一人ひとりの子どもが、「民主的な主体」として育つ 教育実践の「物語」

一人ひとりの子どもが、
「民主的な主体」
として育つ
教育実践の「物語」―公教育の再生へ
ストーリー
今後の日本における教育改革に重要な問題を提起し、
公教育実践のあり方に関する考察を深める上で非常に重要な示唆を与える一冊!
マイケル・W・アップル、ジェームズ・A・ビーン【編】
澤田 稔【訳】
第2版
A5判/並製本/横組/300頁
定価2,100円(本体2,000円+税)
送料 290円
※定価は5%税込価格です。
本書について ∼訳者解説より∼
◆ 本書は、M. W. Apple and J. A. Beane eds. Democratic Schools: Lessons in Powerful Education, 2nd ed, Portsmouth, NH: Heinemann,
2007. の全訳である。
この原著は、アメリカ合衆国において、民主主義的理念に根ざした5つの進歩主義的教育実践事例を扱った、実践家自身による
論考を中心に編纂された実践論文集である。ここに書かれた諸実践は、同国でも簡単に見つかるものではなく、まったく卓越した
事例であり、これらを「アメリカの学校教育」などと安易に一般化して語ることはできない。
◆ 本書第2版には、初版に含まれていなかった章が新たに加えられ、章の構成も変更されている。新たな章以外の各章のもととなる
文章は、すべて初版にも収められていたが、編著者アップルとビーンによる第1章と第7章にも若干の加筆修正が施されているほか、
教育実践を論じた諸章(第2・4・5・6章)には、初版にはなかった相当量の文章が最終節として加筆されている。この加筆部分
は、初版時に収められた実践論文を、およそ 10 年後から振り返るという内容で、すでに学校の姿が当時の面影を残していなかった
り、執筆者が学校を去ったり退職したりしているといった変化を経た上でのセルフ・レヴューともいうべきものとなっている。
◆ すべての実践事例が公立学校におけるもので、第2、3章は小学校、第4章はミドルスクール、第5章は職業高校、第6章は中
等学校(中高一貫校)という構成で、第2、5、6章は学校全体での取組、第3、4章は学校全体ではなく、あるクラスでの取組
が描かれている。
◆ 各ページの訳注や巻末の訳者解説により、本書の内容が、アメリカ合衆国における学校教育や社会状況に不案内な読者にも可能
な限り明確に理解されるよう配慮されている。
株式会社
http://www.sophia.ac.jp/
主要
目次
第2版への序文
第 1 章 なぜ、
いま、
デモクラティック・スクールなのか
ラ・エスクエラ・フラトニー
ジェームズ・ビーン、
マイケル・アップル
ジャー ニ ー
第 2 章 フラトニー小学校 :民主主義への大いなる旅路
ボブ・ピーターソン
第 3 章 「『気持ち』
わかってくれてんじゃん」
:カブリニ・グリーンにおける民主主義とカリキュラム
ブライアン・D・シュルツ
第 4 章 このクラスの雰囲気が私たちを特別な存在にした
バーバラ・L・ブロドハーゲン
第 5 章 作業訓練場を越えて :職業教育の再生
ラリー・ローゼンストック、
エイドゥリア・スタインバーグ
第 6 章 セントラル・パーク・イースト中等学校 :困難なのは実現することだ
デボラ・マイヤー、
ポール・シュワルツ
第 7 章 デモクラティック・スクールから得た教訓
マイケル・アップル、
ジェームズ・ビーン
参考文献 / 訳者解説 / 索 引 訳者
澤田 稔(さわだ みのる)
バーバラ・L・ブロドハーゲン
(Barbara L. Brodhagen)
元マーケット・ミドルスクール、シャーマン・ミドルスクール教員。
上智大学総合人間科学部教員(教職課程担当)
1962 年、京都生まれ。名古屋大学教育学部卒業。同大学院国際
開発研究科博士課程単位取得満期退学。
2009 年より現職。専攻は教育学(カリキュラム・教育方法論)。
ラリー・ローゼンストック(Larry Rosenstock)
リンジ工芸高校校長を務めた後、サンディエゴのチャーター・
スクール、ハイ・テック・ハイ最高責任者。
編著者・各章執筆者
編著者・各章執筆者
マイケル・W・アップル(Michael W. Apple)
1942 年生まれ。アメリカ合衆国を代表する教育学者の一人。ウィスコ
ンシン大学教育学大学院ジョン・バスコム特任教授。
エイドゥリア・スタインバーグ(Adria Steinberg)
リンジ工芸高校で教務主任を務め、現在は、非営利団体
Jobs for the Future 副会長。
ジェームズ・A・ビーン(James A. Beane)
元ナショナル・ルイス大学教授(定年退職)
。学校現場での進歩主
義的なカリキュラム・教育方法改革に携わり数々の成果を収める。
デボラ・マイヤー(Deborah Meier)
現代アメリカにおける進歩主義的教育実践家の第一人者
で、スモール・スクール運動の立役者。現場では第一線を
退いているが、教育関連雑誌等で健筆を揮っている。
ボブ・ピーターソン(Bob Peterson)
現ミルウォーキー教員組合委員長。フラトニー小学校教諭。
Rethinking Schools 編集委員。
ポール・シュワルツ(Paul Schwarz)
セントラル・パーク・イースト中等学校の副校長を務めた後、
2005 年にブロンクスにニュー・デイ・アカデミー校を開設、
校長となるが惜しくも2013 年に閉鎖。
ブライアン・D・シュルツ(Brian D. Schultz)
北イリノイ大学教育学部准教授。元バード・アカデミー小学校教員。
フリーコール(通話料無料)
サイ
キリトリ 線
デモクラティック・スクール̶力のある学校教育とは何か
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