2015年11月15日 日本のサラリーマンを円満に! 円満通信 第50号 発行責任者:松本 真由美 〒550-0005 大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル4F TEL:06-6536-7700 FAX:06-6536-7705 e-mail:[email protected] ホームページ:http://em-planning.com/ 弊社へのアクセス情報の QRコードです こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの松本真由美です。 この円満通信も、記念すべき第50号となりました。創業2か月目 から書いているので、号数+2が弊社の創業からの月数です。 執筆が大得意という訳ではないのですが、継続できればいいな。 との思いで始めました。今回のように発行が多少遅れることは あっても、なんとか継続出来ているのは、「円満通信、見てますよ!」 という読者の皆様の温かいご声援のお蔭様と心より感謝しています。 では、今月も「円満通信」にお付き合いいただければ幸いです。 11月30日は「家計簿の日」 今月の似顔絵 「紅葉とボジョレーヌーボー」 日本で初めて家計簿が発刊されたのは1952年。長年、家計簿を発刊し、日本一の家計簿発行部数を 誇るT社が、2012年から「11月30日」を「家計簿の日」と定めたということです。 なぜ、「11月30日」かというと、語呂あわせ的にも、「いいお金」につながりそうで、また、時期的に、 その年の家計を見直し、来年もしっかり家計管理をしていこうという意識付けにつながるというのが理由 のようです。 今年も残り少なくなってきましたが、書店には、たくさんの「家計簿」が並んでいます。また、最近は パソコンのソフトやスマホのアプリもあって、そのような家計簿を利用している人もいるようです。 来年こそは「家計簿」をつけてみようと思っている方も多いと思います。 実は、11月2日付の産経新聞(全国版)で、家計簿の取材を受けたことが掲載されました。 松本はどうしているのかというと、6歳からお小遣い帳を付けています! そして、今は愛用歴12年目 の家計簿ソフト(途中、数回バージョンアップ)を使っています。ここまで続くと手際もよくなり、所要時間 は1日3分程度で充分です。ラクで楽しくないと続かないと思います。 皆さんにお伝えしたいことは、家計簿を付ける作業は、極力ラクで簡単に。 小遣い帳でも充分なくらいです。貴重な時間は、付けることよりも、収支の 分析にぜひ使って頂きたい! 毎月の収支のムリ・ムダ・ムラに気付き、 「我が家の生活費は月いくら」と言えるあなたになって頂きたいのです。 1か月の収支が把握できたら、1年間の収支も把握に挑戦しましょう。 ①手取りの年収、②年間の支出総額、③貯蓄や投資にまわせる金額 (手取り収入-支出総額)の3つを把握することにより、子どもの教育費や 住宅購入プラン等の将来のマネープランに活かすことができるのです。 投資信託のコストは二極化傾向 20~40歳代の資産形成層に向けて超低コストの投資信託の投入が相次いでいます。 戦いの契機は9月。三井住友アセットマネジメントが、これまで確定拠出年金(DC)向けだった超低コ スト投信を、ネット証券向けにコストに敏感な若い世代を取り込むのを狙って、一般販売を始めたことで した。投信は購入時に購入時手数料がかかることがあるほか、持っている間、信託報酬というコストが 毎日引かれます。長期の保有で特に影響が大きいのは信託報酬です。 三井住友の投信の信報は国内債券が年0.1%台、 全海外株式が0.2%台。ともに指数に連動する低コスト の「インデックス型」と呼ばれる投信ですが、従来の 同種の投信に比べても半分未満の超低コスト。 かたや、数年前から「購入・換金手数料なしシリーズ」で 低コスト投信を広げてきたのがニッセイ。そのニッセイが 11月に既存の同シリーズの投信の信託報酬を三井住友 よりもさらに下げてきました。「超低コストはニッセイ」と いうブランドを死守することに固持しているようですね。 ニッセイや三井住友の投信は、米国の低コスト投信に ひけをとらない水準。投資家が自分の選択次第で、 低コストでの長期資産形成ができる時代がようやく 始まったことは喜ばしいことです。 2015年夏以降の インデックス型投信の発売や信託報酬引き下げ 発売時期 運用会社 (略称) 対象資産 信託報酬 (%) 8月 ニッセイ 4資産均等型 (日本株・日本債券・ 外国株・外国債券) 0.37 日本債券 9月 三井住友 DC全海外株式 DC外国債券 DC新興国株式 国内債券 11月 ニッセイ※ 外国株式 外国債券 0.17 0.27 0.23 0.60 0.16 0.26 0.22 ※は信託報酬引き下げ かたや、圧倒的な資金量を持つ高齢層には複雑で高コストの投信が売れ続け、投信販売は二極化 しています。 1990年代前半は加重平均で年0.9%台前後だった信報は長期にわたり上昇。今も高止まり。現在の 主力の投資家層である60歳以上の高齢層への売れ筋商品が、高コストだからです。 分配金を重視するあまりに、海外低格付け債券などに新興国通貨を組み合わせるなど複雑化した 高コストアクティブ型投信が増える・・・背景には対面型の販売金融機関からの要請があるのでしょう。 某証券会社の投資信託ランキング (買付金額 ) 商品名 フィデリティ・USリート・ファンドB (為替ヘッジなし) 資源株ファンド 通貨選択シリーズ <ブラジルレアル・コース>(毎月分配型) ピクテ新興国インカム株式ファンド (毎月決算型) 購入時 手数料(%) 信託報酬 (実質・%) 3.78 1.61 3.78 1.89 3.24 2.05 投信では長期になるほどコスト差が成績を左右します。10年超ではアクティブ型の6~7割の成績が コスト負担の重さなどで市場平均を下回りがちというのは、世界共通なのです。 素晴らしいアクティブ型投信もあるかも知れないけれど、数少ないそれらを探すよりも、投資が趣味で も仕事でもない人は、資金の大半は低コスト・インデックス投資を行うことがセオリーなのでは?と思う 今日この頃です。 ※表中の名称や数値は執筆時点のもので、変更されることがあります。 言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。 【円満通信・第50号】を最後までお読みいただき、ありがとうございました。 株式会社円満プランニング 松本 真由美
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