高速道路網の整備(圏央道・北関東道)が管内経済に

高速道路網の整備(圏央道・北関東道)が管内経済に与える影響等について
関東財務局
1.圏央道 ~ 6つの高速道と連結、Eコマースに対応した大型物流施設の建設等が続き、雇用拡大効果も ~
 圏央道は、都心から半径40~60㎞に位置し、首都圏3環状道路(※)の最外殻を形成する延長約300㎞の高速道路。平成26年度には、環状西側部分で東名高
速道路、中央高速道路、関越道路と連結し、都心の渋滞を回避してのモノの流れが加速。
※
 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
 大消費地である首都圏を控え、圏央道周辺地域では、利便性等を活かした物流施設の建設や企業の移転の動きが続いている。
 首都高速中央環状線(中央環状線)
 平成27年度には、東北自動車道、常磐自動車道との接続も予定されており、こうした動きの更なる拡大が見込まれる。
 東京外かく環状道路(外環道)
物流システムの変革により、施設は大規模・高機能化へ
圏央道と接続高速道
H27年度
開通予定
境古河IC
H27年度
開通予定
最近の物流施設
旧来型の倉庫
つくば中央IC
「保管」から
「総合物流」へ
鶴ヶ島JCT
3PL概念図
生
産
・
販
売
に
集
中
大型、IT化した「総合物流拠点」
不動産業者が建設し3PL業者等が賃借。
カフェテリアや休憩スペースを完備。
ソーラーパネル設置など環境にも配慮
BCPの観点から、免震機能も備える。
(出所:国土交通省HPから当局作成)
<市場志向型の商品づくり、販売ネットワークの合理化、
顧客サービスの徹底等>
八王子JCT
物
流
保管
流通加工
相模原IC
大井
JCT
東名道
相模原愛川IC
これらを支える情報産業
自ら実施手段を提供/実施手段を他から調達
事
業
中
東関道
成田空港
松尾横芝IC
千葉県
中央環状線
東金JCT
神奈川県
海老名JCT
新東名
第
三
京
浜
湾
岸
道
路
東関道
横
横
道
東京湾
釜利谷JCT
相模湾
運送
高谷JCT
大橋JCT
効率的な物流拠点
運送
大栄JCT
東名JCT
藤沢IC
最も効率的な物流戦略の企画立案及び物
流システムの構築の提案
東京都
中央JCT
中央道
3PL事業者に包括委託
物
流
・
流
通
加
工
の
ア
ウ
ト
ソ
ー
シ
ン
グ
茨城県
大泉JCT
事
業
中
海老名IC
小売・消費者
常磐道
外環道
三郷南IC
商
流
企業
圏央道
関越道
出所:GLP投資法人HP
•
•
•
•
•
つくばJCT
東北道
埼玉県
• 「保管」が主用
途
• 倉庫業者、荷主
企業等による自
社保有が主流。
久喜白岡JCT
白岡
菖蒲
IC
桶川
北本
IC
太平洋
木更津JCT
出所:関東地方整備局HPほかから当局作成
印:圏央道沿線の大規模物流施設
物流関連企業の声
A社(物流業)
 東日本大震災以降、物流施設を内陸に集める傾向が高く
なり、整備が進んでいる圏央道沿線では特に活発である。
 東名・中央・関越・東北など各方面からの物資は個別に
扱っていたが、圏央道延伸により集約が可能になった。
B社(物流施設開発)
 圏央道周辺では物流施設の整備が進んでいるが、元々首
都圏という大消費地を抱えることに加え、圏央道の延伸に
より物流面の能力は飛躍的に上がっている。引き合いは
依然として多く、今後も開発を進めていく。
2. 北関東自動車道 ~ ものづくりの拠点として企業立地が活発化、陸から海への新たなルートにも ~




北関東自動車道は、都心から100~150㎞圏に位置し、群馬県高崎市から栃木県を経て、茨城県ひたちなか市を結ぶ延長約150㎞の高速道路。
平成5年から建設工事を開始。平成12年に一部開通後、段階的に開通が進み、平成23年に全線開通。
北関東3県を東西に結ぶとともに、関越道、東北道、常磐道を連結し、陸から海(常陸那珂港)に至る広域ネットワークを形成する。
こうした立地を活かし、北関東3県の企業立地件数は全国トップ3を独占。常陸那珂港を新たな輸出港にする動きも。
出所:NEXCO東日本HPから当局作成
印:北関道付近の分譲中の主な工業団地
北関東自動車道
関越道
群馬県
東北道
栃木県
群馬県
栃木県
常磐道
茨城県
宇都宮上三川IC
茨城県
②D社
埼玉県
栃木都賀JCT
伊勢崎IC
千葉県
東京都
壬生IC
①C社
足利IC
水戸IC
ひたちなかIC
高崎JCT
大田桐生IC
岩舟JCT
常
陸
那
珂
港
友部JCT
③E社
神奈川県
圏央道
茨城空港北IC
出所:関東地方整備局HP
• 北関東3県の工場立地件数は全国トップ3を独占。輸出の利便性にも考慮。
企業の声
(参考)通行台数は増加を続ける
工場立地件数(26年)
(万台)
① C社(建設機械)
 北関東自動車道の整備及び常陸那珂港に隣接する輸出の利便性を考
慮し、県外から工場移転した。
② D社(精密機械)
 壬生IC(栃木県)近くに新工場建設する。本社は県外にあるが、圏央道
の開通もあってアクセスは良好。
全国順位
1位
茨城県
件数
237件
8.5
8.0
7.5
7.0
6.5
6.0
22年度
7.7
7.3
23年度
24年度
8.0
25年度
出所:NEXCO東日本
2位
群馬県
(参考)外国貿易船の入港は増加
153件
500
③ E社(自動車製造)
 輸出が好調で、これまで輸出港としている京浜港で賄いきれなくなってき
たことから、新たな輸出港として茨城港常陸那珂港区の利用を計画。
 北関東自動車道を使えば従来と比べ2時間の短縮が可能。
6.8
通行台数(一日当たり)
3位
栃木県
常陸那珂港
(隻)
414
141件
354
431
430
25年
26年
232
0
工場立地動向調査(電気業含む)
出所:経済産業省
22年
23年
24年
出所:横浜税関