心と体を一体としてとらえる 本日10月21日(水)ロードレース大会を実施しました。9月上旬から体育の授業で走り込 みを重ね、本日を迎えました。秋晴れのもと、生徒はそれぞれの目標をもって、長い距離を走っ てくれました。 高等学校学習指導要領の保健体育の目標には次のように書かれています。 心と体を一体としてとらえ,健康・安全や運動についての理解と運動の合理的,計画的な実 践を通して,生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する資質や能力を育てるとともに健 康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り,明るく豊かで活力ある生活を営む態 度を育てる。 「心と体を一体としてとらえる?」 昔から心と体を一体にとらえる考え方は、東洋では古来「心身一如」 「身心一如」 (シンシン-イ チニョ)という概念があり、心と身体は切っても切り離せない、表裏一体のものであるとされて きました。わが国では「身(み) 」という言葉があり、心や身体という概念を超えた統合体として とらえられています。 学習指導要領でいう「心と体を一体としてとらえ」とは、生徒の心身ともに健全な発達を促す ためには、心と体を一体としてとらえた指導が重要であることから、心と体の発達の状態を踏ま えて、運動による心と体への効果や健康、特に心の健康が運動と密接に関連していることなどを 理解することの大切さを示したものです。そのためには、 「体ほぐしの運動」など具体的な活動を 通して、心と体が深くかかわっていることを体得するよう「精神の健康」などの内容との関連を 図って指導することが必要であるとされています。本校では、このロードレースは『自分の体力 や体調を考え、目標を設定し、自分のペースで走りきる。苦しいときに自らを奮い立たせ、仲間 と声をかけ合うことで力を出す。そして、完走したことの爽快感・達成感を味わう』として取り 組んでいます。 (保健体育科:中村教諭の話です) 以前は、関門を設け、規定時刻にその関門を通過できないと、強制終了していたようですが、 走る距離と自己の体力・運動能力を総合的に考え、セルフコントロール・自己管理しながら走り きることに主眼をおいているのも、心身の発達を目指した長距離走になるのでしょう。 「心と体は表裏一体」とか「健全なる精神は健全なる体に宿る」ということわざもありますし、 授業でやる気満々の時は、背筋も伸びて姿勢も良くなりますので、これもうなづけます。 女子スタート 女子 優勝 男子 スタート 男子 優勝
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