【総括表】第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針及び実施状況 第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針(平成26年4月4日公表) 実施状況(平成26年4月~平成27年11月) 別 紙 ※平成27年3月以降実施したものについて 赤字で表示 1 最終報告書【第5-1 提言】 (1)飲酒事案について ①受託会社の対応 ア 勤務時間中の飲酒防止のための取り組み (ア)社員教育の徹底 [飲酒に関する指導] 各受託会社に対し、以下の方法等による社員教育の強化と継続実施を指導して 全精算事務所で毎月「飲酒運転防止デー」を定め、朝礼時に飲酒運転撲滅に向けて標語の唱和等を実施している。 〈H27 年度も実施継続〉 いる。 [飲酒に特化した研修] ・ 各精算事務所において、毎日の朝礼時に繰り返し飲酒に関する指導を行う。 全精算事務所において、保健師と警察等外部講師による研修を年間計 2 回行うこととしており、H26 年度は全精算事務所が年間 2 回の研修を予定通り ・ 保健師や県警による飲酒に特化した特別研修を時期を捉えて年複数回行う。 実施したほか、H26 年 8 月 27 日に公社が開催した山本美也子さんの講演会の録画を全収受員が視聴した。H27 年度も外部講師による研修を年間計 2 回行 うこととしており、1 回は全社実施済(一部は 2 回実施済)。 (イ)飲酒運転等を生まない職場環境づくり 受託会社は、所長等による日常の会話を通じたコミュニケーションを心掛けるとともに、個別面談において、適正な飲酒等の指導や社員の健康状態等の 各受託会社に対し、飲酒事案を二度と起こさない職場づくりに向けて、ミーティン 把握に努めている。併せて、個々の社員の健康診断やスクリーニングテストの結果を踏まえて、個人面談を行うなど、健康や体調面について配慮を行って グや個別面談などを通じて、社員とのコミュニケーションや健康面の把握を図るよう いる。〈H27 年度も実施継続〉 指導している。 なお、各社とも産業医による指導・助言を受けられる体制を整えている。 〈H27 年度も実施継続〉 (ウ)職場でのアルコール検査の厳格化 平成 25 年 11 月 1 日に料金収受業務の委託契約に基づく業務マニュアルを改 正し、検査体制を強化した。 [改正内容] ・ 出勤後の勤務直前、業務上で車を運転する都度、退勤時の各段階で、記録 式(プリンター付)アルコール検知器を用い、検査を実施する。 ・ 呼気1リットル中のアルコール濃度が 0.00mg/lであることを、責任者が確認し なければ業務への従事は不可とする。 ・ アルコール検査の結果は、毎日公社が点検する。 (エ)その他実効性のある取り組みの実施 一部の受託会社で実施している以下のような実効性のある取り組みについては、 全受託会社へ取り組みが広がるよう、情報提供し、その推進を指導している。 ・ 酒類の持ち込みがないかの点検 ・ 勤務中の飲酒をしない旨の誓約書の徴取 ・ 通勤や勤務に支障が生じないよう、飲酒に関して家族に協力を求める手紙の 送付 イ 通勤時の酒気帯び運転防止のための取り組み (ア)社員の意識向上の取り組み 「ア 勤務時間中の飲酒防止のための取り組み(ア)社員教育の徹底」に同じ (イ)アルコール検知器携帯の働きかけ 各受託会社に対し、自動車通勤者が出勤前に自宅で検査できるよう、個人用の アルコール検知器の導入を要請し、全社対応済みである。 (ウ)アルコールが検知された場合の対応 出退勤時の飲酒事案については、公社の業務中の事案ではなく、受託会社の 管理下における問題であるが、公社への報告のほか、警察への通報や公表など必 要な措置を適切に行うよう指導している。 ウ 受託会社の本社による料金収受現場の実態把握 (ア)定期的な料金収受現場の実態把握 料金収受の現場における問題の早期把握に努め、解決策を速やかに講じる観 点から、各受託会社に対し、以下による実態把握の徹底を指導している。 ・ 本社は精算事務所長に対し、朝礼での徹底事項やアルコール検査結果につ いて、報告を求めること ・ 本社は定期的に現場へ出向き、社員とのミーティングの場を設けること (イ)公社への報告の徹底 各受託会社に対し、問題点の早期対応を図るため、精算事務所長会議や文書 により、現場で発生した問題事案について速やかに公社に報告するよう継続的に 指導している。 H25 年 11 月 1 日より「料金収受マニュアル」を改正し、アルコール検査の厳格化を行った。 ① 出勤後の勤務直前、車両運転前、退勤時の各段階で、記録式アルコール検知器を用いた検査を実施 ② 検査結果は、毎日、公社に報告され、公社が点検 なお、検査に用いる記録式アルコール検知器は、更新時期を確認の上更新している。 また、上記の職場での検査に加え、自宅で通勤前に、個人用アルコール検知器による検査を実施している。 〈H27 年度も実施継続〉 このようなアルコール検査の厳格化とともに、社員教育の強化や酒類の持ち込みが無いことについての確認等、総合的に取り組むことにより、全収受会 社において、二度と飲酒事案を発生させない体制の整備を図っている。 〈H27 年度も実施継続〉 [酒類の持ち込みや状態確認の実施] 全精算事務所において、精算事務所の社員が毎日又は週1回の間隔で、酒類の持ち込みがないか確認を実施するとともに、毎日の料金所巡回時にも、対 面にて収受員の状態確認を行っている。 〈H27 年度も実施継続〉 [誓約書の徴取、飲酒への理解と協力(家族への手紙)] ・ 全受託会社において、雇用契約更新時に、全社員から、絶対に酒気帯びで業務に就かない等の誓約書を徴取している。 ・ 全受託会社において、飲酒に関して家族の協力を求める手紙を送付した。 (H26:全社 7 月~12 月実施済、H27: 11 月~12 月実施予定) ・ 年末年始には飲酒の機会が増えることから、全受託会社において、全社員に対し書面で注意喚起を行っている。 (H26:全社 11 月~12 月実施済、H27:全社 11 月~12 月実施予定) 「ア 勤務時間中の飲酒防止のための取り組み(ア)社員教育の徹底」に同じ 全受託会社において、すべての自動車通勤者に対して個人用アルコール検知器を導入済みである。 なお、機器の有効期間や使用可能回数は、機種により異なることから、検知器の定期的なメンテナンスや更新を行うよう、受託会社に指導している。 有効期間を確認の上、更新時期を迎えた検知器を適宜更新している。(H26 更新対象 2 社(実施済) 、H27 対象 1 社) 出勤後の勤務直前のアルコール検査において、数値が検知された場合、①公社への連絡を速やかに行うこと、②法令違反行為の時は、警察への通報等適 切な措置を行うことについて、日頃より指導している。また、各社においても飲酒運転や酒気帯びでの就業などに対しては厳正に対処することとしている。 なお、H26 年度は勤務前のアルコール検査において数値が検知され、勤務には就かせずに帰宅させた事例(計6件)があったが、いずれも速やかな報告 がなされた。H27 年度は事例無し(H27 年 10 月末現在)。 受託会社本社は精算事務所の所長等を集めた会議により、現場の問題点や意見を収集し、情報共有を図るとともに、社長も含めた本社幹部が精算事務所 や料金所へ定期的に出向き、料金収受現場の実態把握に努めている。 〈H27 年度も実施継続〉 常に最新の緊急連絡網の提出を求めるとともに、飲酒事案に限らず、問題発生時には受託会社本社が確実に状況把握を行い、また、速やかに公社へ連絡 するよう、精算時等における日常的な指導に加え、受託会社幹部や所長等が集まる機会である三者会議や精算事務所長会議等においても繰り返し指導を行 っている。 〈H27 年度も実施継続〉 - 1 - 【総括表】第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針及び実施状況 第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針(平成26年4月4日公表) 1 最終報告書【第5-1 提言】 (1)飲酒事案について ②公社の対応 ア 職員の意識改革 平成 25 年度は、飲酒に関する正しい知識を習得するための研修を実施するととも に、飲酒運転根絶フォーラムへの参加の取り組みを行った。 今後、飲酒運転防止意識の徹底を図るために以下の取り組みを行う。 ・ 職員に対し、飲酒の与える影響、法規制、事故事例等を内容とする冊子を配布 し、所属長による職場単位の研修を行い、アルコールに関する正しい知識と自己 管理意識を浸透させる。 ・ 毎年定例的に医療専門家等を招いた研修会を開催し、公社全体で飲酒運転を 絶対に起こさない意識を保持する。 ・ 飲酒運転撲滅キャンペーンにおける街頭活動への積極的な参加を通して、公 社職員としての飲酒運転防止への自覚を高めるとともに、地域との連帯を深める。 イ 受託会社との関わり方 (ア)委託契約の中での定めと履行確認の徹底 平成 25 年 11 月 1 日に実施したアルコール検査の厳格化に加え、以下の事項を契 約へ反映させることについて、現在検討を行っている。 ・ 入札業者選定方法として、飲酒対策の実施状況も含めて評価する方式の採用 ・ 委託契約において義務付ける検査や研修、報告事項の強化 ・ 契約解除やペナルティの根拠となる違反条項の整理 実施状況(平成26年4月~平成27年11月) ※平成27年3月以降実施したものについて赤字で表示 [職場単位の研修の実施] H26 年 4 月に、全職員に飲酒運転防止マニュアルを配布するとともに、都市高速道路を担う公社職員として飲酒運転撲滅への強い意識を浸透させる ため、所属長による所属単位の研修を実施した。(H27 年度も全職員を対象に実施) [医療専門家による研修会の開催] 医療法人優なぎ会雁の巣病院 院長の熊谷 雅之先生を招いて、公社と受託会社との合同研修会をH26 年 11 月 28 日に開催した。 [街頭活動への参加] 役職員全員が必ず年1回は街頭活動に参加するとの方針を掲げ、飲酒運転撲滅キャンペーンを始め、NPO法人はぁとスペースが主催する活動等に積 極的に参加することとしている。JR駅前やショッピングセンター等において、H26 年度は計 11 回・延べ 109 人、H27 年度は計 7 回・延べ 56 人が参 加している(H27 年 10 月現在)。 [受託会社の選定方法の変更] H27 年度の受託会社選定に当たっては、料金収受業務のサービス水準の確保と労働意欲が向上するような職場環境の改善等を図るため、従来の金額 のみによる選定ではなく、企業や責任者の業務経験、飲酒事案防止の取り組み等の業務提案を総合的に評価する方法と、業務を履行するために最低限必 要とする最低制限価格を採用して落札業者を決定した。 [契約条項の見直し] アルコール検査やその実施報告、及び年間 2 回の飲酒事案防止研修の実施等を必須項目として仕様書に定め、飲酒事案防止策のさらなる徹底を図るこ ととした。 (イ)緊急連絡体制の整備 社員への緊急連絡網の周知徹底のほか、人事異動等の変更が生じた場合は速やかに反映させ、常に公社と受託会社間で最新の連絡網が共有されるよう、 各受託会社に対し、非常時の緊急連絡体制が確実に機能するよう、休日夜間の連 指導している。〈H27 年度も実施継続〉 絡網の掲示や、指定された連絡先不在時の対応などを含めて、周知徹底を指導して 特に、年末年始における緊急連絡網の再点検と飲酒事案の発生防止の徹底について、文書で指導した(H26:11 月、H27:11 月下旬実施予定)。 いる。 (ウ)不祥事等事案の公表 公社の管理・監督下にある業務中の不祥事等事案については、事案の性格を勘案 の上、積極的に公表する。 該当事案の発生はない。 【公表対象の基準】 ⅰ法令違反行為 ⅱお客様の信頼を失墜させ、社会的な非難を受けるような社会規範に反する行為 ウ 料金収受現場の実態把握 これまで、日々の精算報告時や毎月の精算事務所長会議等を通じ、現場における [三者会議及び精算事務所長会議] 問題点を把握するとともに、料金収受の正確性やお客様への接遇に問題がないか、 H26 年 4 月から公社、受託会社本社、精算事務所による三者会議を四半期に 1 回以上開催しており、勤務形態についての意見聴取やアルコールに関 定期的な検査を行ってきたが、さらに今後は、四半期ごとに公社、受託会社本社、精 する教育の強化、社員の健康状態の的確な把握など、指導の徹底と情報共有に努めている。 算事務所の三者による会議を開催する。 ≪実施実績≫ ・ 三者会議:H26 年度:合計 5 回実施 H27 年度:4 月、8 月、10 月 計 3 回実施済 ・ 精算事務所長会議:福岡・北九州それぞれ毎月実施〈H27 年度も実施継続〉 [抜き打ち検査] 各受託会社による飲酒防止対策が適切に実施されていることを確認するため、四半期ごとに、全精算事務所及び抽出した料金所を対象に、公社職員に よる抜き打ち検査を実施している。 ≪実施実績≫H26 年度:合計 4 回実施 H27 年度:5 月、8 月、10 月 計 3 回実施済 検査結果はいずれも異常なし。 エ 取り組みの継続 (ア)取り組みの継続的な働きかけ ・ 年度当初または契約更新時に、受託会社に年間の研修計画の提出を求め、これに基づき研修の進捗管理を行っている。 受託会社に対し年度当初に研修などの飲酒対策に関する年間計画を提出させ、毎 ・ 受託会社に社員の健康状態の把握及び指導の状況についての報告を求めるなど(H26 年 6 月)して、指導を行っている。 年度確実に実施されるよう、実施状況を把握しながら定期的に指導を行っていく。 〈H27 年度も実施継続〉 (イ)受託会社の取組状況の把握と、他社への防止策の紹介 「① 受託会社の対応 ア 勤務時間中の飲酒防止のための取り組み(エ)その他実効性 のある取り組みの実施」に同じ 「① 受託会社の対応 ア 勤務時間中の飲酒防止のための取り組み(エ)その他実効性のある取り組みの実施」に同じ (ウ)飲酒運転撲滅運動等への積極的な参加 [街頭活動] 「ア 職員の意識改革」に同じ 「飲酒運転撲滅宣言企業」としての登録や、飲酒運転根絶フォーラムへの参加を行 [飲酒運転根絶フォーラムの参加][飲酒運転防止に関する講演会] っているが、今後、以下により飲酒運転撲滅運動に取り組む。 ・ 第3回飲酒運転根絶フォーラムに参加し、公社の取り組みを紹介した。(H26 年 8 月) ・ 福岡県が主催する飲酒運転撲滅キャンペーン(街頭活動など)等へ積極的に ・ NPO法人はぁとスペース代表の山本美也子さんの講演会を開催した。(H26 年 8 月) 参加する。 [広報活動] ・ 医療関係者や飲酒運転撲滅活動団体代表による講演会を主催し、公社業務の 都市高速本線及び橋脚への広報幕掲示、ラジオCM、また、公社本社ロビーで飲酒運転撲滅啓発ビデオを放映する等、飲酒運転撲滅の広報活動を行っ 受託会社などの企業にも参加を呼び掛ける。 ている。〈H27 年度も実施継続〉 - 2 - 【総括表】第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針及び実施状況 実施状況(平成26年4月~平成27年11月) 第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針(平成26年4月4日公表) ※平成27年3月以降実施したものについて赤字で表示 2 最終報告書【第5-1 提言】 (2)公社の内部統制システムについて ①基本方針の策定 【内部統制の基本方針の位置づけ】 ・ 基本方針は、コンプライアンス体制を整備し、適正な業務の実施を確保するための基本的な [内部統制の基本方針の策定] 指針を定める。 役職員が一丸となって公社の公共的使命を果たすため、H26 年 4 月 28 日、「経営理念」を明確に定めるとともに、提言を踏まえて以下の構成から なる「内部統制の基本方針」を策定した。 1 行動憲章 公益性の高い事業を担う公社に求められる基本姿勢として、法令や社会規範の遵守、お客様への説明責任、役員の相互牽制機能と重要事項の 組織決定などを明確化した。 2 行動規範 役職員が、誤った判断や行動によって不祥事や不正事案を招くことのないよう、統一的なルールを定めて浸透させるべき事項として、リスク 管理の徹底と危機発生時の対応、個人情報等の機密情報の保護、ハラスメントの禁止などを定め、各事項ごとに今後整備を要する社内規則等を 明示した。 ・ 基本方針に基づき必要な規程、マニュアルなどを作成し、内部統制システムを整備する。 ・ 基本方針には、提言を踏まえて、以下の事項を定める。 ○基本原則 [役員の役割の明示] 役員は、担当業務の適正な執行のみならず他の役員の所管業務に対する牽制機能を果たす こと。 [重要事項の決定方法と情報伝達] 公社内の情報共有に努め、適正な手続きによる組織決定に基づき、事業運営を行う。 [その他] お客様への説明責任を果たすことにより、お客様の理解と満足度の向上に努める。 ○遵守すべきルールの体系的な整備 統一的なルールを定めて職員に浸透させておくべき基本的事項を体系的に整備する。(交通 [コンプライアンス体制の整備] ・ 公社内におけるコンプライアンス全体の統括窓口を総務課に設置した。(H26 年 4 月) ・ 内部通報制度を導入し、通報受付窓口を公社内部と外部(弁護士)に設置した。(H26 年 4 月) 法規の遵守、利害関係者との接し方、問題発生時の対応などのリスク管理、個人情報保護など) ○コンプライアンス体制の整備 ・ 公社内におけるコンプライアンス全体を統括する窓口の設置及び内部通報制度の導入 ②職員研修・教育の実施 従来の人権研修に加え、H25 年度は、コンプライアンス意識を高めるための研修を実施した。 内部統制に関する規則等の理解とコンプライアンス意識を高めるため、研修・教育の年間計画を定め、着実な実施に取り組んでおり、これまでに 実施した研修は次のとおりである。 今後は、以下により内部統制の理解やコンプライアンス意識を高めるための研修を継続して行 う。 [内部統制の基本方針に基づく研修] 「内部統制の基本方針」について所属長説明会を開催し、各所属長を通じて全所属の研修を実施した。(H26 年 5 月) ・ 同基本方針の解説書(「コンプライアンスマニュアル」)を作成し、全職員を対象に研修を実施した。(H26 年 7 月) ・ 外部講師による全職員を対象としたテーマ別研修(コンプライアンス、個人情報・情報セキュリ ・ 同基本方針に基づき整備した「危機管理基本指針」、「利害関係者との関わり方に関する規程」、「ハラスメントの防止等に関する規程」について、 ティ、リスク管理など) 所属長説明会を開催し、各所属長を通じて全所属の研修を実施した。(H26 年 10 月) ・ 職員が内部統制(コンプライアンス含む)についての理解度を自己点検して、所属長がそれを ・ 新規採用職員を対象として、内部統制の基本方針に基づく研修を「コンプライアンスマニュアル」を中心に実施した。(H27 年 4,5 月) 評価し、指導する形式の研修 [階層別研修] ・ 新規採用職員研修の一環として、コンプライアンスに関する研修を実施した。 (H26 年 7 月) ・ 役員、部長級職員を対象に、外部講師(弁護士)によるコンプライアンス研修を実施した。(H26 年 7 月) ・ 課長級、係長級、一般職員を対象に、外部講師(弁護士)によるコンプラアンス研修を実施した。 (H26 年 12 月) ・ 新規採用職員研修の一環として、コンプライアンスに関する研修を実施した。 (H27 年 4,5 月) ・ 係長、主任昇任者を対象に、昇任時研修(外部研修)を通してコンプライアンスに関する研修を実施した。(H27 年 7,8,9,10 月) ・ 内部統制の基本方針について全職員を対象とした研修(基本方針に基づき整備した規程、 ・ マニュアルについても、策定後に研修を行う。) [テーマ別研修] ・ 職員を対象に、外部講師(県所管課)による情報公開と個人情報保護制度に関する研修を実施した。(H26 年 11 月) ・ 全役職員を対象に、外部講師(公取委)による入札談合等関与行為防止法に関する研修を実施した。(H27 年 1 月) ・ 全役職員を対象に、外部講師(公益法人)によるハラスメント防止研修を実施した。(H27 年 3 月) ・ 課長級を対象に、個人情報や機密情報等の適切な管理に関する研修を実施した。(H27 年 6 月) ・ 全職員を対象に、外部講師(社団法人)による交通安全講習会を実施した。(H27 年 8,9 月) ・ 係長級、一般職員を対象に、外部講師によるメンタルヘルス研修を実施した。 (H27 年 9 月) [e-ラーニング] ・ 全職員を対象に、コンプライアンスの理解を深め、理解度を自己点検するため、e-ラーニング形式の研修を実施した。(H26 年 7 月~10 月) ・ 全職員を対象に、個人情報保護と情報セキュリティに関する理解を深め、理解度を自己点検するため、e-ラーニング形式の研修を実施した。 (H27 年 4 月~5 月) - 3 - 【総括表】第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針及び実施状況 第三者委員会最終報告書の提言に基づく取り組み方針(H26年4月4日公表) 実施状況(H26年4月~H27年11月) ※H27年3月以降実施したものについて赤字で表示 2 最終報告書【第5-2 その他関連意見】 (1)受託会社社員の勤務形態 受託会社の勤務形態(25 時間勤務または交替制勤務)については、職場での飲酒防止 受託会社による社員教育の徹底や飲酒運転を生まない職場環境づくり、職場でのアルコール検査の厳格化などの様々な防止策により、業務中の飲酒 の観点や社員の体調面等、諸要因を総合的に勘案しつつ、試験的な導入について検討す 事案を決して起こさないという体制が着実に形成されており、現在まで業務中の飲酒事案は発生していない。 る。 交替制勤務は現行の勤務形態に比べ人員が増加するため、交替制勤務を試験的に行った場合、試行を止めるときには解雇の問題が生じる。そのため、 試験的導入は本格導入を前提としたものとならざるを得ず、人員増によるコスト増も伴うことから、仮眠時の飲酒を理由に交替制勤務を導入すること については慎重を期す必要がある。 以上のことから、現在の対策を継続させ、現行の 25 時間勤務を維持するものとしたい。 (2)受託会社社員の雇用形態 社員の雇用は、受託会社が採用基準を定めて行うことであるが、収受業務に従事する社 員が飲酒事案を絶対に起こさないよう、社員教育等の徹底について、実施状況を把握して いく。 ※職場環境について 精算事務所等の施設については、トイレや簡易ベッドの改修等、必要な改善を行ってお り、今後も働きやすい環境の整備に努めていく。 「1 最終報告書【第5-1 提言】(1)飲酒事案について①受託会社の対応 ア 勤務中の飲酒防止のための取り組み(ア)社員教育の徹底」参照 精算事務所や料金所において、働きやすい職場環境を整備するため、これまでに以下の改修工事を実施した。 ・ 名島・豊・百道精算事務所において、トイレ改修工事(和式から洋式への取替え等)のほか、高齢の収受員が精算事務所から料金所へ安全に 移動できるよう連絡用階段に手摺りを設置した。(H26 年 9 月) ・ 黒崎東料金所の収受員は、黒崎西料金所の休憩室を共同使用していたが、休憩室までの距離が遠く、移動に時間を要するため、近接する黒崎 補修基地内に休憩室を新設した。(H26 年 7 月) ・ 横代料金所の出入り口はブース側面にあるため、収受員が出入りする際の危険を低減する観点から、出入り口をブース側面から後方へ変更し た。(H26 年 9 月) ・ 紫川精算事務所は、老朽化が著しい箇所及び社員が頻繁に使用する箇所(事務室や休憩室等)を中心に改修工事を行った。(H27 年 9 月) ・ 各料金所における環境整備は、料金所改修工事と併せて取り組んでいる。 [H26 年度実施済] 福岡:西公園料金所、名島・豊・百道精算事務所 北九州:春日・黒崎東・横代・勝山料金所 [H27 年度実施] 福岡:榎田料金所(12 月予定) 北九州:篠崎北料金所(8 月) 、紫川精算事務所(9 月) (3)委託先の選定方法 入札業者選定方法として、飲酒対策の実施状況も含めて評価する方式の採用を検討す る。「1 最終報告書【第5-1 提言】(1)飲酒事案について②公社の対応 イ 受託会社と 「1 最終報告書【第5-1 提言】(1)飲酒事案について②公社の対応 イ 受託会社との関わり方(ア)委託契約の中での定めと履行確認の徹底」参照 の関わり方(ア)委託契約の中での定めと履行確認の徹底」参照 3 まとめ ○受託会社における取り組みの推進 受託会社の役員及び精算事務所の責任者に対して、最終報告書(提言)について説 明し、再発防止の推進を求めた。 第三者委員会の最終報告書(提言)について、全受託会社の役員及び精算事務所の責任者に対して、提言が正しく理解されるよう、速やかに説明 を行った。(H26 年 3 月) 同最終報告書の提言に基づく「取り組み方針」について、理解の浸透を図り確実に実施するように、全受託会社の役員及び幹部社員、全精算事務 所の所長等を公社本社に集め、説明会を行った。(H26 年 4 月) ○提言等の取り組み状況についての検証 [公社内部] 提言を踏まえた取り組み状況の検証のため、外部の意見を取り入れるための仕組みを 「取り組み方針」に掲げる取り組みを着実に進めるため、「取り組み方針進捗管理会議」をH26 年 4 月に設置し、毎月定期的に開催しながら、進 整備する。 捗の点検を行っている。 [外部有識者による検証委員会] 公社の取り組み状況を客観的に検証していただくため、外部有識者で構成する「お客様の信頼向上に向けた取り組みに関する検証委員会」を設置 した。 (第1回)H26 年 10 月 20 日開催 (第2回)H27 年 3 月 25 日開催 (第3回)H27 年 11 月 18 日開催 - 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