経済政策論Ⅰ - 高崎経済大学

科目名
経済政策論Ⅰ
Economic Policy Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 岩本 光一郎(イワモト コウイチ
ロウ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
本講義では、市場経済においてなぜ経済政策が必要なのか、そして現実の社会においてどのように実施されてい
るのか、ということについて主にマクロ経済学的な視点から理解を深めることを目的とする。
※時間に余裕がある場合には、競争政策を中心とするミクロ経済政策についても解説する。この場合、ミクロ・
マクロ両経済学の視点から理解を深めることが目的となる。
達成目標
経済社会の仕組(経済循環)についての具体的なイメージを構築し、そこへ経済政策(財政政策、金融政策)を
適用した場合、どのような影響があるかということを、マクロモデルをツールとして理解することを目標とする
。
スケジュール
第 1回 ガイダンス
第 2回 1.経済政策とは:概観
第 3回 1.経済政策とは:市場の失敗
第 4回 1.経済政策とは:政府
第 5回 1.経済政策とは:社会厚生
第 6回 2.経済循環とGDP:経済循環
第 7回 2.経済循環とGDP:GDP
第 8回 2.経済循環とGDP:GDPの構成要素
第 9回 2.経済循環とGDP:GDPの意味
第10回 3.マクロ経済政策とマクロモデルⅠ:マクロ経済政策(財政政策)
第11回 3.マクロ経済政策とマクロモデルⅠ:マクロ経済政策(金融政策)
第12回 3.マクロ経済政策とマクロモデルⅠ:IS-LMモデル(概観)
第13回 3.マクロ経済政策とマクロモデルⅠ:IS-LMモデル(導出)
第14回 3.マクロ経済政策とマクロモデルⅠ:IS-LMモデルの想定について
第15回 総括授業
教科書・参考文献
教科書
参考書
講義で使用するPPTスライドをポータルに登録しておくので、事前に印刷して講義に持参すること。
講義中に解説を聴きながら、この配布資料内の空欄を埋めることが求められる。
参考書として 岩田規久男・飯田泰之(2006)『ゼミナール経済政策入門』日本経済新聞社 を推奨す
る。その他の書籍については、
授業外での学習
受講前に予習として、事前DLする配布資料を読み、可能ならば自力で空欄を埋めて欲しい。また、講義後に練習
問題(追加イシュー含む、難易度は国家一般職・地方上級公務員試験程度)を配布するので、復習に役立てて欲
しい。
評価方法
期末試験(80%)と平常点(20%)による。
履修上の注意
本講義は、ミクロ・マクロ経済学についての基本的な知識を持っていることを前提として行われる。
経済3-1
科目名
経済政策論Ⅱ
Economic Policy Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 岩本 光一郎(イワモト コウイチ
ロウ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
本講義では、市場経済においてなぜ経済政策が必要なのか、そして現実の社会においてどのように実施されてい
るのか、ということについて
主にマクロ経済学的な視点から理解を深めることを目的とする。
※上記の目的は経済政策論Ⅰと同じであるが、本講義では経済政策論Ⅰ以上にマクロ経済学寄りの観点から考察
を行う。
達成目標
本講義では経済政策論Ⅰに引き続いて、マクロモデルをツールとした経済政策の経済社会への影響についての考
察を行い、理解を深める。さらに、経済政策の影響(効果)については経済学の世界においてコンセンサスがい
まだ形成されていないケースが存在するが、その論点についても理解を深めることを目標とする。
スケジュール
第 1回 ガイダンス
第 2回 1.イントロダクション:IS-LMモデルとその限界
第 3回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:マンデル=フレミング・モデルの概観
第 4回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:マンデル=フレミング・モデルの導出
第 5回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:マンデル=フレミング・モデルと政策効果
第 6回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:AD-ASモデル(概観と導出:総需要曲線)
第 7回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:AD-ASモデル(概観と導出:総供給曲線)
第 8回 2.マクロ経済政策とマクロモデルⅡ:AD-ASモデルと政策効果
第 9回 3.マクロ経済政策に関する経済学的論点:経済政策と時間的要素(政策ラグ)
第10回 3.マクロ経済政策に関する経済学的論点:経済政策と時間的要素(動学的非整合性)
第11回 3.マクロ経済政策に関する経済学的論点:政策における裁量とルール
第12回 3.マクロ経済政策に関する経済学的論点:財政赤字と政策効果
第13回 4.新しいマクロモデルによる経済政策分析:三つのケインジアン・モデルの問題点
第14回 4.新しいマクロモデルによる経済政策分析:DSGEモデルとは
第15回 総括授業
教科書・参考文献
教科書
参考書
講義で使用するPPTスライドをポータルに登録しておくので、事前に印刷して講義に持参すること。
講義中、解説を聴きながら、この配布資料内の空欄を埋めることが求められる。
参考書として N. G. マンキュー(2011)『マクロ経済学Ⅰ入門編』『マクロ経済学Ⅱ応用編』東洋経
済新報社(共に第三版) を推奨する。その他、
授業外での学習
受講前に予習として、事前DLする配布資料を読み、可能ならば自力で空欄を埋めて欲しい。また、講義後に練習
問題(追加イシュー含む、難易度は国家一般職・地方上級公務員試験程度)を配布するので、復習に役立てて欲
しい。
評価方法
期末試験(80%)と平常点(20%)による。
履修上の注意
本講義は、経済政策論Ⅰ程度の内容(マクロ・ミクロ経済学の基礎からIS-LMモデルあたりまで)を理解してい
ることを前提として行われる。
難易度は前期よりやや高いので注意すること。
経済3-2
科目名
世界経済論Ⅰ
World Economy Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
矢野 修一(ヤノ シュウイチ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
世界経済論Ⅰ・Ⅱを通じ、第二次世界大戦後における世界経済の展開過程を振り返り、金融グローバル化の意
味、その歴史的帰結を考える。世界経済論Ⅰでは、ブレトンウッズ体制の仕組みと変遷を講述する。歴史や制度
についての関心を高め、現代の政治、経済、社会を見る眼を養う。本講義の受講を通じ、新聞・テレビ等のニュ
ースへの理解を深めてもらいたい。
達成目標
現代史の知識を深めるとともに、新聞・テレビ等で流れる世界経済関連ニュースの理解度を高める。
スケジュール
第 1回 ガイダンス(単位認定方法、昨年度履修状況・授業評価アンケート結果、講義テーマ・関連科目解説、その他諸
注意)
第 2回 世界経済を見る眼―何をどうとらえるか
第 3回 植民地支配とブロック経済―戦前の国際経済
第 4回 戦後国際経済体制の構想―ブレトンウッズ会議
第 5回 国際通貨基金①
第 6回 国際通貨基金②
第 7回 ビデオ講義①
第 8回 ビデオ講義①の解説および国際通貨基金③
第 9回 国際通貨基金④
第10回 世界銀行
第11回 ITOとGATT①
第12回 ビデオ講義②
第13回 ビデオ講義②の解説およびITOとGATT②
第14回 ブレトン・ウッズ体制と「埋め込まれた自由主義」
第15回 総括
教科書・参考文献
教科書
特に指定しない。レジュメを用いた授業を行う。
参考書
矢野修一『可能性の政治経済学』法政大学出版局、2004年、ほか、講義中に提示。
授業外での学習
初回ガイダンスにおいて例示する講義補完媒体(新聞・テレビ番組・雑誌等)の日常的活用、関連講義の履修
評価方法
期末に行われる筆記試験80%、毎講義後のリアクションペーパーの回答内容・提出状況(20%)。就職活動等
に伴う出席不足を補うためのレポート提出等を認めて成績評価の参考材料とする場合あり。
履修上の注意
遅刻厳禁(入室限度時刻を設定し、以後入室禁止)。履修に際し、特に予備知識は必要としないが、「実社会
で通用しないことは教室内でも通用しない」という原則を理解できない人の履修はお断りしたい。
経済3-3
科目名
世界経済論Ⅱ
World Economy Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
矢野 修一(ヤノ シュウイチ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
世界経済論Ⅰ・Ⅱを通じ、第二次世界大戦後における世界経済の展開過程を振り返り、金融グローバル化の意
味、その歴史的帰結を考える。世界経済論Ⅱでは、ブレトンウッズ体制崩壊のプロセス、70年代半ば以降の世界
経済の変容、周期的な金融危機と規制改革について講述する。現在の世界金融危機の本質を歴史的・制度的文脈
に位置づける本講義の受講を通じ、新聞・テレビ等のニュースへの理解を深めてもらいたい。
達成目標
現代史の知識を深めるとともに、新聞・テレビ等で流れる世界経済関連ニュースの理解度を高める。
スケジュール
第 1回 ガイダンス(単位認定方法、昨年度履修状況・授業評価アンケート結果、講義テーマ・関連科目解説、その他諸
注意)
第 2回 ブレトンウッズ体制の崩壊―金融グローバル化の幕開け
第 3回 国際金融における「官から民へ」①
第 4回 国際金融における「官から民へ」②
第 5回 ビデオ講義
第 6回 ビデオ講義の解説
第 7回 国際金融における「官から民へ」③
第 8回 1980年代の債務累積問題①
第 9回 1980年代の債務累積問題②
第10回 BIS規制①
第11回 BIS規制②
第12回 世界金融危機①
第13回 世界金融危機②
第14回 国際的金融規制と国際連帯税
第15回 総括
教科書・参考文献
教科書
特に指定しない。レジュメを用いた授業を行う。
参考書
矢野修一『可能性の政治経済学』法政大学出版局、2004年、A.O.ハーシュマン『連帯経済の可能性』
法政大学出版局、2008年、ほか、講義中に提示。
授業外での学習
初回ガイダンスにおいて例示する講義補完媒体(新聞・テレビ番組・雑誌等)の日常的活用、関連講義の履修
評価方法
期末に行われる筆記試験80%、毎講義後のリアクションペーパーの回答内容・提出状況(20%)。就職活動等
に伴う出席不足を補うためのレポート提出等を認めて成績評価の参考材料とする場合あり。
履修上の注意
遅刻厳禁(入室限度時刻を設定し、以後入室禁止)。履修に際し、特に予備知識は必要としないが、「実社会
で通用しないことは教室内でも通用しない」という原則を理解できない人の履修はお断りしたい。
経済3-4
科目名
日本経済論Ⅰ
Theory of Japanese Economy Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 山田 博文(ヤマダ ヒロフミ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
本講義は、日々の身近な経済ニュース、グローバル時代の日本経済の仕組みと動向に焦点を当て、それらがよ
く理解できるような金融や経済の基礎知識を体系的に学ぶことを目的にしている。
達成目標
基礎知識を「死んだ知識」に閉じこめないで、「生きた知識」として躍動させ、現代日本の経済問題を自主的
に分析できるようになること。
スケジュール
第 1回 日本経済論Ⅰのガイダンス
第 2回 現代経済の特徴とビジネス最前線
第 3回 金融のプレーヤーとマネー
第 4回 民間銀行・日本銀行と金融政策
第 5回 多様化し、膨張する証券市場
第 6回 サイバー空間・金融市場を読み解く
第 7回 グローバル経済のフレームワーク
第 8回 欧米の先進的経済政策から学ぶ
第 9回 金融ビッグバンとグローバル化
第10回 現代日本経済と不良債権処理
第11回 現代日本経済と超金融緩和政策
第12回 政府債務大国日本の特徴
第13回 膨張する国債市場と国債ビジネス
第14回 円・ドル問題の解明
第15回 ゆとり社会のセーフティネット
教科書・参考文献
教科書
参考書
山田博文『(第3版)これならわかる金融経済〜グローバル時代の日本経済入門〜』(大月書店、201
3年9月)
山田博文『99%のための経済学入門〜マネーがわかれば社会が見える〜』(大月書店、2012年9月)
授業外での学習
日々変化する経済に目を向け、新聞、ニュースなどの経済記事に関心を持つことが不可欠です。そして、それら
の記事について、その意味と効果を検討してください。
評価方法
出席・レポートなどの点数を10%、テストの点数を90%、として総合的に評価する。
履修上の注意
経済は生き物である。各種の相場が変化するだけではなく、経済システムそのものの変化が急速に進展している
。受講者には、日頃から経済関係の新聞・雑誌に目を通し、主体的に問題にアプローチする姿勢がもとめられる
。
経済3-5
科目名
日本経済論Ⅱ
Japanese Economy Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 山田 博文(ヤマダ ヒロフミ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
本講義は、日々の身近な経済ニュース、グローバル時代の日本経済の仕組みと動向に焦点を当て、それらがよ
く理解できるような金融や経済の基礎知識を体系的に学ぶことを目的にしている。
達成目標
基礎知識を「死んだ知識」に閉じこめないで、「生きた知識」として躍動させ、現代日本の経済問題を自主的
に分析できるようになること。
スケジュール
第 1回 日本経済論Ⅱのガイダンス
第 2回 現代経済のグローバル化・情報化・金融化
第 3回 経済学って、なに?
第 4回 なんのために働くのか?
第 5回 グローバル化は何を変えたのか?
第 6回 好況と不況はなぜ生まれるのか?
第 7回 日本の経済成長とはなんだったのか?
第 8回 経済大国日本でなぜ貧困と格差が拡大するのか?
第 9回 「金融」は世の中を豊かにしたのか?
第10回 日本の財政は破綻するのか?
第11回 アメリカと日本の経済は一体なのか?
第12回 ウォール街はなぜ破綻したのか?
第13回 戦争と経済は関係するのか?
第14回 日本は東アジアで孤立するのか?
第15回 私たちはどんな経済社会をめざすのか?
教科書・参考文献
教科書
山田博文『99%のための経済学入門〜マネーがわかれば社会が見える〜』(大月書店、2012年9月)
参考書
山田博文『(第3版)これならわかる金融経済〜グローバル時代の日本経済入門〜』(大月書店、201
3年9月)
授業外での学習
日々変化する経済動向です。それは、新聞やTVのニュースとなって報道されます。受講生は、これらの経済
記事の意味と効果について検討してください。
評価方法
出席・レポートなどの点数を10%、テストの点数を90%、として総合的に評価する。
履修上の注意
経済は生き物である。各種の相場が変化するだけではなく、経済システムそのものの変化が急速に進展してい
る。受講者には、日頃から経済関係の新聞・雑誌に目を通し、主体的に問題にアプローチする姿勢がもとめられ
る。
経済3-6
科目名
都市経済学Ⅰ
Urban Economics Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 斎野 岳廊(サイノ タケロウ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
開講時期
前期
目的
現代社会において「都市」は代表的な生活空間であり、また産業空間である。「産業革命」以来、産業公害な
どの弊害の発生により両空間は相互に対立する関係を表してきた。近代都市の発生基盤となった集積経済の利益
を享受しつつ、アメニティにあふれた生活空間として現代都市の基盤を確立するためにはどのような都市形成の
原理が必要であろうか。本科目は、都市の成立基盤に焦点をあてて経済学的な側面からその本質にせまっていく
ことを目的とする。
達成目標
「都市」が成立したのはなぜか。人類は農業社会段階から都市を築くことで文明社会に入ったが、その功罪は
何か。都市文明の延長線上にある現代社会において都市経済がはたす役割とは。集積の経済が近代都市成立の存
在理由であるとともに都市の成長要因である理由とは。これらの課題に対して論理的に説明する方法を身につけ
、都市経済にまつわる基本的な認識を養うことを目標とする。
スケジュール
第 1回 「都市」はなぜ成立したか
第 2回 都市の本質―高密度性、結節性、集積性
第 3回 都市の経済基盤の変化―古代、中世、近代、現代
第 4回 都市成長のメカニズム(1)―基盤産業、都市の自立度
第 5回 都市成長のメカニズム(2)ー乗数過程、ロックイン効果
第 6回 外部性の空間装置としての都市
第 7回 都市化の経済と都市成長
第 8回 空間システムとしての都市経済(1)―チューネンの先駆的研究
第 9回 空間システムとしての都市経済(2)―『孤立国』の概要と意義
第10回 地価付値競争と都市の土地利用構造
第11回 地価の不均衡モデルと日本的フィルタリング・プロセス
第12回 都市空間の拡大・縮小のメカニズム―ミクロ経済学の応用モデル
第13回 グローバル時代の世界都市・TOKYOの成立
第14回 東京「一極集中論」の問題点と課題
第15回 生活都市と生産都市の相克からみた現代都市の政策課題
教科書・参考文献
教科書
テキストは使用しない。適宜、授業時に講義内容のレジュメを配布して進める。
参考書
杉浦章介『都市経済論』(岩波書店)
斐閣)
山田浩之・徳岡一幸『地域経済学入門・新版』(有
授業外での学習
授業中に指示した任意の課題を学外で取り組み、その成果は定期試験で確認する。
評価方法
評価の客観性をキープできる総合融合題の出題形式で定期試験を実施するが、その結果が90%、受講態度等の
平常点が10%、の割合で総合評価する。
履修上の注意
とくにありませんが、授業内容は多岐にわたるので、問題意識をもって集中して取り組むことが肝要である。
経済3-7
科目名
経済地理学Ⅰ
Economic Geography Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 斎野 岳廊(サイノ タケロウ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
経済学はワンポイント・エコノミーとよばれることがあるが、経済活動がいとなまれる地理的空間はいわば所
与(given)の前提で理論構築がはかられてきました。その結果、産業・経済活動と具体的な「地域」との関係
を分析することが不十分であったといえます。本科目では、時空的制約下における産業・経済活動の展開と地理
的空間の形成過程の相互関係をあきらかにしていきます。いわば経済地理学の基礎理論となる「産業立地論」(
チューネン、ウェーバー、クリスタラー)をベースに、産業・経済活動と地理的空間との相互の動態過程(dyna
mics)を具体的に考えていくことが目的です。
達成目標
産業・経済活動の展開過程において時空的制約の意味を理解できたか、産業立地論の根底を形成したチューネン
理論の産業立地研究における意義を理解できたか、農業・工業・商業の各産業立地論の概要と適用事例を正確に
理解できたか、産業立地研究が地域・国土計画にはたす実践的な役割を認識できたか、などの諸点についての理
解を深めることが本科目の達成目標です。
スケジュール
第 1回 ガイダンス―経済地理学を学ぶ意義・学習方法
第 2回 経済地理学の対象と方法―経済地理学は経済学の一部か
第 3回 産業立地の時・空的制約―経済地理学の独自性
第 4回 農業立地の基礎理論―チューネン理論の概要
第 5回 チューネン理論の産業立地研究における意義
第 6回 チューネン理論に対する反証―逆チューネン圏(シンクレア・モデル)
第 7回 工業立地の基礎理論―ウェーバー理論の概要
第 8回 ウェーバー理論の展開―輸送費指向論・労働費指向論・工業集積論
第 9回 ウェーバー理論の適用事例―京浜工業地帯をどう理解するか
第10回 ウェーバー以降の工業立地論の展開―スミス理論・外部経済型工業
第11回 商業・サービス業立地の基礎理論―クリスタラー理論の概要
第12回 クリスタラーの中心地理論―諸概念と供給原理
第13回 商業・サービス業の立地と中心地理論
第14回 地域計画・国土計画と中心地理論―実践的意義
第15回 今後の課題―各産業立地論を統合するモデル構築は可能か
教科書・参考文献
教科書
テキストは使用しません。授業の際に講義内容を要約したレジュメを配布し、授業をすすめます。
参考書
富田和暁『経済立地の理論と実際』(大明堂) 山本健兒『経済地理学入門新版―地域の経済発展』
(原書房)
授業外での学習
授業中に指示した課題を学外で取り組み、その成果は定期試験時に確認する。
評価方法
定期試験の成績90%、受講態度等の平常点10%、の割合で評価します。
履修上の注意
とくにありませんが、理論的な分野から実際上の分野まで多岐にわたった内容になりますので、集中して取り組
んでください。なお、定期試験は大学入試のような総合融合題の形式で出題します。
経済3-8
科目名
経済地理学Ⅱ
Economic Geography Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 斎野 岳廊(サイノ タケロウ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
経済地理学の実践的意義の一つは、経済・産業活動が効率的にいとなまれるための地理的空間のありかたを提
示することにある。本科目では、はじめに現代の先進国においてますます重要性をもつオフィス活動の立地に焦
点をあて、国際競争力の高い産業空間の形成について論じ、つぎに「産業集積論」の基礎を幅広く学びつつ、地
域経済や都市経済にとって重要な原則を考察していく。その上で地域経済・都市経済の拡大システムとしての国
土全体にわたる合理的な産業配置の編成がについて追究していくことが目的である。
達成目標
現代先進国の主要産業活動の要としてのオフィス活動がいかに重要であるかを理解できたか。「産業革命」以来
の近代社会が集積経済の累積的なメカニズムの結果であることを理解し、グローバル化が進む現代にいても産業
集積論の学習が必要不可欠であること理解できたか。本科目で学んだオフィス立地論、産業集積論をベースに日
本の地域・国土政策の問題点と産業配置の将来ビジョンを展望する視点をもつことができるようになったか。
スケジュール
第 1回 はじめに―経済地理学の意義と応用
第 2回 オフィスの定義と現代社会における付帯的オフィス活動の意義
第 3回 オフィス活動の重要性―国民経済、都市経済、都市地域構造
第 4回 オフィス立地の理論(1)―ヘイグの先駆的研究と補足
第 5回 オフィス立地の理論(2)―中心地理論の適用
第 6回 オフィス立地の理論(3)―クリスタラーの中心地理論の再説
第 7回 中枢管理機能のオフィス立地―大企業の本社立地を例として
第 8回 本社オフィス立地の実際と類型化
第 9回 大企業本社はなぜ「東京」へ集中するか―その要因と考察
第10回 産業集積と現代社会
第11回 ウェーバーの工業集積論―その概要と意義
第12回 産業集積論(1)―マーシャルの外部性と集積理論
第13回 産業集積論(2)―中間財の生産と集積の内部分化
第14回 産業集積論(3)―技術的外部経済とスピンオフ
第15回 オフィス産業と産業集積論からみた日本列島の将来ビジョン
教科書・参考文献
教科書
テキストは使用しません。授業の際に講義内容のレジュメを配布して授業をすすめます。
参考書
松原宏『経済地理学―立地・地域・都市の理論』(東京大学出版会) 山本健兒『経済地理学入門新
版―地域の経済発展』(原書房)
授業外での学習
授業中に指示した課題を学外で取り組み、その成果は定期試験で確認する。
評価方法
定期試験の成績90%、受講態度等の平常点10%、の割合で評価します。
履修上の注意
本科目を受講するにあたって前期開講の「経済地理学Ⅰ」を受講していることは必ずしも前提とはしていません
が、相互に関連した事項も含みますので、理解をいっそう深めるためにはあわせて受講されることをおすすめし
ます。
経済3-9
科目名
経済システム論Ⅰ
Economic Systems Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
岡田 和彦(オカダ カズヒコ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
開講時期
前期
目的
今日、グローバリゼーションのなかで経済格差が多様な形で拡大し、人びとの経済生活はますます不安定化して
いる。資本主義社会のこうした限界を克服しうる新たな経済システムとはいかなるものか。この課題にアプロー
チするための基本的な視点を獲得するため、現存したソ連型の中央集権的計画経済と中国型の社会主義市場経済
について、現実の資本主義経済と比較しながら理論と実証にわたり考察していこう。
達成目標
市場経済と計画経済の基本的なシステムと現実について、受講者が自分の言葉で説明できるようになることが、
本講義の達成目標になります。
スケジュール
第 1回 イントロダクション
第 2回 ソ連型計画経済 (1)形成
第 3回 ソ連型計画経済 (2)成長
第 4回 ソ連型計画経済 (3)停滞
第 5回 市場と計画 (1)市場経済の源泉
第 6回 市場と計画 (2)労働と分業
第 7回 市場と計画 (3)貨幣と価格
第 8回 市場と計画 (4)企業と利潤
第 9回 市場と計画 (5)技術革新と構造転換
第10回 市場経済への移行 (1)ロシアの体制転換
第11回 市場経済への移行 (2)現代のロシア経済
第12回 市場経済への移行 (3)中国の改革開放
第13回 市場経済への移行 (4)現代の中国経済
第14回 グローバリゼーションと金融資本主義
第15回 まとめ
教科書・参考文献
教科書
教科書は使用しません。毎回、講義用プリントを配布し、それに従って説明していきます。
参考書
伊藤誠『市場経済と社会主義』平凡社、1995年。岡田和彦『レーニンの市場と計画の理論』時潮社、
1997年。その他、必要に応じて紹介します。
授業外での学習
日ごろから新聞やインターネットの社会・経済関連の記事に目を通すよう心がけること。
評価方法
講義感想文を評価の第一の基準、課題レポートを第二の基準とします。成績評価に際しての比重:講義感想文60
%(60点満点)、筆記試験40%(40点満点)。合格基準:両者合わせて60点(100点満点)。
履修上の注意
毎回、講義の最後の20分間で講義感想文を書いて提出していただきます。また、期末に課題レポートを1回提出
していただきます。受講に際して予備知識は必要ありません。なお、上記のことがらについて、状況に応じて多
少変更することがあります。
経済3-10
科目名
中国経済論Ⅰ
Chinese Economy Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
大石 恵(オオイシ メグミ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
[email protected]
単位数
2
開講時期
前期
目的
この授業では、清末から1970年代までの中国に焦点をあて、各時期の工業化政策が中国経済に与えた影響を考え
る。
達成目標
中長期的な視点から中国の経済発展の歩みを学び、現代中国に対する知識と理解を深めることを目標とする。
スケジュール
第 1回 序論
第 2回 清末の工業化
第 3回 中華民国期の中国経済①
第 4回 中華民国期の中国経済②
第 5回 中華民国期の中国経済③
第 6回 中華人民共和国の誕生
第 7回 第一次五か年計画期の中国①
第 8回 第一次五か年計画期の中国②
第 9回 第二次五か年計画期の中国①
第10回 第二次五か年計画期の中国②
第11回 第三次五か年計画期の中国①
第12回 第三次五か年計画期の中国②
第13回 文化大革命の影響
第14回 改革開放政策への転換
第15回 まとめ
教科書・参考文献
教科書
特に指定しない。必要な資料は、講義中に配布する。
参考書
岡本隆司編『中国経済史』名古屋大学出版会、2013年 ;久保亨編『中国経済史入門』東京大学出版
会、2012年 ;久保・土田・高田・井上『現代中国の歴史』東京大学出版会、2008年、ほか。
授業外での学習
授業中に別途指示する。
評価方法
期末試験(100%)で評価する。ただし、履修状況や受講態度などを勘案して、授業中に課題を行うこともあり
うる。その場合、期末試験(70~90%)+課題(30~10%)=100%で評価する。
履修上の注意
始業後10分を経過しての入室は厳禁。
経済3-11
科目名
中国経済論Ⅱ
Chinese Economy Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
大石 恵(オオイシ メグミ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
[email protected]
単位数
2
開講時期
後期
目的
この授業では、改革開放政策採用以降の中国経済に注目し、現代中国が抱える様々な問題を考察する。
達成目標
先進国、新興国、途上国という3つの顔を持つ中国に関して、知識と理解を深めることを目標とする。
スケジュール
第 1回 序論
第 2回 対外開放と直接投資の受入①
第 3回 対外開放と直接投資の受入②
第 4回 対外開放と直接投資の受入③
第 5回 国有企業改革①
第 6回 国有企業改革②
第 7回 農業改革①
第 8回 農業改革②
第 9回 農業改革③
第10回 格差・貧困①
第11回 格差・貧困②
第12回 格差・貧困③
第13回 西部大開発①
第14回 西部大開発②
第15回 まとめ
教科書・参考文献
教科書
教科書の指定はしない。講義に必要な資料等は、授業中に配布する。
参考書
必要に応じて、授業中に指示する。
授業外での学習
日頃から中国に関する報道にも関心を持ち、新聞などで積極的に情報を収集すること。
評価方法
期末試験(100%)で評価する。ただし、履修状況や受講態度などを勘案して、小テストなどの課題を行うこと
もありうる。その場合、期末試験(70~90%)+課題(30~10%)=100%で評価する。
履修上の注意
(1)始業後10分を経過しての入室は厳禁。
(2)極力新しい中国事情も織り交ぜながら進行するため、記載事項以外のテーマを講義したり、講義の順序を入
れ換える場合もある。
(3)中国経済論Ⅰを履修していることが望ましい。
経済3-12
科目名
産業組織論入門Ⅰ
Introduction to Industrial Organization Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 岩本 光一郎(イワモト コウイチ
ロウ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
応用ミクロ経済学の一分野である産業組織(IO)論は、企業行動や競争規制政策の意味および経済的帰結につい
て考える、極めて現実志向の学問である。本講義では、IOの歴史にも触れながらその学問的フレームワークを明
確にした上で、ミクロ経済学やゲーム理論の基礎的な理論を用いて独占のように現実の経済社会で起こる現象を
理論的に分析してゆく。また、IOは実証分析が盛んな学問分野でもあるので、可能な限り実証的な分析例につい
ても紹介してゆきたいと考えている。
達成目標
現実の経済社会で観察される企業の戦略的行動や政府の競争規制政策について、経済学の立場から論理的に考え
理解することを目標にする。そのため、経済学の基本的ツールである需要・供給曲線やゲーム理論の使い方の習
得を目指す。
スケジュール
第 1回 ガイダンス
第 2回 産業組織論とは:課題と歴史
第 3回 IO分析の基礎1:完全競争と不完全競争
第 4回 IO分析の基礎2:消費者行動・企業行動
第 5回 IO分析の基礎3:市場均衡
第 6回 独占企業1:価格設定と非効率性
第 7回 独占企業2:価格差別
第 8回 自然独占1:費用逓減産業
第 9回 自然独占2:自然独占分野と規制
第10回 参入1:参入の経済効果
第11回 参入2:独占的競争
第12回 ゲーム理論の基礎1
第13回 ゲーム理論の基礎2
第14回 全体の俯瞰
第15回 総括と展望
教科書・参考文献
教科書
指定なし
参考書
泉田成美・柳川隆 『プラクティカル 産業組織論』 有斐閣 2008年
授業外での学習
持ち帰り課題として、練習問題などを何度か課す。
評価方法
期末試験80%、平常点(課題など)20%
履修上の注意
「初級ミクロ経済学Ⅰ」「初級ミクロ経済学Ⅱ」「ゲーム理論Ⅰ」「ゲーム理論Ⅱ」を履修済みであることが望
ましい。
経済3-13
科目名
産業組織論入門Ⅱ
Introduction to Industrial Organization Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 岩本 光一郎(イワモト コウイチ
ロウ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
応用ミクロ経済学の一分野である産業組織(IO)論は、企業行動や競争規制政策の意味および経済的帰結につい
て考える、極めて現実志向の学問である。本講義では、ミクロ経済学やゲーム理論の基礎的な理論を用いて寡占
市場、カルテルや合併など現実の経済社会で起こる現象を理論的に分析してゆく。また、IOは実証分析が盛んな
学問分野でもあるので、可能な限り実証的な分析例についても紹介してゆきたいと考えている。
達成目標
現実の経済社会で観察される企業の戦略的行動や政府の競争規制政策について、経済学の立場から論理的に考え
理解することを目標にする。そのため、経済学の基本的ツールである需要・供給曲線やゲーム理論の使い方の習
得を目指す。
スケジュール
第 1回 ガイダンス
第 2回 寡占市場1:市場構造
第 3回 寡占市場2:さまざまな寡占企業行動
第 4回 カルテル1:カルテルの実現
第 5回 カルテル2:カルテルの規制
第 6回 市場支配力
第 7回 集中度と市場画定
第 8回 合併
第 9回 企業結合規制
第10回 戦略的行動と市場独占1:戦略的行動とは
第11回 戦略的行動と市場独占2:略奪価格
第12回 垂直的統合と制限1:その効率性と排除
第13回 垂直的統合と制限2:ブランド
第14回 全体の俯瞰
第15回 総括と展望
教科書・参考文献
教科書
指定なし
参考書
泉田成美・柳川隆 『プラクティカル 産業組織論』 有斐閣 2008年、小田切宏之 『新しい
産業組織論』 有斐閣 2001年
授業外での学習
持ち帰り課題として、練習問題などを何度か課す。
評価方法
期末試験80%、平常点(課題など)20%
履修上の注意
「初級ミクロ経済学Ⅰ」「初級ミクロ経済学Ⅱ」「ゲーム理論Ⅰ」「ゲーム理論Ⅱ」「産業組織論入門Ⅰ」を履
修済みであることが望ましい。
経済3-14
科目名
産業組織論Ⅰ
Industrial Organization Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
入江 和弥(イリエ カズヤ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
Industrial Organization.産業組織の理論モデルを解説する。第1回にガイダンスを行う。産業組織論特講の入
門コース。
Outline of the course:Lectures on the theoretical industrial organization. Prerequisite:Introducti
on to Mathematics, Introduction to Statistics, Principles of Economics A, Mathematics for Economists
.
*The guidance will be held in the beginning of this course. Office Hours are open several times a y
ear.
達成目標
所求第一義。経済学徒としての精神を涵養する。Principles and Economic Mind!質疑応答を重視し、建設的議
論を構築する。毎回、小レポート・小テストを課す。計画にこだわらず、意義ある課題の発見に努め、積極的に
新展開をはかってゆく。産業社会を支える技術・環境を自然科学・応用数学の観点から研究し、産業社会のもた
らす富を広く国際交流・文化・芸術・スポーツ等の観点から研究する。現代的な経済人仮説モデルを研究する。
スケジュール
第 1回 Guidance.
第 2回 Partial equilibrium analysis and industrial organization:部分均衡分析と産業組織。
第 3回 (1) Model building.
第 4回 (2) Problems and solutions.
第 5回 Game theory and firm’s behavior:ゲーム理論と企業行動。
第 6回 (1) Model building.
第 7回 (2) Problems and solutions.
第 8回 Oligopoly system and differential structure: 寡占システムと微分構造。
第 9回 (1) Model building.
第10回 (2) Problems and solutions.
第11回 Input-output analysis and nonnegative matrices: 投入産出分析と非負行列。
第12回 (1) Model building.
第13回 (2) Problems and solutions.
第14回 Game theory: A special study.ゲーム理論特論。
第15回 Solutions and Review(tentative):ソリューションとまとめ。
教科書・参考文献
教科書
授業時に指示。
参考書
神谷和也、浦井憲著、『経済学のための数学入門』、東大出版会(1996)。
授業外での学習
Eureka! Veritas vos liberabit. There is no royal road to geometry.
評価方法
平常成績100%(小レポート・小テスト等90%と出席10%を総合的に評価する。) Continuous assessment based
on assignments,classroom quizzes and so forth(90%).Attendance is confined to the rest(10%) just for
reference.
履修上の注意
関連科目:経済数学。
経済学概念は数学を用いて記述されている。Economic concepts are mathematically well-defined.
経済3-15
科目名
産業組織論Ⅱ
Industrial Organization Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
入江 和弥(イリエ カズヤ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
Industrial Organization.産業組織の理論モデルを解説する。第1回にガイダンスを行う。産業組織論特講の上
級コース。
Outline of the course:Lectures on the theoretical industrial organization. Prerequisite:Introducti
on to Mathematics, Introduction to Statistics, Principles of Economics A, Mathematics for Economists
.
*The guidance will be held in the beginning of this course. Office Hours are open several times a y
ear.
達成目標
所求第一義。経済学徒としての精神を涵養する。Principles and Economic Mind!質疑応答を重視し、建設的議
論を構築する。毎回、小レポート・小テストを課す。計画にこだわらず、意義ある課題の発見に努め、積極的に
新展開をはかってゆく。産業社会を支える技術・環境を自然科学・応用数学の観点から研究し、産業社会のもた
らす富を広く国際交流・文化・芸術・スポーツ等の観点から研究する。現代的な経済人仮説モデルを研究する。
スケジュール
第 1回 Guidance.
第 2回 Partial equilibrium analysis and industrial organization:部分均衡分析と産業組織。
第 3回 (1) Model building.
第 4回 (2) Problems and solutions.
第 5回 Game theory and imperfect competition;ゲーム理論と不完全競争:
第 6回 (1) Model building.
第 7回 (2) Problems and solutions.
第 8回 Oligopoly system and differential structure: 寡占システムと微分構造。
第 9回 (1) Model building.
第10回 (2) Problems and solutions.
第11回 Uncertainty and information: 不確実性と情報。
第12回 (1) Model building.
第13回 (2) Problems and solutions.
第14回 English text reading.
第15回 Solutions and Review(tentative):ソリューションとまとめ。
教科書・参考文献
教科書
授業時に指示。
参考書
神谷和也、浦井憲著、『経済学のための数学入門』、東大出版会(1996)。
授業外での学習
Eureka! Veritas vos liberabit. There is no royal road to geometry.
評価方法
平常成績100%(小レポート・小テスト等90%と出席10%を総合的に評価する。) Continuous assessment based
on assignments,classroom quizzes and so forth(90%).Attendance is confined to the rest(10%) just for
reference.
履修上の注意
関連科目:経済数学。
経済学概念は数学を用いて記述されている。Economic concepts are mathematically well-defined.
経済3-16
科目名
アジア経済論
Asian Economies
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
矢野 修一(ヤノ シュウイチ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
通貨危機後のアジア経済の展開過程を振り返るとともに、東アジア規模での協力関係、アメリカ・中国の動き
などについて展望する。戦後70年の節目を迎え、マスコミを賑わすニュースに右往左往することなく、歴史を振
り返るとともに経済の現状を見ながら、知識人として、東アジアの政治・経済関係を冷静に分析する目を養う。
達成目標
デマゴーグに煽られ、浅薄かつ偏狭なナショナリズムに陥ることなく、受講生一人ひとりが「経済学士」とし
て、アジアにおける日本の現状を冷静に分析し、将来を展望できるようになること。
スケジュール
第 1回 ガイダンス(単位認定方法、講義テーマ・関連科目解説、その他諸注意)
第 2回 アジアの地理と歴史―概説
第 3回 アジア経済論を学ぶ意味
第 4回 アジア通貨危機①
第 5回 アジア通貨危機②
第 6回 アジア通貨危機後の金融協力
第 7回 ビデオ講義
第 8回 ビデオ講義の解説と中間的総括
第 9回 通貨危機後のアジア経済①
第10回 通貨危機後のアジア経済②
第11回 FTA、EPA、TPP①
第12回 FTA、EPA、TPP②
第13回 東アジア共同体の展望①
第14回 東アジア共同体の展望②
第15回 まとめ
教科書・参考文献
教科書
特に指定しない。レジュメに基づき授業を行う。
参考書
末廣昭『新興アジア経済論』(岩波書店、2014年)ほか、講義中に指示する。
授業外での学習
初回ガイダンスにおいて例示する講義補完媒体(新聞・テレビ番組・雑誌等)の日常的活用、関連講義の履修
評価方法
期末に行われる筆記試験80%、毎講義後のリアクションペーパーの回答内容・提出状況(20%)。就職活動等
に伴う出席不足を補うためのレポート提出等を認めて成績評価の参考資料とする場合あり。
履修上の注意
遅刻厳禁(入室限度時刻を設定し、以後入室禁止)。履修に際し、特に予備知識は必要としないが、「実社会
で通用しないことは教室内でも通用しない」という原則を理解できない人の履修はお断りしたい。
経済3-17
科目名
農業経済論Ⅰ
Agricultural Economics Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 菊島 良介(キクシマ リョウスケ
)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
農業経済論I・IIでは、ミクロ経済学をベースとして農業・食料に関連する問題を考察するにあたって必要な基
礎知識を身につけることを目的とする。そのうち農業経済論Iでは農業生産部分に重点を置いたトピックについ
て取り上げる。
達成目標
経済学をベースとして農業を分析する際に必要な産業の特性を理解する。
今日の日本農業が抱える問題を経済学の視点から考察するための基礎知識を得る。
スケジュール
第 1回 ガイダンス―経済学と農業的世界
第 2回 微分と最適化
第 3回 ミクロ経済学における意思決定
第 4回 経済発展と農業①
第 5回 経済発展と農業②
第 6回 日本の農業と食料①
第 7回 日本の農業と食料②
第 8回 日本の農業と食料③
第 9回 農業生産と土地①
第10回 農業生産と土地②
第11回 食料の需要と供給①
第12回 食料の需要と供給②
第13回 農業の経営組織①
第14回 農業の経営組織②
第15回 試験
教科書・参考文献
教科書
教科書 – 荏開津典生『農業経済学』第3版、岩波書店、2008年
参考書
梶井厚志、松井彰彦『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』、日本評論社、2000年
生源寺眞一『農業と人間-食と農の未来を考える-』、岩波書店、2013年
授業外での学習
教科書については事前に目を通し、理解できなかった点について講義で確認するようにすることが望ましい。
評価方法
小テスト40% 期末テスト 60%
履修上の注意
講義で用いる最低限の経済数学・ミクロ経済学については解説するが、ミクロ経済学、微分の基礎知識があるこ
とが望ましい。
経済3-18
科目名
農業経済論Ⅱ
Agricultural Economics Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 菊島 良介(キクシマ リョウスケ
)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
農業経済論I・IIでは、ミクロ経済学をベースとして農業・食料に関する問題を考察するにあたって必要な基礎
知識を身につけることを目的とする。そのうち農業経済論IIでは農業生産以外にも食料消費、環境問題、貿易問
題といった農業生産関連するトピックについて、適宜学術論文を紹介しながら取り上げる。
達成目標
今日の農業・食品産業が抱える問題を経済学の視点から考察するための基礎知識を得る。
学術論文を読むための基礎知識を身につける。
スケジュール
第 1回 ガイダンス―世界の人口と食料
第 2回 計量経済学
第 3回 農産物の市場組織①
第 4回 農産物の市場組織②
第 5回 農産物貿易と農業保護政策①
第 6回 農産物貿易と農業保護政策②
第 7回 農業の技術進歩①―緑の革命
第 8回 農業の技術進歩②―日本農業の技術進歩
第 9回 食生活の成熟とフード・システム①
第10回 食生活の成熟とフード・システム②
第11回 食の安全と安心
第12回 資源・環境と農業①
第13回 資源・環境と農業②
第14回 農業政策とその評価
第15回 試験
教科書・参考文献
教科書
教科書 – 荏開津典生『農業経済学』第3版、岩波書店、2008年
参考書
泉田洋一編『近代経済学的農業・農村分析の50年』、農林統計協会、2005年
生源寺眞一『農業と人間-食と農の未来を考える-』、岩波書店、2013年
授業外での学習
教科書については事前に目を通し、理解できなかった点について講義で確認するようにすることが望ましい。
評価方法
小テスト40% 期末テスト60%
履修上の注意
本講義は農業経済論Iの続きにあたるため、2講義合わせた受講が望ましい。
経済3-19
科目名
中小企業論Ⅰ
Small and Medium Sized Enterprises Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 森 文雄(モリ フミオ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
戦後日本は急速な経済成長を実現したが、その代償として効率性中心の画一的な地域社会の集合体へと変質し、
地域経済の持続可能性は衰退し、地域間経済格差はますます拡大する傾向にある。本当に豊かさが実感できる先
進国型経済とは、個性豊かな地域経済の集合体からなる成熟型経済社会である。したがって、グローバル化の中
で持続可能な地域経済と地域密着型の中小企業の関連性を解明する。同時に、授業終了直前に配布するミニレポ
ートによる教員への質問に対して次回授業開始時に回答することによって、各自の主張や意見を記述する機会を
設けるとともに、多面的な視点から考察することができるようにする。
達成目標
経済システムにおける中小企業の位置と役割の重要性についての基本的な理解を進めるとともに、その理解内容
について十分記述できる能力と多様な視点から幅広く考察できる能力の育成を目標とする。
スケジュール
第 1回 イントロダクション:グローバル化時代の中小企業
第 2回 海外市場と中小企業
第 3回 国の地域中小企業政策と地方自治体
第 4回 地域産業構造と自治体産業政策
第 5回 地域振興と中小企業金融の構造
第 6回 地域振興と中小企業金融の課題
第 7回 産業集積の形成と地域振興:伝統産業
第 8回 産業集積の形成と地域振興:ハイテク産業
第 9回 国内のまちづくりと中小商業
第10回 海外のまちづくりと中小商業
第11回 イタリアの経済と地域社会
第12回 イタリアの中小企業
第13回 山村の持続と農林業振興:欧州の政策
第14回 農山村活性化事例と農山村活性化の要点
第15回 地域振興と地域内経済循環:6次産業化
教科書・参考文献
教科書
吉田敬一・井内尚樹『地域振興と中小企業』ミネルヴァ書房
参考書
加藤秀雄『地域中小企業と産業集積』新評論
授業外での学習
講義計画に応じて事前学習を行うこと。また、講義後は学習内容の定着を図ること。
評価方法
定期考査70%、聴講ミニレポートのまとめ感想と質問内容及び出席状況30%
履修上の注意
定期考査は記述力を中心に評価する。第14回と15回の間に定期考査を実施する。
経済3-20
科目名
地域経済論Ⅰ
Regional Economy Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 森 文雄(モリ フミオ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
経済のグローバル化が進展する時代において、地域間経済格差の拡大が進行している状況を踏まえ、地域経済の
現状についての理論的考察とともに、内外の多数の具体的な事例についての理解を進めることによって、地域経
済の活性化策を企画立案する基礎的な能力の修得を目指す。同時に、毎回の授業終了直前に配布するミニレポー
トによる教員への質問に対して次回授業開始時に回答することによって、学生の主張や意見を記述する機会を設
けるとともに、多面的な視点から考察することができるようにする。
達成目標
経済システムにおける地域経済の現状と役割についての基本的な理解を進めるとともに実践的な企画立案能力の
修得に必要な多面的な視点、および専門用語が使用できる能力と記述表現力を高めることを目標とする。
スケジュール
第 1回 現代地域経済学の課題その1
第 2回 現代地域経済学の課題その2
第 3回 世界都市と東京
第 4回 大都市圏・工業地帯の構造
第 5回 地方中枢都市の成長と成熟化
第 6回 地方都市の内発的発展
第 7回 地方工業都市
第 8回 商業集積と地域経済
第 9回 中山間地域の内発的発展
第10回 農村リゾートと複合的発展
第11回 ハイテクビジネスと地域経済
第12回 イタリアボローニャモデル
第13回 ポスト工業化時代の都市再生
第14回 経済のグローバル化と地域の持続可能性
第15回 地域資源と地域の持続可能性
教科書・参考文献
教科書
中村剛治郎編『基本ケースで学ぶ地域経済学』有斐閣
参考書
岡田知弘他『国際化時代の地域経済』有斐閣
吉田敬一・井内尚樹『地域振興と中小企業』ミネルヴァ書房
授業外での学習
講義計画に応じて事前学習を行うこと。また、講義後は学習内容の定着を図ること。
評価方法
定期考査70%、毎回の講義感想と質問レポート及び出席状況30%
履修上の注意
定期考査は記述力を中心に評価する。第14回と15回の間に定期考査を実施する。
経済3-21
科目名
産業構造論Ⅰ
Industrial Structure Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
入江 和弥(イリエ カズヤ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
ミクロ経済学と経済数学の知識を前提として、産業構造のいくつかの経済モデルについて解説する。
第1回にガイダンスを行う。オフィスアワー年数回開催予定。
前提科目:「微積分、線形代数、統計学概論」を第1年次に履修しておくことが望ましい。
達成目標
所求第一義。経済学徒としての精神を涵養する。Principles and Economic Mind! 質疑応答を重視し、建設的議
論を構築する。毎回、小レポート・小テストを課す。計画にこだわらず、意義ある課題の発見に努め、積極的に
新展開をはかってゆく。産業社会を支える技術・環境を自然科学・応用数学の観点から研究し、産業社会のもた
らす富を広く国際交流・文化・芸術・スポーツ等の観点から研究する。現代的な経済人仮説モデルを研究する。
スケジュール
第 1回 Guidance. ガイダンス。
第 2回 Industrial structure and microeconomics: 産業構造とミクロ経済学。
第 3回 Theory of production and consumption;生産、消費の理論:
第 4回 (1)Axiomatic approach and duality. 公理的接近と双対性。
第 5回 (2)Problems and solutions.
第 6回 Input-output analysis and nonnegative matrices: 投入産出分析と非負行列の理論。
第 7回 (1) Definitions and notations. 定義と記号。
第 8回 (2) Theorems and proofs. 定理と証明。
第 9回 (3) Problems and solutions.
第10回 Input-output analysis and Industrial structure: 産業連関分析と産業構造。
第11回 (1) Model building.
第12回 (2)Problems and solutions.
第13回 Welfare and welth of economics.産業構造と経済社会:産業社会のもたらす富と国際交流・文化・芸術・スポー
ツ。
第14回 Solutions (tentative). ソリューション(予備)。 第15回 Solutions and Review (tentative). ソリューションとまとめ。
教科書・参考文献
教科書
授業時に指示。
参考書
授業時に指示。
授業外での学習
Eureka! Veritas vos liberabit. There is no royal road to geometry.
評価方法
平常成績100%(小レポート・小テスト等90%と出席10%を総合的に評価する。) Continuous assessment based
on assignments,classroom quizzes and so forth(90%). Attendance is confined to the rest(10%) just for
reference.
履修上の注意
Related Subjects:Industrial Organization.
To learn mathematics is a must as a matter of course.
経済3-22
科目名
現代資本主義論Ⅰ
Modern Capitalism Ⅰ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
非常勤講師 白 春
担当教員
担当教員との連絡方法
(ハク シュンリュウ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
本講義は資本主義の形成と発展過程を確認するとともに、資本主義と国家の関係、資本主義発展史における福祉
国家の位置付け及び資本主義の構造と実質を確かめながら、現代資本主義への歴史的評価、現代資本主義の危機
と21世紀の国家システムの構築を認識し理解することを目的とする。
達成目標
本講義は現代資本主義の制度とその発展モデル及び他の社会制度または比較を通して現代の経済社会の現状と将
来を思考するヒントを得ることと、議論展開のための能力を身につけることを目標とする。
スケジュール
第 1回 現代資本主義とは何か
第 2回 資本主義社会の特徴は何か
第 3回 現代資本主義の歴史的回顧
第 4回 危機の30年と戦後の60年
第 5回 東西陣営の形成と対峙
第 6回 戦後の資本主義体制
第 7回 冷戦の体制と米ソの軍拡
第 8回 戦後資本主義経済の成長条件
第 9回 スタグフレーションの発生と脱却過程
第10回 資本主義制度における規律の脆弱化
第11回 現代資本主義への思考
第12回 大衆資本主義と資本主義の発展
第13回 資本主義の強靭性
第14回 南北問題と資本主義化
第15回 資本主義の変貌
教科書・参考文献
教科書
白春騮「現代資本主義入門」、三恵社、2008年、2000円(税込)。
参考書
石見徹「世界経済史」、東洋経済新報社、2009年(第8刷)、3000円+税。
授業外での学習
講義計画に応じて事前学習を行うこと。また、講義後は学習内容の定着を図ること。
評価方法
出席状況(30%)、毎回の小テスト(20%)、定期試験(50%)を基に総合的に評価する。
履修上の注意
資本主義全体に関する基礎的理解をベースに講義を進めるため、毎回の積み重ねが断片的な認識結果を避けるわ
けである。講義中に小まめなメモ作業を行うので休まずに受講することを望ましい。
経済3-23
科目名
現代資本主義論Ⅱ
Modern Capitalism Ⅱ
Title
科目区分 3群 経済政策・経済事情
非常勤講師 白 春
担当教員
担当教員との連絡方法
(ハク シュンリュウ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
本講義は資本主義の形成と発展過程を確認するとともに、資本主義と国家の関係、資本主義発展史における福祉
国家の位置付け及び資本主義の構造と実質を確かめながら、現代資本主義への歴史的評価、現代資本主義の危機
と21世紀の国家システムの構築を認識し理解することを目的とする。
達成目標
本講義は現代資本主義の制度とその発展モデル及び他の社会制度または比較を通して現代の経済社会の現状と将
来を思考するヒントを得ることと、議論展開のための能力を身につけることを目標とする。
スケジュール
第 1回 日本的資本主義
第 2回 新たな資本形態
第 3回 日本の経済構造の変化
第 4回 現代資本主義経済体系の構造分析
第 5回 グローバル化と現代資本主義経済体系の形成
第 6回 世界経済体系の二重構造
第 7回 現代資本主義への再思考
第 8回 新資本主義の出現
第 9回 現代資本主義の類型
第10回 資本主義経済の問題点
第11回 地球温暖化を考える
第12回 現代資本主義の発展モデル
第13回 北欧資本主義の成功要因
第14回 グローバル時代の資本主義
第15回 過剰富裕時代の到来
教科書・参考文献
教科書
白春騮「現代資本主義入門」、三恵社、2008年、2000円(税込)。
参考書
石見徹「世界経済史」、東洋経済新報社、2009年(第8刷)、3000円+税。
授業外での学習
講義計画に応じて事前学習を行うこと。また、講義後は学習内容の定着を図ること。
評価方法
出席状況(30%)、毎回の小テスト(20%)、定期試験(50%)を基に総合的に評価する。
履修上の注意
資本主義全体に関する基礎的理解をベースに講義を進めるため、毎回の積み重ねが断片的な認識結果を避けるわ
けである。講義中に小まめなメモ作業を行うので休まずに受講することを望ましい。
経済3-24