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<OSSオフィスソフト・フェスタ2015>
OSSオフィスソフト移行における勘所、昨今の傾向と課題とは
2015年7月17日
株式会社 ティー・シー・エフ
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1.はじめに ~ 1.会社紹介 ~
会社紹介
株式会社ティー・シー・エフ(以降、TCF):
TCFについて
創業43年目(社員56名、所在地:東京)
システム開発、BIパッケージ、Google Apps 製品・サービスを提供
アシスト社とは40年来のお付き合い、DataSurfing(WebFOCUE上で稼動する自社開発
BIパッケージ)、WebFOCUES、QlikView、DataSpiderなどの開発で協業
LibreOffice/ApacheOpenOffice(以降、LibreOffice)についてはアシスト社との協業
を中心にノウハウを蓄積
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1.はじめに ~ アジェンダ ~
本日ご説明する内容
当社が携わったLibreOffice移行支援事例についてご紹介します。
また、最近のLibreOffice移行時の傾向や課題をご紹介します。
1.
2.
3.
4.
5.
はじめに
TCF社内のLibreOffice移行
LibreOffice移行支援事例のご紹介
LibreOffice移行の傾向と課題
まとめ
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2. TCF社内のLibreOffice移行
TCFとしてLibreOffice導入目的・方針
・TCFは開発を主体とする会社のため、LibreOffice導入の目的をコスト削減ではなく、ノウハ
蓄積としている。(実際問題、Excel帳票、Excelマクロの開発も多い)
・社内標準ドキュメントは、ODF形式で統一する。
・但し、各プロジェクトにはODFでのドキュメント作成を強要しておらず、原則ドキュメントは
納品先顧客のフォーマットに合わせている。
TCF社の現状
・上記にもある通り、各開発/保守プロジェクトのドキュメント設計書は、お客様側のフォーマ
ットに合わせるためExcelがほとんどとなっているの実情である。
・会社標準ドキュメントについてはODFへ移行を行っている、実施の際は専任の担当をアサ
イン して実施したが、社内に凝った書類はほとんどないため 一旦移行してしまうとフォー
マット は殆ど変わらないためあまり苦労はなかった。
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3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その1~
派遣契約主体のLibreOffice移行支援
<特徴>
コンサル的な支援ではなく、実際にお客様のプロジェクトに参加し主体となって進める
派遣契約を基本とし、業務内容はプロジェクト推進、マクロ移行、ヘルプデスクなど
多岐にわたる上、LibreOffice以外の業務も行う
<実績>
研究機関、SE3名で3か月 (マクロ移行終了後も別案件でサポート契約を継続)
金融業、SE1名 1年間、PG2名3か月
<代表的な移行支援事例(金融業のお客様)>
TCF支援期間:ほぼ1年(事前にお客様にてオフィスソフトの評価検証を実施済)
支援内容
導入展開プロジェクトリーダーの補佐(PMO)
マクロ移行開発、マクロ移行ヘルプデスク
他システム連携管理
ユーザコミュニケーション (イントラ整備他)
運用ルール検討
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3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その2~
導入推進プロジェクト体制図(イメージ)
プロジェクトリーダー
PMO
PC環境
データ移行
配布
マクロ移行
通常端末
他システム連携
特殊端末
ユーザコミュニケーション
運用ルール
トレーニング
コミュニケーション
■プロジェクト体制について■
上図プロジェクトリーダから運用ルールまでの7つの役割がプロジェクトチームの基本
構成となった
社内事情もあり、メンバーは常に入れ替わったが引き継いだり、兼務したりしながらも
役割分担は最後まで維持
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3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その3~
導入推進プロジェクトチーム役割別説明
□プロジェクトリーダ
進捗管理、プロジェクトオーナーとの予算調整
□PMO
事務、書記、他社内チームへの連絡等
□PC環境
主にクライアント環境への影響を調査
□データ移行
マクロ移行 ・・・マクロファイルの LibreOffice への移行管理
他システム連携・・・社内システムへの影響管理
□配布
通常端末・・・配布ツールが利用可能な一般的な端末への配布管理
特殊端末・・・特殊な環境(配布ツール利用不可)へのインストール管理
□ユーザコミュニケーション
トレーニング ・・・社内トレーニングの管理
コミュニケーション ・・・社内報(ニュースレター等)の作成・配布、ナレッジサイト作成
□運用ルール
プロジェクト終了を見越し、運用ルールを策定及び保守運用チームへの引継ぎの準備
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3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その4~
本番1ヵ月前
移行・習熟期間
並行本番期間
① LibreOffice
インストール
②
拡張子変更
(新)MS-Office
(新)MS-Office
(新)MS-Office
希望者集計
希望者再集計
インストール
TCFマクロ移行開発 特別マクロヘルプデスク
アシスト社 ヘルプデスク
ヘルプデスク (3,000)
ヘルプデスク(250)
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移行当日
本番
(旧)MS-Office
アンインストール
3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その5~
マイルストーン詳細
① LibreOfficeインストール/拡張子関連付け/MS-Officeアンインストール
・LibreOffice を全てのクライアントPCにインストール
・MS-Officeで作成されたファイルの関連付けを変更、LibreOffice で起動させる
・MS-Officeをアンインストール、但し、MS-AccessとOutlookはそのまま残す
② (新)MS-Office希望者集計/(新)MS-Office希望者再集計/(新)MS-Officeインストール
・希望者に限り、特別に(新)MS-Officeのインストールを行う(許可制)
・部署別希望ライセンス数の再集計時に問題が発生
初回集計時に充足していたはずのライセンス数が、再集計時は大幅に不足する事態に
試行錯誤しながら、ライセンス数の抑制に奔走
1.再度インストールルールを徹底、必須の場合のみインストール可であることを周知
2.初回集計時より希望ライセンスを減らしてくれた部署は優先的にインストール
3.追加ルール、PC2台以上の保持者は1台にのみインストール可能
4.Excelセレクトライセンスに移動してくれる方を募集
5.最終的にプロジェクトオーナー(部門責任者)より、他部門責任者に依頼し各部門責任者から
削減を依頼していただく
6.最終的に不足したライセンス(約30)を追加購入
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3. LibreOffice移行支援事例のご紹介 ~その6~
請負主体のLibreOfficeマクロ/文書移行業務
<特徴>
請負契約でマクロ/文書の移行を行う
異なるツール間での移行になるため、前提条件とテスト方針の事前取り決めが重要
<実績>
自治体、IT業、製造業
移行支援事例からの傾向
業種、企業の大小によってWord、Excel、PowerPointの利用率が異なる
企業によってそれぞれ独自のオフィス文化を持っていることがほとんど
(例アイコンの使い方やカメラ機能の利用など)
特に、PowerPointを多用しているお客様はオフィス系ドキュメントへの依存が高く
移行が難しいと予想される
Excelマクロについては、複雑なマクロの存在も問題となるが、作成仕様を知っている
ユーザが異動/退職しているケースもあり、移行対象はなるべく厳選する必要がある
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4. LibreOffice移行の傾向と課題
統計情報を取った訳ではありませんが、LibreOffice関連ビジネスを進めていく中で日々感じ
る傾向と課題についてご説明します。
変わる傾向
調査、評価からの問合せが減少
導入、展開してからの問合せが増加
変わらない傾向
企業<自治体
関東<関西
変わる課題
Google Apps for Workとの連携
(LibreOffice検討企業で、Office365
への移行を候補に入れるケースは少
ない)
現時点で、googleドライブへの全面
移管は困難との判断?
変わらない課題
MS-OfficeXP/2003からの移行がメイ
ン(特にXPは、「完成版」メモリ負荷
が少ないため低スペックPCで動作)
エンドユーザへのメリット訴求の難し
さ(コストダウンの恩恵は届かない、
キッティング時に移行できないと苦し
い)
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5.まとめ
LibreOffice関連ビジネスを取り巻く状況
タブレット、クラウド、仮想端末などのキーワードを絡めた働き方の見直しを進めるニーズは
強まっており、LibreOfficeについてもポストMS-Officeというよりは、働き方の見直しを進め
る上での一要素という位置付けになってきていると感じます。
しかしながら、実際問題として仮想環境はコスト面で、Google Apps for Workは機能的な面
で決定打になりえていないの実情のようです。
上記の課題を補完するツールとして、LibreOfficeは今後もオフィスツールとして重要な位置
付けであり続けると考えています。
LibreOffice関連ビジネスの展望と課題
TCFとしては、マクロ移行開発ノウハウをベースとしながら、時間契約・派遣契約ビジネスを
増やしていきたいと考えています。
マクロ移行については Excel→Calcをベースとしながらも、こだわらず最適なツールを提案し
ていきたいと考えています。
(課題)
日々新しくなるLibreOfficeの情報を定期的に蓄積する仕組みが必要と考えています。
MS-Office2010/2013との互換情報とともに、Googleドライブとの互換情報も必要と考えて
います。
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ありがとうございました。 m(_ _)m
株式会社 ティー・シー・エフ
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担当:小山