(PDFファイルを開きます)グループマネジメント

ハイライト
Top Message
中期経営計画のいま
JALグループのCSR
連結子会社一覧/ JALグループ路線図
中期経営計画:重要な取り組み課題 ❹
グループマネジメント
JALフィロソフィの浸透、部門別採算制度のグループ会社への展開により、グループ全社員の経営参画を促すとともに、
各社の自立的かつ健全な経営の確立と、高い生産性と利益水準の実現を目指します。
JALフィロソフィ
部門別採算制度
私たちには、JAL の商品やサービスに携わる全員がもつべ
部門別採算制度については、2011 年度から 2015 年度末
き意識・価値観・考え方として、JAL フィロソフィがありま
までに、グループ航空会社、旅客ハンドリング会社、グラン
す。JAL フィロソフィについて理解を深め、共通の判断基準
ドハンドリング会社、貨物ハンドリング会社、整備会社、旅
として日々実践することで、JAL グループ全社員が心をひと
行・販売系関連会社など、主要連結子会社 35 社への導入を
つにして信頼し合える仲間となります。
目標とし、グループへの展開を進めています。
JAL フィロソフィを浸透させるために、役員・社員など役
2014 年度には新たに 6 社への導入を行い、導入会社は合
職にかかわらず、国内・世界各地の JAL の翼を支える全員を
計 25 社となりました。また、導入済みの会社間で改善事例
対象とした「JAL フィロソフィ教育」を継続的に実施してい
や運用面での課題の共有を行い、各社の制度の改善、浸透に
ます。また、職場の垣根を越えて部門横断的に教育を実施す
取り組みました。グループ会社への展開が進むなか、導入各
ることで相互理解を深めています。
社においても収支に対する社員の意識の変化、業務プロセス
JAL フィロソフィ教育のファシリテーターは運航、客室、
の改善に結びつく社員の自主的な創意工夫の活発化などの効
整備、空港、営業など各職場から集まったメンバーで編成さ
果が表れ、各社の自立的かつ健全な経営を確立、高い生産性
れています。年 4 回の JAL フィロソフィ教育の教材制作およ
と利益水準の実現に寄与しています。
び東京地区における教育を担当しており、時には国内各地を
2015 年度は引き続き、グループ会社への部門別採算制度
訪問し出張教育を実施しています。米国、欧州、アジア・オ
導入を推進し、グループ社員一人ひとりが「売上最大、経費
セアニア、中国の各地区では、現地ファシリテーターが日本
最小」を意識して経営に参画する強固な組織運営体制の構築
語・英語の教材を用いて教育を実施しています。
を目指します。
JAL グループ社員の一人ひとりが、JAL フィロソフィ教育
や自主的な勉強会などを通し、JAL フィロソフィを学び、理
解し、実践に努めています。これにより、お客さまに最高の
サービスを提供し、企業価値を高め社会の進歩発展に貢献し
ていくことができると考えています。
部門別採算制度 導入社数の推移
(累計)
(社)
40
35
30
19
20
10
10
0
25
1
2011
2012
2013
2014
(年度末)
2015
(目標社数)
海外地区ファシリテーターへのJALフィロソフィ研修
JAL REPORT 2015
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