最も身近で、一番大切な技術 富山大学 工学部 知能情報工学科案内 2009 http://www.eng.u-toyama.ac.jp/ja/department-II.html 知能情報工学科では次のような入学者受入れ方針(アドミッションポリシー)を設けています。 ◆ 情報工学に強い関心と勉学意欲をもち、課題遂行に必要な精神力に富む人。 ◆ 情報工学を学ぶために必要な論理的思考力・理解力・表現力・問題発見能力を備えている人。 ◆ 情報工学に関する高度な技術と見識を身につけた職業人として社会に貢献することを目指 し ている人。 ◆ 情報工学を深く研究し、情報工学及び関連分野の研究者として世界的に活躍する意欲を有す る人。 募集人員 72 前期日程 45 後期日程 10 専門学校・総合 学科卒業生選抜 推薦入学 帰国子女 社会人 2 14 若干名 1 (注) 詳細は募集要項を入手してご確認してください。 情報処理技術者全般、ソフトウェア開発技術者など NEC、NTTデータ、PFU、YKK、アイ・オー・データ機器、インテック、キヤノン、セイコーエプソン、デ ンソー、トヨタ自動車、三協・立山ホールディングス、三菱自動車工業、東芝、日立、日本オープン システムズ、不二越、富士通、野村総合研究所 詳細は次のホームページでご覧になれます。http://www.adm.u-toyama.ac.jp/gakumu/shushoku/shoku-jyokyo.html JR富山駅から約20分 JR富山駅から約15分 JR富山駅前 富山地鉄・路線バス 「富山大学経由」(3番乗り場)乗車約20分 「富山大学前」バス停下車すぐ 北陸自動車道「富山西IC」から約10分、 「富山IC」から約20分 〒930-8555 富山市五福3190 富山大学 工学部 工学系支援グループ(入試担当) tel. 076-445-6698 本学科では、超高速高度情報通信網とマルチメディア端末によって形成されるインフラストラク チャの上で行われる、仮想社会や仮想都市内での個人対個人、個人対組織、あるいは組織間の 日常的な対話活動を支援し、円滑化するためのハードとソフトを身につけた学生を養成し、高度情 報化社会の要請に応じる教育研究を行います。 高度情報化社会の要請に応え、10年後、20年度に主役を担える情報技術者・研究者を育てるた め、将来を見据えた教育を行っています。カリキュラムでは、実験、実習に多くの時間を充て、技術 が身につくよう工夫しています。また、情報および関連分野の重要科目をバランスよく配置し、それ らを有機的に結びつくように開講時期を設定しています。 信号処理、音声・音響工学、センサ工学、金融工学 音や映像に代表されるように、私たちの身のまわりには 様々な信号があります。これらの信号をセンシングし、コン ピュータで解析するためには、信号のデジタル化が必要です。 特に、デジタル放送に伴い効率よく符号化したり、正確に、さ らにコンパクトに情報を表現することが求められるなど、信号 解析は工学の基盤技術です。 この研究室では次世代の信号解析技術を使って、音声・音 響、画像・映像、生体、金融など分野の異なる様々な信号を 解析し、新しいアプリケーションを創出しています。 【主な研究テーマ】 ●音や画像の次世代符号化技術の開発 ●株価などの経済時系列予測 ●広範囲の空間制御を可能にする音場制御技術の開発 オートマトン、アルゴリズム、パターン認識、画像処理 アルゴリズムとは、簡単にいえば問題を解くための手順のことで、 コンピュータのプログラムもその一つです。問題を解くためのアルゴ リズムを構成すること、より効率的なものを構成すること、その効率 を評価することが必要です。特に、セルオートマトンという、近傍の みと通信可能なCPUを並列に並べたものを使って、雪の結晶成長 シミュレーション、一斉射撃問題などを解いています。 また、パターン認識とは、人がなにげなく行う表情や文字の認識な どを、コンピュータを使って行う研究で、予想以上に難しいことが分 かっており、我々は統計的理論をベースに取り組んでいます。 【主な研究テーマ】 ●雪の結晶成長シミュレーション ●一斉射撃問題 ●表情認識 文字の認識をする前に文字の 連結方向を決定する研究 マルチメディア情報通信、高度道路交通システム(ITS)、Web画像処理 デジカメや DVDなど、実際の原画像よりも少ない情報 で表現されたメディアが氾濫している昨今、ユーザが真 に必要としているメディア品質を考える必要があります。 そのため、メディア品質を数値的に評価する技術が必 要になり、この開発と産業応用を研究しています。また、 この品質評価技術の国際標準化へも貢献しています。 さらに、北陸特有の雪害を情報通信技術(ICT)で克服 する高度道路交通システム(ITS)や、近年注目を浴び ているWeb2.0技術を用いた画像処理も研究しています。 【主な研究テーマ】 ●マルチメディア品質の評価技術とその産業応用 ●スケーラブルな雪ハザードマップ生成・情報配信に関する研究開発 ●Web 画像データベースを用いた画質改善 仮想空間、計算機シミュレーション、高速計算機 平成20年4月に誕生した、できたての研究室です。コ ンピュータを使い、その中に、現実の世界や現実とは異 なる世界を作り出します。それを仮想空間と呼びましょう。 皆さんの大好きなゲームの世界に近いですね。仮想空 間の中では、好きなことができます。物理現象を再現し たり、現実には難しい実験をしたり、工業製品の性能を 実際に作る前にコンピュータ内で確認したり。また、現物 がそこに無くとも、あたかも目の前にあるかのように触っ たり、仮想の町や学校を作ったりすることも可能です。 【主な研究テーマ】 ●解析の難しい物理現象をコンピュータを使って研究する。 ●高速コンピュータの研究 ●3次元仮想空間において、授業を行う研究 今流行の3次元仮想空間セカンドライフ。現在この中に 教室を作り、現実には出来ないような授業を行う研究を しています。 視覚情報処理、感性情報処理、光・照明工学、都市景観工学、色彩工学、人間工学 本研究室では、人間の優れた感覚・知能情報処 理系である視覚(及び聴覚)工学に関する基礎的 な研究から、CG(コンピュータ・グラフィックス)、感 性工学、都市景観及び光環境評価・解析、ライト アップ等の応用的研究に至る迄の、幅広い研究を 行っています。 また、産学連携並びに地域貢献の立場より、県 内・外の数多くの有名企業とのプロジェクト研究、共 同研究、委託研究を行っています。 【主な研究テーマ】 ●フルカラーLED道路情報板における最適表示に関する研究 ●CG画像を用いた夜間都市景観の評価・設計 ●入浴剤の色相と香りの心理効果に関する研究 ニューロサイエンス、網膜、視覚情報処理、脳、シナプス可塑性、記憶・学習、生理学実験 今日の重要課題の一つはコンピューターの知能化であり、 例えば主人の心を読んで自ら行動するロボットが研究されて います。このような技術を実現するためには、脳の働きを知ら なくてはなりません。私達は(1)網膜神経ネットワークによる 視覚情報処理や(2)脳のシナプス可塑性(脳内の情報の流 れが変ること)による学習のメカニズムを追究しています。配 属学生にはパッチクランプ法や遺伝子操作など高度な実験 技法や画像計算処理技術を修得してもらうとともに、研究成 果を国際学会・学術雑誌において発表してもらいます。 【主な研究テーマ】 ●生体内で網膜の神経活動を計測し、それらを計算機上でシミュレーション することにより、視覚情報処理のメカニズムを明らかにする。 ●マウスの行動や神経活動を測定し、シナプス可塑性や学習のメカニズムを明らかにする。 光通信、ネットワーク、FTTH、WAN/LAN、携帯電話、ソリトン通信、トラフィック、通信品質 携帯電話 近年、ADSL、光ファイバ通信へと、情報通信システムは 国際光ネットワーク 急速に発展し、携帯電話の発展も著しくなっています。 ANT 光ネットワーク 研究室では、音楽ダウンロード、高速インターネット、動画 光送受 配信など、急速に発展する情報通信システムを、より一層 信装置 光ルータ 発展させ、より豊かな、安心・安全なメディア情報の通信を 可能にするため、アクセス系、WAN/LAN系、携帯電話系 光ルータ 光送受 の斬新なネットワークの構成法や通信方式を考案し、また、 サーバ 光送受 光ルータ 信装置 信装置 光送受 トラフィック(情報流量)や、光ソリトン無歪み通信方式の通 信装置 高精細映像 信品質(QoS)の検討を行なっています。 【主な研究テーマ】 ●超多段変調方式による光通信システムのネットワーク構成法の研究 ●次世代信号アロケーション法によるマルチメディア通信方式の研究 ●光ソリトン無歪み通信システムの通信品質(QoS)の研究 大画面スクリーン 高度次世代ネットワーク 立体映像 高臨場感映像 テレビ, 電話, FAX インターネット, ・・・ 次世代メディア ニューラルネットワーク、ヴァーチャルリアリティ、視覚情報処理、脳情報工学、携帯電話 「人と人・人と機械の繋がり」をテーマとして、様々 なシステム開発や研究を行っています。コミュニケー ションに関わる人間の心理や知覚情報処理の過程 を基に次世代のヒューマン情報処理技術の革新を 目指しています。 脳型コンピュータに関する研究や、脳の活動によっ て発生する脳波を用いて機械を操作するための脳 と機械を繋ぐ革新的なインタフェース技術に関する 研究を行っています。 【主な研究テーマ】 ●バーチャルリアリティ、コンピュータビジョンとその応用 ●ブレインマシンインタフェース(BMI)、脳情報処理に関する研究 ●次世代携帯電話の応用やウェアラブルコンピュータに関する研究 誤り訂正符号、多値論理、ネットワーク工学、情報セキュリティ 携帯電話等のディジタル通信機器では、ネットワークの信 頼性(誤り無く情報を伝達する)や安全性(セキュリティ)、さら に、回路の高機能化や通信機能の拡張などの問題が重要に なっています。これらの課題に関係して、符号化情報学研究 室では、ICTの基礎となる誤り訂正符号や暗号など、情報と 符号に関する理論と応用、論理回路の基礎や多値論理の応 用、更に、ネットワーク工学の基礎技術に関する研究などを 行っています。また、これらの応用として、センサネットワーク や情報セキュリティに関する研究も行っています。 【主な研究テーマ】 ●畳込み符号の代数的構造やその復号法、LDPC符号と繰り返し復号法 ●多値論理の応用、教育支援システム ●情報セキュリティ、暗号技術、センサネットワーク 9回目 7回目 z 6回目 誤り数(雑音)1424ビットの2値画像 LDPC符号の具体例 3回目 0回目 ページレイアウト 表 裏
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