第 12 回 B&G全国教育長会議 開催 か

No.BG15-076
2015 年 11 月 11 日
プレスリリース
ご掲載のお願い
公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G 財団)
「子供たちに平等な体験を~地域で考える子供の居場所づくり~」
第 12 回 B&G全国教育長会議 開催
日本財団助成事業
~43 道府県から 42 名の市町村教育長が参加~
B&G財団は 11 月 5 日(木)・6 日(金)
、東京都港区の日本財団ビルで「第 12 回B&G全国教
か
育長会議」を開催。全国から 42 名の市町村教育長を含む教育関係者 62 名が参加し、
「子供たち
に平等な体験を~地域で考える子供の居場所づくり~」をテーマに基調講演や事例発表、シンポ
ジウムなどを行いました。
62 名の参加者を集めて開催された本会議の様子
体験格差への取り組みを討論
初日はまず、現代社会における子供の変化や教育の在り様について多角的な研究を行っている明
石 要一 千葉大学名誉教授(文部科学省中央教育審議会委員)による基調講演「『放課後』ルネ
サンス 熱く遊べる場所・創出」を実施。明石教授は、
「タテ(親、学校)ヨコ(クラス、友だち)
に加え、従来はナナメ(いとこ、地域)の関係もあって子供たちの体験を豊かにした。現在はタテと
ヨコが強くなって世間が狭くなってしまったので、ナナメの関係を再構築していく必要がある」と訴
え、
「家風(家自慢)、校風(学校自慢)
、そして地域の色(地域の自慢)
」の2つの風、1つの色を出
し合うトライアングル構造で地域の子育てを進めたい」と説きました。
その後、明石教授の進行によって、すべての会議出席者が参加するシンポジウムを開催。海洋セ
ンターのプールで「障がい児水泳教室」を実施している岐阜県可児市や、児童の学習・体験格差
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の解消をめざしてさまざまな活動を地域で行う「学びの 21 世紀塾」を考案した大分県豊後高田
市が事例発表を行うなかで、
「障がい児の指導は難しいと思うが、どのようにして講師を探すの
か」
「学びの 21 世紀塾を実現するための決定はどのようにして行われたのか」といった、具体
的な質問や意見が交わされました。
写真左:基調講演を行う明石 要一 千葉大学名誉教授
写真右:「障がい児水泳教室の開催」と題して事例発表を行う 岐阜県可児市の篭橋 義朗 教育長
全国サミットに向けて提言を採択
2 日目には、
「B&G海洋センター所在自治体同士による交流事業」
(山形県舟形町・宮城県大郷
町)、
「すべての町民が集う カルチャー・スポーツ・レクリエーションの拠点づくり」(愛知県
東栄町)
、
「ふるさと郷育」
(島根県浜田市)の3つの事例発表を実施。子供たちの学習、体験格
差をなくす取り組みや、地域おこしの取り組みが紹介されました。
その後、文部科学省からも「社会が人を育み、人
が社会をつくる好環境~地域と学校の協働が作
る豊かな学びの場~」と題して同省の取り組みが
説明され、最後に「B&G全国教育長会議 提言」
を全会一致で採択し、全日程を終えました。
提言は 2016 年 1 月 26 日に開催される「B&G
全国サミット」首長会議に報告されます。
文科省の取り組みを説明する 下田 力
地域・学校支援推進室
室長補佐
第 12 回「B&G全国教育長会議」提言
全ての子供たちへの体験機会の提供
子供たちの健やかな成長に不可欠な自然での活動を、健常者や障がいのある子供たち誰もが分
け隔てなく体験する機会を積極的に提供しよう。
この件に関するお問い合わせは下記までお願いします。
B&G財団 広報課 持田(もちだ)
・美濃越(みのこし)
URL:http://www.bgf.or.jp 住所:東京都港区虎ノ門 3-4-10 虎ノ門 35 森ビル 9F
℡:03-6402-5312
E-mail:[email protected]
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補足資料
第 12 回B&G全国教育長会議の概要
日時:2015 年 11 月 5 日(木)~6 日(金)
場所:日本財団ビル 2 階大会議室(東京都港区赤坂 1-2-2)
参加者:B&G海洋センター所在地 43 道府県の市町村教育長 42 名を含む、教育関係者 62 名
■おもな会議内容
11 月 5 日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
役員改選(新任者)
副会長 宮城県大郷町 大友 正隆 教育長
基調講演「
『放課後』ルネサンス
熱く遊べる場所・創出」
千葉大学名誉教授 文部科学省中央教育審議会委員 明石要一様
シンポジウム
進行 明石 要一 様
事例発表「障がい児水泳教室の開催」
「学びの 21 世紀塾」
岐阜県可児市
篭橋 義朗 教育長
大分県豊後高田市
河野 潔
教育長
11 月 6 日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教育長事例発表
「海洋センター所在自治体同士による交流事業について」
山形県舟形町 齊藤 渉
教育長
宮城県大郷町 大友 正隆 教育長
「すべての町民が集う カルチャー・スポーツ・レクリエーションの拠点づくり」
愛知県東栄町 平松 伸一 教育長
「ふるさと郷育」
島根県浜田市 石本 一夫 教育長
文部科学省の取組みについて
「社会が人を育み、人が社会をつくる好環境~地域と学校の協働が作る豊かな学びの場~」
文部科学省生涯学習政策局
社会教育課
地域・学校支援推進室 室長補佐 下田 力 様
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