供することを目指
しています。同社は、日本人スタッフ 2 名、
現地人スタッフ 2 名で運営を始めました。
www.nishihara-shokai.co.jp
現在、香港市場における日本食関連ビジネス
の設立及び需要が増え続けており、同社では、
日本市場で流通する食品と同等の品質で、
121 年の歴史を誇る株式会社乃村工藝社は、
コンサルティング、企画・デザイン、設計、
制作施工等の一貫したサービスを通じて、
顧客の事業環境づくりの手伝いをしています。
年間 6,000 件以上のプロジェクトを行う同社
は、その実績を基盤に、香港でのさらなるビ
ジネスの拡張を目指します。同社の香港支店
は、スタッフ 2 名という小さなチームでスタ
ートしましたが、香港の専門家を採用し事業
拡張を予定しています。また、上海、北京、
成都といった中国本土の同社事務所とも密接
株式会社プレミアムフーズの子会社として、
Premium Group Ltd は、2014 年 6 月に設立
され、主に日 本食品卸の専門サービスを提供
しています。同社は、高品質の食品を最善の
状態で世界に供給することをその目的として
います。日本から直輸入されたおいしい和牛、
豚肉、野菜、果物や魚介類を 顧客に提供して
います。顧客にこうした高級食品を届けるた
めに、農家と直接契約し食材を調達して いま
す。
に連携しています。ホテル、ショッピング
センター、店舗、美術館あるいはマーケティ
ングコミュニケーション施設の新設・リニュー
アルといったプロジェクトで、最新の技術の
導入により、差別化を図ろうとする企業を、
同社のノウハウ・技術でサポートします。
www.nomurakougei.co.jp
卸売業者に 商品を提供することを目的として
います。また、現在、マカオのホテルにも商
品を提供しています。ア ジア全域へのビジネ
ス拡張に向け、香港は同社の重要な拠点とな
るでしょう。
www.premium-g.com
同社は、香港の利点と優れた地理的条件や多
文化環境を活かし、ホテル、レストランや
株式会社リンガーハットは、
「長崎ちゃんぽん」 Kong Co Ltd を設立し、同 2013 年 10 月 7 日、
の専門店チェーンを運営する日本を代表する
九龍湾エリアに香港 1 号店をオープンしまし
企業です。1962 年に設立された同社は、
た。Ringer Hut Hong Kong Co Ltd は、香港
現在、国内市場並びに海外(アメリカ、タイ、
の人々に健康的でおいしい長崎ちゃんぽんを
台湾、香港)で事業を展開しています。同社
提供することを目指しています。
のこだわりは、厳選された高品質の食材
www.ringerhut.jp/hk
(野菜、小麦など)のみを使用し、安心・安全
な食品を顧客に提供することです。
株式会社リンガーハットは、2013 年に香港地
元企業との合弁会社である Ringer Hut Hong
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RIZAP
(ライザップ)
は、2012 年に、日本でパー
ソナルトレーニングジム事業を開始しました。
2012 年 2 月の 1 号店オープン以来、一般
のスポーツジムとは異なり、完全個室での
マンツーマントレーニング を実施。指導を行
うトレーナーも厳しい研修を終え、ゲストと
本気で向き合う資質を持った人材を厳選 し
ています。科学的根拠に基づいたトレーニン
グ方法と栄養学に基づいた食事指導により、
Sakai Trading (Shanghai) Co Ltd は、堺商事
株式会社(大阪証券取引所 二部上場)により
2002 年に上海に設立された化学品貿易会社で
す。同社は、DVD のレーザーヘッドおよび携
帯電話カメラの製造に使用される光ピックア
ップ用の粘着剤を取り扱うことを目的に 2012
年 10 月に香港でビジネス展開を始めました。
エレクトロニクスチームが幅広い製品や部品
を日本や韓国の多くの大手電子機器メーカー
に供給しています。
堺商事貿易(上海)有限公司の親会社である同
社は、鉱石や化学製品の取引、中国からの
バライト、タングステンおよびモリブデンの
コメ卸最大手の株式会社神明は、調理米事業
に特化しています。同社は、日本国内の工場
の他に、米国、中国本土に自社工場を持って
おり、これらの国々から高品質の調理米を直
接輸入しています。また、調理米に加え、競
争力のある料金で高品質の無添加包装米飯を
提供しています。
京都製パン処「松栄庵」は、京都の食の中
心、中央卸売市場に隣接した Kyoca Food
Laboratory を 拠点とし、Kyoca Food
Laboratory から調達する、新鮮で最高品質の
材料を使って、最高級のパンを 製造していま
す。また、京都「松栄庵」では、パンにはいっ
さいの有害物質が含まれるべきではないと い
う信念に基づき、人工着色料、保存料は一切
使用していません。
京都製パン処「松栄庵」のゴールは、お客様の
満足を超えたところにあります。お客様やパ
ン生産者 の「健康に良く、おいしいパン」に対
する従来の認識に変化をもたらすことが出来
るものと信じていま す。2015 年 5 月、香港
個々の ゲストの要望に即したプログラムを提
供しています。ライザップは、一人一人のゲ
ストの生涯のパート ナーを目指しています。
RIZAP Hong Kong Ltd は、プライベートジム
第一号店を 2015 年 6 月に中環 (Central) に開
設しました。
www.rizap.hk
輸出、天青石およびチタン鉄鉱の輸入を
行っています。化学品の輸出では、塩化
バリウム、硝酸バリウム、ピロール、
アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、
スルホサリチル酸、アセチレンン・ブラック
等を取扱っています。堺化学工業株式会社で
製造される二酸化チタンも取引しています。
脱窒および脱硫といった技術に関心を持つ
同社は、中国に触媒全般の専門技術者を
有し、現地の製造業者や世界的な大手企業
とも密に連携を取っています。
www.sakaitrading.co.jp
同社は、2013年4月1日に、香港鰂魚涌 (Quarry
Bay) に神明亞洲有限公司 (Shinmei Asia Ltd)
を設立し、香港市場並びに中国本土市場向け
に事業を展開しており、コメに関する専門的
なアドバイスを提供しています。
www.akafuji.co.jp
の柴湾 (Chai Wan) にセントラルキッチン /
トレーニング施設をオープンし、さらに 6 月15 日
には、北角 (North Point) の第 1 号旗艦店に
おいてパンの販売が開始されます。「松栄庵」
は、数年以内に、投資家やフランチャイジー
と、香港、中国本土にわたり複数の店舗を展
開し ようと考えています。
www.shoeian-kyoto.com
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1907 年に設立された住友大阪セメント株式
会社はセメント部門、鉱物資源・製品部門、
セメント関連 製品部門、オプトエレクトロニ
クス事業、先端材料・電池材料事業および技
術レポートなど、7 つの事 業部門からなる企
業です。香港の企業との合弁で中国本土に
4 つの工場を有し、同ビジネスパート ナーと
の共同プロジェクトに関する情報収集及び連
絡窓口として、2015 年 4 月、香港に駐在員事
務 所を開設しました。
2015 年 4 月に設立された Takara International
(Hong Kong) Ltd は、東京証券取引所に上場
し、日 本に拠点を置く宝印刷株式会社の
100% 子会社です。日本最大の証券印刷会社
の 1 つとして、IPO 準備、上場申請、IR など、
金融取引やコンプライアンスに関する情報開
示サービスを広範囲にわた って提供していま
す。この度、香港法人を新しく開設し、アジア、
アメリカにおける主要な株式市場で の上場を
検討している法人のサポートサービスを展開
していきます。
匠本舖有限公司は、スカイネット株式会社
(本社 : 大阪)
の香港現地法人として 2014 年 7 月
に設立さ れました。 同社はカニやおせちの
通信販売事業を行う、日本有数の企業であり
E ストアーが運営して いる「ショップサーブ」
(ネットショップの支援サービス)の利用店舗
約 26,000 店舗の中からネットショッ プ大賞
2013 金賞に選ばれました。
同駐在員事務所はその他にも、セメント関連
の有益な情報のリサーチおよびこれら情報の
本社への 報告を担っています。また、ビジネス
パートナーとの良好な関係を通して、本社に
とって潜在力のあ るプロジェクトをサポート
します。
www.soc.co.jp
また、翻訳、同時 / 逐次通訳、商業印刷、証
券印刷など、高品質の言語・印刷サービスを
国際的な 顧客に向けて提供しています。中国
本土やその他のアジア市場におけるサービス
の拡大、ならびに それらのサービスを多様化
する新たな機会を模索しております。
www.takara-print.co.jp
つ低価格 のカニを販売しています。 こうした
商品を提供できるのは、カニのシーズンに同
社役員自らが直接産 地に赴き、現地価格で大
量に一括購入しているからです。 今後、ズワ
イガニ、海産物、おせち料理と いった厳選さ
れた食品・料理を香港市場で販売します。
takumihonpo.hk
「新鮮」、「安心・安全」、「納得価格」をモット
ーに、同社は毎年 500 トン以上の、高品質か
The Tolman Collection は、日本の現代版画を
扱う代表的な版画の版元として長く知られて
います。70 年代初頭に東京で営業を開始し、
まもなく実験的に多店舗展開を始め、その後、
長年にわたりニューヨーク、シンガポール
および東京本社での営業に特化してきました。
5 年間の上海での営業を通し、より大きな可能
性を求めて、上海並びにシンガポールで現地
市場により密接に関わる運営を決め、さらに
はアジアの芸術センターとして、成長著しい
香港市場に力を入れることを決断しました。
過去 2 年間のプライベートディラーとしての
運営を経て、Hollywood Road と Wyndham
Street が交差する香港のギャラリー街の中心
に、新しいギャラリーを開設しました。新た
な宣伝キャンペーンを実施中ですが、過去
2年間の経験を通し、香港におけるビジネスに
は非常に大きな期待と希望を持っています。
日本のアーティストのみを扱う日本での営業
形態と異なり、香港のコレクションには中国
本土や他のアジアの地域・国からのアーティ
ストの作品も含まれます。しかしながら、
日本版画へのこだわりに変化はなく、東京
からの多くの作品も展示されています。
www.tolmanhongkong.com
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東急不動産ホールディングスグループの一員
である東急リバブルは、1972 年に誕生して以
来、40 年 以上にわたり、日本国内で多様な不
動産事業に携わってきました。アジアの投資
家の需要は年々高 まっており、それに応える
ため、東急リバブルは 2011 年にソリューシ
ョン事業本部内に海外営業部を 設置し、その
後、上海と台湾に子会社を設立しています。
また、シンガポールの大手不動産会社オレン
ジティー・ホールディングス社には資本を出
資しています。さらに、2014 年 10 月に香港
ユーザベース香港は、株式会社ユーザベース
の香港現地法人として 2013 年 11 月に設立さ
れました。ユーザベースは、投資銀行、戦略
系コンサルティングファーム出身者によって、
2008 年、東京で設立されたビジネス情報
プラットフォーム企業です。調査・分析業務
に携わる顧客向けに、世界 180 ヵ国の市場
情報、業界動向、企業情報をワンストップで
提供するウェブサービス「SPEEDA」を提供して
います。業界最大級のデータカバレッジと
圧倒的なユーザビリティ・スピードで、顧客
の情報収集・分析業務を効率化。現在では、
ベクトルグループは、2012 年に東京証券取引
所マザーズ市場に上場した、独立系の大手戦
略 PR 会社です。同社は、中国本土(上海、
北京)、シンガポール、インドネシア、タイ、
ベトナムに事務所を持ち、東アジア・ASEAN
地域のクライアントに、戦略的かつ効果的な
PR ソリューションを提供しています。
和橋キャピタルはバングラデシュのグラミン
銀行をモデルとしており、「香港和僑会」の会
員を対象に、アイデアはあるけれども起業に
踏み出せない人、事業を拡大したいが資金が
足りないといった人々に対し、香港和僑会事
務局によるビジネスプランの審査と面接を経
たうえで、一般の銀行やベンチャーキャピタ
ルでは取り扱うことのない、香港ドル 20 万~
150 万レベルの出資を目的としています。
同時に、本和僑会が運営する「和僑キャピタ
ル」では出資案件だけに止まらず、株主も募集
しています。海外で成功する和橋を生み出す
に駐在員 事務所を設立しており、2015 年
5 月には支店化し、日本の不動産に投資する
香港の投資家を支援 していきます。
東急リバブルは、主業である不動産仲介
サービスに加えて、デューデリジェンス、不
動産査定、賃貸 仲介、不動産管理、および資
産活用の提案といった、多様なサービスの提
供を行います。
www.livable-sol.biz
日本のみならず香港、シンガポールはじめ
多くのグローバル企業を支援しています。
同社は、ユーザベースグループの東アジアの
地域統括本部として、香港から香港・中国・
台湾・韓国の事業会社・金融機関に、SPEEDA
を提案していきます。日々の調査・分析業務
の高付加価値化を実現します。
www.uzabase.com
維酷公共關係集團國際有限公司(Vector Group
International Limited)は、アジアでナンバー
ワンの PR 会社を目指す同社のグローバルな事
業展開を担う中核企業です。
www.vectorgroup.hk
エンジンたることを目指して設立された「和橋
キャピタル」、その追い求める夢に共感し、和
橋を育成・支援する組織への参加と、同時に
投資のチャンスとして、この「和橋キャピタル」
への出資に賛同してもらえる個人や法人を
募集しており、世界の各和僑会の会員、投資
銀行、各種金融機関等をその対象としてい
ます。
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1967 年に東京都心で設立された Whitestone
Gallery は、日本に於ける先駆的なギャラリー
の一つと してその地位を築いて参りました。
同ギャラリー初の海外進出となる Whitestone
Gallery Hong Kong は、東アジアのアーティ
ストを国際市場へと発信していく新たな拠点
としての機能を持つだけでなく、国際的なアー
トシーンを日本に伝える架け橋としての役割
を担っています。また、今後この拠点を中 心
に、東アジアのアーティスト・芸術運動に関
して更なる研究を重ねることで、香港の多文
化なアート シーンに新たな一面を創り出すこ
とも目指しています。
株式会社ユーエイキャスターは 1977 年に大阪
で設立されました。同社は、キャスター及び
関連商品の設計、製造において、幅広い専門
知識と独自の技術を持っています。日本での
多様な業界での経験を活かして、高品質のキャ
スターを、香港、中国本土、アジアの顧客に
提供していきます。同社は、日本国内の
3箇所および中国・上海に製造拠点を持ちます。
サウスアイランド文化地区に設立される
Whitestone Gallery Hong Kong の広々とした
展示スペースで は、香港の芸術関連機関や企
業と連携をとり、アジアの近現代美術を掘り
下げ、探求する事を目的 とした展覧会を開催
いたします。
whitestone.hk
グローバル化の進展を見据え、同社は 2013 年
4 月に香港子会社、Yuei(Hong Kong)Ltd を
開設しました。香港での販売およびマーケティ
ング活動の展開を通して、中国本土、アジア諸
国への事業拡大を目指します。
www.yueicaster.co.jp
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インベスト香港 東日本・西日本事務所
インベスト香港の東日本、西日本事務所は中小企業から巨大な多国籍企業まで組織
の大きさに関わらず、香港における事業立上げ及び会社設立を支援致します。
東京(東日本)
担当地域:北海道、東北、北陸、関東、東海、中部地方
連絡先: 香港経済貿易代表部 投資推進室 室長
佐々木由紀雄
電話:
03-3556-8961
Email:
[email protected]
HP:
http://www.investhk.gov.hk/ja/index.html
住所:
〒 102-0075 東京都千代田区三番町 30-1
香港経済貿易代表部ビル 5F
大阪(西日本)
担当地域:近畿、中国、四国、九州・沖縄地方
連絡先: 西日本担当コンサルタント 中田武正
電話:
06-4705-7019
Email:
[email protected]
住所:
〒 541-0052 大阪市中央区安土町 2-3-13 大阪国際ビル 10F
(香港貿易発展局・大阪事務所内)
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リサイクル可能な中性紙に印刷されています。
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Central, Hong Kong
Tel: (852) 3107 1000
Email: [email protected]
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