CASE STUDY | 株式会社 計測技術研究所 様 収録可能時間が約6倍に。Fixstars SSDで 高精細映像(4K/8K)の長時間収録を実現! 株式会社計測技術研究所( 以下、計測技術研究所 )は、4K 映像 POINT の非圧縮収録を可能とするレコーダー「UDR-N50A」のメディア パックに、フィックスターズの「Fixstars SSD-3000M」を採用し ました。従来の 6 倍となる18TB の記録メディアを搭載した UDRN50A では、4K/8K 映像の長時間収録を実現。それまで30 分 4K/60p の非圧縮収録で約 3 時間の長時間記録 再生を実現 映像のコマ落ちがなく安定した読み込み・書き 込み性能を発揮 高精細映像の長時間収録を求める医療機関から の引き合いが増加 だった収録可能時間を約 3 時間に伸ばすことに成功しました。 USER PROFILE ■ ハイスピード・高信頼性・大容量を実現したい 計測技術研究所は、 「パワーウェア」と 「ビジュアルウェア」の 2 つの事業分野を軸 にビジネスを展開する電子機器メーカーです。カーエレクトロニクスやスマートグ リッド、スイッチング電源・電子部品などの計測器・電源関連機器に加え、非圧縮 レコーダーや信号変換装置などの映像機器の開発・製造・販売を手掛けていま す。同社のモットーは、事業活動と地球環境の保全を両立し、自社の製品および サービスを通して持続可能な社会の実現に貢献すること。創業から40 年以上に わたって培ってきた技術力・開発力を武器に、付加価値の高い製品・サービスを 創出し続けています。 映像分野を手掛けるビジュアルウェア事業部において、主力製品の 1 つとなって 株式会社 計測技術研究所 http://www.keisoku.co.jp/ 1973 年の創業以来、人々や社会の生活基盤を支えるパ ワーエレクトロニクス分野と人々の生活を豊かにする映 像分野の2つの事業分野を中心として、開発力と独自性 いるのが、非圧縮レコーダーの「UDRシリーズ」です。同シリーズの特長は、独自 の高速・非圧縮技術によりさまざまな映像データを、品質を損なうことなく記録で きること。カメラなどの撮像デバイス開発や、圧縮アルゴリズム開発のシミュレー タ、表示デバイスの標準動画再生装置などのさまざまな用途で利用されています。 を活かした製品を生み出しています。全ての価値観が急 速に変化していくいま、40 余年に亘り培った揺るぎない 技術と経験でその変化に真摯に向き合い、創造性を感じ 中でも、ハイスピード・高信頼性・大容量を志向した最新の「UDR-N50A」は、高 させる付加価値が高い製品とサービスを提供しています。 精細な映像の長時間記録再生が可能で、4K/8K への投資意欲を高める企業・組 本社所在地 〒224-0037 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南 2-12-2 織の大きな注目を集めています。UDR-N50A のメディアパックとして同社が採用 しているのが、フィックスターズの「Fixstars SSD-3000M」です。 ■ 圧倒的な大容量と安定した シーケンシャルアクセス性能が採用の決め手 ビジュアルウェア事業部では、 「8K 企業になる」をスローガンに掲げ、4K/8K 対 応製品・サービスラインナップの充実を図ってきました。その一環として取り組ん 4K/60p 非圧縮レコーダー「UDR-N50A」 できたのが、UDR-N50A に搭載する記録メディアの容量不足を解消するプロジェ クトです。 CASE STUDY | 株式会社 計測技術研究所 様 た。加えて、リード最大 540MB/s、ライト最大 520MB/s の安定し 4K、8K へと高精細化が進む中、 記録メディアが果たす役割は大きい たシーケンシャルアクセスを実現する性能は、4K/8K 市場を開拓し ていく上での大きな武器になっています。 取締役 ビジュアルウェア事業部長 現在、Fixstars SSD を搭載するUDR-N50A は、何よりも品質、つま 竹村 広一郎 氏 り高精細な映像の長時間収録や書き込みの安定性を求める医療機 関からの引き合いが中心です。具体的に、主要な顧客となっている 計測技術研究所 ビジュアルウェア事業部長 竹村広一郎氏は、 「フ 医療機関においてUDR-N50A は、院内カンファレンス、および学会 ルハイビジョン映像の 4 倍の画素数を有する4K 映像では、撮影、 発表などに用いる手術映像の収録メディアとして利用されています。 編集などのワークフロー全般で扱わなくてはならないデータ量が飛 躍的に増大します。ところが、従来の UDR-N50A は記録メディア の容量不足により、4K 映像の記録可能時間はせいぜい 30 分。長 時間の収録再生が求められる映像制作現場において実用に耐えう る記録メディアを備えていませんでした。フルハイビジョンから4K、 8K へと映像世界の高精細化が進む中で、圧倒的な大容量と安定し た性能を誇る記録メディアが求められたのです」 と語ります。 Fixstars SSD こそ、私たちが 求めていた理想の記録メディアです ビジュアルウェア事業部 技術スペシャリスト 村上 祐二 氏 そこで同社は 2014 年 5 月、4K/8K 映像の長時間収録に対応でき 竹村氏は、 「医療現場では、高精細な患部拡大映像を使って詳細な る記録メディアの選定に乗り出しました。容量はもちろん、書き込 診療協議を行ったり、施術者が見ているリアルタイム映像をもとに み・読み込みのスピードや安定性、耐久性などのさまざまな項目で 診療支援を行ったりします。高解像度で色再現性の高い映像を長時 検討を重ねた結果、Fixstars SSD の採用に至りました。 間にわたって収録できるUDR-N50A により、医療市場を新たに開 拓できたのは大きな成果です」 と語ります。 計測技術研究所 ビジュアルウェア事業部 技術スペシャリスト 村上 祐二氏は、 「Fixstars SSD は、2.5インチというコンパクトで扱いや 計測技術研究所の重要なミッションは、高精細な 4K/8K 映像の制 すい規格で3TB の圧倒的な大容量を実現しています。また、独自 作ワークフローを改善・効率化するソリューションをいち早く展開し のソフトウェア制御により経年による性能低下を防ぎ、連続して使 ていくことです。総務省が 2020 年の東京五輪に向け、4K/8K 放送 用してもコマ落ちなく一定の読み込み・書き込み性能を維持できる の視聴環境を整備する中で、映像世界における高解像度化の流れ 設計になっています。すべての要件をクリアした製品は、Fixstars は今後さらに加速すると予想されるためです。 SSDをおいてほかにありませんでした」 と話します。 竹村氏は、 「Fixstars SSD を搭載するUDR-N50A は、2 時間を超 そして、厳格な機能試験や信用性テストを繰り返し、Fixstars SSD えるスポーツの収録現場などでの活用も見込まれます。実績を積み の性能を細かく確認。実際に、書き込みを繰り返してもパフォーマ 上げて価値の所在を正確に見極め、製品・サービス開発にフィード ンスの低下は一切見られませんでした。同社は 2015 年 3 月末より、 バックすることで、8Kをリードする企業を目指します」 と話しました。 Fixstars SSDを搭載した UDR-N50A の出荷を開始しました。 ■ 手術映像の収録メディアとして 医療機関の引き合いが増加 計測技術研究所は、UDR-N50A のメディアパックに Fixstars SSD を採用したことで従来の 6 倍となる18TB の記録メディアを搭載し、 Fixstars SSDシリーズ Fixstars SSD は、ギガバイトクラ スが 主流の 2.5”SSD において、 最大 6TB の大容量化を実現。さら に独自のソフトウェア制御により、 高速かつ安定的なシーケンシャル アクセスを可能にしています。 4K/60p の非圧縮収録で約 3 時間の長時間記録再生を実現しまし お問い合わせ 株式会社フィックスターズ http://www.fixstars.com/ 〒141-0032 東京都品川区大崎 1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー 18 階 TEL:03-6420-0751(平日 10:00 ~ 18:00) E-mail:[email protected]
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