「話し合いの名人」になろう

年下
2
みんなできめよう
「話し合いの名人」になろう
グループで話し合って考えを一つにまとめる
●学習のねらい
◎互いの話を集中して聞き,話題に沿って話し合うことができる。話・聞(1)オ
●学習の流れ(全 6 時間)
第1次
(1 時間)
○「話し合いの名人」になるための学習の見通しをもつ。 A
第2次
(4 時間)
○話し合いで大切なことを考え,話し合いをする。
①教科書の話し合い例から,よいところを見つける。 D E
②話し合いの話題を決め,自分の考えをもつ。
③めあてを確認し,1 回目の話し合いをする。
④ 1 回目の話し合いを振り返り,2 回目の話し合いをする。
第3次
(1 時間)
○まとめをする。
B C
●「国語デジタル教科書」活用の具体例
第 1 次 「話し合いの名人」になるための学習の見通しをもつ。
学習のねらいである「話題に沿って話し合うために」は,自分の発言が話し合って決めることからそれないだけでな
く,相手の発言に対しても話し合って決めるという観点から発言することが必要となる。
そのために,教科書ビューの発言を吹き出しで隠したものを保存しておき( A ),吹き出しにどのような言葉が入る
「話し合っ
のかを理由をつけて発言させた。様々な意見が出たが,そこで移動機能で P.85,P.86 を見開きで表示( B )し,
て決めること」は何であったか(どのような楽器を使うか)を確認し,その話題からそれてはいけないことを促した。
同様に,③の吹き出しの内容を出した後,④に何が入るかを発言させた。ここでも,③で具体的な楽器が挙げられて
。
いないことに対して「どのような楽器を使うか」という観点で質問することの重要性を確認した( C )
児童
の
反応
教科書に話し合いの様子が書いてあるのを読むだけだと,「そんなものなのかなあ。
」と思うが,何が
入るのかを自分で考えた後に,なぜそれが入ると思ったのかをみんなで話し合うと納得していた。
2 年下○みんなできめよう■「話し合いの名人」になろう■ 1
使用画面
A
B
教科書ビュー:書き込みツール(枠+
背面,文字スタンプ)
教科書ビュー:移動機能,書き込みツー
ル(マーカー,枠+背面,文字スタンプ)
C
教科書ビュー:消しゴム機能
第 2 次① 教科書の話し合い例から,よいところを見つける。【やり取りの内容】
話し合いの CD でも,動画でも,そのまま聞かせたり見せたりするだけでは,なかなかそのねらいに気づけない子ど
ももいる。
デジタル教科書の活動動画には,教科書のやり取りプラスアルファが収録されている。そこで,活動動画の音声だけ
を視聴(画面を最小化して見えないようにした)させ( D ),教科書のやり取りと比べ,どのようなやり取りがあり,
どう感じ方が変わるかを検討させた。
子どもたちは非常に集中して聞くことができ,
「自分がどう思うかを相手に伝えると,発言しやすくなるからよいと
思った。」や「相手に楽しそうになりそうとか言ってもらえると,もっと言いたくなるからよいと思った。」などの意見
が出され,話し合い活動が活性化した。
児童
の
反応
使用画面
「どこが違うか」,
「それで何が違ってくるか」を考えながら聞くと,よく聞かなきゃいけないなって思っ
たし,ただ聞いているだけじゃなくて,自分がやっている活動をイメージしながら聞けた。
D
最小化ボタン
参考ワークシート:動画(画面最小化)
2 年下○みんなできめよう■「話し合いの名人」になろう■ 2
第 2 次① 教科書の話し合い例から,よいところを見つける。【マナー・態度】
この時点で子どもたちは,音声情報を何度か聞いている。また本教材は,話し合いのしかたを,マナーや態度も含め
て理解する初めての教材である。
そこで,次は音声情報と音声情報の原稿を渡し,話し合い活動の練習を行った後,デジタル教科書で動画を見せ( E ),
その違いはどこにあるか,また,その違いによって何が変わるかを検討させた。
音声情報だけでなく,動画になると子どもたちの食いつきが違う。子どもたちの学習意欲が高まっただけでなく,聞
き手の姿勢や視線,手の動きにまで気づく子どもも多く,子どもたちの技能の向上を実感した。
児童
の
反応
自分と同じくらいの子どもが活動しているのを見ると,やっぱり集中して見ちゃうし,「いいところ
をいっぱい真似してやろう !」って思った。
使用画面
授業をした感想
E
参考ワークシート:動画
「話す・聞く」の学習は,モデルづくりが難しい。特に,2 年生の段階では,教師の説明
よりも,実際に見せることが最もよい手立てとなり得る。この点をクリアしてくれるのが,
デジタル教科書のイメージ動画だと思う。他の「話す ・ 聞く」の単元においても,動画が用意されており,こ
れらも活用している。また,このような教材を教室に設置された視聴覚機器で手早く扱える点もよい。
その他,本授業以外ではあるが,
「どうぶつ園のじゅうい」の飼育員の仕事や「スーホの白い馬」の馬頭琴の
演奏の動画は,子どもたちとともに興味深く視聴することができた。帰りの会のときに馬頭琴の演奏を流すと,
「一日の疲れが癒やされるね。
」とうっとりしていた子どももいて,ほほえましかった。
2 年下○みんなできめよう■「話し合いの名人」になろう■ 3