「ドラマ研究概論b/国際多元文化演習b」授業案内(ver. 151001)

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ドラマ研究概論 b/国際多元文化演習 b(金曜2限、北棟107)ver.151001
担当教員:村主幸一(052-789-4790)([email protected])
教材をおくウェブサイト:
(http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~muranush/index.html)の「演劇作品について具体的に考
える」「大学院生のためのページ」に資料を置く。PW を教員に聞いて下さい。
<予定表>
1002:
(1)授業の導入。
1009:
(2)
「手ほどき」第6章の終りまで。Studying Plays(以下、SP)
1016:
(3)
「手ほどき」第11章の手前まで。SP
1023:
(4)
「手ほどき」第14章の手前まで。SP
1030:
(5)シェイクスピア『マクベス』全体について議論
1106:
(6)シェイクスピア『マクベス』特定箇所を中心に議論
1113:
(7)
「手ほどき」本文の残り全部。SP。
1120:
(8)
「手ほどき」付録1~3。SP
1127:
(9)SP
1204:
(10)シェイクスピア『リア王』全体について議論
1211:
(11)シェイクスピア『リア王』特定箇所を中心に議論
1218:
(12)SP
1225:授業予備日。本授業はなし。
0115:
(13)SP
0122:
(14)SP
0129:
(15)後期最終。レポートの提出。
--------------------------------------------------------------1001(木)から授業開始。1228(月)~0107(木)冬季休業。0112(火)
授業再開。0203(水)
:第2学期授業終了。0204(木)~0210(水)定期試験
期間。
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<教材>
(1)オリジナルを渡すので各自コピー:
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010),
Ch. 4: "Plot and action"
(2)図書館の本を利用してもよし、英語、他言語の翻訳で読んでもよし:
2
・シェイクスピア作『リア王』と『マクベス』
。日本語訳には、
『リア王』小田島雄志訳(白
水 U ブックス、1983)、
『リア王』松岡和子訳(ちくま文庫、1997)、
『マクベス』小田島雄
志訳(白水 U ブックス、1983)、
『マクベス』松岡和子訳(ちくま文庫、1996)などがある。
(3)HP から各自ダウンロードし印刷:「論文の手ほどき(ver. 141224)
」
、「Studying Plays,
Ch. 4 要約」(ver. 150217)
、「演劇テキスト練習帳」
(ver. 150216)
<演習内容>
本授業の目的は、
(ア)ドラマの特性を捉える能力を訓練する、
(イ)研究方法、論文の書
き方を体系的に修得する、(ウ)英語論文を読む力をつけるための訓練をすること。
(ア)について:
○英文教材である Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury
Academic, 2010), Ch. 4: "Plot and action"を輪読形式で読み進める。受講生は、HP「大学院生
のためのページ」から要約版(日本語、ワードファイル)をダウンロードして授業の予習
に利用のこと。また当番は、授業後に、その日の授業で読んだ箇所について、先の要約版
に加筆して教員に送る。教員はこれに目を通したのち、受講者全員にメール配布する。こ
のようにして、その日のテキストの内容理解を確認しながら進む。他の章の要約は、HP「大
学院生のためのページ」に置くので、これらも参考にするとよい。
なお要約に加筆する内容は、教材に取り上げられた具体例を述べてもよいし、自分の感
想やコメントを書いてもよい。
○今学期は、シェイクスピア四大悲劇うち『リア王』と『マクベス』を取り上げ、議論す
る。受講者は各作品(翻訳でもよい)をあらかじめ読んだ上で「質問文」を作成。議論は、
この「質問文」を土台にして行う。各作品について質問文を3つ作り、授業当日、参加者
全員に配布できるようにコピーを用意しておくこと。なお翻訳は言語と訳者を問わない。
"Only a person who has questions can have knowledge" (p. 328)
"The essence of the question is the opening up, and keeping open of possibilities." (p.
266)
Hans-Georg Gadamer, Truth and Method (first published in English 1975; London,
1979).
【質問文を作成する要領】
・指定された範囲を中心に「質問文」を作成すること。
・3つの質問文のうち、1つは、私のHP「大学院生のためのページ」→「演劇練習帳」
からヒントを得て、作成すること。質問文冒頭に、ヒントとなった項目を「練習3‐4」
3
などと書いておく。
・上記以外の質問文2つは自由に作ってよい。
・
「質問文」は、三つあるいは四つの文からなる一つの段落になるよう構成する。すなわち、
問いの焦点が絞れていること、かつ、作品についての自分自身の読み(情報、観察、感想
など)が含まれていること。そのためには、ドラマというメディアの特性(脚本、役者、
観客などの要素)に注意を払うこと、読み進めるなかで刻々と変化してゆく作品の印象を
大切にすること(観客の視点、経験の重視)、作品の部分と部分の間の相互関係に注意を払
うこと(構成)
、自分がこれまでに読んだり観たりした芸術作品との連想にこだわってみる
こと(間テキスト性)
、他のクラスで学んだ理論を応用してみること。
○私のHP(
「演劇作品について具体的に考える」の項目)に過去の質問文の自作例を載せ
ている。参考にして下さい。
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~muranush/index.html
(イ)について:
・教員が作成した冊子「論文の手ほどき」を用い、
「研究」
「論文」の概念を確立する。ま
た、研究や論文執筆について受講生が抱く疑問点についてクラスで考える。
みなさんがこれから修士論文や博士論文を執筆する過程で教員からそのときどきにアド
バイスを受けることと思いますが、早い時期に「体系的に」理解しておき、執筆の過程で
繰り返し振り返ることが大切です。
(ウ)について:
・そのねらいを、上記(ア)の作業を通して追求する。
その他:
・ビデオ鑑賞。1学期に1~2回、鑑賞体験をもとに作品について議論する。
<成績評価の方法>
授業への参加(課題・提出物を含む)(50%)と学期末レポート(50%)
。
提出物に限ると、次の3点。
1)劇作品に関する質問文。その作品を議論する当日に提出。
2)当番になったときの、Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London:
Bloomsbury Academic, 2010), Ch. 4: "Plot and action"の加筆。
3)Studying Plays, Ch. 4: "Plot and action"の要約版(日本語)を参照しながら原書を再読し、
テキストの内容についてのクィズを10コとその解答を作成。ファイルを教員宛てにメー
ルに添付して送る。
4)学期末レポート。その1)演劇作品を論じた小論文、その2)自分がこの授業で学ん
だことについてのレポート。
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【小論文作成の要領】
・1つの作品の1つの場面を中心に論じる。冒頭にタイトルと箇所を明記する。
例
亡霊の劇的効果について(
『ハムレット』一幕一場)
・小論文では、授業で議論した作品、あるいは以下の劇作品のいずれかについて論じる(そ
れ以外の劇作品を扱いたい人は教員に相談すること)。
・ギリシア悲劇(ソフォクレス、アイスキュロス、エウリピデス)のいずれか。
・シェイクスピアの劇のいずれか。
・チェーホフの劇のいずれか。
・イプセンの劇のいずれか。
・ブレヒトの劇のいずれか。
・ベケットの劇のいずれか。
<注意事項>
・欠席されるときは前もってメールでお知らせください。心配しますので。
<参考書> 演劇におけるプロットとアクションに関するもの
・Arnheim, Rudolf. 1974. Entropy and Art: An Essay of Disorder and Order. Berkeley: Univ. of
California Press.
・Bentley, Eric. 1965. The Life of the Drama. New York: Atheneum.
・Chatman, Seymour. 1978. Story and Discourse: Narrative Structure in Fiction and Film. Ithaca:
Cornell Univ. Press.
・Fergusson, Francis. 1949. The Idea of a Theater: The Art of Drama in Changing Perspective.
Garden City, N. Y. : Doubleday.
・Frye, Northrop. 1957. The Anatomy of Criticism: Four Essays. Princeton: Princeton Univ. Press.
<「名大の授業」サイト>
2012 年度後期の授業の1コマがビデオで見ることができます。
http://ocw.nagoya-u.jp/index.php
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<これまでの教材>
<2015年前期に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010),
Ch. 3: "Dialogue"
・シェイクスピア『ハムレット』と『オセロー』
・映画『夜宴』(日本語タイトルは『女帝』)Feng Xiaogang フェン・シャオガン監督
・演劇 DVD Othello, dir. Janet Suzman, per. John Kani (Othello), Richard Haines (Iago), Joanna
Weinberg (Desdemona), only Act V
<2014年後期に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd edition (London: Bloomsbury Academic,
2010), Ch. 6: "Spaces"
・イプセン『幽霊』、
『イプセン戯曲全集 4』原千代海訳(未来社、1989)所収。
・ハロルド・ピンター『帰郷』小田島雄志訳、
『ハロルド・ピンター全集
2』
(新潮社、
1977)所収。
・チェーホフ『三人姉妹』。アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ『桜の園/三人姉
妹
改版』神西清訳(新潮文庫、2011)に所収。
・DVD:Simon Brook, Peter Brook, The Tightrope, 83 minutes (2013)
・DVD:鈴木忠志インタビュー「世界の中の日本演劇」(30分)、鈴木忠志演出「酒神・
ディオニュソス」(66分)
<2014年前期に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010),
Ch. 5: "The Actor's Body".
・エウリピデス『メデイア』中村善也訳『ギリシア悲劇全集 第3巻』(人文書院、1960)
所収。
・作者不明『万人』、『イギリス道徳劇集』鳥居忠信ほか訳(リーベル出版、1991)
・映画 Caesar Must Die, dir. Polo & Vittorio Taviani
・「論文の手ほどき」「研究のティップス 村主流」「論文の体裁について」
<2013年後期に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd edition (London: Bloomsbury
Academic, 2010), ch. 2.
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Drama/Theatre/Performance, Part 2, Keywords
(London and New York: Routledge, 2004). 日本語要約版
・Manfred Pfister, The Theory and Analysis of Drama (1988), chs. 1-3. 日本語要約版
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・シェイクスピア『アントニーとクレオパトラ』、イプセン『ヨーン・ガブリエル・ボルク
マン』
・モリエール『人間嫌い』
(フランス国立コメディ・フランセーズ、
2:20)DVD
・モリエール『タルチェフ』(フランス国立コメディ・フランセーズ、2:00)DVD
・井上ひさし『頭痛肩こり樋口一葉』(こまつ座、出演は小泉今日子 三田和代 熊谷真実
愛華みれ 深谷美歩 若村麻由美ほか、2:45)NHK テレビで放送したもの
<2013年前期に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Studying Plays, 3rd edition (London: Bloomsbury
Academic, 2010), ch. 1.
・イプセン『棟梁ソルネス』、シェイクスピア『タイタス・アンドロニカス』
・映画『真夏の世の夢』A Midsummer Night's Dream, dir. Michael Hoffman.
・映画『タイタス・アンドロニカス』Titus Andronicus, dir. Julie Taymor.
<2012年に使用したテキスト>
・「論文の手ほどき」
「研究のティップス」
「論文の体裁」(PDF)
・Bert O. States, Great Reckonings in Little Rooms: On the Phenomenology of Theater
(Berkeley: Univ. of California Press, 1989), pp. 1-79.
・次の劇作品。イプセン『人形の家』と『ヘッダ・ガ-ブレル』
、シェイクスピア『コリオ
レーナス』と『オセロー』、チェーホフ『桜の園』
・DVD『オペラ座の怪人』映画版と劇場版
・DVD フランシス・フォード・コッポラ総指揮『少年の黒い馬』(Francis Ford Coppola,
The Black Stallion, 1979)
・DVD 早乙女太一『千年の祈り』
<2011年に使用したテキスト>
・Simon Shepherd and Mick Wallis, Drama/ Theatre/ Performance, the New Critical Idiom
(Abington: Routledge, 2004), pp.165-253.
ドラマ、演劇、パフォーマンスを論じる際に最も
重要と考えられる13の鍵語の歴史的・学問的系譜(genealogy)がコンパクトに扱われて
いる。取り上げられる鍵語は以下のもの――Action/ Aleatory/ Catharsis/ Character, mask,
person/ Defamiliarisation and alienation/ Embodiment/ Empathy/ Interculturalism/ Kinaesthetic/ ▲
Mimesis/ ▲ Performativity/ ▲ Presence and representation/ ▲ Semiotics and phenomenology
(▲はまだ読み終えていない項目)
・DVD「初音ミク・ソロコンサート~こんばんは、初音ミクです。~」
・前期は、ソポクレス『オイディプス王』、シェイクスピア『リア王』、イプセン『野鴨』。
・Igor Stravinsky, Oedipus Rex, directed by Julie Taymor, 1992 CAMI Video
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・後期は、ソフォクレス『アンティゴネ』
、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』、ベ
ケット『勝負の終り』
<2010年後期に使用したテキスト>
・Michael Goldman, On Drama: Boundaries of Genre, Borders of Self (Ann Arbor: The Univ. of
Michigan Press, 2000)
・エウリピデス『バッコスの信女』/チェ-ホフ『かもめ』/イプセン『小さなエイヨル
フ』
・映画 Triumph of Love (Directed by Bernardo Bertolucchi)
<2010年前期に使用したテキスト>
・Manfred Pfister, The Theory and Analysis of Drama, translated by John Halliday (originally
published in Germany, 1977; Cambridge: Cambridge Univ. Press, 1988), ch. 3 "Sending and
receiving information."
・Eric Bentley, The Life of the Drama (New York: Atheneum, 1975), chs. 1-5.の日本語訳(PDF)
プロット、キャラクター、ダイアログ、思想、演技を扱う。
・村主幸一「二つの演劇理論――Michael Goldman と Eric Bentley」『メディアと文化』第2
号(2006)
・「論文の手ほどき」
(PDF)
・チェ-ホフ『桜の園』(岩波文庫)
・イプセン『ヘッダ・ガ-ブレル』
(岩波文庫)
・ビデオ:Hedda Gabler (19○○), starring Ingrid Bergman, directed by Alex Segal.
・ビデオ:Cherry Orchard (1962), starring Judi Dench, directed by Saint-Denis.
<2009年度後期に使用したテキスト>
・オリヴァー・タプリン『ギリシア悲劇を上演する』(リブロポート、h3)
・スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイル』川口喬一訳(晶文社、1974)、119-146
頁:
「演劇と映画」。 Susan Sontag, Styles of Radical Will (New York: Farrar, Straus and Giroux:
1976), pp. 99-122; Susan Sontag, "Film and theatre" in Performance: Critical Concepts, Vol. 4, Part
3 Media and technology, 3.1 Media and mediatization, pp. 291-305. [Source: The Drama Review
11(1)(1966)] ――演劇と映画は相互に影響しあっている。
・Manfred Pfister, The Theory and Analysis of Drama, translated by John Halliday (originally
published in Germany, 1977; Cambridge: Cambridge Univ. Press, 1988), pp. 13-39: 2. "Drama and
the theatre".--本書は"the first to provide a coherent and comprehensive framework for the
analysis of plays in all their dramatic and theatrical dimensions. ドラマの特性。
・歌舞伎「義経千本桜 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」
(平成 11 年 8 月 歌
8
舞伎座)主演:中村勘九郎
・無声映画「パンドラの箱」Pandora's Box, directed by G.W.Pabst(独 1929)主演:ル
イーズ・ブルックス
・フランコ・ゼフィレッリ監督『永遠のマリア・カラス』(Callas Forever)
(2002 年、イタ
リア・フランス・イギリス・ルーマニア・スペイン合作映画)主演:ファニー・アルダン
・シェイクスピア『ハムレット』。フランコ・ゼッフレッリ監督版とグレゴーリー・コージ
ンツェフ監督版。それぞれ「クロゼットの場面」(Closet scene)の後から見る。
<2009年度前期に使用したテキスト>
・アルノルド・ヴァン・ジェネップ(アルノルド・ファン・へネップ)『通過儀礼』秋山さ
と子・彌永信美訳(思索社、s52)
、21-29 頁:第二章「具体的通過」 Arnold van Gennep,
The Rites of Passage, translated by Monika B. Visedom and Gabrielle L. Caffee (1st edn.1908;
Chicago: Univ. of Chicago Press, 1960), pp. 15-25: "
・ヴィクター・W・ターナー『儀礼の過程』冨倉光雄訳(思索社、1976)第3章「リミナ
リティとコミュニタス」中央学 3F
389||Tu
Victor Turner, Ritual Process: Structure and
Anti-structure (Chicago: Aldine, 1969)
・ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス--人類文化と遊戯』高橋英夫訳(中央公論社、
1963)、11-56 頁:第1章「文化現象としての遊戯の本質と意味」 中央図 4F 209||H Johan
Huizinga, Homo Ludens: A Study of the Play-Element in Culture (Boston: Beacon Press, 1955), pp.
1-27: "Nature and Significance of Play".
・ケネス・バーク『象徴形式の哲学――象徴的行動の研究』
(国文社、1983)77-93 頁 Kenneth
Burke, The Philosophy of Literary Form: Studies in Symbolic Action (New York: Vintage Books,
1957), pp. 87-113: "Ritual drama as "hub"".
・J. L. オースティン『言語と行為』坂本百大訳(大修館書店、1978)、3-20 頁:第1講「序
論――行為遂行的発言とは何か」 情報・言語 801.01||A、中央学 3F 801.01||A J. A. Austin,
How to Do Things with Words, 2nd edition (Cambridge: Harvard Univ. Press, 1975), pp. 1-11:
"Lecture I in How to Do Things with Words".
・E・ゴッフマン『行為と演技――日常生活における自己呈示』
(誠信書房、s49)1-18 頁:
序論 Erving Goffman, The Presentation of Self in Everyday Life (New York: Doubleday, 1959),
pp. 1-16: "Introduction".
・クリフォード・ギアーツ『ローカル・ノレッジ--解釈人類学論集』梶原景昭ほか訳(岩
波書店、1991)、31-62 頁:第1章「薄れゆくジャンル――社会思想の再成形」 中央学 3F
389.04||G
Clifford Geertz, "Blurred genres: the refiguration of social thought", in Performance:
Critical Concepts, vol. 1: 1.3 "Disciplinary actions". [Source: The American Scholar 49(2)(1979):
165-179; Clifford Geertz, Local Knowledge: Further Essays in Interpretative Anthropology, 3rd.
edition (n. p. : Basic Books, 1983), pp. 19-35. ]
9
・マイケル・タウシッグ「侵犯 transgression」
、マーク・C・テイラー編『宗教学必須用語
辞典22』奥山倫明監訳(刀水書房、2008)337-360 頁。Michael Taussig, "Transgression", in
Critical Terms for Religious Studies, ed. Mark C. Taylor (Chicago and London: The Univ. of
Chicago Press, 1998), pp. 349-64. (参考)ピーター・ストリブラス, アロン・ホワイト『境
界侵犯:その詩学と政治学』本橋哲也訳(ありな書房 , 1995)
、Peter Stallybrass and Allon White,
The Politics and Poetics of Transgression (London: Methuen, 1986), pp. 171-90: "Bourgeois
hysteria and the carnivalesque". [The Cultural Studies Reader, ed. Simon During にも所収]、中央学、
中央図、情報言語、902.05//St
・キャサリン・ベル「パフォーマンス」
、マーク・C・テイラー編『宗教学必須用語辞典2
2』奥山倫明監訳(刀水書房、2008)434-459 頁。Catherine Bell, "Performance", in Critical Terms
for Religious Studies, ed. Mark C. Taylor (Chicago and London: The Univ. of Chicago Press, 1998),
pp. 205-24.
近年のパフォーマンス・アプローチの発展と多様性を語る。
・Philip Auslander, "Liveness: Performance and the Anxiety of Simulation" in Performance and
Cultural Politics, ed. Elin Diamond (London and New York: Routledge, 1996), pp. 198-218.