琴浦町教育大綱平成２７年７月琴浦町琴浦町教育委員会琴１浦町教育大綱はじめに（１）教育大綱策定の背景と趣旨本町は、平成１６年９月１日に旧東伯町・旧赤碕町の２町が合併して新しく琴浦町として誕生しました。平成１９年３月には、琴浦町の以後１０年間の基本的な政策・施策の方向性を示す「第一次琴浦町総合計画」を策定しました。このたび、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正（平成２７年４月１日施行）伴い、同法第１条の３第１項の規定により、地方公共団体の長は、教育基本法第１７条第１項に規定する基本的な方針「国の第２期教育振興基本計画」を参酌した上で、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体の教育、学術及び文化振興に関する総合的な施策の大綱を定めることとされました。この大綱は、教育行政に関する町民の意向をよりいっそう反映させるため、同法第１条の４第１項に定める町長と教育委員会で構成する「総合教育会議」において協議、調整した上で策定するものです。（２）教育大綱の位置づけこの大綱は、本町の教育行政を推進するための基本指針となるものです。第一次琴浦町総合計画の基本構想に定める基本目標の達成に向け、教育分野の基本目標、重点的に取り組むべき基本施策の方向性を示すものです。（３）教育大綱の実施期間本大綱は、平成２７年度から２９年度までの３年間を実施期間とします。ただし、今後の社会情勢等の変化を踏まえて、毎年、総合教育会議において協議調整を行い、状況に応じて適宜見直していくものとします。２琴浦町教育大綱【琴浦町将来像】「自然と歴史が調和した心豊かなふるさと未来」 Ⅰ 基本理念・自然と調和した住みよい環境のまち・希望に満ち健やかに笑顔広がるまち・誇り高くみんなでつくる共生のまち Ⅱ 基本施策・未来をひらく地域産業のまちづくり・自然と共に生きる環境のまちづくり・健やかで思いやりのあるまちづくり・誇り高く心豊かな人を育むまちづくり・住民が自らつくる活力あるまちづくり Ⅲ 琴浦教育ビジョン誇り高く心豊かな人を育むまちづくり（教育・文化）健やかで思いやりのあるまちづくり (福祉・人権) Ⅳ 琴浦町教育基本目標Ａ．ともに学びあい、高めあい「幸せ」感じるまちづくり生涯学習の推進体制を整備し、町民一人一人が生涯を通じて、自らの自己実現を図るために、いつでも・どこでも・誰とでも学びあい高めあう環境づくりを推進すると共に、地域の教育力の向上を図る。また、地域の自然や文化とふれ合うことのできる環境整備を推進する。＜重点事項＞１生涯にわたる発達段階に応じた社会教育の推進２地域づくりと生涯学習推進を目指した地区公民館活動の充実３自立した学習を支援する図書館活動の推進４豊かな情操を育む地域文化の振興と文化財の保護５心身の健康増進を図るスポーツ・レクリエーションの振興６男女共同参画社会の実現Ｂ．ふるさとを愛し、未来を拓く琴浦っ子の育成保護者を含め、保育園（こども園）、小中学校の連携強化を図り、地域に根ざした教育活動を推進しながら、子どもたち一人一人に確かな学力を身につけさせると共に、地域に開かれた学校づくりを推進する。＜重点事項＞１地域に根ざした教育活動の推進２豊かな心を育む教育活動の充実３一人一人の確かな学力の向上４学びと育ちの一貫性を重視した教育の推進５開かれた学校づくりによる学校運営の充実６食育の推進と充実７今日的な教育課題の解決８総合教育会議の運営Ｃ．誰もが安心して暮らせる人権を尊重するまちづくり「琴浦町部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例」に基づき、誰もが安心して暮らせる人権尊重の社会の実現に向けて、人権・同和教育の推進に努め、その充実を図る。＜重点事項＞１人権・同和教育の総合的、計画的な推進と推進体制の整備、充実２地域社会における啓発並びに学習機会の提供３学校教育における人権・同和教育の推進４部落解放、福祉の向上、児童の健全育成、人権啓発のための住民交流の拠点としての文化センター事業の充実５他団体と連携した事業の推進