記憶… 最後の中体連から 札幌市立明園中学校

学校だより
第3号
平成27年6月19日 発行
札幌市立明園中学校
記憶…
最後の中体連から
教頭
長 内
康 志
バスケットのコートに響く試合終了のホイッスル。「終わった…」そんな思いが込み上げてきた。
「何とか優勝するぞ!」仲間と心に誓った最後の中体連。1 年の時に優勝の喜びを味わい、2年では準優勝ながら全市大会に
は駒を進めることができず、悔し涙を流し「来年は頼むな…。」とバトンを渡された…。新チームの目標が定まった瞬間であっ
た。
猛練習をした記憶はあるけれど、つらかったという記憶は残っていないのです。とにかく目標達成のために必死に取り組んだ
ので、つらさを感じる暇がなかったのかもしれません。迎えた決戦の日、準決勝の対戦相手は当時、全市大会でも常に上位入賞
の強豪のK中学校。観客もK中学校が大差で勝ちあがるだろうと感じていたはずですが、展開は予想外のシーソーゲーム。観客
もプレーに一喜一憂して、体育館は熱気むんむん。何度も気持ちがめげそうになりましたが、「観客の声援に後押しされる」状
態をこの時初めて知り、自分の力以上の力を出せることを経験したのです。
最終的に試合には力及ばず、僅差で敗れました。でも、観客の割れんばかりの声援や自分たちのプレー、試合がどのような展
開だったのかなど、中学校を卒業して 30 年以上経った今でも鮮明に覚えています。「負けて悔いなし…」有難い経験をさせて
くれた同期の仲間とチーム、そして土日の練習試合にはいつも「おにぎり」と「タッパに入ったおかず」を朝早くから準備して
くれた母には感謝しています。
長々と自身のことを書いてしまいましたが、いよいよ 3 年生は最後の、1 年生は初めての中体連が始まります。立場で想いは
違うはずですが、「できるだけ多く試合をし、勝ち進みたい。」という思いは一緒です。「様々な方への感謝と仲間の想いを共
有し、悔いの残らぬプレーで一生の宝物を見つけ欲しい。」これが私から皆さんに捧げる言葉です。
保護者の皆様には日頃から本校の部活動に対し、御理解と御協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。今後とも御
支援をよろしくお願いいたします。
また、時節柄何かと御多用のこととは存じますが、試合会場へ足をお運びいただいて、あたたかな声援を送っていただけない
でしょうか。皆様の多くの声援が子どもたちのエネルギーとなり、素晴らしいプレーに繋がります。皆様の応援を心からお願い
いたします。
選手権大会会場(応援についてはご家族のみとなっていますのでお知りおきください。)
種目名
会
平岡緑中学校
清田区平岡公園東 9-11-1
札幌中学校
東区伏古8条1丁目
明園中学校
東区北 22 条東 12丁目
試合日程など
【ブロック予選】
7月11日(土)米里中・八軒中・札苗中・稲積中のいずれかと対戦
12日(日)1日目の結果によるトーナメント戦
【全市トーナメント2回戦】
7月11日(土) 14:20~対 栄中学校・南ヶ丘中学校の勝者
【全市トーナメント2回戦】
7月11日(土) 11:40~対 札幌中学校
【地区予選】
7月4日(土)、5日(日) 9:30~ 団体戦・個人戦
バレーボール女子
米里中学校
白石区米里 1 条 4 丁目 5-1
市内の球場
※昨年度と変更
【北地区Aブロック予選】
6月27日(土) 12:30~
サッカー
札苗北中学校
東区東苗穂 10 条 3 丁目
ソフトボール
北都中学校
白石区川下 749 番地 56
【ブロック予選】
7月4日(土) 15:00~ 対 北栄中学校
【全市予選リーグ】
7月4日(土) 1回戦 11:00~ 対 もみじ台南中学校
2回戦 13:10~ 対 北都中学校
【全市順位決定戦トーナメント】
7月5日(日) 予選結果によって対戦相手が決定
【全市大会】
6月20日(土)、 21日(日)
【全市大会】
7月18日(土)個人戦(男女) 7月19日(日)団体戦(女)
【全市大会】
7月4日(土) 男女団体戦、男女個人戦①
7月5日(日) 男女個人戦②
バスケットボール男子
バスケットボール女子
バドミントン男女
野
球
水
泳
剣
道
柔
道
場
札幌市平岸プール
豊平区平岸5条14丁目
中央体育館
中央区大通東 5 丁目 12-13
東白石中学校
白石区南郷通 15 丁目北 4-1
対 篠路中学校
7月の主な予定
23日(木) 体育大会(千歳青葉陸上競技場)
13日(月) 道徳教室
※全校生徒バスにて移動弁当持参・雨天中止(木1~5)
14日(火) 期末懇談(21日まで)
24日(金) 1学期終業式
21日(火) 清掃強化日
夏季休業~8/23(日)
※ジャージ登校
「修学旅行の思い出」
3年 ** **
私は最初、班のメンバーがあまり話したことのない人が多かったので、少し不安を感じていましたが、思っていた以上の楽しい旅
行になったと思いました。1日目は、ほとんどが移動で、すでに疲れぎみだったけれど、盛岡手作り村での絵付け体験や、震災の話
を聞いたりと、初日からとても充実した1日を過ごすことができたと思います。夜はホテル紫苑で入浴や部屋のみんなとおしゃべりし
たりして、話すのが少し苦手だった人とも話すことができました。2日目は、猊鼻渓での舟下り体験に運玉体験。そして平泉での中
尊寺見学。毛越寺での座禅体験など、様々な体験をすることができた1日でした。特に座禅では、静かな雰囲気の中での鳥の声な
どがとても新鮮に感じました。3日目は、小坂康楽館での施設見学と公演見学。そして、昼食には女子はきりたんぽ鍋、男子はみそ
たんぽに分かれてきりたんぽ作り体験。尾去沢鉱山での砂金採り体験、坑道見学など私の中では一番思い出になった1日でした。
康楽館での公演は、もっと長い時間見ていたかったと思えるほどに見とれてしまいました。きりたんぽはみんなで協力して、おいし
いものを作ることができたので良かったです。砂金採り体験は、砂金はあまり採れなかったけれど、天然石をたくさん採ることができ
て良かったです。4日目は、また移動が多かったけれど、萱野高原で長生きのお茶を飲んだり、ワ・ラッセでねぶたを見たりと、最後
まで楽しむことができました。楽しい思い出がたくさ
んできたので良かったのですが、反省すべき点も
あります。例えば、旅行中に気が緩んでしまい、制
限されてしまったことがあったことです。また、しお
りでの仕事の確認が足りず、忘れてしまったことで
す。しかし、3組で決めた「掟」を意識しながら行動
することはできたと思います。この「掟」を普段の学
校生活で生かしていきたいと修学旅行を通じて強
く感じました。
「宿泊学習を終えて」
2年 ** **
宿泊学習を終えて、本当に楽しくたくさんのことを学びました。農業体験では、田んぼに足を入れたときは、下がザラザラしていて
最初入ったときは気持ち悪かったけど、植えるうちに気持ちくなり虫も気にならず、すごく楽しかったです。他にも三田村農園さんで
は様々な体験をさせていただき、たくさんのことを学べました。
ネイパル深川につくと、部屋ごとに分かれて準備した後、食堂に行くのに忘れてしまい、食べる時に時間がすごく少なくあまり食
べれなく残念でした。その後のレクでは、1回目は負けてしまいましたが、2回目に同点となりあっちむいてホイをやり、伊藤さんが1
発で勝ったときはすごくうれしかったです。男子を応援するときも、すごく盛り上がり、本当に楽しかったです。自由時間では、女バ
スでバスケのゲームをして、真剣にやりつつもすごく汗をかき、その後のお風呂がすごくさっぱりしました。
2日目は、1日目の夕食で1番最後だったので早く行くと1番最初でびっくりしました。
ネイパル深川を出たあとのそば作り体験では、いつも食べているそばを粉をこねるとこ
ろから作ってみて、改めて難しく大変だと思いました。そばを切るときも、職人さんは細
いめんをすごく早く切っていて本当にすごかったです。実際にやってみると包丁もす
ごく重く、めんも太くなってしまいました。出来上がったそばを食べるとめんは細い方が
おいしいなと思いました。その後のカヌーでは、何回かボートがひっくり返りそうになっ
たけど、グループで協力しないとだめだなと思いました。バスでは、辺りの人と楽しく会
話することができすごく楽しかったです。
今回の宿泊学習では、いつもの生活じゃ分からない農家さんの苦労さ、友達を応
援したり、協力し合うことで、貴重な体験をさせていただきました。来年の修学旅行にも
生かしていけると良いなと思います。
「野外学習を振り返って」
1 年 ** **
僕たちの野外学習には、「小鳥~大きくはばたけ」という学年スローガンがありました。このスローガンには、「小さいときはみんな
一緒にいるが、大人になると一人で飛び立つ。今は小さいけれど、大きくはばたけるようになろう」という僕たちの思いが込められて
います。この野外学習は、大きくはばたくための大切な「第一歩」だと考えていました。
今回の行事に関わってくれた方々がたくさんいます。買い物活動に協力してくれたコ
ープさっぽろのみなさん、施設を使わせてくれたさとらんどのみなさん、隣のサイトで活
動をしていた新川中学校のみなさん。僕たちはどの人たちにも挨拶やお礼をしっかり言
うことを目標としていたので、それを当日、達成させることができてよかったです。また、
それぞれの場面でマナーや注意事項を守り通しました。小雨が降っていましたが、予定
以上にスムーズに取り組めたのは、計画通りに実行することができたからだと思います。
課題となった「集会時の切り替えの遅さ」は、今後の学校生活でも意識していかなけ
ればなりません。ですが、課題以上に大きな達成感を味わうことができる学年行事となり
ました。