受注機会増大のための共同企業体に対する建設工事の発注取扱要綱 昭和57年4月30日施行 平成3年2月15日改正 平成6年11月1日改正 平成13年7月30日改正 平成14年3月27日改正 平成26年12月19日改正 (26水経契第664号) 1 共同企業体の性格及び目的 この共同企業体は、建設省方式による甲型の共同企業体であるが、共同企業体を構成す る企業者(以下「構成員」という)の能力を合算し、上位の工事を受注させるためのいわ ゆる能力増強型の共同企業体ではなく、原則として、大企業者(中小企業者以外の者を言 う。以下同じ。 )と中小企業者(中小企業基本法( 昭和38年法律第154号)第2条第 1号に該当する者をいう。以下同じ。)間で共同企業体を結成させ、工事を受注させること により業者間、とりわけ中小企業者の受注機会の増大を図るためのいわゆる工事分配型の 共同企業体である。 2 対象工事 水道局において競争入札の方法により発注する工事で、予定価格が土木工事にあっては 5億円以上、建築工事にあっては6億円以上、設備工事にあっては2億5千万円以上及び その他の工事にあっては1億5千万円以上のものとする。ただし、政府調達協定の適用を 受ける工事及び局長が特に必要があると認める工事は、対象工事から除外する。 3 共同企業体の結成 共同企業体の構成に当たっては、原則として、大企業者を代表者、中小企業者を代表者 以外の構成員とし、申込みを希望する業者は、事前に共同企業体を自主結成し、申込みを 行う。 申込時に提出する書類は、工事希望票兼予定監理技術者等調書( 以下「希望票」とい う。 )、建設工事共同請負入札参加資格審査申込書、建設共同企業体協定書、構成員から代 表者に対する委任状等とし、希望票については、構成員がそれぞれ提出するものとする。 共同企業体の出資比率については、代表者は代表者以外の構成員の出資比率を下回って はならない。また、出資比率の最小限度基準は30パーセント以上とする。 提出された書類により入札参加資格審査を行い、適格と認めた共同企業体について指名 選定または資格確認を行う。 なお、大企業者とは、資本金3億円を超え、かつ従業員数300人を超える者であり、 中小企業者とは資本金が3億円以下又は従業員数300人以下の者である。 4 指名競争入札における指名選定 指名選定に当たっては共同企業体として取り扱い、原則として共同企業体の代表者の実 際、成績等により選定を行う。指名する共同企業体には、構成員のうちの資格最上位の業 者と同一の資格を与える。 共同企業体の構成員は、同一の案件において他の共同企業体の構成員又は事業協同組合 の施工予定人となることはできない。 また、構成員が別の発注工事に指名されている場合又は指名を予定している場合、共同 企業体としての申込みは失効として取り扱う。 5 一般競争入札における資格確認 資格確認に当たっては共同企業体として取り扱う。資格確認の結果、入札参加資格を認 める共同企業体には、構成員のうち資格最上位の業者と同一の資格を与える。 共同企業体の構成員は、同一の案件において他の共同企業体の構成員又は事業協同組合 の施工予定人となることはできない。 6 共同企業体の選定数 (1) 指名競争入札を適用する工事については、10者の共同企業体を選定する。ただ し、希望申込共同企業体数(以下「希望者数。」という)が20者を超えた者は、 希望者数の2分の1 とする( 小数点以下の端数は切り上げる。)。また、希望者数 が10者に満たない場合はこの限りではない。 (2) 一般競争入札を適用する工事については、入札参加資格を認めた共同企業体全者 を対象とする。 7 契約保証金 構成員のうちに、契約保証金を免除できる業者がある場合は、共同企業体においてこれ を免除する。 8 その他 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定めるものとする。 附則 この要綱は、平成6年11月1日から施行する。 附則 この要綱は、平成13年8月1日から施行する。 附則 この要綱は、平成14年4月1日から施行する。 附則 この要綱は、平成27年4月1日以後、公告等を行う入札から適用する。
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