〒150-6022 東京都渋谷区恵比寿 4-20-3 TEL： 03-3443-3717 FAX： 03-3443-3263 URL： http://www.nikkiso.co.jp Press Information 2015 年 9 月 15 日見出しインダストリアル事業の生産体制見直し～グローバルベースでの最適な生産体制再構築と東村山製作所の再編実施～要旨日機装株式会社のインダストリアル事業本部は、事業の中期戦略の一環として、現在の東村山製作所を中心とした生産体制を見直し、グローバルベースでの最適な生産体制に再構築することを決定しました。この再構築の実施により東村山製作所での生産は、国内市場向けが中心になることから、将来見込まれる生産内容に応じた工場へ変革していきます。また、全社での東村山製作所の資産の有効活用も進めます。背景・目的インダストリアル事業本部の生産拠点としては、日機装ブランドのポンプ・システム製品の主力生産拠点である東村山製作所と、LEWA ブランドのポンプ・システム製品の主力生産拠点であるドイツ・レオンベルク市の LEWA 工場があります。今回抜本的な生産体制の見直しをするのは、東村山製作所を中心とした日機装ブランドのポンプ・システム製品（以下、「日機装製品」）になります。従来、日機装製品は、国内向けに加えて、中国を除く海外向けについても、東村山製作所で生産、出荷してきましたが、足元では、クライオジェニックポンプは米国への生産移管を推進しているほか、水質調整システム製品や電子部品製造装置などのファブレス化（製造外注化）などの施策を計画、実施しています。今回の生産体制見直しにおいては、東村山製作所の主力製品であるキャンドモータポンプ（ノンシールポンプ）および往復動ポンプ（ミルフローポンプ）を対象に実施するものです。東村山製作所での生産は、主に国内向けに限定し、海外向けについては日機装グループの海外拠点のうち最終仕向地に近い場所で生産するものとし、グローバルベースでの生産の最適化を図ります。この生産体制再構築により、東村山製作所の生産ラインの適正化や、高付加価値作業へ重点を置くなど生産内容の見直し作業を進め、品質、納期を維持しながらも生産性の向上も図っていきます。また、東村山製作所は、キャンドモータポンプをはじめとした日機装製品のエンジニアリングセンターとしての機能強化も図っていきます。再編に伴う業績への影響・期待される効果日機装グループは、現在 2017 年度を最終年度とする中期経営計画「日機装ビジョン 2018」のもとで、技術力を成長の源泉とした「強固な利益体質」の企業を目指して様々な施策を計画、実行しています。今回の再編についても、インダストリアル事業における日機装製品の収益性を抜本的に改善するための施策の一環として位置付けています。具体的には、東村山製作所の生産体制を、日本市場向け製品の製造に特化し、付加価値の高いコンポーネント製作作業・ポンプ組立・試験検査にリソースを集中させます。また、海外市場向け製品は、日機装グループの海外拠点を活用することにより、原材料価格や製造固定費の低減と短納期対応を目指していきます。航空宇宙事業の東村山製作所活用東村山製作所の生産体制見直しにより発生が見込まれる余剰スペースについては、航空宇宙事業本部が量産を準備している航空機部品の製造工場として活用していきます。以上本件に関するお問い合わせ先日機装株式会社経営企画部企画第二グループ TEL：03-3443-3717（直通）