地 情 機 第 793 号 平成 27 年 6 月 11 日 各都道府県情報政策担当課長 殿 各市区町村情報政策担当課長 殿 地方公共団体情報システム機構 理事(兼)事務局長事務取扱 松 﨑 茂 平成27年度「サイバー攻撃検知通報事業」参加団体の募集について 時下、ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。 当機構の運営につきましては、日頃から御支援・御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 今年度は、社会保障・税番号制度が実施されますので、地方公共団体におかれましては、更なる情 報セキュリティ対策が必要となります。 また、日本年金機構のサイバー攻撃による個人情報漏えいにも見られますように、情報セキュリテ ィ対策は地方公共団体にとっても喫緊の課題となっております。 そのような中、独立行政法人 情報通信研究機構が実施主体となって「サイバー攻撃検知通報事業」 が今般、実施されます。この事業は、「対サイバー攻撃アラートシステム DAEDALUS(ダイダロス) 」 が、申込のあった団体のネットワークから発生する不審な通信の有無を 24 時間自動監視し、各地方 公共団体の庁内ネットワークのワーム型マルウェアの発生や、大量のコンピュータが一斉に特定のサ ーバへ通信することで機能を停止させてしまう DDoS 攻撃を検知するとともに、その発生状況をメー ルにて参加団体に個別にアラート送付するものです。 機構としても、本事業は、情報セキュリティ対策として大変有意義なものと考えており、近年、積 極的な参加を推奨してきたところです。 現在、本事業には226団体が参加しており、一部のサイバー攻撃の予兆等について検知実績を挙 げつつあります。参加されていない団体におかれましては、別紙を御覧いただき、サイバー攻撃検知 通報事業へ積極的に参加されますようお願い申し上げます。なお、参加は無償です。 本件に関する連絡先 地方公共団体情報システム機構 情報化支援戦略部 セキュリティ支援担当 (担当:永野、鈴木、楞野(かどの)) 〒102-8419 東京都千代田区一番町 25 TEL:03-5214-8040 メールアドレス(LGWAN):[email protected] メールアドレス(インターネット) :[email protected] 別紙 サイバー攻撃検知通報事業のご案内 平成 27 年 6 月 11 日 地方公共団体情報システム機構 情報化支援戦略部 セキュリティ支援担当 1 名称 正式名称:サイバー攻撃検知通報事業 略称:ダイダロス 2 本件実施主体及び当機構の位置づけ 実施主体 :独立行政法人 情報通信研究機構 ネットワークセキュリティ研究所 参加受付窓口及び問い合わせ先:当機構 情報化支援戦略部 セキュリティ支援担当 3 目的 対サイバー攻撃アラートシステム「DAEDALUS(ダイダロス)」を利用した次に挙げるサイバー攻撃 の観測(検知)と観測結果の提供(アラートメールの送付) ワーム型マルウェア DDoS 攻撃 4 概要 申込みのあった団体のネットワークから、不審な通信の発生がないかを 24 時間体制で自動観測 し、登録したネットワークにおけるサイバー攻撃発生有無に係るアラート情報を提供します。参加 は無償です。 これにより、ワーム型マルウェアの発生有無や、バックスキャッターと呼ばれる DDoS 攻撃の痕 跡が検知可能となります。なお、本観測による各団体システムへの負荷は一切かかりません。 本件の詳細は、別紙1を参照してください。 別紙1のダウンロードはこちらから(LGWAN 接続環境が必要です) http://lasc.j-lis.asp.lgwan.jp/sec/2015/0616_6299.php 注意:本件は、上記に挙げた一部のサイバー攻撃を受けた際に、状況判断するための判断材 料となるデータを提供する「事後対処」のための事業です。状況改善のための事前対策の検 討や、事後対処における対応実施は各団体に実施いただくこととしており、本件の範疇外で す。 (実施イメージ) 5 申込期間(予定) 平成27年6月15日(月)から随時 6 実施期間(予定) (申込受領し、システム準備完了後) ∼ 平成28年3月31日(木) ※申込順に順次開始しますが、準備のためお申込みから 1 週間∼2 週間程度時間を頂くことがあ ります。 ※本事業は、複数年実施する予定がありますが、現時点で終了日は確定していません。別途 お知らせします。また、次年度の続行が決定した場合は再度申込み期間を設けますが、今年 度申込みいただいている団体は停止(不参加)のお申し出いただいた場合を除いて自動的に 継続扱いとします。 7 検知対象 インターネットに接続する、申込団体の全てのサーバ、ネットワーク機器、PC 等ホスト ※ただし、検知対象として ASP 事業者等のネットワークを指定する場合、事前に本事業 による観測を実施することについて、先方に許諾を得ていることを前提とします。許諾は、申 込団体の責任の元、行ってください。詳細は別紙1を参照してください。 8 参加に際して必要なこと 本事業で提供されるアラートメールを受信し、情報セキュリティ対策に役立てる場合、 次の知識が必要です。 TCP/IP に関する基礎的な知識(必須) XML 構文に関する基礎的な知識(推奨) なお、アラートメールの読み方に関する解説マニュアルは別途ご提供しています。 参加に際しては、運用保守担当ベンダーや、ISP・データセンター担当者 等とも連携してアラー ト情報をご活用ください。 マニュアルのダウンロードはこちら http://lasc.j-lis.asp.lgwan.jp/sec/2015/0616_6304.php 9 申込方法 申込みは、次のメールアドレスに 別紙2 ダイダロス申込シート(以下「別紙2」という。)を 添付してお送りください。 メール宛先 :[email protected] (LGWAN) 件名 :【申込】サイバー攻撃検知通報事業 本文 :(記載不要です。) 添付ファイル(※):団体コード_団体名_ダイダロス申込シート.xls (※)別紙2のファイル名は、次の命名規則で記述してお送りください。 「団体コード(半角数字 6 桁)_団体名_ダイダロス申込シート.xls」 例:999999_○○市_ダイダロス申込シート.xls 別紙2のダウンロードはこちらから(LGWAN 接続環境が必要です) http://lasc.j-lis.asp.lgwan.jp/sec/2015/0616_6299.php 10 申込時に必要な情報(別紙2から抜粋) 次の情報を送付してください。申込内容に関する質疑等を当機構から行う場合は代表の方にしま す。また、観測の開始にあたっては開始予定のお知らせを登録いただいた全てのメールアドレスに 送付します。メールアドレスに間違いがないよう、十分ご注意ください。 なお、平成 26 年度末までに申込みいただいた団体が改めて申込みをする必要はありません(継 続実施しています) 。 (1)地方公共団体コード (2)団体名 (3)代表者情報 ア 所属名 イ 氏名(かな、漢字) ウ 電話番号 エ メールアドレス インターネット経由で月次報告を送付します。インターネットから到達できるメールアド レスを登録してください。月次報告の内容については、別紙1を参照してください。 (4)観測実施希望のネットワークに係る情報 観測実施希望のネットワーク毎に次の情報を記載してください。 ア ネットワーク名称(必須) 任意のわかりやすい名称を付けてください。ヘルプデスク問い合わせ等の際に利用すること があります。(例:○○市 DMZ セグメント) イ 観測対象 IP アドレスブロック(必須) 観測対象ネットワークの IP アドレスブロック(ネットワークアドレス)を CIDR 表記、半角 数字、記号にて記入してください。(例:123.123.123.0/24)1つのネットワークセグメン トを分割して登録し、アラート送付先を分けることも可能です。 なお、原則として .. IP アドレスブロック単位で承っておりますが、1つのサーバ又はネット ワーク機器のみを観測対象としたい場合は、CIDR 標記を「/32」と記載して申請してくださ ウ エ い(例:123.123.123.1/32)。 IP アドレスブロックの利用状況(必須) 観測対象ネットワークの IP アドレスブロックがどこで利用されているものかを次の中から 選んで記載してください。 ・自団体の庁内 LAN(DMZ 含む)の機器が利用する ・レンタルサーバが利用する ・ASP サービス/クラウドサービスが利用する ・自団体の関連団体(三セク等)が利用する ・その他 当該ネットワークに係るアラート通知先(1つ以上登録必須) 当該ネットワークにサイバー攻撃が発生した場合のアラートメール送付先を、最大 3 メー ルアドレスまで登録することが可能です。 なお、このアラート通知先に保守担当ベンダー等のメールアドレスを登録することも可能で す。その際は、メールアドレス情報を J-LIS 及び NICT に提供することについて、予め了承 を得てから登録してください。 注:代表者欄にのみ記載しているメールアドレスには、アラートは届きません。代表者もリ アルタイムにアラートを得る必要がある場合は、アラート通知先欄に代表者のメールアド レスも記載してください。 なお、上記 イ、エの詳細については、別紙1にて詳細を説明しています。あわせて参照してく ださい。 11 登録情報の変更・観測の停止について 別紙2で登録した情報に変更が生じた場合は、次のメールアドレスに「別紙3 変更シート」(以下「別紙3」という。)を添付してお送りください。 ダイダロス登録 メール宛先 :[email protected] (LGWAN) 件名 :【登録変更】サイバー攻撃検知通報事業 本文 :(記載不要です。) 添付ファイル(※2) :団体コード_団体名_ダイダロス登録変更シート.xls (※2)別紙3のファイル名は、次の要領で記述して送信してください。 「団体コード(半角数字 6 桁)_団体名_ダイダロス登録変更シート.xls」 例:999999_○○市_ダイダロス登録変更シート.xls 本事業への参加を中止(観測を停止)したい場合は、次のメールアドレスに「別紙4 ス停止希望シート」 (以下「別紙4」という。 )を添付してお送りください。 メール宛先 :[email protected] (LGWAN) 件名 :【停止希望】サイバー攻撃検知通報事業 本文 :(記載不要です。) 添付ファイル(※3) :団体コード_団体名_ダイダロス停止希望シート.xls (※3)別紙4のファイル名は、次の要領で記述して送信してください。 「団体コード(半角数字 6 桁)_団体名_ダイダロス停止希望シート.xls」 ダイダロ 例:999999_○○市_ダイダロス停止希望シート.xls 別紙3、4のダウンロードはこちらから(LGWAN 接続環境が必要です) http://lasc.j-lis.asp.lgwan.jp/sec/2015/0616_6299.php 12 当機構並びに NICT における申込情報の取扱について 本事業の申込みにて当機構が預かった個人情報及び IP アドレスブロック等の情報は、システ ム設定、本事業に関する連絡(アラートメールの送付) 、問い合わせ対応の目的に利用し、そ の他の目的では利用しません。 本事業では、サイバー攻撃観測(検知)のためのシステム及び観測結果のアラートメール送 付の運用業務を NICT が実施するため、当機構は受付窓口としてお申込み頂いた情報を NICT に提供します。NICT には個人情報保護対策の徹底を要請しています。 本事業を継続せずに終了する際は、NICT において本事業で得たすべての個人情報データの破 棄事実を当機構が確認します。 13 免責事項 本事業が円滑に運営されることについて当機構及び NICT は最大限の努力をしますが、本事業 参加により得た情報を利用したこと若しくは利用出来なかったことにより生じたいかなる損 害も当機構及び NICT は責任を負いかねます。 当機構及び NICT は誤った IP アドレスブロックを登録申請したことにより生じる不利益に対 しては一切の責任を負いかねます。 (自団体に関係のないネットワークの登録はお断りします。 NICT にて登録内容の正誤については whois 検索等による確認を行いますが、登録内容に間違 いがないよう、十分注意してください。 ) 本事業で各団体のネットワークにおけるサイバー攻撃(ワーム型マルウェアの発生、DDoS 攻 撃)を全て検知できるものではありません。別紙1の詳細資料も参照いただき、検知できる 内容や諸注意事項を把握し、誤解のなきよう活用ください。 14 配付資料 別紙1 サイバー攻撃検知通報事業詳細 別紙2 ダイダロス申込シート 別紙3 ダイダロス登録変更シート 別紙4 ダイダロス停止希望シート (本件に関する連絡先) 地方公共団体情報システム機構 情報化支援戦略部 セキュリティ支援担当 (担当:永野、鈴木、楞野(かどの) ) 〒102-8419 東京都千代田区一番町 25 TEL:03-5214-8040 メール(LGWAN):[email protected] メール(インターネット) :[email protected]
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