自分の体とココロは、自分で守ろう!その1

2015年6月 札幌大谷大学 学生相談室
自分の体とココロは、自分で守ろう!その1
自分の心のクセを知っていますか?「なんで私ばかりが・・・」(不満型)、「どうせ私が悪いから」
(自虐型)、「あの人があんなこと言ったから」(他人のせい型)などの偏りが、自
分自身を苦しめていることもあるんです。
ここでは“あなたのココロを守る(かもしれない)こんな気持ち”をご紹介!
【大失敗!でも、終わったことはしょうがない、次に活かせばイイじゃんと思う】
【こうすれば良かったと後悔することもあるけど、ま、結果は大差なかったかも】
【緊張って、時として思いもかけない良い結果を生む力になるよね】
【悪いことが続いているんだよね・・・そろそろイイことあるかも!】
【嫌なことがあっても、いつの間にか忘れている】
【こんな自分が、好き!】
【ダメなところも含めて自分なんだわ】
【世の中にはいろんな人がいるから面白いんじゃない】
【ものごとは長い目で見たほうがイイ!】
【嫌いな人、苦手な人のことをあれこれ考える時間がもったいない。時間は自分の好きなことに使う】
『こんなふうに思えない~。
』
『私にはできな~い!』いえいえ、たまには自分の心をだますことも、必
要なのかもね。最後に誰でもできることを一つ。
【寝る前、今日一番よかったこと(楽しかった事)を思い出す。】これならできるかも!
【サイコロジーの窓から 】
考え方のことを、臨床心理学では、
「認知」といいます。認知は「歪む」
ことがあると言われています。
右の図は中学生向けの『心の健康
副読本』からの引用です。実際にぽ
らんに来る大学生や、私が勤務して
いるメンタルクリニックで大人の
方にも利用しています。認知につい
て分かりやすく、とてもよくできて
いるマンガ、イラストがたくさんあ
る本ですから、目を通してみてくだ
さい。→ http://psycience.com/
さて、これら認知の歪みをもたら
す妖怪“ユガミン”は、8匹います。
例えば、
「友人の A 子は、自分にあ
たってくる。自分としては身に覚えが
ないけれども、2,3回この状態が続
いている。私、A 子に何かしたかな?
私のせいで A 子はイライラしている
のかな…と思い込む。本当は、A 子は
バイトが忙しくて睡眠不足が続き、イ
ライラしているだけなのに…。
この時のユガミンは、ジーブン
と ジャンパー かもしれません。
これらのユガミン(歪み)を治療していく心理療法を、認知療法といいます。今の見え方(考え方)
を違う見方に見直すということで、リフレーミング(再枠づけ法)とよばれます。ご興味のある方は、
是非ぽらんにいらっしゃってください。認知療法の本もそろってます!
(臨床心理士:秋田)
夏休みもぽらんは開室しています。日時は、大学ホームページでご確認ください。