2015年7月号

1995 年 8 月 10 日第三種郵便物認可(毎週1回水曜日発行)
2015 年 7 月 9 日発行
SSKS
増刊通巻 第 6489 号
SSKS
№70 2015 年
7 月号
編集者 社会福祉法人・地の星 理事長 安達利惠子 〒194-0044 町田市成瀬 8-9-14 ℡:042-728-9301
e-mail:[email protected] URL:http://www.chinohoshi.or.jp
<夏休みを前に>
夏休み前の 7 月 18 日(土)に地の星まつりが行われま
す。梅雨が明けているか、暑すぎないか、と、心配は尽
きません。今年の実行委員会は利用者代表もメンバーに
入って、皆張り切って準備しています。皆様、たとえ雨
でもどうぞお越しくださいませ。
6 月にも楽しい行事がございました。裏千家青年部によ
るお茶会が今年も地の星 3 階で開催されました。毎回「海」
とか「七夕」などテーマがあって、それに相応しいお道
具をお持ちくださいます。今年のお題は「雨」でした。
会場作りは地の星の皆さんのお仕事です。お得意の手作
り品をいっぱい飾りました。雫のオーナメントが揺らぐ
しっとりと落ち着いたお茶席で、地の星が幽玄な雰囲気
に包まれた一日でした。
3 階利用者の作品です。カエルをモチーフに、
ジューン・ブライドをイメージしました。
町田からも近い「こどもの国」は横浜市青葉区にあり、今年は開園 50 周年になります。皆様ご存知
のように皇太子ご成婚(現天皇陛下)の際に、全国から贈られたお祝いが基金となって、子どもたち
の為にできた公園です。梅林あり牧場あり、スケート場にプールと、入場料はお安いのに大人も十分
楽しめます。我が家でも、そしてベロニカ苑でも数え切れないくらい遊びに行きました。
25 年程前、息子が所属していたボーイスカウト町田一団で「こどもの国」に出掛けた折、団委員長様
が無名のスカウト戦士像に案内されました。そこのレリーフには「先の大戦の戦場で米国人の兵士が
動けずに倒れていた。そこへ日本人の兵士が通りかかり、米国青年は『殺される』と思った瞬間気を
失った。暫くして気が付くとメモが残されており、意識のない人を殺めることはできない、倒れてい
た貴方は三指で行うボーイスカウトの敬礼をしていた、自分もスカウトである、傷の手当をした、こ
となどが記されていた。米国青年は生き延び本国で顛末を報告した。関係者が日本人の兵士を捜した
が見つからず、戦死したものと思われている」というような内容が書かれています。
決して美談なんかではないと思っています。ボーイスカウトは、生命の尊重や仲間との協力、正義に
満ちた行動が活動の根底にある、と聞き及んでいます。同じ志の若者達が戦うなど切ない限りです。
夏休みには、広島・長崎の原爆記念日そして終戦記念日があります。戦後 70 年の今年は、ひときわ
大切な記念日について心を寄せたいと思います。
理事長 安達利恵子
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