月刊「建築技術」2016年年間企画案

月刊「建築技術」2016年年間企画案
株式会社建築技術 編集部
〒101-0061 東京都千代田区三崎町 3-10-4 千代田ビル 4 階
TEL 03-3222-5951 FAX 03-3222-5957
1 月号
断熱と省エネを分けて整理整頓
[監修:南雄三(住宅技術評論家,南雄三事務所)]
原稿締切日:2015 年 11 月下旬 雑誌発売日:2015 年 12 月 17 日
断熱は快適の最低レベルとしての 15℃以上で,省エネは ZEH。断熱を 15℃において ZEH の計算をすれば,給湯,換気,照明の高効率
化による省エネの限界も見えてくる。そこで太陽光発電による創エネの量がはじき出される。家電を除けば 5~6kW,家電を含めば 7~
8kW が必要になる。この特集では,断熱と省エネを分けて考えながら,断熱と省エネを整理整頓する。
2 月号
建築環境の音トラブルに対処する設計法
[監修:井上勝夫(日本大学理工学部教授)]
原稿締切日:2015 年 12 月中旬 雑誌発売日:2016 年 1 月 16 日
建築の空間性能の中で,「室内の静謐性能」に対する要求が年々高まってきている。この特集では,集合住宅を含め,法規制に関する基
準・規格の整備状況を,最新情報をまとめて紹介する。それとともに,音に関するトラブルによる訴訟事件の訴訟要因と判決内容を解説
し,建築技術者に向けて,訴訟につながる要因として指摘されている問題点に対する設計上の留意点や,音の制御方法を解説する。
3 月号
スラスラできる中大規模木造の構造設計
[監修:大橋好光(東京都市大学工学部建築学科教授)]
原稿締切日:2016 年 1 月下旬 雑誌発売日:2016 年 2 月 17 日
中大規模木造建築物の設計では,設計プロセスのどの段階に問題となること・重要なことがあるかを理解することが大切である。この特
集では,構造計画のフローで段階ごとに問題となることと重要なことを整理して解説し,スパンと部材設計の考え方,防耐火設計の留意
点を解説。Q&A では木質系材料,構造設計,防耐火設計のカテゴリーに分けて解説,さらに事例を通して設計のポイントを解説する。
4 月号
鉄筋工事のミスをなくす技術+配筋を納めるための勘所
[監修:大塚秀三(ものつくり大学准教授)+中田善久(日本大学理工学部教授)]
原稿締切日:2016 年 2 月下旬 雑誌発売日:2016 年 3 月 17 日
鉄筋工事は仕様書どおりに施工すればよいことになっている。しかし,場合によっては施工管理者や設計者から過度な高精度の要求を受
け,施工しなければならないこともある。この特集では,仕様書に準拠した鉄筋工事の基本,図面上では納まっているが実際の施工では
納まらない場合を取り上げ技術的な現場での対処の仕方を解説する。さらに,仕様書などに決められていないことについても取り上げ,
施工状況に応じて対応しなければならない技術的対処を解説する。また,改定も含めた JASS5 における鉄筋工事の概要の解説,鉄筋工
事が置かれている状況を語る座談会で構成する。
5 月号
制震技術を活用する新築・既存建物の設計ポイント
[監修:北村春幸(東京理科大学教授)
]
原稿締切日:2016 年 3 月下旬 雑誌発売日:2016 年 4 月 16 日
近年,制震・制振技術は発注者側の目的により,新築・既存建築物など建物レベルでの制震から,データや商品など一部分を守るための
技術が開発されている。また,大地震から風揺れ対策,振動制御までさまざまなシステムが登場している。この特集では,現在の制震・
制振技術を,事例を通して紹介するとともに,応答制御構造の設計法のポイント,設計時の地震波の基本知識とサイト波の作成方法を解
説する。
6 月号
構造デザインと数値解析ツール
[監修:竹内徹(東京工業大学教授)]
原稿締切日:2016 年 4 月下旬 雑誌発売日:2016 年 5 月 17 日
FEM 解析や時刻歴応答解析は,今や設計者が手軽に使えるツールとなり,意匠設計者が形状発生プログラムを用いて自由形状の形態をデ
ジタルデータとしてデザインすることも一般的となっている。その一方で,ソフトウェアはますますブラックボックス化し,技術者がそ
の中身を理解し使いこなすことが困難となりつつある。構造設計者が人工知能に置き換わることなく,デジタルツールを通じてデザイナ
ーと会話し,
「構造設計の作家性」や「文化としての構造設計」を維持するために,数値解析の本質とその使いこなし方を考える。
※特集テーマならびに監修者および特集の順番は,変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
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月刊「建築技術」2016年年間企画案
株式会社建築技術 編集部
〒101-0061 東京都千代田区三崎町 3-10-4 千代田ビル 4 階
TEL 03-3222-5951
7 月号
FAX 03-3222-5957
用途別に対応する天井設計の可能性
[監修:清家剛(東京大学大学院准教授)]
原稿締切日:2016 年 5 月下旬 雑誌発売日:2016 年 6 月 17 日
天井脱落対策の告示改正を受けて,新築・既存建築物改修においてさまざまな用途での天井設計の実例が増えており,いろいろな設計上
の工夫が試みられている。この特集では,劇場・ホールや体育館など大空間の天井設計や,オフィスの執務室やエントランスの天井設計
などを取り上げ,用途に応じた最適な天井設計の可能性を探る。まだ実施例が少ないフェイルセーフの実例も取り上げる。
8 月号
構造設計の過程を図面から読み解く
[監修:腰原幹雄(東京大学生産技術研究所教授)]
原稿締切日:2016 年 6 月下旬 雑誌発売日:2016 年 7 月 16 日
構造設計には過程があり,過程を理解することにより,その設計において大事なところがどこかがわかる。最近では構造設計の図面がデ
ータ処理され,ニュートラルな表現となりつつある。この特集では,図面に描き残されていないために見落としがちな「大事なこと」を
読み解くポイントを,実例を挙げて解説する
9 月号
BIM と施工図のキャッチボール
[監修:浦江真人(東洋大学理工学部建築学科教授)
]
原稿締切日:2016 年 7 月下旬 雑誌発売日:2016 年 8 月 17 日
BIM は,施工図を理解していないと活用できない。施工図を読むことで,施工時に発生する問題箇所を事前に見つけ,BIM の作成を行
っていく。この特集では,BIM を活用する実務と,施工図を読み解くことの関係性・重要性を解説する。
10 月号 非住宅建築物の省エネ設計の可能性を拓く
[監修:澤地孝男(国土交通省国土技術政策総合研究所)]
原稿締切日:2016 年 8 月下旬 雑誌発売日:2016 年 9 月 17 日
改正省エネルギー法と併せて,省エネルギー設計の算定用プログラムが公開された。非住宅建築物(ビル)の実務設計において,設計の
精度を高める設備設計法の体系化が促進される。この特集では,最新の動向を紹介するとともに,省エネに有効な設計手法ならびに実例
を紹介する。
11 月号 困らないための杭の施工を学ぶ
[監修:末政直晃(東京都市大学教授)
]
原稿締切日:2016 年 9 月下旬 雑誌発売日:2016 年 10 月 17 日
杭の施工では,トラブルが多く発生しているが,地中で見えないため問題が発生すると補修が困難になる。また,杭はその種類によって
もトラブルが異なり,適切な対処が必要である。この特集では,杭の施工で起きる各杭種別のトラブルの特徴を,トラブルの対処法およ
び未然対策の両面から整理し,その解消法を解説する。また,コンクリート杭打設の注意点,深礎改良工法,孔壁施工時の測定方法など
も解説する。
12 月号 保有水平耐力計算規準のポイントと設計への活用術
[監修:和泉信之(千葉大学教授)]
原稿締切日:2016 年 10 月下旬 雑誌発売日:2016 年 11 月 17 日
2015 年度末までに「鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準・同解説(案)
」
(RC 保有耐力規準案)が発行される。その規準案に合
わせて,規準案編集にかかわった委員会メンバーは規準のスタンスを解説する。また,JSCA 関係者は実務者の立場から,規準を活用し
た構造設計のポイントを解説する。
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