「独立行政法人勤労者退職金共済機構契約監視委員会」の審議概要について [問い合わせ先] 独立行政法人勤労者退職金共済機構 総務部 電話 総務課 03-6907-1275 平成26年度第2回独立行政法人勤労者退職金共済機構契約監視委員会が、平成27年1月8日(木)に、労 働者健康福祉機構本部18階会議室において開催されましたので、その審議概要についてお知らせします。 平成26年度第2回独立行政法人勤労者退職金共済機構契約監視委員会(概要) 開催日 平成27年1月8日(木) 及び場所 労働者健康福祉機構18階会議室 竹内啓博(公認会計士) 委 員 (敬称略) 田極春美(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング㈱主任研究員) 荒井正博(独立行政法人勤労者退職金共済機構 審査対象 監事) 平成26年(6~11月)に契約締結された案件 ●点検・見直しの審議について 平成26年(6~11月)契約の事後点検についての審議 【競争性のない随意契約】 合計 【一者応札・一者応募】 合計 4件 10件 委員からの意見・質問に対する機構担当部 質問・意見 回答等 回答 【競争性のない随意契約】 ○特になし。 概 要 【一者応札・一者応募】 ○「中退共電算システムにおける未請求調 査及び退職被共済者住所管理システム改修 業務」について ①他者が入札辞退した理由は。 ①入札辞退した7者のうち1者からしか辞 退理由について回答いただいていないが、 使用言語に対応できる人員の確保ができな かったと聞いている。 ②入札条件となっている、開発業務従事者 ②不具合対応等のために必要な最低限度の に求められるスキルが厳し過ぎるというこ スキルを設定しており、これ以上要件を緩 とはないのか。 めることはできない。 ③8者が入札説明会に参加していながら7 ③了解した。 者が辞退するには使用言語だけでは説明が つかないと思う。できる限り多くの業者か ら辞退理由を聞き取り、言語に対応できる 大手の業者に対しても積極的にアピールを していただきたい。 ○「厚生年金基金制度から中小企業退職金 共済制度への資産移換に係る中退共電算シ ステムの改修業務(2次開発) 」について ①入札説明会に1者しか参加しなかった理 ①契約名称に「2次開発」との文言が入っ 由は。 ているため「1次開発からの延長」との印 象を与えてしまったため他業者の参入が得 られなかったのではと分析している。 ②公告から仕様書配布期間が盆休みに重な ②了解した。 らないようにする等の工夫も必要と考え る。 ○「平成26年度長期未更新現況調査委託 業務」について ①応札用件に「ISMS 認証又は ISO27001 ①過去の入札において同様の条件で一者応 認証を取得していること」とあるが、例え 札になった前例がなかったため今回も同様 ばプライバシーマークの取得等もう少し緩 の条件とした。今回も仕様書を取りに5者 い条件を設定することはできなかったの 来て頂いている。今後、この条件が入札の か。 障害となるのであれば将来的に別の条件も 検討していくことを考えている。 ②同一業務の前回の契約金額から落札金額 ②例年同時期に行っている同内容の業務に の予想が立ち、5者は辞退したと聞いたが。 ついては過去の契約金額を調べやすいた め、結局は価格競争の中で太刀打ちできな いとなると、入札の前に業者が辞退してし まうということが起こり得る。 ③価格は前回よりも下がっているのか。 ③前回とまったく同内容の契約ではなく、 仕様書の内容も追加点が複数あるので、価 格自体は上がっている。 ○「退職金等口座振込業務」について ①他の金融機関が入札辞退した理由は。 ①外国送金に対応できないためである。 ②前回の契約も5年更新か。 ②システム改修に合せて調達を行ってお り、前回は3年更新である。前回はシステ ム会社と契約をしていたが、今回は金融機 関が独自サービスとして同業務を行うよう になっていたので、金融機関との直接契約 を行うこととした。 ③その結果費用を圧縮できたということ ③然り。 か。 ④金融機関に直接相見積もりを取って競争 ④今後はそのような方法を取りたい。 性を持たせれば、より適正な予定価格が設 定できてさらに落札価格を下げることもで きたと考えられる。 ○「林退共制度改正に伴う特退共システム のプログラム改修業務」について ①入札辞退をした理由は。 ①既存システムの改修であるため、既存シ ステムをまず精査しなければ入札価格が決 定できないが、落札できるか分からない業 務に対してかけられる人員がなかったため と聞いている。 ②落札率が 100%となった理由は。 ②落札業者が見積額と同額で入札してきた ためである。 ③予定価格の決定方法は。 ③見積額をそのまま予定価格としている。 ④それでは見積額が妥当か否かの検証がで ④システムに関する業務においては、仕様 きない。 書の内容についての検証は十分に行ってい るが、価格の妥当性については現行業者の 出す見積額に頼っている面がある。 ⑤既に現行システムを熟知している業者の ⑤制度改正の手続上の問題もあり、改修期 出す見積額を基準としてしまうと、他業者 間が短くなってしまったことからも新規参 の新規参入がしづらくなってしまう。 入がしづらい状況となってしまった。 ⑥新規参入を促す面からも、現行業者以外 ⑥システム関係の業務は印刷業務等のよう の業者からも見積額を提示していただくこ に単純なものではないため見積もりをする とは難しいのか。 にも費用がかかってしまうので複数者から の相見積もりを取ることは厳しい。 ⑦このままでは1者の応札が繰り返され、 ⑦一者応札とならないよう、どのようにす 最終的に独占のような状況に陥ってしま れば本件のようなシステム関係のもので い、現行業者が提出した価格を追認するだ も、既存業者以外の業者が参入しやすくな けになってしまう可能性がある。何とかこ るか、他の業者にもヒアリングしていると の状況から脱却するようにしていただきた ころである。 い。 ⑧仕様書を受け取りながら入札辞退をした ⑧1者については今後前向きに参入を検討 2者の今後の参入の見通しは。 いただけるが、1者については見積もり額 を算出するにも至っておらず、今後の参入 は見込めない。
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