タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛だ 「よい準備がなけれ

さいたま市立八王子中学校
学校通信
№ 4
平成27年7月1日(水)
タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛だ
校
長 坂田 真澄
早いもので1学期の登校も残すところ12日となりました。学校の正門ではクチナシの花が甘い
芳香を漂わせ、昇降口前のプランターでは、PTA環境安全部の皆様が植えてくださった、マリー
ゴールド、ラベンダー、ペチュニア、ニチニチソウ、ゼラニウム等の花が色鮮やかに咲き、夏の訪
れを感じさせてくれます。
「よい準備がなければ、よい試合はできない」
5月30日から6月5日を中心として、3年生にとって部活動にお
ける最後の公式戦、学校総合体育大会さいたま市予選会が行われまし
た。本校の生徒は、大会前の壮行会で話した通り「最後まで全力を尽
くす」
「チームメイトが苦しい時こそ応援する」を実践し、実にすがす
がしい戦いぶりでした。
今回、団体種目で県大会出場を果たしたのは、優勝した男子バスケ
ットボール部です。当部は、日々の練習で地道に技能を磨き、対戦相
手を綿密に分析し、攻守の戦術を用意しました。試合の多様な場面を
想定して作戦や心構えを確認していました。勝利には、相応の裏付け
があったのです。このほか、個人種目では、硬式テニスが関東大会、
陸上競技で2名の生徒が全国大会への出場を決めました。これも日々
の練習で、自分の技と力を高め、大会に向けたコンディションを調整
し、当日に十分な力を発揮するように備えた結果です。おめでとうご
ざいます。
体育館にかかっている懸垂幕
もちろん勝負は時の運です。いくつかの部活動において、その差は、
紙一重でした。しかし、ここで学ぶべきは、
「試合のように練習し、練習のように試合をする」
(練
習は、試合を想定し、同じように行う)
。これは、そのまま勉強や入学試験に当てはまります。今
回の経験を1・2年生は新人体育大会に、3年生は進路選択等に生かすよう願っています。
子どもは
学校で学び
家庭でしつけ
地域で育つ
夏休みの成長に期待
6月11日に「学校評議員連絡会」を開催しました。この制度は、「学校が保護者や地域住民の
意向を把握するとともに、その協力を得て、子どもたちの健やかな成長を図り、地域に開かれた学
校運営を推進する」という趣旨で始まったものです。当日は、本年度の学校経営方針等について説
明した後、授業の様子を参観していただきました。
「子どもたちが明るく、素直に育っている」
「多
くの授業で生徒は真剣に授業を受けている。」などお褒めの言葉をいただきました。また、
「登校の
状況は全体的落ち着いている」
「生徒からあいさつの声が返ってくる」
「下校途中さわがしくしてい
た生徒を注意した」など、地域の皆様が生徒を見守ってくださることを実感し、大変ありがたく思
いました。
これから始まる夏休みは、普段体験できないことにチャレンジできる貴重な機会です。自然や人、
本、地域とふれあうととともに、学習や部活動に目標を決めて、全力で取り組みましょう。御家庭
では、そんな子どもたちの姿を見守り、認め、励ます働きかけをお願いします。この積み重ねが、
やがて学習意欲や社会性の向上という形で結実するはずです。
最後になりましたが、保護者、地域の皆様の御支援、御協力のおかげで今学期が無事終了できま
すことに心から御礼を申し上げます。