ニュースリリースより JAPAN 設計・製造のシームレスな連携を実現する プラットフォーム開発を目指して 東洋ビジネスエンジニアリングとの合弁でダイバーシンクを設立 グローバル化の進展に伴い、企業は新たなビジネスチャンスの獲得を目指し、競合も激化しています。製造業を取り巻く環 境が大きく変化し、グローバルな顧客ニーズへの迅速かつきめ細かな対応が求められており、その基幹業務とも言える設計 と生産との緊密な連携が課題になっています。 こうした環境の変化に対応するため、図研は製造業向けの生産管理システム製品の開発と販売で豊富な実績を持つ、東洋 ビジネスエンジニアリング株式会社 (B-EN-G) と資本業務提携を結び、合弁で株式会社ダイバーシンクを設立しました。同社 は、当社の製品情報管理システム 『visual BOM』 とB-EN-Gの生産管理システム 『MCFrame』 を連携させて、設計から製造、 販売、 サービスにわたる様々な情報を双方向かつ、 タイムリーに流通させる独自のデジタルソリューションを企画・開発します。 さらに、図研およびB-EN-G双方のお客様に提供していく計画です。 日本のモノづくりを熟知する両社は、 この合弁会社の活動を通じてその知見を共有し、 ワンストップで製造業の競争力強化 会社概要 株式会社ダイバーシンク 設立日 2015年2月10日 本社所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目1番1号 資本金 100百万円 出資比率 株式会社図研 51%、 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 49% 主な事業内容 製造業における設計・製造の効率化・最適化を支援する ソリューションの企画・開発など 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 に貢献できるデジタルソリューションを創造していきます。 設立日 1980年12月20日 合弁会社設立の狙い 住所 東京都千代田区大手町一丁目8番1号 図研 『visual BOM』 ダイバーシンク 東洋ビジネス エンジニアリング 『MCFrame』 代表取締役社長 大澤 正典 資本金 697百万円 売上高 連結 12,235百万円 (2015年3月期) 設計と生産間の「つなぎ」をデジタル化 経営視点の全体最適を実現する新たなソリューション開発へ CORPORATE PROFILE 07 アニュアルレポート2015 主な事業内容 企業経営および情報通信システムのコンサルティング、 コンピュータネットワークの企画および開発、 情報通信システムの企画、開発、販売およびリース 従業員数 連結 526名 (2015年3月末現在) ニュースリリースより JAPAN B2B企業のニーズに対応した 製品・サービス戦略を強化 新製品『DS-2 Expresso』 を3カ月で構築 2014年から本格的に販売を開始した電気設計情報管理システム (PDM) 『 DS-2 Expresso』は、図研がこれまで数多くの プロジェクトでお客様とともに培ってきたノウハウをもとに、 システム機能の各種テンプレートを豊富に用意しました。これに より、 カスタマイズを最小限に抑え、お客様が必要とする機能を短期間で実装できるようになりました。 同年、図研は、 これを株式会社日立産業制御ソリューションズに納入。同社で取り組まれている、電気・機構設計分野におけ る 「部品情報管理」 「 、設計成果物管理・活用」 「 、部品表作成ルール」 の統一において、通常、PDMシステムの構築・導入は半年 から1年かかるところを、3カ月に短縮でき、電気・機構設計領域における設計効率と品質の向上に貢献しました。 今後も、お客様の運用負荷を軽減し、 より早期に投資対効果が期待できる電気設計環境を提供するため、機能強化やサー ビスの拡充につとめ、B2B企業の多様化するニーズに対応していきます。 CORPORATE PROFILE 08 アニュアルレポート2015 ニュースリリースより TAIWAN アジアで『CR-8000 Design Force』 を本格展開 台湾ペガトロン社が 『CR-8000 Design Force』 で 設計・製造受託を開始 多様な製品ポートフォリオや高度な設計技術などで、グローバルに高い評価を得ている台湾ペガトロン社は、2012年に図 研の『CR-8000』を導入。以降、図研では『CR-8000 Design Force』 に長年培った設計・検証・製造ノウハウにもとづいた高 度な自動設計機能を組み込んで技術協力してきました。さらに、米国シリコンバレーの 「Zuken SOZO (創造) Center」 との 協業も進め、いくつかのプロジェクトでリードタイムの短縮、品質向上に顕著な成果を生み出しました。この成果を踏まえ、同 社では『CR-8000』をベースに、 より高品質でスピーディーな設計・製造受託サービスを展開し、 『 CR-8000』を使うアジア・ 日本・米国・欧州の大手エレクトロニクス企業各社からの受注拡大を目指します。 図研は、今後もペガトロンの技術パートナーとして、高品質で効率的な設計環境の構築を通じて同社の設計・製造受託サー ビス事業の拡大に貢献するとともに、 アジアにおける 『CR-8000 Design Force』の販売拡大を目指していきます。 CORPORATE PROFILE 09 アニュアルレポート2015 ニュースリリースより GERMANY 図研の技術チームが欧州次世代自動車開発技術の イノベーション・アワード受賞に貢献 図研が参画するEM4EMが 「2014年のもっとも革新的なプロジェクト」 に選定 電気自動車は、大電流・高電圧で駆動するモーターと、小電力・低電圧で動作するECU (電子制御ユニット) が近接した場所 に共存するため、従来の自動車開発にはなかった新たな課題が発生します。 欧州の重要な電気自動車研究プロジェクトであるEM4EMプロジェクトには、3カ国、17のパートナーが参画して、電気自 動車におけるEMC (電磁両立性) 問題に取り組んでいます。図研は、 ドイツの技術チームが中心となり、ECUのための電源お よびグランドのシステムにおけるEMC関連のモデリングと、 シグナル·インテグリティのシミュレーションの分野で、先進的な 技術コンセプトや知見を提供し、EM4EMプロジェクトで主要な役割を果たしました。 2014年12月、フランス カンヌで開催された欧州ナノエレクトロニクス・フォーラム2014において、本プロジェクトは 「CATRENEイノベーション・アワード」 を受賞、同年に最も革新的だったプロジェクトに選定されました。 今後、 このプロジェクトでの成果を電子設計やワイヤハーネス設計ソリューションに実装することで、次世代の自動車開発 に取り組む世界中のお客様に最適なソリューションを提供していきます。 CORPORATE PROFILE 10 アニュアルレポート2015 CATRENE イノベーション・アワード
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