連携 Vol.35 平成27年4月発行(PDF:1129KB)

2015.April
35
Renkei
vol.
平成27年4月発行
国家公務員共済組合連合会
東北公済病院
公益財団法人 日本医療機能評価機構認定第JC61-3号
東北公済病院
東北
東
〒980-0803
〒980
0
仙台市青葉区国分町2丁目3-11
TE L 022
02 -227-2211(代表)FAX 022-263-8069
TEL
東北公済病院宮城野分院
〒983-0833 仙台市宮城野区東仙台4丁目16-1
TEL 022-293-7711(代表)FAX 022-295-9189
http://www.tohokukosai.com/
htt
tp
p
とうほくこうさい
「涌谷城」
撮影:東北公済病院 診療部次長 田野口 孝二
連絡先/東北公済病院
地域医療連携センター
TEL 022-227-2353(直通) FAX 022-264-4181(直通)
受付時間/月∼金 8時30分∼17時15分まで
(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)
TOHOKU KOSAI
新任医師紹介
ウツノミヤ
キョウコ
ショウジ
①職種 ②出身地 ③出身校 ④趣味
ミキ
ヤマダ
シゲユキ
キタムカイ
オサム
タケダ
アツシ
宇都宮 恭子
庄司 未樹
山田 成幸
北向 修
武田 睦
(平成8年卒)
(平成20年卒)
(平成8年卒)
(平成8年卒)
(平成7年卒)
①内科医長
②東京都
③東北大学
④読書、映画観賞、
テニス
ワタナベ
マリア
①形成外科医師
②宮城県
③弘前大学
④旅行、海外ドラマ
イゲタ
サオリ
①泌尿器科統括部長
②兵庫県
③東北大学
④サッカー、温泉旅行
オオトシ
①循環器内科医長
②青森県
③旭川医科大学
④スノーケリング
アキヒラ
ルリ
オオバ
①形成外科部長
②山形県
③秋田大学
④音楽、映画鑑賞
カサハラ
ショウコ
渡邊 マリア
井ヶ田 小緒里
大歳 晃平
大塲 瑠璃
笠原 祥子
(平成18年卒)
(平成23年卒)
(平成5年卒)
(平成21年卒)
(平成25年卒)
①産婦人科医師
②千葉県
③東北大学
④ジョギング
①産婦人科医師
②東京都八王子市
③福井大学
④ウォーキング、 食べること
①内科医師
②兵庫県
③東京大学
④
①麻酔科医師
②宮城県
③秋田大学
④旅行、音楽
■時短簡単褥瘡の食事の工夫
第3回 看護連携のつどい
無記入 5%
あまり
良くなかった 1%
①産婦人科医師
②東京都
③順天堂大学
④舞台鑑賞
■やってみよう褥瘡対策と
ドレッシングの使い方
無記入 3%
あまり
良くなかった 1%
ふつう 12%
2月25日、褥瘡をテーマに、管理栄養士と褥瘡対策専従看護師からの
ふつう 16%
講義と実習の二部構成で開催しました。皮膚保護剤の剥がし方を実際に
とても
よかった 38%
体験したことで、今後の褥瘡ケアに活用できるとの意見や、栄養補助食
品の試食で味や形態を確認でき参考になった、との声が聞かれました。
とても
よかった 48%
まあまあ
よかった 44%
まあまあ
よかった 32%
当日は、103名の多くの参加をいただき、褥瘡への関心の高さ、看護の
連携、継続の必要性を改めて感じることができました。来年度も開催を
予定しております。看護師の皆様の参加をお待ちしております。
Renkei
アンケート集計の内訳 参加103名
[病院/29、診療所/5、訪問看護/9、老健施設/19、その他/18]
HOSPITAL
海外留学研修報告 コロンビア大学研修記
国家公務員共済組合連合会
国家公務員共済組合連合会
東北公済病院
東北公済病院
研修医
佐伯 澄人
2014年12月、宮城県医師育成機構主催の『宮城県・福島県研修医海外研修』が行われました。この研修は東日本大震災後に
被災地の研修医が米国の医療を体験することで、よりグローバルな観点から未来の医療を考えられるようにと、里見進東北大学
総長が発案し、NPO法人QOLの常盤一之先生が米国日本人医師会の3人の先生との間の橋渡しを行い実現されたものです。今回
で5回目の開催となりました。
私はコロンビア大学循環器内科の本間先生の教室で1週間の研修をさせて頂きました。将来の志望科は乳腺外科ですが、乳癌治
療における化学療法において薬剤性の心不全は重要な副作用の一つであり、関連科として興味のある分野のため希望させて頂き
ました。この研修を通して学んだこと、感じたこと、気づいたことについていくつかご紹介させて頂きたいと思います。
●日本の研修医と米国のresidentの比較
●コロンビア大学で活躍する日本の医師
病態生理学の理解はほぼ変わらないと思いましたが、それ
循環器内科の本間先生をはじめ、心臓血管外科の中先生、
ぞれの症例への知識の応用力、論理的思考、患者との密接な
移植外科の加藤先生は現地の医師だけでなく看護師等あらゆ
関わりは研修医として見習う点が多いと思いました。末梢ラ
るスタッフの信頼を集め活躍しており、彼らには医療に対す
イン確保、挿管、心カテにおける基本手技は公済病院研修医
る考えの違いはあれど、哲学があり、それは日本であまり感
のほうが、1年目residentと比較し勝っているように思いま
じることのできないものでした。
した。
●乳腺外科の手術
●日本の研修医、指導医の関係と米国の
resident、fellowの関係の比較
東北公済病院では見たことのなかった術中放射線療法を乳
日本において、研修医と指導医の関係は病院によって全く
す。切除範囲を縮小し、術後に放射線補助療法を省略できる
異なるかと思います。一般に、日本の研修医は受け身的で、
可能性があるそうです。
腺外科のChen教授の手術では見ることができ興味深かったで
教育プログラムに守られていることが多いと思われますが、
米国のresidentはfellowと対等に議論し、治療方針を決定し
●英語力について
ているようでした。意思、主張が重要であると感じました。
technical termについては違和感なく理解できましたが、
略語については何度か聞かないと理解できませんでした。自
らdiscussionに参加するためには医学英語の表現方法をいく
つかマスターする必要があると感じました。
総じて感じたことはみな積極的であると言う点です。積極
性とリーダーシップは必ずしも相関しませんが、積極性のな
い医師に活躍の場は少ないように感じました。その点は日本
よりシビアであり、見学者の立場であっても例外ではないと
思いました。今後の研修に活かしていきたいと思います。
第10回 東北公済病院 産婦人科連携の会
2月4日、第10回東北公済病院産婦人科連携の会が開催されました。
仙台市やその近郊から登録医の先生方31人にご参加いただきました。
産婦人科の診療報告に引き続き、分娩予約をする際に必要な手術の統一など活発な意見
交換が行われ、大変有意義な会になりました。
国分町市民大学健康講座
2月28日第11回東北公済病院 国分町市民大学健康講座「もしも、
私が乳がんと言われたら」をテーマに当院アメニティーホールで開
催されました。甘利乳腺外科部長の「もっと気軽に乳がん検診」他
2題の講演があり、当日は119名の方が熱心に耳を傾けていました。
学会発表
年月日
学 会 名
H27年2月7日 日本消化器病学会東北支部例会
演 題
副部USで発見された小腸間膜デスモイド型
線維腫症の一例
場 所
発表者
仙台市
真竹 一徳
H27年2月7日 日本消化器病学会東北支部例会
PBCに合併した肝細胞癌発症例の検討
仙台市
高山 歳三
H27年2月7日 日本消化器病学会東北支部例会
乳がん術前後化学療法中に出現するNAFLDに
対する内科的介入の現状
仙台市
大友 泰裕
H27年2月21日 日本内科学会東北支部東北地方会
眼内炎を契機に診断された感染性心内膜炎の1例
仙台市
狩野 太郎
H27年2月21日 日本内科学会東北支部東北地方会
HBs抗原消失後に発生した肝細胞癌の症例
仙台市
大歳 晃平
H27年2月21日 日本内科学会東北支部東北地方会
アミオダロン投与後急激にSIADH、甲状腺機能
低下症、間質性肺炎を発症した1例
仙台市
佐伯 澄人
Ⅱ号館だより
現在、地下躯体工事中です。
お知らせ(今後の予定)
○6月24日、第14回国分町プライマリケア連携の会を開催します。
○7月1日、連携のつどいを開催します。
○11月1日、連携の会ゴルフコンペを開催します。
編集
発行
東北公済病院 広報委員会
委員長:田野口 孝二
委 員:岸本 光司、清野 広人、安藤 美佳子、佐藤 有紀、
小林 沙江、金子 幸司、庄子 唯浩、五十嵐 壮太
本誌はUD書体を使用して分かりやすく、
読みやすさに配慮しています。